10.農道を造る
農地は、水と土さえあればいいかというとそういうわけにもいきません。自分の農地へ行くために他人の農地を通るわけにはいかないし、収穫物を運ぶ必要もあります。つまり、道路が必要になるのです。こうした農作業の効率化のために造られる道路は農道と呼ばれています(あぜ道とは違って、法律的にも公道扱いです)。
農道には4m幅の道路から、複数の市町村にまたがる広域農道までたくさんあります(もちろん、信号もあります)。
農道ができると、目的地への運搬時間が短縮されます。また、悪路による車のガタつきも解消されるので、野菜などが潰れたり変形したりすることも防げます。さらにコンバインなど大型の農業機械を走らせることもできるので、労働時間も大幅に短縮できます。近年では、広域農道に「サラダロード」などと名前も付けられ、農産物直売所や朝市が開かれるなど、一般の市民にも親しまれるようになりました。
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