香川ぴっぴ通信 第189号 2023(令和5)年11月1日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【今月のひとこと】
・主食用米、戦略作物等の作付意向及び作付状況等について……総括農政業務管理官 國村 義之 - 2【お知らせ】
・移動消費者の部屋in香川「伝えたい!にっぽんの食・食文化~11月24日は和食の日~ 」を開催します
・データ活用で変わる農業を知る!「スマート農業推進フォーラム 2023 in 中国四国 」を開催します
・「ノウフクマルシェ」を瀬戸中央自動車道与島パーキングエリアで開催します
・パネル展「持続可能な水産業とみどりの食料システム戦略」を開催しています
・2023年漁業センサスにご協力をお願いします
・ 令和6年度農林水産予算概算要求について
・農業女子プロジェクト10周年!今年の秋冬は「農業女子に会いにきて!」
・「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しについて
・みどりの食料システム法について
・鳥インフルエンザ及び豚熱等の監視体制の強化について
・「令和5年度病害虫発生予報第8号」について
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
- 3【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 4【AFFクイズ】
- 5【コラム】
・10年前に見た景色……係員 平野
1【今月のひとこと】
★主食用米、戦略作物等の作付意向及び作付状況等について
総括農政業務管理官 國村 義之
本年から来年にかけた米の需給については、本年7月に定めた米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針で、令和5年産主食用米等生産量を669万トン(前年670万トン)、令和6年6月末在庫量を184万トンとする等の需給見通しをお示ししたところです。
今般、全国の令和5年産の水田における作付状況(9月15日時点)が取りまとめられ、令和5年10月13日に公表されました。
令和5年産主食用米の作付面積は、全国合計で124.2万ヘクタールとなり、前年から0.9万ヘクタール減少(▲0.7%)しました。加工用米、新規需要米、麦、大豆、その他戦略作物等についても、52.2万ヘクタールとなり、2.7万ヘクタール減少(▲5.2%)していますが、新規需要米の中で、需要が伸びている輸出用米等については0.2万ヘクタール、WCS用稲については、輸入飼料の価格高騰に伴い国産飼料の需要増により0.5万ヘクタール増加しています。
これら作付状況に加え、米に関する価格動向や需給動向に関するデータ「米に関するマンスリーレポート」にとりまとめ、毎月定期的に農林水産省ホームページに公表していますので、是非、米取引等の参考にしていただきたいと思います。
・詳しくは、こちら
「主食用米、戦略作物等の作付意向及び作付状況等について(全国の取組状況)」(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/sakudou.html
「主食用米、戦略作物等の作付意向及び作付状況等について(中国四国管内の取組状況)」(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/kome/saku_dou.html
「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/beikoku_sisin
「米に関するマンスリーレポート」(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html
2【お知らせ】
★移動消費者の部屋in香川「伝えたい!にっぽんの食・食文化~11月24日は和食の日~ 」を開催します
ユネスコ無形文化遺産に登録されて10周年を迎える「和食」。展示期間中の11月24日は「和食の日(いいにほんしょく)」、11月は「和ごはん月間」として、官民協働でユネスコ無形文化遺産である「和食」の保護と次世代への継承に取り組んでいます。
中国四国農政局は、和食の定義や、全国で実施された和食授業のレポート、伝統食のデータベース化(にっぽん伝統食図鑑)や郷土料理のアーカイブ化(うちの郷土料理)及び日本の食文化によるインバウンド誘致の取組などを紹介する展示を高松市中央図書館で開催します。是非お立ち寄りください。
【開催日】
令和5年11月14日(火曜日)~11月26日(日曜日)
(休館日: 11月20日(月曜日))
【開催時間】
≪平日≫ 9:30~19:00(最終日は13時まで)
≪土・日曜日≫ 9:30~17:00
【開催場所】
高松市中央図書館2階
(香川県高松市昭和町1丁目2-20 サンクリスタル高松)
・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/seikatsu/231031.html
★データ活用で変わる農業を知る!「スマート農業推進フォーラム 2023 in 中国四国 」を開催します
中国四国農政局は、農研機構西日本農業研究センターとの共催により「スマート農業推進フォーラム2023 in 中国四国~データ駆動型農業によるスマート農業の拡大、みどりの食料システム戦略の推進に向けて~」を開催します。
【開催日時】
令和5年11月14日(火曜日) 13:15~16:40
【開催形式】
オンライン形式(Microsoft Teams)
・申し込みなど詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/se_kankyo/231024.html
★「ノウフクマルシェ」を瀬戸中央自動車道与島パーキングエリアで開催します
中国四国農政局は、本州四国連絡高速道路株式会社が主催する「せとうちマルシェ2023」において、「ノウフクマルシェ」や「農泊」、「世界農業遺産・日本農業遺産」「瀬戸内麦推進協議会」など、農政局の取組に関するブースを出展します。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
【開催日時】
令和5年11月25日(土曜日)10:00~15:00
令和5年11月26日(日曜日)10:00~15:00
【開催場所】
瀬戸中央自動車道与島パーキングエリア(香川県坂出市与島町西方587番地)
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/tosi_noson/231026.html
★パネル展「持続可能な水産業とみどりの食料システム戦略」を開催しています
中国四国農政局香川県拠点では、この度、ソルトレイクひけた体験学習館マーレリッコにおいて、「持続可能な水産業とみどりの食料システム戦略」をご紹介するパネル展を開催しています。是非お立ち寄りください。
【開催期間】
令和5年10月11日(水曜日)~11月19日(日曜日)
(休館日:毎週火曜日)
【開館時間】
9:00~17:00 (受付は16時まで)
【開催場所】
ソルトレイクひけた 体験学習館マーレリッコ2階(香川県東かがわ市引田4373番地)
入館料100円(3歳以下無料)
・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/kikaku/230927.html
★2023年漁業センサスにご協力をお願いします
農林水産省は、令和5年11月1日現在(流通加工調査は令和6年1月1日現在)で「2023年漁業センサス」を実施します。「漁業センサス」は、我が国漁業の生産構造、就業構造を明らかにするとともに、漁村、水産物流通・加工業などの漁業をとりまく実態と変化を総合的に把握することを目的に、統計法に基づいて5年ごとに行う大規模な調査です。
10月中旬から調査員が海面漁業関係者の方々を訪問しますので、調査票に漁業の操業状況などの記入をお願いします。
また、内水面漁業関係者の方々には10月上旬、冷凍・冷蔵、水産加工場関係者の方々には12月中旬に調査票が郵送されますので、漁業や水産加工場の操業状況などの記入をお願いします。
なお、スマートフォン等を利用したオンラインでの回答も可能です。回答内容は、統計を作成するためだけに使われます。統計調査員や調査関係者が、調査内容を他に漏らしたり、課税等その他の目的に使用することは法律で厳しく禁じられています。
「漁業センサス」は、漁業の現状を知り将来を考えるための大切な調査です。ご協力をお願いします。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/census/fc/2023fc/cp.html
★令和6年度農林水産予算概算要求について
農林水産省は、令和5年8月31日、令和6年度農林水産予算概算要求を取りまとめました。
「食料・農業・農村政策の新たな展開方向」を踏まえ、食料安全保障の強化、環境対応、人口減少への対応の3本柱を中心に、新しい資本主義の下、若者や意欲ある農林水産業者が夢を持って農林水産業に取り組めるような環境整備、元気で豊かな農山漁村の次世代への継承等を実現するための農林水産予算を要求しています。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r6yokyu.html
★農業女子プロジェクト10周年!今年の秋冬は「農業女子に会いにきて!」
農林水産省が取り組む「農業女子プロジェクト」は、社会での女性農業者の存在感を高めることを目的として、平成25年(2013年)に設立され、本年11月に10周年を迎えます。
このたび10周年を記念し、女性農業者に出会える全国各地のイベントや、女性農業者が参加できる研修会等を案内する特設webサイトを開設しました。
香川県内では12月に東かがわ市生活研究グループの店で開催される「ごじまん市」など、全国で活躍する輝く元気な農業女子と出会えるイベントや農業女子が学べるイベントを紹介したりしていますので是非ご覧ください。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/kourei/231010.html
★「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しについて
農政の根幹を定める「食料・農業・農村基本法」は、平成11年に制定されましたが、制定時から、我が国の食料・農業・農村をめぐる情勢は、大きく変化しています。
このため、食料・農業・農村政策審議会基本法検証部会は、昨年10月以降、同法の総合的な検証を行い、5月29日に「中間取りまとめ」を示しました。また、政府は「中間取りまとめ」を踏まえ、6月2日の食料安定供給・農林水産業基盤強化本部において「食料・農業・農村政策の新たな展開方向」を決定しました。
また、7月14日から8月9日にかけて全国11都市で「食料・農業・農村政策審議会基本法検証部会 地方意見交換会」が開催され、9月11日には「食料・農業・農村基本法の見直しに関する最終取りまとめ」を決定し、農林水産大臣に答申されました。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/basiclaw/index.html
(議事概要)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kensho/chiho/gaiyou.html
★みどりの食料システム法について
環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(みどりの食料システム法)が成立し、令和4年7月1日に施行されました。
この法律は、農林漁業及び食品産業の持続的な発展等を図るため、環境と調和のとれた食料システムの確立に関する基本理念等を定めるとともに、農林漁業に由来する環境への負荷の低減を図るために行う事業活動等に関する認定制度の創設等の措置を講じるものです。
また、この法律に基づく計画の認定を受け、化学肥料・化学農薬の使用低減に必要となる設備を導入した場合に、所得税・法人税の特別償却の摘要が受けられますので、ご関心のある方は以下の資料をご覧ください。
さらに、環境負荷の低減に取り組む農林漁業者に役立つ技術の提供を行う機械・資材メーカー等の事業計画(基盤確立事業実施計画)については、令和5年9月8日に4事業者が認定され、計55事業者となりました。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/houritsu.html
(基盤確立事業実施計画に関する情報)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/midorihou_kibann.html
・「みどりの食料システム戦略」に関連する資料は、こちらにまとめています。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html
★鳥インフルエンザ及び豚熱等の監視体制の強化について
令和5年10月4日に北海道で回収された死亡野鳥から今シーズン初めてとなるH5亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。本事例は同ウイルスが既に国内へ侵入していることを示唆するものであり、厳重な警戒が必要です。
また、県内においても豚熱に感染した野生イノシシが拡大しており、飼養豚への豚熱感染リスクが高まっています。
このため、飼養者の皆様におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。万が一、飼養する家きん及び豚の異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
(鳥インフルエンザに関する情報)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/inf/index.html
(豚熱(CSF)に関する情報)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/kobetsu/butanetsu_jouhou.html
★「令和5年度病害虫発生予報第8号」について
令和5年10月11日、農林水産省は「令和5年度病害虫発生予報第8号」を発表しました。
野菜・花き類では、ハスモンヨトウの発生が、果樹では、果樹カメムシ類の発生が四国の一部の地域で多くなると予想されています。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/231011.html
★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。
このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。
新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。
・詳しくはこちら(NOSAI香川ホームページ)
https://nosai-kagawa.jp/
3【報道発表資料】
★農林水産省の報道発表
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/index.html
★中国四国農政局の報道発表
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html
4【AFFクイズ】
★今回のクイズは、香川用水について出題します。
香川県内に農業用水や水道用水などを供給する香川用水が全線で通水を開始したのは何年のことでしょうか?
(1) 1950年(昭和25年) (2)1968年(昭和48年)(3)1978年(昭和53年)
(解答は次号)
★前回のクイズは、「10月18日は統計の日です。統計の日は統計についての国民の関心と理解を深め、統計調査に対する一層の協力を推進することを目的に制定されました。さて、統計の日が制定されたのは何年のことでしょうか?」でした。おわかりになったでしょうか。
正解は(2)1973年(昭和48年)でした。10月18日は、日本初の近代的統計である「府県物産表」に関する太政官布告が明治3年に公布された日に由来します。
5【コラム】
★10年前に見た景色
地元広島に帰るたび、広島駅の景色が変わっていくのを感じます。10年前、高校生の時によく利用していた駅でしたが、電車に乗り遅れないよう全力で走っていた改札口や、学校帰りに立ち寄っていた商業施設は別の場所に移転し、再開発によって綺麗な施設に、より便利な構造に変わっています。学生時代をふと思い出して「変わってしまった」とちょっと寂しい気持ちです。
香川に来て2年と半年が経ち、愛着がある高松駅も周辺で新しい施設の工事が進んでおり、だんだんと見える景色が変わってきました。また10年後に、「前はああだったなあ」と思い出とともに振り返るときがくるのかもしれません。
係員 平野
◆香川県拠点ホームページURL(ぴっぴ通信バックナンバー掲載)
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