さらに詳しく 島畑と地下水止め
九十九里(くじゅうくり)平野では、水持ちが悪い砂質土壌のため、貴重な水を節約する様々な工夫がなされてきました。
「島畑(しまばた)」は、今もこの平野のあちこち見られます。水田の底をなるべく地下水位に近づけるため可能な限り深く掘り下げ、その掘り下げた土を盛って畑にしたものです。したがって、水田の中に一段高い畑があるというこの地方独特の景観で、畑ではネギ、スイカなど様々な作物が植えられています。
「地下水止め」は排水路をせき止めて、地下水位を高く保つ方法です。写真は水田のすぐそばを流れる小さな排水路ですが、水路いっぱいに水が貯まり、田面とほぼ同じ高さになっていることがわかります。
島畑
地下水止め
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