このページの本文へ移動

九州農政局

メニュー
鹿児島県

畑地かんがい・区画整備を契機とした茶のブランド化

  • 鹿児島県南薩地区では、広大な畑地、温暖な気候等恵まれた自然条件とともに、畑地かんがい事業により完成された水の有効利用を図り、生産性の高い作物を中心にした広域生産団地を形成している。

南薩(なんさつ)地区(鹿児島県指宿市、山川町、開聞町、頴娃町、知覧町、枕崎市)

事業名 :県営畑地帯総合整備事業
受益面積 :5,934ha
工期 :昭和47年度~平成6年度

防霜かんがいによる茶の栽培

  • 本地区では、春先にかけて凍霜害の影響が大きく、茶の栽培に制約。
  • しかし、茶の需要増に対応し、畑地かんがい施設を整備することにより、防霜かんがいを実施し、茶の産地化に成功。
散水氷結法による茶の防霜状況
散水氷結法による茶の防霜状況

凍霜害・・・
霜が降り、新芽の温度が-2℃以下になることで新芽が枯れてしまう被害。
散水氷結法・・・
かんがいを行い、水が凍結する際に放出する熱(潜熱)を利用し、葉表面に氷をつくり、凍霜害を防止する方法。




茶の作付面積、収穫量比較
茶の作付面積、収穫量比較

茶園造成により、茶摘み作業の機械化がすすみ農作業の低コストかが図られ大規模経営が可能となり、日本でもトップクラスの荒茶生産量を誇る。

工事後

鹿児島県を代表するお茶の産地(頴娃(えい)町)

品種構成
統一ブランド『 いぶすきえいみどり 』
統一ブランド『 いぶすきえいみどり 』

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader