中国四国あぐりレター 第515号 2023(令和5)年4月5日 中国四国農政局
もくじ
1 【重要なお知らせ】
【新着】令和5年度農林水産予算の概要について
政府の令和5年度予算が令和5年3月28日に成立し、農林水産予算は総額2兆2,683億円を計上しました。
「食料安全保障の強化に向けた構造転換対策」、「生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施、需要拡大の推進」、「2030年輸出5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化」など11項目を重点事項としています。
・詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r5kettei.html
【新着】物価高克服に向けた追加策としての予備費使用(農林水産関係)について
令和5年3月28日の閣議において、物価高克服に向けた追加策としての予備費使用が決定されましたので、農林水産関係の概要をお知らせします。
・詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/yosan/230328.html
「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しの検討について
食料・農業・農村政策審議会は、令和4年9月29日に農業・農村基本法の検証・見直しに向けた基本法検証部会を設置しました。
同部会は10月以降、月2回程度のペースで開催されており、食料の安定供給の確保(食料安全保障、輸出促進を含む。)、農業の持続的な発展、農村の振興、多面的機能の発揮の各テーマごとに、有識者ヒアリング、施策の検証、意見交換等を実施しています。
【新着】第12回:令和5年3月27日
議題:食料・農業・農村基本法の検証・見直し検討について
[今後の施策の方向(農業)]
第11回:令和5年3月14日
議題:食料・農業・農村基本法の検証・見直し検討について
[今後の施策の方向(食料)]
第10回:令和5年2月24日
議題:食料・農業・農村基本法の検証・見直し検討について
〔今後の展開方向(基本理念)〕
・詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/basiclaw/index.html
みどりの食料システム法の運用について
農林水産省は、みどりの食料システム戦略を実現するための法制度である「みどりの食料システム法」について、税制特例等の支援措置を受けるために必要となる計画の認定申請の受付などを行っています。
・【新着】みどりの食料システム法に関する基本計画の策定については、全国47都道府県で策定されました。
詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/midorihou_kihonkeikaku.html
・環境負荷の低減に取り組む農林漁業者に役立つ技術の提供を行う機械・資材メーカー等の事業計画(基盤確立事業実施計画)については、令和5年3月3日に10事業者が認定され、計33事業者となりました。
詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/midorihou_kibann.html
・みどりの食料システム法については、こちらをご覧ください。
(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/houritsu.html
・「みどりの食料システム戦略」全体に関する資料は、こちらにまとめてい
ます。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html
令和5年春の農作業安全確認運動の展開について「徹底しよう!農業機械の転落・転倒対策」
農林水産省は、春作業が行われる3~5月を重点期間として、全国の関係機関の協力の下、春の農作業安全確認運動を実施しています。
特に令和3年の農業機械作業に係る死亡事故の要因は、「機械の転落・転倒」が最大の割合(49.1%)を占めていることから、農業者に対し、ほ場周辺の危険箇所の確認・危険回避行動の実践やシートベルトとヘルメットの着用、安全フレーム付きトラクターの利用などの声かけを展開していきます。
・詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/#全国農作業安全確認運動
また、中国四国農政局では、農業者等が参加する会議、集会、講習会等に農作業安全の要素をプラスした形式で開催する取組を展開し、少しの間(minutes)でも時間を割いて農作業安全の話題に触れることができるよう「+(プラス)安全min」を発行しています。(現在、「+(プラス)安全min」のVol.2-01を発信中)
・詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/seisan/anzen/index.html
鳥インフルエンザ及び豚熱等の監視体制の強化について
令和4年10月28日に岡山県内の養鶏場において、今シーズン国内で初めて、過去最も早い時期での高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されて以降、中国四国地域の家きん農場において計15事例の疑似患畜が確認され、まん延を防止するため、防疫措置が行われました。
国内でも相次いで発生しており、本病に対する厳重な警戒が必要です。
また、中国四国地域においては豚熱に感染した野生イノシシが拡大しており、飼養豚への豚熱感染リスクが高まっています。
このため、家きん及び豚の飼養者の皆様におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。万が一、飼養する家きん及び豚に異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
・詳しくは、こちらをご覧ください。
(鳥インフルエンザに関する情報)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/inf/index.html
(豚熱(CSF)に関する情報)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/kobetsu/butanetsu_jouhou.html
消費税インボイス制度について
令和5年10月1日から消費税の適格請求書等保存方式(いわゆるインボイス制度)が導入されることとなっています。
中国四国農政局では、制度を十分理解していただき、制度導入に向けての準備や対応を円滑に行っていただけるよう、令和5年3月に説明会を開催しました。
・説明会の資料等については、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/sesaku/kihon/syohizei_invoice.html
・支援措置については、こちらをご覧ください。
リーフレット「インボイス制度、支援措置があるって本当!?」
(財務省ホームページ)
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/invoice.pdf(PDF:690KB)
・国税庁のインボイス制度特設サイトは、こちらをご覧ください。
(国税庁ホームページ)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm
2 【お知らせ】
【新着】「令和4年度中国四国地域未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の受賞者の決定について
中国四国農政局は、「みどりの食料システム戦略」の一環として、GAP及び有機農業をはじめとする環境保全型農業に意欲的に取り組む農業者等を表彰する「中国四国地域未来につながる持続可能な農業推進コンクール」を実施しています。
このたび、令和4年度における中国四国農政局長賞の受賞者が決定しました。
【受賞者】
(1)GAP部門
愛媛県立南宇和高等学校(愛媛県南宇和郡愛南町)
(2)有機農業・環境保全型農業部門
農業生産法人株式会社ゆめファーム(山口県山口市)
生見オーガニックトマトファーム(高知県安芸郡東洋町)
・詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/press/se_kankyo/230328.html
【新着】令和4年度「飼料用米多収日本一」の受賞者の決定について
農林水産省及び一般社団法人日本飼料用米振興協会は、生産技術の面から先進的で他の模範となる飼料用米生産者を表彰し、その成果を広く紹介することで、飼料用米生産者の生産に係る技術水準の向上を図ることを目的として「飼料用米多収日本一」を実施しています。
令和4年度の中国四国地域の受賞者は、以下のとおりです。
【地域の平均単収からの増収の部】
協同組合日本飼料工業会会長賞:海地 博志(山口県山口市)
・詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kokumotu/230328.html
また、中国四国農政局においても、管内の応募者の中から優秀な取組を行っている経営体に中国四国農政局長賞を授与します。
令和4年度の受賞者は、以下のとおりです。
【単位収量の部】
農事組合法人ファームあまだ(山口県山口市)
【地域の平均単収からの増収の部】
山口善裕(愛媛県大洲市)
・詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/press/se_sinko/230329.html
【新着】「茶業関係者×農林水産省『茶育』プロジェクト」の参画茶業関係者の取組について
農林水産省は、本年1月から「茶業関係者×農林水産省『茶育』プロジェクト」を開始し、参画する茶業関係者を2月末まで募集したところ、生産者や茶専門店など多数の茶業関係者から茶摘み体験やお茶の淹れ方講座など様々な茶育の取組の提案が寄せられました。
今後は、学校関係者向けに情報提供を行い、茶育の実施を希望する小・中学校関係者より、条件の合致する茶業関係者に直接連絡を取っていただくことで、小・中学校における茶育を推進していきます。
・詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/tokusan/230320.html
【新着】国営かんがい排水事業「道前道後用水地区」の着工について
中国四国農政局は、令和5年4月1日に道前道後用水農業水利事業所を開設しました。
道前道後用水地区は、水稲を中心に、麦、さといも等の野菜を組み合わせた農業経営のほか、中晩柑、かき等を主体とした果樹専作による農業経営が展開されています。
本事業では、老朽化した農業水利施設の改修と併せて大規模地震を考慮した耐震化対策を行い、農業用水の安定供給及び維持管理の費用と労力の軽減を図ります。
・詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/press/suiri/230331.html
農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中
農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中です。
・詳しくは、こちらをご覧ください。(ニッポンフードシフトホームページ)
https://nippon-food-shift.maff.go.jp/
【新着】中国四国「スマート農林水産統計」Ver3.0の公開について
中国四国農政局は、農林水産統計データの携行利用に便利な中国四国「スマート農林水産統計」Ver3.0を公開しました。
収録データの年次を更新するとともに、総務省が実施した「令和2年国勢調査」結果から世帯数・人口・農林漁業への就業者数の市町村別データを、内閣府が公表している令和2年の国内総生産・国民所得及び管内各県が算出した令和元年の県民総生産・県民所得から農林漁業関連データを新たに引用掲載していますので、ご活用ください。
・詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/info/smart.html
3 【消費者の部屋】
テーマ:植物検疫ってなあに?~日本の農業と緑を守るために~
植物防疫所では、我が国の植物に被害をもたらす海外からの病害虫の侵入を未然に防ぐため、全国の港や空港において輸入検疫を行っているほか、農産物の輸出を促進するため諸外国の要求に応じた輸出検疫、重要病害虫の国内でのまん延を防ぐための国内検疫などの業務を行っています。
令和5年4月10日(月曜日)から開催の「消費者の部屋」特別展示では、日本の農業と緑を守るために行っている植物防疫所の業務について紹介します。
【開催期間】
令和5年4月10日(月曜日)~4月28日(金曜日)
8時30分~17時15分
(土曜日、日曜日は除く。最終日は13時まで)
【開催場所】
中国四国農政局「消費者の部屋」展示コーナー
(岡山市北区下石井1-4-1 岡山第2合同庁舎1階)
・詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/press/seikatsu/230403.html
4 【ひとことメッセージ】
私たちは食料をどのように得ているでしょうか?
農村振興部地方参事官 小嶋 義次
時折、食品売り場や防災コーナーで食品を見る機会がありますが、最近の加工食品はよく工夫されていて、食味もよいばかりか、包装容器も軽くなり、日持ちする期間も長く、種類も多様です。2~3箇月も保存可能なパンやレンジで温めれば炊き立てが再現できるご飯パック、常温で保存可能なレトルト食品の種類の多いこと・・・。
手間もかからず、家庭でストックするのにも便利なので、災害時の非常食用に買い込んで備えておくもよし、普段の料理に少しずつ使ってもよし、と大変重宝します。備えあれば、何とやら、のとおりです。
一方で、自分でも少しは作ってみようと思い、ホームセンターで野菜の種や苗を買ってきて、自宅の庭で野菜作りもしています。出来は、天候に左右されますが、収穫の時は楽しく、食卓の一品になるのも嬉しいものです。
今、食料の安全保障について、大きくクローズアップされています。いざというときに食料を入手できるのか、という問題は、食料・農業・農村基本法について見直しの議論が進められる中で一人ひとりの問題であることが浮き彫りになりました。
私たちが食べる食料が、いつどのように育てられ、収穫され、どのような過程を経て食卓に並ぶのか。普段の生活の中で、自分を取り巻く食料の状況に思いを巡らし、じっくりと考えてみるのも良いと思います。
5 【ふるさと元気だより】
徳島有機農業フェアを開催
徳島県拠点
農林水産省では、持続可能な食料システムの構築に向け、令和3年5月に「みどりの食料システム戦略」を策定し、2050年までに有機農業の取組面積の割合を25%に拡大するという目標を掲げています。
中国四国農政局徳島県拠点では、農業者を始め、消費者、実需者、流通業者も加えた様々な関係者の皆様に、有機農業への関心を高めていただくため、徳島市内において有機農業や有機農産物に関するPRパネルの展示や有機いちごを使ったフルーツサンドイッチの販売、消費者団体等とのパネルディスカッション等を行う「徳島有機農業フェア」を令和5年2月に開催しました。
今回のフェア開催を通して、これまで以上に有機農業への関心を深めていただければと存じます。
6 【ホームページの新着・更新に関する情報】
政策情報
【農業生産】
指定野菜の入荷量及び卸売価格の見通し(令和5年4月)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/se_tokusan/230331.html
【統計情報】
中国四国農林水産統計データ集に追加データを掲載
(中国四国農林水産統計データ集(令和3年~))
https://www.maff.go.jp/chushi/kohoshi/kankoubutu/statdata_2.html
「図表で伝える中国四国の農林水産業」のコーナーに「中国四国のぶどう、日本なし、もも(令和4年産)」を掲載
https://www.maff.go.jp/chushi/info/toukei/zuhyo.html
報道・広報
【ニュースレター】
https://www.maff.go.jp/chushi/kohoshi/mag_newsletter/
【BUZZ MAFFチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCk2ryX95GgVFSTcVCH2HS2g/videos
(YouTube)
申請・お問い合せ
【発注・入札情報、その他公表事項】
https://www.maff.go.jp/chushi/nyusatsu/
その他
【農政局ホームページ新着情報】
https://www.maff.go.jp/chushi/sintyaku/
編集後記
3年振りに帰ってきました。以前行きつけだった定食屋で妻と遅い夕食を摂り、ホテルで床に就きました。そういえば、この地には美味しいものがいっぱいあったな、次は何を食べようかな。(ソ)
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