東海食育メールマガジン第105号(令和5年10月17日発行)
~健全な食生活の実践と食を支える農林漁業の理解のために~
第4次食育推進基本計画では、基本的な方針として3つの重点事項「生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進」、「持続可能な食を支える食育の推進」、「新たな日常やデジタル化に対応した食育の推進」を柱に食育を計画的に推進していくこととしています。
お知らせ
東海農政局は、令和5年11月17日(金曜日)13時30分から、第3回「学校給食セミナー×交流会」を開催します。会場は、AP名古屋6階 P+Qルーム(名古屋市中村区名駅)です。
今回は、東海地域の取り組みとして、令和5年3月に有機農業を推進する町として、オーガニックビレッジ宣言を行い、有機農産物等を学校給食へ導入されている岐阜県加茂郡白川町の先進的な取り組みをご紹介します。
詳細は、セミナーのお知らせ1をご覧ください。参加をお待ちしています!
また、12月には、伝統野菜で旬の食を楽しむセミナーの開催を計画しています。
東海地域の歴史ある伝統野菜の新たな魅力や調理方法など、旬の食の楽しみ方をお伝えします。
詳細は、次号でお知らせしますので、お楽しみにお待ちください!
◆◆◆皆さまからの情報をお待ちしております◆◆◆
本メルマガでは、皆さまからの生の声を反映した情報を発信したいと考えています。
取り上げて欲しい食育情報、本メルマガへのご意見など、ぜひ、お知らせください。
また、引き続き、有識者様の「食」についてのご意見や、「食」について第一線で活躍されている方をご存じの方は、自薦他薦を問わず、ご紹介をいただけると幸いです。
情報のご提供(返信)はこちらへ▼
tokai-shokuikumm@maff.go.jp
(※ご意見や情報をお寄せいただいた方には、ささやかですが農政局特製の食育啓発クリアファイルを謹呈させていただきます。)
もくじ
★セミナーのお知らせ
1 第3回学校給食セミナー×交流会「はじめよう! サステナブルな食を学校給食から!~先進事例に学ぶ~」を開催【参加者募集】
★イベントのお知らせ
1 東海学院大学「つなぐ食・農・健康・環境フェア」において食育コーナーを出展[再掲]
2 2023消費者フェア(大府市)において「私の食生活見直し宣言! フォトフレーム作り」のコーナーを出展[再掲]
★お役立ち情報
1【TOKAIミニコミ(食品企業や有識者との対談)】株式会社角谷文治郎商店の角谷文子氏に聞く
2【TOKAIミニコミ(食品企業や有識者との対談)】株式会社トーエーの代表取締役 伊藤志乃氏に聞く
3 令和5年度第1回食育推進評価専門委員会を開催
4 令和5年度中国四国農政局 食育セミナー見逃し動画の配信開始!
5「東海食育ネットワーク」の会員募集のお知らせ
★セミナーのお知らせ
1 第3回学校給食セミナー×交流会「はじめよう! サステナブルな食を学校給食から!~先進事例に学ぶ~」を開催【参加者募集】
<なぜ学校給食に地場農産物・有機農産物を導入したの?~東海地域での取り組み~>
東海農政局は、東海地域の学校給食での地場農産物や有機農産物等(有機に限らず、環境に配慮した農産物を含む)の活用に関心のある方に向けて、先進事例を紹介するセミナーと交流会を開催します。
この取り組みは、生産者、消費者、行政等の関係者が成功例や苦労している現状、課題を共有し、関係者間で理解を深めながら、交流をきっかけに、関係者のネットワークが徐々に拡大するよう、継続的に開催しています。
今回(第3回)は、第2回の愛知県東郷町に引き続き、令和5年3月に有機農業を推進する町としてオーガニックビレッジ宣言を行い、有機農産物等を学校給食へ導入されている岐阜県加茂郡白川町の先進的な取り組みをご紹介します。
参加をお待ちしています。
開催日時:令和5年11月17日(金曜日)13時30分から16時00分(受付13時00分から)(終了いたしました)
開催場所及び方法:AP名古屋6階 P+Qルーム(名古屋市中村区名駅4-10-25 名駅IMAIビル)
(※第1回・第2回とは会場が異なりますのでご注意ください。)
Zoomによるオンライン視聴(セミナーのみ)の併用
内容:
第1部 セミナー(講演)
〇 テーマ:なぜ学校給食に地場農産物・有機農産物を導入したの?~東海地域での取り組み~
【講師】
► 千空農園(ちそらのうえん)長谷川泰幸(はせがわやすゆき)氏
► 岐阜県加茂郡白川町 農林課農務係 西野仙幸(にしののりゆき)氏
第2部 交流会(会場参加者のみ)
〇 講師やアドバイザーとの個別相談
【アドバイザー】
► 女子栄養大学 名誉教授 金田 雅代(かねだ まさよ)氏
► オーガニックファーマーズ名古屋 代表 吉野 隆子(よしの たかこ)氏
〇 参加者同士で連絡先の交換、課題共有などの情報交換
募集人数:会場参加 40名、オンライン参加 100名(Zoom)
申込期限:令和5年11月9日(木曜日)17時00分(※申込多数の場合は抽選、結果をメールでお知らせします。)
参加費:無料
参加申込はこちら(参加申込フォーム)▼
https://www.contactus.maff.go.jp/j/tokai/form/seikatsu/231006.html
受け付けを終了させていただきました。申し込みいただきありがとうございました。
詳細はこちら(プレスリリース)▼
https://www.maff.go.jp/tokai/press/seikatsu/231006.html
チラシはこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/press/seikatsu/attach/pdf/231006-2.pdf
★イベントのお知らせ
1 東海学院大学「つなぐ食・農・健康・環境フェア」において食育コーナーを出展[再掲]
<花も実もある野菜、意外に知らない郷土料理、知っていますか? 各務原市の郷土料理「きんぎょ飯」>
東海農政局消費生活課は、東海学院大学「つなぐ食・農・健康・環境フェア」において、東海農政局作成のYouTube動画「東海食育さんぽ」の上映などを内容とした食育コーナーを出展します。
このコーナーでは、来場者や学生の皆さんに楽しみながら食への理解と関心を深めてもらい、健全な食生活の実践に繋げてもらえるよう、野菜の花あてや各務原市の郷土料理である「きんぎょ飯(にんじんご飯)」など岐阜県の郷土料理を紹介するパネル展示、パンフレットの配布などを行います。
ぜひ、ご来場いただき、東海農政局食育コーナーへお越しください。
日時:令和5年10月21日(土曜日)10時00分から15時30分、10月22日(日曜日)10時00分から15時30分(終了いたしました)
場所:東海学院大学 図書館(岐阜県各務原市那加桐野町5-68)
参加費:無料
詳細はこちら▼
https://tokaigakuin-u.ac.jp/news/20582/post-20582/ (外部リンク)
チラシはこちら▼
https://tokaigakuin-u.ac.jp/wp-content/uploads/253b55ed68150dc5c8b0abaa19ebf5a7.pdf (外部リンク)
2 2023消費者フェア(大府市)において「私の食生活見直し宣言! フォトフレーム作り」のコーナーを出展[再掲]
<毎日の食事のこと、少し意識してみませんか!>
東海農政局は、2023消費者フェア(第54回大府市産業文化まつり内)において、来場者の皆さんに日頃の食生活を振り返っていただき、台紙に「自分の食生活で見直したいことや目標にしたいこと」を書き込んでもらい、その場で撮影した写真を貼ってフォトフレームを作るコーナーを設置します。
押し花や食べ物のイラストも用意しますので、飾り付けてパウチし、世界に一つだけのフォトフレームを作ることができます。
毎日の食事をほんの少し意識するだけで、なりたい自分に近づけるかもしれません!
ぜひ、ご来場いただき、東海農政局コーナーへお越しください。
日時:令和5年10月28日(土曜日)9時30分から16時00分(終了いたしました)
場所:メディアス体育館おおぶ駐車場(大府市横根町平地191)
参加費:無料
詳細はこちら▼
https://www.city.obu.aichi.jp/bunka/bunka_event/event_kanko_rekishi/1007161/index.html (外部リンク)
チラシはこちら▼
https://www.city.obu.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/161/54posuter.pdf (外部リンク)
★お役立ち情報
1【TOKAIミニコミ(※)(食品企業や有識者との対談)】株式会社角谷文治郎商店の角谷文子氏に聞く
<「伝統製法で造るみりん」の新しい使い方を発信!>
(※)東海農政局は、東海地域で業務展開している食品関連企業を訪問し、食品の安全と消費者の信頼確保に取り組んでいる活動を取材し、「TOKAIミニコミ」と題し短編情報として発信しています。
醸造文化の宝庫である愛知県碧南市。創業当時から「米一升、みりん一升(米一升でみりん一升を造ること)」にこだわった“伝統製法”でみりんを造る株式会社角谷文治郎商店を訪問し、みりんの新しい使い方など、新たな魅力の発信に情熱を傾ける 角谷文子氏に詳しくお話をお伺いしました。
伝統製法で造るみりんは、原料がもち米、米麹、本格焼酎のみ。醸造・熟成期間は1年以上。ゆっくり熟成させることによって麹菌が、もち米の甘さと旨味を引き出す。伝統製法によって生み出されるみりんは、固定観念にとらわれず「お米のリキュール(注)」として斬新な使い方を提案し、国内外に向けてその情報を発信されています。
(注)リキュールとは、蒸留酒に果実やハーブなどを加え、砂糖や着色料などを添加した混成酒。主にカクテルの材料やお菓子の風味付けに使われる。日本のリキュールで代表的なものとしては「梅酒」など。
代表的な三河みりんに加えて「有機みりん」の製造販売にも取り組まれている。
原料米の調達には、生産者の高齢化や有機JAS認定の取得など、課題も多いとのこと。
国産米100%のみりん造りを通じて、日本の緑の確保、環境保全に貢献していきたい。また、醸造文化と伝統製法による味を次の世代に伝えていきたいと話されています。
伝統を大切にしながら、新たにチャレンジする様子などをご紹介します。
どうぞ、ご覧ください!
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/mc/230621_2.html
2【TOKAIミニコミ(食品企業や有識者との対談)】株式会社トーエーの代表取締役 伊藤志乃氏に聞く
<原料にこだわり、木桶で醸造して「まろやかなお酢」を製造する!>
三重県美浜町と多気町で酢を製造している「株式会社トーエー」。この会社は、昔ながらの木桶を使った醸造で、まろやかな酢を製造。木桶にこだわる社長(代表取締役)伊藤志乃氏に、酢のいろいろな楽しみ方やこれからの夢などについて、ズバッと伺っています。
先代から事業を承継して、一番苦労したことは商品の販売とのこと。まず東京都内の三重県のアンテナショップ(三重テラス)を強化。都市部では、地方と違い割高でも軽くて小さめのビンの方が好まれるため、容器は贈答用に小さくて透明感、高級感のあるデザインを意識したラインナップとするなど、新たな発想で挑戦したサクセ酢(サクセス)ストーリーをお聞きしています。
今後は、事業を拡大して地元御浜町民の雇用を拡大し、地域貢献したい、今後も三重県産の原料を使って地元農業を応援していきたい、と話されています。
夢として、「例えば『光り輝く酢』を造ってみたい!」という。伝統製法による酢の醸造を極めつつ、新しい酢を考え続ける様子をご紹介します。
どうぞ、ご覧ください!
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/mc/230621.html#A1
3 令和5年度第1回食育推進評価専門委員会を開催
<第4次食育推進基本計画に定める目標の達成状況は?>
令和5年9月29日、令和5年度第1回食育推進評価専門委員会が開催されました。
今年度は、第4次食育推進基本計画の3年目(5年計画の中間年)にあたります。
第1回評価専門委員会では、第4次計画に定める3つの重点事項等について、委員からのヒアリングの実施、持続可能な食を支える食育の推進に係る普及啓発や、地方公共団体の食育推進計画策定等の効果の検証、令和5年度全国食育推進ネットワークの運営などについて議論されています。
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kaigi/230906.html
4 令和5年度中国四国農政局 食育セミナー見逃し動画の配信開始!
<真鯛の三枚おろしゲーム大会等で楽しくぎょしょく!>
中国四国農政局は、令和5年8月5日、愛媛県愛南町において、家庭で簡単にできる魚の三枚おろし体験を通じて、食べることの楽しさや大切さを学ぶ食育セミナーを開催しました。
この度、セミナー全体のダイジェスト版と、真鯛の三枚おろしを行うアプリゲームの遊び方、真鯛の三枚おろしの方法、鯛カツバーガーの調理方法を項目ごとに編集した動画を作成し、YouTubeによる配信を開始しました。
この機会にご視聴いただき、ぜひ、魚の三枚おろしを実践してみてください。
【内容】
(1)情報端末を使ってアプリケーション「真鯛の三枚おろしに挑戦」でゲーム大会
► [講師] 清水 貴光氏(愛南町水産課海業推進室 室長補佐)
(2)包丁を使って「真鯛の三枚おろし」体験
► [講師] 山口 誠氏(愛南町山口鮮魚店 店主)
(3)おろした真鯛を使って「鯛カツバーガー」づくり
► [講師] 柳田 亮介氏(愛南町地域おこし協力隊)
【動画配信期間】
令和5年11月30日(木曜日)17時00分まで
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/chushi/syokuiku/index.html
5「東海食育ネットワーク」の会員募集のお知らせ
<一緒になって東海地域の食育の輪を広げませんか!>
東海食育ネットワークは、会員の皆さまと事務局、更には会員の皆さま相互の関係が深まるよう、運営していきたいと考えています。会員の新規登録については、随時、受け付けていますので、東海地域で食育活動をされている方、活動予定の方は、お気軽にネットワーク事務局(末尾◆発行欄記載の電話番号と同じ)に、お問い合わせください。
東海食育ネットワークの会員になって、様々な取組情報などを発信しませんか! 一緒に東海地域の食育の輪を広げていきましょう!
ご照会、ご登録をお待ちしています。
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/keiei/shokuhin/shokuiku/network/index.html
★編集後記
最近、スーパーやコンビニ等の商品棚などで「てまえどり」(すぐに食べるなら、手前からとってね!)の啓発ポスターやPOPをよく目にするようになりました。
食品ロス削減推進法(正式名称:食品ロスの削減の推進に関する法律)では、毎年10月を食品ロス削減月間に、10月30日を食品ロス削減の日と定めています。
私個人の感覚としては、この「てまえどり」は、だいぶ世の中の人に認知され浸透してきたのではないかと思っています。
実は、「てまえどり」の標語は、令和4(2022)年12月に発表されたユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に選出されています!
私たちひとり一人ができることは、いろいろあります!
その一つは、日頃の買物の中で、購入してすぐに食べる場合には、商品棚の手前にある商品を積極的に選ぶこと=「てまえどり」に取り組むことです。これだけでも、賞味期限や消費期限が過ぎることによる食品の廃棄を減らす効果が期待できます。
小さな積み重ねではありますが、その積み重ねが、日本全体の食品ロスを削減することにつながります。
「食べられるのに捨てられてしまう食品を減らしましょう」
10月のこの機会に、身近なところから食品ロス削減を実践してみませんか!
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
担当者:食育推進班
代表:052-201-7271(内線2815)
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