EUは地理的表示保護制度によって価格上昇等の効果、我が国も同様の制度を導入
EUは、生産地域と結び付いた特有の品質等の特性を有する産品の名称を「地理的表示」として保護する仕組みを導入しています。この制度の特徴として品質等の基準を明細書として定め、基準への適合が確認されたものだけに名称使用を認めるという品質保証の仕組みがあり、保護対象となった農産品・食品の価格が一般品の1.55倍になる等の効果を上げています。
我が国で2015年に導入された地理的表示保護制度は、このEUの経験を踏まえたものであり、制度の活用により、差別化による付加価値向上や日本産品の海外展開上の効果が期待されます。
地理的表示産品と一般品の価格差(2010) |
EUの保護制度における品質保証の仕組み |
この成果の詳細については、農林水産政策研究所Webサイトをご覧ください(以下参照)。
- セミナー・研究成果報告会(2014年11月11日)
https://www.maff.go.jp/primaff/koho/seminar/2014/index.html#20141111 - 農林水産政策研究第20号(2013年3月)
地理的表示の保護について-EUの地理的表示の保護制度と我が国への制度の導入- [リポジトリへのリンク] - 行政対応特別研究[地理的表示]研究資料(2012年6月)
https://www.maff.go.jp/primaff/kanko/project/24gi1.html
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