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東海農政局

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知的財産・地域ブランド

地理的表示(GI)保護制度

特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(地理的表示法)(農林水産省へリンク)

地域には長年培われた特別の生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性により、高い品質と評価を獲得するに至った産品が多く存在しています。これら産品の名称を知的財産として保護する制度が「地理的表示保護制度」です。
農林水産省は、地理的表示保護制度の導入を通じて、それらの生産業者の利益の保護を図ると同時に、農林水産業や関連産業の発展、消費者の利益を図るよう取組を進めてまいります。

地理的表示(GI)登録産品一覧

地理的表示法に基づき、東海地域で登録されている地理的表示は6産品です。

特産松阪牛(とくさんまつさかうし)

特産松阪牛

  • 登録番号
    第25号
  • 登録日
    平成29年3月3日
  • 登録生産者団体
    松阪牛連絡協議会
  • 生産地
    平成16年11月1日当時の行政区画名としての三重県松阪市を含む22市町村
  • 特性
    未経産の黒毛和種の雌牛を12ヶ月齢までに兵庫県から導入し、900日以上の長期にわたり肥育。不飽和脂肪酸を多く含んでいることから脂肪が溶け出す温度が低く、きめ細やかなサシのある牛肉。
  • 地域との結び付き
    古くから日本全国からの旅行者の往来が多く、交易が盛んであるなか、長期肥育による肉質の探求にいち早く特化。技術継承のための取組を継続することで、長期肥育に対応できる肥育方法を確立。

【登録簿、明細書、生産行程管理業務規程等はこちら】 (農林水産省へリンク)

奥飛騨山之村寒干し大根(おくひだやまのむらかんぼしだいこん)

奥飛騨山之村寒干し大根

  • 登録番号
    第48号
  • 登録日
    平成29年11月10日
  • 登録生産者団体
    すずしろグループ
  • 生産地
    岐阜県飛騨市神岡町山之村地区
  • 特性
    山之村地区で、冬場の保存食として伝統的に作られてきた輪切りで厚みのある寒干し大根。アメ色で煮物などにすると独特の甘みとコリッとした歯応えのある食感。
  • 地域との結び付き
    山之村地区は標高約1000メートルにある豪雪地帯で、厳冬期にはマイナス20度以下になることもあり、1カ月以上寒風干しを行う「奥飛騨山之村寒干し大根」作りに最適。冬場は2メートルに及ぶ積雪に覆われ、寒風干し中に土埃などの付着を防ぎ、高品質な寒干し大根の生産ができる。手作業を中心とした伝統的な製法が引き継がれている。

【登録簿、明細書、生産行程管理業務規程等はこちら】 (農林水産省へリンク)

八丁味噌(はっちょうみそ)

八丁味噌

  • 登録番号
    第49号
  • 登録日
    平成29年12月15日
  • 登録生産者団体
    愛知県味噌溜醤油工業協同組合
  • 生産地
    愛知県
  • 特性
    赤褐色で色が濃く、適度な酸味、うまみと苦渋味といった他の味噌にない独特な風味を有する。愛知県民の濃い味を好む嗜好と相まって「名古屋めし」の代表的な調味料として定着。
  • 地域との結び付き
    愛知県は高温多湿な気候であり、製麹過程で腐敗しやすい自然条件の下で、天保、弘化、嘉永頃(約200年前)には、塩と大豆を用いて安全に味噌作りができる味噌玉作り製法が定着した。気温が高いことにより、熟成において大豆の分解が進みやすい。高温多湿な環境では、塩分・栄養価の高い味噌が好まれた。

【登録簿、明細書、生産行程管理業務規程等はこちら】 (農林水産省へリンク)

堂上蜂屋柿(どうじょうはちやがき)

堂上蜂屋柿

  • 登録番号
    第50号
  • 登録日
    平成29年12月15日
  • 登録生産者団体
    美濃加茂市堂上蜂屋柿振興会
  • 生産地
    岐阜県美濃加茂市
  • 特性
    非常に大きい干し柿で、平均80グラムとなる。果肉は飴色で繊維質が少なく柔らかい。糖度は65度にもなる。品質が良く贈答品として高く評価。
  • 地域との結び付き
    昼夜の温度差がある盆地型の気候により、高糖度の柿が生産される。干し柿加工の季節は晴天日が多く、かつ朝晩の冷え込みが強いため天日干しの開始時間に屋外の柿が急激に乾燥するのを防ぐ。伝統技法(ニオボウキ)による丁寧な加工行程を経て品質の整った干し柿が完成する。古来から殿上人(堂上)に献上する柿として広く知られている。

【登録簿、明細書、生産行程管理業務規程等はこちら】 (農林水産省へリンク)

豊橋なんぶとうがん(とよはしなんぶとうがん)

  • 登録番号
    第116号
  • 登録日
    令和4年3月2日
  • 登録生産者団体
    豊橋農業協同組合
  • 生産地
    愛知県豊橋市
  • 特性
    収穫後一時保管し、着色ムラが少なく、光沢のある鮮やかな外観を有する冬瓜を長期出荷している。全国2位の生産量である愛知県の中で約6割を占め、傷が少なく、カット販売時にロスが少ない点も高く評価され、他産地と比べ1~3割程度高値で取引されている。
  • 地域との結び付き
    温暖な気候と豊川用水による豊かな水を活かして栽培している。生育状況に合わせた目揃会を年数回開催し、栽培技術の平準化を図り、厳しい出荷規格を徹底している。

【登録簿、明細書、生産行程管理業務規程等はこちら】 (農林水産省へリンク)

飛騨牛(ひだぎゅう)

  • 登録番号
    第126号
  • 登録日
    令和5年1月31日
  • 登録生産者団体
    飛騨牛銘柄推進協議会
  • 生産地
    岐阜県
  • 特性
    「全国和牛能力共進会」で2大会連続最優秀枝肉賞を受賞するなど、その優れた脂肪交雑を含め品質が高く、 東京都中央卸売市場食肉市場の和牛去勢平均価格と比較し、5等級及び4等級において、約2割高値で取引されている。
  • 地域との結び付き
    大正時代から個々の生産者単位による肉質改良が行われ、昭和20年代からは集団的な肥育技術の向上を図り、地域を挙げて長期的・安定的優良肉用牛の生産体制を確立している。

【登録簿、明細書、生産行程管理業務規程等はこちら】 (農林水産省へリンク)

地理的表示法に基づき、現在、登録されている地理的表示はこちらをご覧ください。 (農林水産省へリンク)

地理的表示産品に関する情報発信サイトはこちらをご覧ください。 (外部リンク)


東海農政局地理的表示等の不正表示通報窓口

農林水産省では、広く国民の皆さまから地理的表示保護制度に係る生産行程管理業務の不適切な遂行状況及び地理的表示又は登録標章の不適切な使用状況を含むさまざまな情報を受け付けるために、地理的表示等の不正表示通報窓口を平成27年6月1日から設置しています。

地理的表示保護制度に関する違反が疑われる情報をお持ちでしたら、東海農政局地理的表示等の不正表示通報窓口まで、郵便、お電話、メール等にてご連絡ください。

設置場所:東海農政局経営・事業支援部輸出促進課内

連絡先:〒460-8516
愛知県名古屋市中区三の丸一丁目2番2号
電話:052-223-4619
Mail:contact_gi05_tokai@maff.go.jp

受付方法:郵便、電話、メール
対応時間:10時00分から12時00分まで、13時00分から17時00分まで(土曜日・日曜日・祝日年末年始を除きます。)

情報通報時の留意事項

  1. 情報の詳細について担当者が電話でお尋ねする場合がありますので、匿名希望の場合でも、極力、氏名、連絡先等の情報提供をお願いします。
  2. 通報者の個人情報については、秘密を保持します。
  3. 案件処理に当たり、通報者の了解なしに個人情報を他へ伝えることはありませんので、ご安心ください。
  4. 受け付けた情報については、的確な対応に努めます。ただし、頂いた情報に基づく調査の着手状況(調査を行うかどうかも含め)、調査状況、進捗状況をお伝えすることはできません。
  5. 「地理的表示等の不正表示通報窓口」は地理的表示保護制度に関する情報窓口です。食品表示法等の他法令に抵触する可能性のある情報については、関係機関に回付する場合があります。

情報提供用紙

郵便、メールの場合は、下記の情報提供用紙にてご連絡ください。
情報提供用紙(地理的表示又はGIマークの不正表示関係)(WORD : 32KB)(PDF : 57KB)
情報提供用紙(生産者団体の生産行程管理業務関係)(WORD : 31KB)(PDF : 55KB)

地理的表示及びGIマークの表示について(農林水産省へリンク)

登録標章(GIマーク)

大きな日輪を背負った富士山と水面をモチーフに、日本国旗の日輪の色である赤や伝統・格式を感じる金色を使用し、日本らしさを表現しています。
GIマーク

東海農政局知的財産総合相談窓口

農林水産業の現場や地域における農林水産省知的財産戦略に基づく施策の円滑な推進と、知的財産に係る知識の普及・意識啓発の促進、知的財産の活用を目指して、中部経済産業局等と連携した知的財産に関する相談窓口です。
なお、ご相談の内容によっては、関係する他省庁・関係機関等をご紹介する場合、回答に日数を要する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

設置場所:東海農政局経営・事業支援部輸出促進課内

連絡先:〒460-8516 名古屋市中区三の丸一丁目2番2号
電話:052-201-7271(内線2716)
ダイヤルイン:052-223-4619

受付方法:郵便、電話
受付時間:平日の9時00分から17時00分(12時00分から13時00分及び土・日・祝日・年末年始を除く)

農林水産省と特許庁が協力し、農林水産業に係る知的財産の相談については、特許庁が各都道府県に設置した「知的財産総合支援窓口(外部リンク)」においても対応することとしました。

種苗法に基づく品種登録・指定種苗制度

農林水産省における知的財産に関する各種取りまとめ等

関係リンク集(外部リンク)

お問合せ先

経営・事業支援部輸出促進課

担当者:地理的表示担当
代表:052-201-7271(内線2716)
ダイヤルイン:052-223-4619

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