香川ぴっぴ通信 第186号 2023(令和5)年9月19日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【今月のひとこと】
・20数年ぶりに……地方参事官 朝倉 博文 - 2【お知らせ】
・2023年漁業センサスにご協力をお願いします
・ 令和6年度農林水産予算概算要求について
・推しの831(やさい)料理をご紹介します!
・農業女子プロジェクト10周年を契機に女性活躍を推進するイベントや研修会を募集します!
・令和5年度 第1回 中国四国地域産地向けセミナー~みどりネットワーク会議~が開催されます!
・災害への備えは万全ですか?
・令和5年秋の農作業安全確認運動の実施について
・みどりの食料システム法について
・「熱中症対策強化期間」について
・豚熱の監視体制の強化について
・「令和5年度病害虫発生予報第7号」について
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
- 3【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 4【AFFクイズ】
- 5【コラム】
・橋、はし、ばし……農政推進官 直井
1【今月のひとこと】
★20数年ぶりに・・・
地方参事官 朝倉 博文
この度、農林水産省は、農政の憲法である「食料・農業・農村基本法」を20数年ぶりに改正します。1999年に現在の基本法が制定され約20年が経過したわけですが、その間、農業従事者の減少・高齢化、農村・集落の衰退などの農業構造の変遷に伴う農業を支える力の減退が懸念される状態が続く中、総人口が減少に転じ国内市場の縮小が避けがたい課題となっています。
加えて国際的には、世界人口の増加や異常気象の頻発化などに伴う食料生産・供給の不安定化や穀物・生産資材価格の高騰が続く状況が懸念されています。
こうした課題や情勢の変化を踏まえ、令和4年9月に設置された「食料農業農村政策審議会基本法検証部会」において検証・議論を重ね、令和5年9月11日に取りまとめられた主要施策等の見直しの方向性<1.国民一人一人の食料安全保障の確立、2.持続可能な農業・食品産業への転換、3.生産性の高い農業経営の育成・確保、4.農村集落機能の維持>に基づき、法改正を行っていくこととしています。
2【お知らせ】
★2023年漁業センサスにご協力をお願いします
農林水産省は、令和5年11月1日現在(流通加工調査は令和6年1月1日現在)で「2023年漁業センサス」を実施します。「漁業センサス」は、我が国漁業の生産構造、就業構造を明らかにするとともに、漁村、水産物流通・加工業などの漁業をとりまく実態と変化を総合的に把握することを目的に、統計法に基づいて5年ごとに行う大規模な調査です。
10月中旬から調査員が海面漁業関係者の方々を訪問しますので、調査票に漁業の操業状況などの記入をお願いします。
また、内水面漁業関係者の方々には10月上旬、冷凍・冷蔵、水産加工場関係者の方々には12月中旬に調査票が郵送されますので、漁業や水産加工場の操業状況などの記入をお願いします。
なお、スマートフォン等を利用したオンラインでの回答も可能です。回答内容は、統計を作成するためだけに使われます。統計調査員や調査関係者が、調査内容を他に漏らしたり、課税等その他の目的に使用することは法律で厳しく禁じられています。
「漁業センサス」は、漁業の現状を知り将来を考えるための大切な調査です。ご協力をお願いします。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/census/fc/2023fc/cp.html
★令和6年度農林水産予算概算要求について
農林水産省は、令和5年8月31日、令和6年度農林水産予算概算要求を取りまとめました。
「食料・農業・農村政策の新たな展開方向」を踏まえ、食料安全保障の強化、環境対応、人口減少への対応の3本柱を中心に、新しい資本主義の下、若者や意欲ある農林水産業者が夢を持って農林水産業に取り組めるような環境整備、元気で豊かな農山漁村の次世代への継承等を実現するための農林水産予算を要求しています。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r6yokyu.html
★推しの831(やさい)料理をご紹介します!
皆さん、野菜をしっかり食べていますか?
大人一人当たりの野菜摂取目標量は、1日350グラム以上とされていますが、現状は平均280グラム程度で足りていません。
そこで、野菜をたくさん食べていただけるよう、中国四国農政局の職員が野菜の魅力たっぷり!イチ推しの野菜料理をご紹介します。
皆さんのお気に入りの一品を見つけていただき、この機会に是非たくさんの野菜料理を食べてみませんか!
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/seisan/vegetable/syouhi/osi831_2023.html
★農業女子プロジェクト10周年を契機に女性活躍を推進するイベントや研修会を募集します!
農林水産省が取り組む「農業女子プロジェクト」は、社会での女性農業者の存在感を高めることを目的として、平成25年(2013年)に設立され、本年11月に10周年を迎えます。このたび、農業女子プロジェクト10周年を契機として、全国の女性活躍を推進するイベントや研修会を広く募集し、特設webサイトで紹介します。
募集締切:令和5年11月30日(木曜日)
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/kourei/230831.html
★令和5年度 第1回 中国四国地域産地向けセミナー~みどりネットワーク会議~が開催されます!
中国四国農政局は、農研機構西日本農業研究センターとの共催により「令和5年度中国四国地域産地向けセミナー~みどり技術ネットワーク会議~」を開催します。
今年度、全4回の開催を予定しており、その第1回セミナーが令和5年9月29日に開催されますので是非ご参加ください。
第1回セミナー申込期限:令和5年9月27日(水曜日)
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/se_kankyo/230914.html
★災害への備えは万全ですか?
大雨、洪水、暴風、高潮などの災害が発生しやすい台風シーズンを迎えていますが、これら災害への備えは万全ですか?
近年は、日本各地において、短時間に狭い範囲で非常に激しく降る雨が頻発しており、農林水産関係の被害額も増加傾向にあることから、農林水産省では、農業者が自ら自然災害等への備えに取り組みやすくなるよう、耕種、園芸、畜産の3パターンについて、「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」と「農業版BCP(事業継続計画書)」をホームページに掲載しています。
積極的にご活用いただき、今後の自然災害等への備えを進めていきましょう。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/maff_bcp.html
★令和5年秋の農作業安全確認運動の実施について
農林水産省は、農作業死亡事故を減少させるため、9月から10月までを農作業安全対策の重点期間として、「令和5年秋の農作業安全確認運動」を実施しています。令和5年秋の重点推進テーマは、春に引き続き「徹底しよう!農業機械の転落・転倒対策」です。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/
★みどりの食料システム法について
環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(みどりの食料システム法)が成立し、令和4年7月1日に施行されました。
この法律は、農林漁業及び食品産業の持続的な発展等を図るため、環境と調和のとれた食料システムの確立に関する基本理念等を定めるとともに、農林漁業に由来する環境への負荷の低減を図るために行う事業活動等に関する認定制度の創設等の措置を講じるものです。
また、この法律に基づく計画の認定を受け、化学肥料・化学農薬の使用低減に必要となる設備を導入した場合に、所得税・法人税の特別償却の摘要が受けられますので、ご関心のある方は以下の資料をご覧ください。
さらに、環境負荷の低減に取り組む農林漁業者に役立つ技術の提供を行う機械・資材メーカー等の事業計画(基盤確立事業実施計画)については、令和5年9月8日に4事業者が認定され、計55事業者となりました。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/houritsu.html
(基盤確立事業実施計画に関する情報)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/midorihou_kibann.html
・「みどりの食料システム戦略」に関連する資料は、こちらにまとめています。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html
★「熱中症対策強化期間」について
農林水産省は、農作業における熱中症対策を推進していくため、農作業安全確認運動の一環として、5~9月を「熱中症対策強化期間」と位置づけ、熱中症予防に向けた活動を展開しています。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
熱中症対策に関する情報(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/nechu.html
★豚熱の監視体制の強化について
豚の飼養者の皆様におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。万が一、飼養する豚に異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
(豚熱(CSF)に関する情報)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/kobetsu/butanetsu_jouhou.html
★「令和5年度病害虫発生予報第7号」について
令和5年9月13日、農林水産省は「令和5年度病害虫発生予報第7号」を発表しました。
斑点米カメムシ類の発生が、四国の一部の地域で多くなると予想されています。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/230913.html
★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。
このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。
新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。
・詳しくはこちら(NOSAI香川ホームページ)
http://nosai-kagawa.jp/
3【報道発表資料】
★農林水産省の報道発表
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/index.html
★中国四国農政局の報道発表
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html
4【AFFクイズ】
★今回のクイズは、放魚祭について出題します。
本年9月5日、3年ぶりに観音寺市内において第52回放魚祭が行われました。
放魚祭は県民への稚魚愛護の啓発と水産資源の保護培養を図ることを目的に、県内5地区の持ち回りで開催されています。
さて、この放魚祭では、観音寺港で稚魚の放流が行われましたが、放流された魚のうちタケノコメバル、メバルとあと1種類は何だったでしょう?
(1) ヒラメ (2)カレイ(3)はまち
(解答は次号)
★前回のクイズは、「農林水産省が公表した「令和4年産キウイフルーツの結果樹面積、10アール当たり収量、収穫量及び出荷量」によると、香川県の収穫量は何トンだったでしょうか?」でした。おわかりになったでしょうか。
正解は(3)557トンでした。令和4年産は結果樹面積が減少したことから昨年に比べ減少しています。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ) https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kajyu/kiwi/r4/index.html
5【コラム】
★橋、はし、ばし
河川に架かる橋の名前。両端で表記が違っているのをご存じですか?
橋の名前は橋柱に取り付けられている「橋名板(きょうめいばん)」というものに書かれており、漢字表記の反対側はひらがな表記になっています。
これは、橋の名前を「ふりがな」で読みやすくしているのではなく、橋の入り口を漢字、出口をひらがなで表記しているのです。
では「入り口と出口はどうやって決めているの?」と考えてしまいますが、昔は東京の日本橋に近い方が入り口(道路の起点)とされていてそうで、現在では県庁や大都市、空港や港等の重要な地域側を入り口とするのが一般的なのだそうです。
ちなみに、河川が濁らないようにとの願いから、ひらがなの表記は「〇〇ばし」のように濁点を付けず「〇〇はし」と表記されています。
皆さんも、ご近所の橋をゆっくり渡る機会がありましたら、橋の入り口と出口を確認してみてください(車の運転中はお控えください)。
農政推進官 直井
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