香川ぴっぴ通信 第173号 2023(令和5)年3月1日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【ひとこと】
・畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)の交付単価等の改定について……総括農政業務管理官 小田 則明 - 2【お知らせ】
・消費税インボイス制度説明会(オンライン)が開催されます!
・「つなぐ棚田遺産」感謝状贈呈企業等の選定について
・「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しの検討について
・鳥インフルエンザ及び豚熱等の監視体制の強化について
・令和5年度農林水産予算概算決定の概要について
・令和4年度第2次補正予算が成立しました
・肥料価格高騰対策について
・「人・農地など関連施策の見直し」について
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
- 3【ディスカバー農山漁村(むら)の宝】
- 4【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 5【AFFクイズ】
- 6【コラム】
・寒さを乗り切るために……行政専門員 渡邊
1【ひとこと】
★畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)の交付単価等の改定について
総括農政業務管理官 小田 則明
畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)の交付単価は3年ごとに単価改定を行っており、令和5年産~令和7年産の数量払の交付単価が変更になりますのでご留意ください。
また、令和5年産から、数量払の交付単価が消費税の「免税事業者向け単価」と「課税事業者向け単価」に分かれ、「免税事業者の方」は、5年度の交付申請から、税務署の受付印が押印された2年前の確定申告書等の提出が必要となります(収入・売上げが1千万円以下であることを確認するため。)。
2年前の確定申告書類に税務署の受付印がない場合や書類を紛失した場合は、「マイナンバーカードがある方」は、お手持ちのパソコンやスマートフォンを利用してe-Taxから確定申告等のPDFファイルを取得し、ダウンロード・印刷の上その写しを提出してください。「マイナンバーカードが無いなどe-Taxが利用できない方」は、確定申告を行った税務署で再発行手続きを行っていただき、再発行されたものの写しを提出してください。
なお、免税事業者向け単価適用の要件を満たしていることが確認できない場合は、課税事業者向け単価で交付金をお支払いすることとなりますので、ご承知ください。
詳細については、以下のリンク先をご覧ください。
・畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)の交付単価(令和5~7年産)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisaku_tokatu/antei/attach/pdf/keiei_antei-121.pdf (PDF: 818KB)
・ゲタ対策の交付単価が免税事業者向けと課税事業者向けに分かれます。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisaku_tokatu/antei/attach/pdf/keiei_antei-151.pdf (PDF:450KB)
2【お知らせ】
★消費税インボイス制度説明会(オンライン)が開催されます!
令和5年10月1日から消費税の適格請求書等保存方式(インボイス制度)が導入されます。
中国四国農政局では、農業関係者・流通事業者等の方々に制度を十分理解していただき、制度導入に向けての準備や対応を円滑に行っていただけるよう、令和5年度税制改正の情報等も含めてオンライン説明会を開催しますので、ご関心のある方は是非ご参加ください。
日時:1回目 令和5年3月16日(木曜日)13時30分~15時00分
2回目 令和5年3月17日(金曜日)13時30分~15時00分
(各回とも説明内容は同じです。)
開催方法:Webexによるオンライン開催 (各回先着1,000名)
申込期限:令和5年3月14日(火曜日)12時00分
なお、令和5年度税制改正の大綱において、インボイス制度について負担軽減措置が講じられることになりました。また、令和4年度補正予算で各種補助金が拡充されました。
・説明会については、こちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/kikaku/230217.html
・支援措置についてはこちら(財務省ホームページ)
リーフレット「インボイス制度、支援措置があるって本当!?」
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/invoice.pdf (PDF:690KB)
・国税庁のインボイス制度特設サイトは、こちらをご覧ください。(国税庁ホームページ)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm
★「つなぐ棚田遺産」感謝状贈呈企業等の選定について
「つなぐ棚田遺産」感謝状とは、棚田地域における多様な主体との連携や協力を促進することを目的として、棚田地域の振興等に貢献する企業・大学等の取組を評価し、優れた取組を実施する企業等に「未来へつなぐ」部門、「人と人とをつなぐ」部門、「クリエイティブ」部門の3つの部門に分けて感謝状を贈呈する取組です。
また、特に優れた取組を実施する企業等には特別感謝状が贈呈されることになっており、小豆島町の「タケサンフーズ株式会社」がクリエイティブ部門で選定されました。
この感謝状贈呈式は、令和5年3月9日(木曜日)14時00分からインターネットによるライブ配信が行われますので、ご関心のある方は是非ご覧ください。
(ライブ配信は事前申込制となっています。希望される方は、3月7日(火曜日) 17時までにお申し込みください。)
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/nousin/tanada/kansyajyosentei.html
・感謝状贈呈式(ライブ配信)の申し込みはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/nousin/tanada/kansyajyozotei.html
★「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しの検討について
令和4年9月29日に開催された食料・農業・農村政策審議会において、農林水産大臣から審議会に対し、食料・農業・農村基本法の検証・見直しの検討について諮問が行われるとともに、基本法検証部会が設置されました。
基本法検証部会は10月18日に第1回が開催された後、月2回程度のペースで開催され、食料の安定供給の確保(食料安全保障、輸出促進を含む。)、農業の持続的な発展、農村の振興、多面的機能の発揮の各テーマごとに、有識者ヒアリング、施策の検証、意見交換等が実施されています。
国民各界各層からご意見を幅広く伺いつつ、令和5年度中の改正案の国会提出も視野に、検証・検討が加速化される予定です。
・食料・農業・農村政策審議会については、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/index.html
★鳥インフルエンザ及び豚熱等の監視体制の強化について
令和4年11月1日に香川県内の養鶏場において、今シーズン国内3例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されて以降、11月22日、23日、12月11日にも確認され、まん延防止のため防疫措置が行われました。国内でも相次いで発生しており、本病に対する厳重な警戒が必要です。
また、令和5年1月4日、坂出市において豚熱に感染した野生イノシシが発見されるなど、飼養豚への豚熱感染リスクが高まっています。
このため、飼養者の皆様におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。万が一、飼養する家きん及び豚の異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/inf/index.html
★令和5年度農林水産予算概算決定の概要について
令和4年12月23日に閣議決定された令和5年度予算案において、農林水産関係は総額2兆2,683億円を措置しています。
「食料安全保障の強化に向けた構造転換対策」、「生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施、需要拡大の推進」、「2030年輸出5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化」、「環境負荷低減に資する「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた政策の推進」など、11項目を重点事項としています。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r5kettei.html
★令和4年度第2次補正予算が成立しました
令和4年12月2日、令和4年度第2次補正予算が成立しました。農林水産関係予算の重点事項は、「1 物価高騰等の影響緩和対策」「2 食料安全保障の強化に向けた構造転換対策」「3「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づく施策の実施」「4 持続可能な成長に向けた農林水産施策の推進」「5 防災・減災、国土強靱化と災害復旧等の推進」の5項目です。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r4hosei.html
★肥料価格高騰対策について
世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇に加え、ロシアによるウクライナ侵略等の影響により、化学肥料原料の国際価格が大幅に上昇し、肥料価格が急騰しています。
海外原料に依存している化学肥料の低減や堆肥等の国内資源の活用等の取組を行う農業者に対し、肥料コスト上昇分の一部を支援することを通じて、農業経営への影響を緩和する対策を行っています。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/220729.html
★「人・農地など関連施策の見直し」について
農業者の減少の加速化が見込まれる中、生産の効率化やスマート農業の展開等を通じた農業の成長産業化に向け、分散錯圃の状況を解消し、農地の集約化等を進めるとともに、人の確保・育成を図る措置を講じることが必要であることから、農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律が令和4年5月に成立しました。
この法律では、地域の農業者等による話合いを踏まえ、将来の農業の在り方等を定めた地域計画の策定や、地域計画の達成に向けた農地の集約化等の推進への支援等の措置を講じることとしています。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/chiiki_keikaku.html
★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。
このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。
新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。
・詳しくは、こちら(NOSAI香川ホームページ)
http://nosai-kagawa.jp/
3【ディスカバー農山漁村(むら)の宝】
農林水産省は「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国に発信する取組を行っています。
中国四国農政局管内では、これまでも多数の地区から応募があり、優良事例が選定されましたが、選定には至らなかったもののすばらしい取組が各地で行われています。
このため、中国四国農政局では選定された地区だけでなく、選定に至らなかった多くの地区を応援するため、中国四国応援プロジェクトを実施しております。また、取組情報の発信による横展開を図るため、取組事例集を作成していますので是非ご覧ください。
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/nouson/kaseika/discover.html
4【報道発表資料】
★農林水産省の報道発表
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/index.html
★中国四国農政局の報道発表
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html
5【AFFクイズ】
★今回のクイズは、岩黒島について出題します。
瀬戸大橋が架かる島の一つ、坂出市の岩黒島は、島を構成する岩石の色が黒っぽい色をしていることからこの名が付いたと言われています。この岩はなんと言うでしょう。
(1) 閃緑岩 (2)安山岩(3)火成岩
(解答は次号)
★前回のクイズは、「香川県出身の水産家、野網和三郎氏は、昭和3年に世界初のハマチ養殖を成功させました。さて、どこにある池で養殖を始めたのでしょうか?」でした。お分かりになったでしょうか。
正解は、(2)東かがわ市でした。野網和三郎氏は、東かがわ市にある安戸池で魚類養殖試験を始め、試験開始後、わずか2年目にしてハマチ養殖を成功させました。
この安戸池には、餌やり体験などができる観光施設もありますので、一度出かけてみてはいかがでしょうか。
6【コラム】
★寒さを乗り切るために
1月末の寒波は、強風を伴い高松市の信号をも壊してしまう勢いでした。
まだまだ寒い日が続きますが、私はとにかく寒いのが苦手です。
どうにかして冬を乗り切ることを考えて過ごしていますが、これと言って良い方法もなく、「カイロ」、「シャツの3枚重ね着」、「厚めのタイツ」などで毎年寒い季節を耐えています。
そのほかは、昼に外で食べる「かまあげうどん」、休みの日は近くの図書館で読書の「ふり」などです。
皆さん、何か良い方法があれば教えてください。
行政専門員 渡邊
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◆農業競争力強化プログラム
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