東海農政局の出来事(取り組み)
東海農政局地下食堂で化学肥料や農薬を使わずに育てた野菜を使ったメニューを提供しました(11月30日)
東海農政局は、環境に配慮した生産活動を応援するため、地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、「みどりの食料システム戦略」の推進の一環として環境に配慮して栽培された野菜を使ったメニューを提供しました。
今回は、愛知県江南市、大口町で栽培された野菜を「冬根菜のほくほくおでん&白菜のおひたし」として提供しました。「それぞれの野菜にしっかりと出汁が染みており、味わい深く美味しかったです。寒い季節におでんを食べると、体も心もぽかぽかして幸せです!」と好評でした。
今後も原則月2回、第2及び第4水曜日に同様のメニュー提供を実施する予定です。具体的な内容については、東海農政局Webサイト「みどりの広場」でお知らせします。
東海農政局地下食堂は、どなたでも利用可能です。今後も、四季折々の旬な野菜を食材としたメニューを用意し皆さまのご利用をお待ちしています。
- 写真左:地下食堂入口での様子
写真中:冬根菜のほくほくおでん&白菜のおひたし(令和5年11月30日 撮影)
写真右:今回使用した野菜の生産者の皆さん - 関連情報:「みどりの広場」
「『人・農地プラン』から『地域計画』へ」、報道機関の皆さまと意見交換会を行いました(11月17日、29日)
農業経営基盤強化促進法等の改正により、これまで地域での話し合いにより進めてきた「人・農地プラン(地域農業の将来のあり方)」が法定化され、目指すべき将来の農地利用の姿を明確化する「地域計画(地域農業の将来のあり方+目標地図)」を定め、地域の農地を次の世代に着実に引き継いでいくこととなりました。
東海農政局は、報道各社に人と農地の問題について理解を深めていただくため、「担い手への農地集積の推進(地域計画の策定を目指して)」をテーマに記者懇談会を開催しました。
11月17日に開催した説明会では、森東海農政局長の挨拶後、西嶋経営・事業支援部長から「担い手への農地集積の推進(地域計画の策定を目指して)」をテーマに、東海管内(岐阜県・愛知県・三重県)における農地集積と担い手の現状や地域計画の達成に向けた取り組み等について紹介しました。その後、記者と現状の課題や今後の推進方向などについて意見交換を行いました。
11月29日の現地見学会では、地域計画が法律に位置付けられる以前から、地域の関係者が一体となって水田のゾーニング地図を作成し、農地集積を推進してきた愛西市役所を訪問しました。愛西市、JAあいち海部の職員からゾーニング地図作成を行った経緯や苦労話、これから取り組むことになる地域計画の作成について説明を受けた後、今後の進め方などに関して意見交換が行われました。その後、 8月に改装された「れんこんセンター」の見学を行いました。
- 写真左:説明会の様子(令和5年11月17日 撮影)
写真中:愛西市役所において意見交換会の様子
写真右:れんこんセンターの駐車場でJAあいち海部の職員から説明を受ける記者の様子(令和5年11月29日 撮影) - 関連情報:人・農地プランから地域計画へ
第3回 学校給食セミナー×交流会
「はじめよう!サステナブルな食を学校給食から!~先進事例に学ぶ~」を開催しました(11月17日)
東海農政局は地域の皆さんが交流し連携していく場を設け、学校給食における地場農産物などの活用に関心のある方へ先進事例を紹介しています。
東海地域の学校給食等に精通したアドバイザーを迎え、第3回「学校給食セミナー×交流会」を開催しました。
セミナーでは、「なぜ学校給食に地場農産物・有機農産物を導入したの?~東海地域での取り組み~」と題し、令和5年3月に有機農業を推進する町としてオーガニックビレッジ宣言を行った岐阜県加茂郡白川町での学校給食の取り組みについて、千空農園(ちそらのうえん) 長谷川泰幸氏、白川町役場 西野仙幸氏に講演いただきました。その後会場では、 課題共有等の仲間づくりのための交流会を開き、参加者同士や講師・アドバイザーと連絡先の交換や活発な意見交換が行われました。
当日は会場とオンライン参加者を合わせて学校給食会・学校給食センターなど6名、行政関係者42名、農業者5名ほか合計約80名にご参加いただきました。
- 講師 ○千空農園 代表 長谷川 泰幸氏
○白川町役場 農林課 西野 仙幸氏 - アドバイザー ○女子栄養大学 名誉教授 金田 雅代氏
- 写真 左:講演の様子(千空農園 長谷川泰幸 氏(左)、白川町役場 西野仙幸 氏(右))
写真中央:女子栄養大学 金田名誉教授 コメントの様子
写真 右:交流会の様子
輸入停止措置等の影響を受けている国産水産物を使ったメニューを提供しました(11月13日)
東海農政局は、国産水産物の消費を応援するため、東海農政局 地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、北海道産ホタテを使ったメニュー「ホタテとアスパラのスープパスタ」を提供しました。
普段とは違ったメニューのため、食堂はいつもよりも賑わっており、職員からは「ホタテのうま味がたっぷりと出て、とても美味しかった」と好評でした。
農林水産省は、輸入停止措置等により影響を受けている国産水産物の消費拡大を図る取り組みとして、「#食べるぜニッポン」キャンペーンを行っています。国産水産物の積極的な消費にご協力いただけますよう、よろしくお願いします。
- 写真左:「ホタテとアスパラガスのスープパスタ」(令和5年11月13日 撮影)
写真中:森東海農政局長(右手前)と加藤次長(左奥)、職員
写真右:地下食堂でのお昼の様子 - 関連情報:#食べるぜニッポン(農林水産省Webサイト)
一般社団法人押井営農組合が「豊かなむらづくり全国表彰事業」で農林水産大臣賞を受賞しました(11月6日)
東海農政局は、令和5年度豊かなむらづくり賞状授与式を開催し、農林水産大臣賞を受賞した「一般社団法人押井営農組合」(愛知県豊田市)に表彰状を授与しました。
「豊かなむらづくり全国表彰事業」とは、農山漁村における「むらづくり」の優良事例を表彰し、その業績を広く紹介することを通じて、むらづくりの全国的な展開につなげていくために、農林水産祭の一部門として実施しています。
一般社団法人押井営農組合は、「地域まるっと中間管理方式」という営農組合への農地集積を通して地域全体で農地の荒廃を防ぐ仕組みを構築しました。また、自給の喜びを消費者とともに分かち合うことを目的として長期契約栽培を行い農地を守り( 「自給家族」方式)、集落を消滅の危機から救う活動に取り組んでおり、これらの活動が評価されました。
- 写真左:一般社団法人押井営農組合の皆さん(鈴木代表理事(前列中央)、後藤理事(前列左から2人目))、
むらづくり審査会(鈴木委員 前列右、木村委員 2列目右)、森東海農 政局長(前列左)(令和5年11月6日撮影)
写真右:鈴木代表理事からクラウドファンディングで整備した穀物保冷庫について説明を受ける森東海農政局長(左) - 関連情報:豊かなむらづくり
「農福連携全国フォーラム2023 in ぎふ」に森東海農政局長が出席しました(10月28日)
岐阜県庁で開催された「農福連携全国フォーラム2023 in ぎふ」 (主催:日本農福連携協会、岐阜県)に、森東海農政局長が出席し祝辞を述べました。
フォーラムでは基調講演のほか、全国で農福連携に取り組む事業者から、創意工夫により課題を乗り越えた事例や企業連携を通じた新商品開発・市場拡大により障がい者の賃金向上を実現した事例などの発表がありました。
当日は県庁周辺で開催された「岐阜県農業フェスティバル」において、「全国農福連携マルシェ」を同時開催しており、森局長も農福連携全国都道府県ネットワーク会長を務める古田岐阜県知事や日本農福連携協会皆川会長とともにマルシェ会場を巡り、農福連携商品を購入するなど全国からの出店者と交流を深めました。
- 写真左 :祝辞を述べる森局長
写真中 :マルシェ会場を巡る森局長(左)、古田岐阜県知事(中央)、日本農福連携協会皆川会長(右)
写真右 :(株)JAぎふ はっぴぃまるけ(岐阜県岐阜市)で説明を受ける森局長(令和5年10月28日 撮影) - 関連情報:「農福連携」は、障がいを持つ方などの農業での活躍により、社会参画を実現する取り組みです。
←農林水産省Webサイト
第34回岐阜県農業フェスティバルが開催されました(10月28日、29日)
地域特産物や加工食品の消費拡大等を通じて、岐阜県農業の一層の活性化を図るため、県下最大級の「食」と「農」のイベント『農業フェスティバル』が4年ぶりに開催され、森東海農政局長が開会式に出席しました。
今回のフェスティバルでは、「持続可能な食と農を目指して 人と農と食をつなぐ」をテーマとして、 岐阜県農業の紹介や県内各地域の農産物や特産品の販売などに加え、スマート農業などさまざまなPRが行われました。
東海農政局 岐阜県拠点からは、温室効果ガス削減の見える化の取り組みや有機農産物を取り扱う事業者・マルシェ等みどりの食料システム戦略を紹介するブースを出展しました。
来場者からは「環境にやさしい農産物は、身近な話題ではなかったので、今後は気にしていきたい」などの声があり、みどりの食料システム戦略に関心を持ってもらうことができました。
- 写真左:開会式の様子(左から櫻井JA岐阜中央会会長、古田知事、野島岐阜県議会議長、大野衆議院議員、森局長)
写真右:岐阜県拠点ブースの様子(令和5年10月28日 撮影)
東海農政局地下食堂で化学肥料や農薬を使わずに育てた野菜を使ったメニューを提供しました(10月25日)
東海農政局は、環境に配慮した生産活動を応援するため、地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、「みどりの食料システム戦略」の推進の一環として環境に配慮して栽培された野菜を使ったメニューを提供しました。
今回の野菜は、愛知県江南市、大口町、三重県いなべ市で栽培された野菜を「たっぷり野菜の豚汁」として提供しました。「優しい甘さの野菜がたくさん入っており、特にさといもが滑らかな口当たりでとても美味しかったです。また、しょうがの風味が効いて体が温かくなり、これからの季節にぴったり!」と好評でした。
今後も月2回、第2及び第4水曜日に同様のメニュー提供を実施する予定です。具体的な内容については、東海農政局Webサイト「みどりの広場」でお知らせします。
東海農政局地下食堂は、どなたでも利用可能です。今後も、四季折々の旬な野菜を食材としたメニューを用意し皆さまのご利用をお待ちしています。
- 写真左:地下食堂でのお昼の様子
写真中:たっぷり野菜の豚汁(令和5年10月25日 撮影)
写真右:今回使用した野菜の生産者の皆さん - 関連情報:「みどりの広場」
パネルディスカッション「Z世代からつなぐ、多様な食と農の未来」を開催しました(10月22日)
東海農政局は、東海学院大学とタイアップし 「Z世代からつなぐ、多様な食と農の未来」 をテーマにパネルディスカッションを開催しました。
このイベントは「Z世代からつなぐ」を合言葉に、東海学院大学の学生が東海農政局 若手職員と意見交換を行い、持続可能な食と農のために何ができるかを議論しようという企画で、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「ニッポンフードシフト」の取り組みの一環として実施しました。
森東海農政局長から開会にあたっての挨拶の後、地域の生産者と消費者の交流の場づくりに取り組む、オーガニックファーマーズ名古屋代表 吉野隆子氏から「食と農の距離をもっと近づけるために」と題した講演が行われました。
続いて、健康福祉学部 管理栄養学科の学生で結成された28のプロジェクトチームのうち、代表として4チームから日ごろ取り組んでいる食と農に関する活動の紹介がありました。
- 「規格外野菜cafeはじめました~持続可能な食育の推進~」
(発表者: 4年 小貫泰廣さん(写真右:前列右端)) - 「ICTを活用した次世代農場の野菜でOMOTENASHI」
(発表者: 4年 石原千竹さん(写真右:前列右から2人目)) - 「六ノ里棚田でつなぐ人の輪!地域の輪!」
(発表者: 4年 坪井大地さん(写真右:前列左から2人目)) - 「美濃白川茶で岐阜花和紅茶~中山間地域の活性化~」
(発表者: 3年 鷲見優奈さん(写真右:前列左端))
その後、「Z世代からつなぐ、多様な食と農の未来」をテーマに、温室効果ガス削減やスマート農業、就農などについて学生と東海農政局若手職員が意見交換を行いました。また、吉野氏や会場からも課題や意見が出されるなど、食と農の未来について活発な議論が交わされました。
会場参加者 約137名(うち学生約65名)、オンライン参加者 約606名(うち学生約281名)
- 写真左から:チーム活動を紹介する学生、ディスカッションの様子、学生とパネリスト(令和5年10月22日 撮影)
- 関連情報:ニッポンフードシフト (外部リンク)
東海農政局地下食堂で化学肥料や農薬を使わずに育てた野菜を使ったメニューを提供しました(10月11日)
東海農政局は、環境に配慮した生産活動を応援するため、地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、「みどりの食料システム戦略」の推進の一環として環境に配慮して栽培された野菜を使ったメニューを提供しました。
今回の野菜は、愛知県大口町で栽培された さといも、美浜町で栽培された さつまいもを「秋野菜のがめ煮」として提供しました。がめ煮は、福岡県の郷土料理で、全国的には「筑前煮」とも呼ばれています。醬油ベースの味付けは、ご飯のおかずにぴったりで具材のさといもは柔らかく煮込まれ、さつまいもは素揚げされており甘みが程よく引き出されていました。
今後も月2回、第2及び第4水曜日に同様のメニュー提供を実施する予定です。具体的な内容については、東海農政局Webサイト「みどりの広場」でお知らせします。
東海農政局地下食堂は、どなたでも利用可能です。今後も、四季折々の旬な野菜を食材としたメニューを用意し皆さまのご利用をお待ちしています。
- 写真左:がめ煮(令和5年10月11日 撮影)
写真右:今回使用した野菜の生産者の皆さん - 関連情報:「みどりの広場」
うちの郷土料理 次世代に伝えたい大切な味 (農林水産省へリンク)
農業文化園・戸田川緑地において VR体験「食べものができるまで」等を出展しました(10月7日)
東海農政局は、農業文化園・戸田川緑地 農業科学館(名古屋市港区)で行われたイベント「秋の物語」に「食べものができるまで」をテーマとした、食育に関する体験用VR(バ-チャルリアリティ:仮想現実)を出展しました。
この日は天気に恵まれ、子供たちを中心に180人が参加し 「牛乳はどこからくるの?」と「お米ができるまで」のVRコンテンツを体験をしました。なかなか間近では見られない牛の乳しぼりの風景に「わぁー、牛さんって大きいね!私、おっぱいの下にいるみたい!」、お母さんからは「タンクローリーに牛乳が入ってるの?タンクローリーで運ぶものって危険なものばかりじゃないんだね!」と、親子の楽しそうな会話がはずんでいました。
VRの他にも箸(はし)を使った豆つかみゲームに96人が参加し、子供たちはつるつる滑る丸い大豆に苦戦しながら、真剣に、でも楽しそうに挑戦していました。
- 写真左・中央:VR体験の様子、写真右:豆つかみの様子(令和5年10月7日 撮影)
- 関連情報: バーチャルリアリティ(VR)体験会
東海農政局地下食堂で化学肥料や農薬を使わずに育てた野菜を使ったメニューを提供しました(9月27日)
東海農政局は、環境に配慮した生産活動を応援するため、地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、「みどりの食料システム戦略」の推進の一環として環境に配慮して栽培された野菜を使ったメニューを提供しました。
今回の野菜は、愛知県大口町で栽培された愛知縮緬かぼちゃと、江南市で栽培されたピーマンを「唐揚げと愛知縮緬(ちりめん)かぼちゃの甘辛炒め」として提供しました。
愛知県の伝統野菜として登録されている「愛知縮緬かぼちゃ」は、愛知県で栽培が多かった日本かぼちゃの代表品種です。特徴であるデコボコした皮の部分は肉厚で食感が良く、果肉の部分はあっさりとした甘さ控えめでした。また、夏野菜のピーマンも肉厚で旬な野菜と伝統野菜を一緒に食べることができ好評でした。
今後も月2回、第2及び第4水曜日に同様のメニュー提供を実施する予定です。具体的な内容については、東海農政局Webサイト「みどりの広場」でお知らせします。
東海農政局地下食堂は、どなたでも利用可能です。今後も、四季折々の旬な野菜を食材としたメニューを用意し皆さまのご利用をお待ちしています。
- 写真左:唐揚げと愛知縮緬(ちりめん)かぼちゃの甘辛炒め(令和5年9月27日 撮影)
写真中:愛知の伝統野菜「愛知縮緬かぼちゃ」(出典:愛知県農業水産局農政部 園芸農産課)
写真右:今回使用した野菜の生産者の皆さん - 関連情報「みどりの広場」
東海農政局地下食堂で化学肥料や農薬を使わずに育てた野菜を使ったメニューを提供しました(9月13日)
東海農政局は、環境に配慮した生産活動を応援するため、地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、「みどりの食料システム戦略」の推進の一環として環境に配慮して栽培された野菜を使ったメニューの提供をしました。
今回の野菜は、岐阜県下呂市、愛知県江南市において栽培されたもので「バターナッツのラザニア」として提供しました。「ご飯がススむ味でおいしかった」「バターナッツの甘味を感じた」「野菜がごろっと入っていて、それぞれの良さを味わえた」とインターンの学生さんからも好評でした。今後も月2回、第2及び第4水曜日に同様のメニュー提供を実施する予定です。具体的な内容については、東海農政局Webサイト「みどりの広場」でお知らせします。
東海農政局地下食堂は、どなたでも利用可能です。今後も、四季折々の旬な野菜を食材としたメニューを用意し皆さまのご利用をお待ちしています。
- 写真左:試食しているインターンの学生さん(右:榊原さん 左:米村さん)
写真中央:バターナッツのラザニア(令和5年9月13日 撮影)
写真右:今回使用した野菜の生産者の皆さん - 関連情報「みどりの広場」
丸山千枚田「稲刈りの集い」に森東海農政局長が参加しました (9月9日)
令和5年9月9日(土曜日)、三重県熊野市にある丸山千枚田において「稲刈りの集い」が開催されました。県内外から約570人が参加し、三重県オリジナル品種「なついろ」の稲刈りを行いました。
丸山千枚田は、急峻な地形に1,340枚の小さな田んぼが広がる国内最大規模の枚数を誇る棚田であり、地域住民で構成される「丸山千枚田保存会」と「一般社団法人 熊野市ふるさと振興公社」、「棚田オーナー」の3者が連携し保全活動に取り組んでいます。棚田オーナー制度は、「千枚田を舞台に都市住民と交流を図り、一緒になって千枚田を守っていこう」という趣旨のもと、平成8年度から千枚田の一部を利用して運営をされています。
また、平成16年に熊野古道が世界遺産に登録されたことを記念して復活した「虫おくり」では、丸山千枚田に田の枚数と同じ1,340本のキャンドルを灯し、たいまつと音で害虫を追い払い豊作を祈願する行事が毎年6月に行われています。
このようなさまざまな取り組みによって「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(注)」に認定されました。(令和4年)
注) 「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」
農林水産省は、棚田地域の振興に関する取り組みを積極的に評価することで、棚田地域の活性化や棚田の有する多面的な機能に対するより一層の理解・協力の促進を目的として、令和3年度から「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」を実施しています。
- 写真左:丸山千枚田
写真中:稲刈りの様子
写真右:はざがけの様子(令和5年9月9日 撮影) - 関連情報:つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~の認定について (農林水産省へリンク)
棚田の紹介(棚田めぐりガイド)
「日台観光サミット in 愛知」 で台湾観客誘致に向け農泊地域等をPRしました (9月7日、8日)
東海農政局は、日本と台湾の旅行業界・観光業界のトップが集う「日台観光サミット」において、全国で初めて「農泊」を紹介しました。
初日に開催された晩餐会(名古屋観光ホテル)に森局長が出席し、東海農政局が設けた農泊地域PRブースにおいてトップセールスを行いました。
さらに、台湾からのインバウンド客の誘致に向け、パネルやチラシ等で各地域の宿泊施設や食・体験のコンテンツをPRしました。農泊地域紹介カードの無料配布や台湾人気YouTuber(MaoMaoTV:フォロワー数約97万人((令和5年9月現在))による農泊地域1泊2日の旅の動画放映が人気を集めていました。
- 写真左:愛知県農泊地域PRパネルや農泊地域紹介カードの前で森局長(中央)がトップセールスを行う様子
写真中央:とこたん(常滑市のゆるキャラ)と森局長が愛知県農泊地域をPR(とこたんは常滑農泊観光協議会を指し示しています)
写真右:晩餐会セレモニーで関係者とともに鏡割りを行う森局長(右から2人目)(令和5年9月7日 撮影)
東海農政局地下食堂で化学肥料や農薬を使わずに育てた野菜を使ったメニューを提供しました(8月23日)
東海農政局は、環境に配慮した生産活動を応援するため、地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、「みどりの食料システム戦略」の推進の一環として環境に配慮して栽培された野菜を使ったメニューの提供をしました。
今回の野菜は、岐阜県下呂市、愛知県田原市において栽培されたもので「ハンバーグ ラタトゥイユソース 」として提供しました。「太陽をいっぱいに浴びて育った夏野菜がたっぷり入ったソースは、トマトの酸味がちょうどよい爽やかさでとても美味しかった」と来場者から好評でした。今後も月2回、第2及び第4水曜日に実施する予定です。具体的な内容については、東海農政局Webサイト「みどりの広場」でお知らせします。
東海農政局地下食堂は、どなたでも利用可能です。今後も、四季折々の旬な野菜を食材としたメニューを用意し皆さまのご利用をお待ちしています。
- 写真左:ハンバーグ ラタトゥイユソース(令和5年8月23日 撮影)
写真右:今回使用した野菜の生産者の皆さん - 関連情報「みどりの広場」
「OKB アグリビジネス助成金」を通じた取り組みに対して感謝状を贈呈しました (8月22日)
大垣共立銀行は、将来のアグリビジネスの担い手を育成するために、6次産業化や地域資源の活用といった特徴的な取り組み・研究を行う高校、大学(短大含む)等に対し研究費用を助成し、地域のアグリビジネスの成長・発展に寄与しています。
8月22日に開催された「第10回OKBアグリビジネス助成金贈呈式」に森東海農政局長が出席し、生産から消費に至るフードチェーン全体での活性化の必要性、研究開発・イノベーションの重要性を強調したうえで、「今回受賞された皆さまの取り組みが、地域のアグリビジネスの発展に繋がっていくことを祈念します。」と受賞者の皆さまへ祝辞を述べました。
また、大垣共立銀行の地域におけるアグリビジネスの成長・発展に関する10年に及ぶ長年の貢献に対し森東海農政局長から、「この助成金制度をはじめとして、地域の農業・食品産業の振興にさまざまな形で取り組んでいただいている」と感謝を申し上げ、境取締役頭取へ感謝状を贈呈しました。
- 写真左:祝辞の様子 (森東海農政局長)
写真中:感謝状贈呈の様子(大垣共立銀行 境取締役頭取(左)、森東海農政局長(右)
写真左:OKB アグリビジネス助成金 受賞者の皆さまとの集合写真(令和5年8月22日 撮影) - 関連情報:プレスリリース (東海農政局Webサイト)
「第10回 OKBアグリビジネス助成金」受賞者の決定(大垣共立銀行 外部リンク)
令和5年産あいち米初出荷式に東海農政局長が出席しました (8月10日)
JAあいち海部鍋田支店集出荷場(愛知県弥富市)において、令和5年産あいち米初出荷式が開催され、森東海農政局長が出席しました。
式典では、主催者によるあいさつ、JAあいち海部公式キャラクター「れんたろう」による米検査の後、森局長から「本日の初出荷を皮切りに、愛知県産のお米が各地に出荷され、多くの家庭の食卓に届けられることをご期待申し上げます。」と祝辞を述べました。
また、関係者によるテープカットが行われた後、新米の「愛知県産あきたこまち」を載せたトラックが出発しました。
- 写真左:祝辞を述べる森局長、写真中:テープカットを行う森局長(中央)、写真右:関係者によるテープカットの様子
(令和5年8月10日 撮影)
東海農政局地下食堂で化学肥料や農薬を使わずに育てた野菜を使ったメニューを提供しました(8月9日)
東海農政局は、環境に配慮した生産活動を応援するため、地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、「みどりの食料システム戦略」の推進の一環として、環境に配慮して栽培された野菜を使ったメニューの提供をしました。
今回の野菜は、岐阜県下呂市、愛知県江南市、大口町において栽培されたもので「さっぱり冷や汁」として提供しました。旬の夏野菜がたっぷり入っており「暑さで食欲が落ちてもさらさら食べられる冷やし汁は、暑い夏の時期にぴったり」と来場者から好評でした。今後も月2回、第2及び第4水曜日に実施する予定です。具体的な内容については、東海農政局Webサイト「みどりの広場」でお知らせします。
東海農政局地下食堂は、どなたでも利用可能です。今後も、四季折々の旬な野菜を食材としたメニューを用意し皆さまのご利用をお待ちしています。
東海農政局地下食堂で化学肥料や農薬を使わずに育てた野菜を使ったメニューを提供しました(7月26日)
東海農政局は、環境に配慮した生産活動を応援するため、地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、「みどりの食料システム戦略」の推進の一環として、環境に配慮して栽培された野菜を使ったメニューの提供をしました。
今回の野菜は、岐阜県恵那市、下呂市、愛知県江南市、大口町において栽培されたもので「夏野菜のスープカレー」として提供しました。今が旬の夏野菜がたっぷり入ったスパイスの効いたカレーは「夏バテ防止にも役立つ」と来場者から好評でした。今後も月2回、第2及び第4水曜日に実施する予定です。具体的な内容については、東海農政局Webサイト「みどりの広場」でお知らせします。
東海農政局地下食堂は、どなたでも利用可能です。今後も、四季折々の旬な野菜を食材としたメニューを用意し皆さまのご利用をお待ちしています。
- 写真左:夏野菜のスープカレー(令和5年7月26日 撮影) 写真右:今回使用した野菜の生産者の皆さん
- 関連情報:「みどりの広場」
東海農政局 森新局長が就任記者会見を行いました(7月21日)
7月11日付けで就任した森東海農政局長が就任記者会見を行いました。
森局長は、6月の記録的な大雨による被害について「東三河地域を中心に被害が出ており、引き続き現地との連携を密にして復旧に取り組む」、昨年5月に起きた明治用水頭首工漏水事故について「応急の対応は完了しており、今後本復旧に向けて取り組む」と述べました。
また、「農林水産業は皆さまに食料を安定的に供給する、地域の経済やコミュニティを支える、国土・景観を保全するといったさまざまな役割を果たしており、この東海地域の農業が持続的に発展できるように尽くしていきたい。」、特に「東海地域のモノづくりの高い技術力を生かし、地域の大学や企業とも連携を図りながら、スマート農業技術の推進を通じて地域の発展に取り組みたい。」と抱負を述べました。
- 写真:東海農政局 森局長 会見の様子(令和5年7月21日 撮影)
多気町長およびヴィソン多気株式会社(VISON)と有機農業等について意見交換を行いました(7月20日)
農林水産省は、みどりの食料システム戦略を踏まえ、調達から消費まで一貫して有機農業に取り組む地域の支援を行っています。
三重県多気郡多気町では、化学肥料を使わずに栽培した地元の有機野菜等を学校給食に使用したり、「VISON」内で醸造する日本酒の原料となる米を町内で生産したりするなど地産地消のさまざまな取り組みを行っています。また、新規就農者を増やすための方策をはじめ、多気町の現状と課題、将来の展望など久保町長と意見交換を行いました。
また、同町内に2021年オープンしたVISONを訪問し意見交換を行いました。VISONには、施設内の畑で栽培された作物を用いた料理をレストランで提供し、調理過程で出る野菜くずは堆肥にして畑に戻すという循環型農業を目指しているなど事業内容の説明を受けた後、VISON農園を視察しました。
VISONはもともと山林を切り拓いて整備した施設であり、農園は客土して造成したものであるため、「まだまだ土に有機物が足りないが今後、堆肥投入を継続して土づくりを積極的に行い、将来的には不耕起栽培をできるような状態にしたい」などこれからの取り組みについても説明がありました。
- 写真左:意見交換の様子(久保町長(右奥)、加藤次長(左奥))
写真中:VISON農園で堆肥について農園長から説明を受ける加藤次長(中央)
写真右:VISON関係者とレストラン前にて (令和5年7月20日 撮影)
「今こそMade in Japanを世界へ 輸出セミナー&個別相談会」を開催しました(7月20日)
東海農政局は、地域事業者による農林水産物・食品の輸出の促進に貢献することを目的に、愛知銀行および中京銀行との間で三者による連携協定を令和5年1月に締結しました。
このたび、協定の取り組みの一環として、関係機関と協力の上、農林水産物・食品等の海外販路開拓に興味を持つ事業者を対象に、7月20日に会場ならびにオンライン形式にて「今こそMade in Japanを世界へ 輸出セミナー&個別相談会」を両行および関係機関と共催しました。
まず東海農政局から「輸出先国・地域の輸入規制について」と題し、輸出先国・地域における農産物や畜産物などの輸入規制についての情報提供を行った後、個別相談会を実施し、事業者からの相談を受けました。
- 写真 :挨拶の様子(遠山次長)(令和5年7月20日 撮影)
- 関連情報:東海地域GFPコミュニティの創設
「第3回FABEX中部2023」および「第3回東海スーパーマーケットビジネスフェア2023」のオープニングセレモニーに出席しました (7月19日)
7月19日、20日に「第3回FABEX中部2023」および「第3回東海スーパーマーケットビジネスフェア2023」がポートメッセなごやで開催されました。
19日に開催された合同オープニングセレモニーでは、主催者あいさつの後、遠山次長が祝辞を述べ、関係者によるテープカットが行われました。
「FABEX中部2023」は小売から中食、外食に至る食品・食材、機器、容器の総合見本市、「東海スーパーマーケットビジネスフェア2023」は東海エリアのスーパーマーケットを対象とした商談会型展示会で、中部地域の唯一の「食の総合見本市」です。開催期間中は延べ1万人以上の来場者がありました。
- 写真左:挨拶の様子、写真右:テープカットする遠山次長(前列中央)の様子(令和5年7月19日撮影)
東海農政局地下食堂で化学肥料や農薬を使わずに育てた野菜を使ったメニューを提供しました(7月12日)
東海農政局は、環境に配慮した生産活動を応援するため、地下食堂運営事業者「中京クッキング」の協力の下、「みどりの食料システム戦略」の推進の一環として、環境に配慮して栽培された野菜を使ったメニューの提供を再開しました。
今回の野菜は、岐阜県下呂市、愛知県江南市、大口町、美浜町、武豊町において栽培されたもので「茄子と玉ねぎ 豚しゃぶのスタミナポン酢がけ&ズッキーニとミニトマトのマリネ」として提供しました。
このような取り組みは、今後も原則月2回、第2及び第4水曜日に実施していきます。具体的な内容については、東海農政局Webサイト「みどりの広場」でお知らせします。
東海農政局地下食堂は、どなたでも利用可能です。今後も、四季折々の旬な野菜を食材としたメニューを用意し皆さまのご利用をお待ちしています。
- 写真左:東海農政局 森局長(右)、加藤次長(左奥)、若手職員2名
写真中:森局長(手前右)を囲んでの食事
写真右:茄子と玉ねぎ 豚しゃぶのスタミナポン酢がけ&ズッキーニとミニトマトのマリネ(令和5年7月12日 撮影) - 関連情報:「みどりの広場」
第2回 学校給食セミナー×交流会
「はじめよう!サステナブルな食を学校給食から!~先進事例に学ぶ~」を開催しました(7月11日)
東海農政局は、学校給食における地場農産物等の活用に関心のある方に先進事例を紹介し、地域の皆さんが交流し連携していく場として、東海地域の学校給食、有機農産物等に精通したアドバイザーを迎え、東海農政局庁舎にて「学校給食セミナー×交流会」を開催しました。
セミナーでは、「なぜ学校給食に地場農産物・有機農産物を導入したの?~東海地域での取り組み~」と題し、令和5年3月にオーガニックビレッジを宣言した愛知県東郷町の井俣町長、及び同町給食センター中嶋所長に講演いただきました。その後会場では、参加者同士や講師・アドバイザーとの意見交換、課題共有等の仲間づくりの場として交流会を設け、連絡先の交換や活発な意見交換が行われました。
当日は会場とオンライン参加者を合わせて学校給食会・学校給食センターなど20名、行政関係者26名、農業者6名ほか合計109名にご参加いただきました。
- 講師
愛知県東郷町 井俣 憲治 町長
東郷町給食センター 中嶋 章人 所長 - アドバイザー
女子栄養大学 名誉教授 金田 雅代氏
オーガニックファーマーズ名古屋 代表 吉野 隆子 氏 - 写真 左:東郷町 井俣町長 講演の様子
写真中央:女子栄養大学 金田名誉教授 コメントの様子
写真 右:交流会の様子(令和5年7月11日 撮影) - 関連情報:第1回 学校給食セミナー×交流会「はじめよう!サステナブルな会を学校給食から!~先進事例に学ぶ~」を開催しました
白川町長およびNPO法人ゆうきハートネットと意見交換を行いました(7月4日)
農林水産省では、みどりの食料システム戦略を踏まえ、調達から消費まで一貫して有機農業に取り組む地域の支援を行っています。
岐阜県白川町は、令和4年度からみどりの食料システム戦略緊急対策交付金を活用した取り組みを進めており、令和5年3月には地域における有機農業の取組方針等を定めた有機農業実施計画を策定し「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。
東海農政局は、白川町の佐伯町長と有機農業の推進等について意見交換を行うとともに、有機農業による地域の活性化に取り組んでいるNPO法人「ゆうきハートネット」の関係者からお話を伺いました。
- 写真左:意見交換の様子
写真中:NPO法人「ゆうきハートネット」に所属している生産者の方と意見交換を行う加藤次長(中央)
写真右:NPO法人「ゆうきハートネット」の関係者から説明を受ける加藤次長(中央)(令和5年7月4日 撮影) - 関連情報:オーガニックビレッジ宣言(PDF : 336KB)(岐阜県白川町)(外部リンク)
白川町有機農業実施計画について(岐阜県白川町)(外部リンク)
これまでの「東海農政局の出来事(取組)」
令和5年
令和4年
令和3年
令和2年
お問合せ先
企画調整室
担当者:広報班
代表:052-201-7271(内線2316)
ダイヤルイン:052-223-4610