買い物に苦労する高齢者、都市部で急増と推計 健康維持に悪影響の可能性
近年、食料品店の減少と高齢化の進展により、買い物に苦労をしている人が増えています。このため、店舗まで500m以上で自動車のない65歳以上の住民が買い物に最も苦労していると想定して2025年の人口を推計したところ、598万人に達することがわかりました(図参照)。特に、都市部での増加が顕著で、今後は都市地域で買い物に苦労する高齢者が急増するといえます。ただし、子育て世代が買い物に苦労している例もあり、地域や個人によって事情は様々です。
また、食料品アクセスが悪いことで、調理済み食品の購入が増えたり、摂取品目の数が減ることも明らかになり、高齢者の健康維持に悪影響を及ぼす可能性があります。
| 店舗まで500m以上で自動車がない人口の将来推計(65歳以上) |

この成果の詳細については、農林水産政策研究所Webサイトをご覧ください(以下参照)。
- 食料品アクセス問題に関する情報
https://www.maff.go.jp/primaff/seika/fsc/faccess.html - 農林水産政策研究所レビューNo.63(2015年1月)
https://www.maff.go.jp/primaff/kanko/review/attach/pdf/150129_pr63_02.pdf - 研究成果報告会(2014年10月21日)
https://www.maff.go.jp/primaff/koho/seminar/2014/index.html#20141021
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