アグリ・インフォ九州 第290号
地域と九州農政局のホッとライン====================================
アグリ・インフォ九州
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令和7年6月23日発行 Vol.290
発行:農林水産省 九州農政局
《 今月の話題 》
☆コラム・こらむ☆
『フルーツ天国』
九州農政局生産部環境・技術課 柴田 萌(しばた もえ )
☆1☆ とぴっくす
★九州の動き
1. 果樹農業振興基本方針に係るブロック説明会の開催について
2. スマート農業に係る生産方式革新実施計画の申請・認定に関する相談・申請を受け付けています
3. 令和7年度九州スマート農業技術情報連絡会議の開催について
★全国の動き
1. 農林水産関係4白書の全国説明会を開催します!
2. 締切り迫る!!「第2回みどり戦略学生チャレンジ」の参加登録を受け付けています!
3. 令和7年農作業安全ポスターデザインコンテストの募集について
4. 有機農業・環境保全型農業の優れた取組を募集します!~「令和7年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」応募開始~
5. 「スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA,イプサ)」設立総会を開催します!
6. 農林水産研究イノベーション戦略2025を公表しました
7. 「農業技術の基本指針」(令和7年6月)の公表について
★補助事業参加者の公募情報
農林水産省では、補助事業参加者を募集しています
★お知らせ
1. 病害虫のまん延防止にご協力をお願いします ~沖縄県や奄美群島などに出かける方へ~
2. サツマイモ基腐病のまん延を防ぐために
3. 「令和7年度 農薬危害防止運動」の実施について
4. 病害虫や雑草の防除には、登録のある農薬を使用しましょう
5. 「除草剤を購入するときのポイント」について
6. 農作業死傷事故の発生状況について
7. 米に関するマンスリーレポートについて
8. 九州農政局から発信するSNS情報!
☆2☆ 情報定期便
1. 野菜の入荷量と卸売価格の見通し(令和7年6月)について
2. 統計新着情報のご案内
3. 九州農政局「消費者の部屋」からのお知らせ!
4. 食育イベント情報(令和7年6月以降)について
5. 農林水産省広報誌「aff(あふ)」について
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◇◇◇◇◇◇ ☆コラム・こらむ☆ ◇◇◇◇◇◇
『フルーツ天国』
九州農政局生産部環境・技術課 柴田 萌(しばた もえ )
こんにちは。九州農政局生産部環境・技術課の柴田萌(しばたもえ)と申します。2024年の4月に新規採用され、現在2年目です。今年の4月から環境・技術課に異動となり、不慣れではありますが日々業務に励んでいます。
私の出身は埼玉県で、九州には縁もゆかりもありません。昨年の4月に来てから、毎日が本当に新鮮で、スーパーに並んでいる魚の種類の多さや、電車の車両の少なさに驚いている間にあっという間に2年目になってしまいました。昨年九州に来た時に、九州7県制覇する!という目標を立てましたが、1年で達成できたので今年は九州の島々を巡りたいなと思っています。
いきなりですが、皆さんは好きな果物はありますか?私は果物が大好きです。ちなみに、一番好きな果物は桃です。週末によく道の駅に行くのですが、たくさんの果物が並んでいてとてもワクワクします。最近は、ビワが1パック300円くらいで売っていたので買ってみたら、本当に甘くておいしかったです。ビワは、千葉県でも有名ですが、道の駅や街の青果店で売っているのを見たことがなく高級品というイメージがあったので、こっちに来て手軽に食べることができてとてもうれしいです。また、熊本県と言えば柑橘類で、いつも売り場一面にいろんな種類の柑橘類が並んでいるので、いつか全種類制覇したいと思っています。昨年の冬には埼玉県にいる祖父母に晩白柚を送ったのですが、見た目のインパクトからとても喜ばれました。
ちなみに、私は大学時代にリンゴの研究をしていました。簡単に言えば、リンゴをより赤くするという研究です。リンゴに含まれる抗酸化物質についても分析を行ったところ、圧倒的に果肉より果皮に多く含まれていました。皮に栄養があるとよく言われますが、その事実を身をもって実感しました。なので、リンゴを食べる際は是非皮ごと食べてください!私は大学時代に一生分くらいのリンゴを食べましたので、九州にいる間はリンゴから少し距離を置こうと思います。
最後になりますが、どの時期にもおいしい果物がたくさんある九州は私にとって本当に天国です。残りの九州生活でも、九州のおいしい果物をたっぷり楽しんでいきたいと思います。これから梅雨に入り、暑さも本格的になるかと思いますので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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☆1☆ とぴっくす
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★九州の動き
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1. 果樹農業振興基本方針に係るブロック説明会の開催について
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本年4月30日に策定されました新たな果樹農業振興基本方針についての説明会を開催いたします。
農林水産本省より説明を行いますので、本基本方針等についてのご質問等ができる良い機会となっております。
参加希望の方は下のフォームから申し込みください。
【日時】令和7年7月3日(木曜日)13時30分~15時00分まで
【開催方法】対面及びオンライン (Microsoft Teams)
【会場】熊本地方合同庁舎B棟2階共用大会議室(熊本県熊本市西区春日2丁目10番1号)
【内容】
(1)果樹農業振興基本方針の内容について
(2)都道府県における果樹農業の振興を図るための計画及び果樹産地構造改革計画の作成に向けて
(3)令和7年度果樹支援対策の内容について
【参集範囲】県、市町村、JA、関係団体等
申し込みによって得られた個人情報は、本ネットワークの活動以外には使用しません。
【参加申し込み】
参加を希望される方は、以下の参加申し込みフォームから期限までにお申込みください。
申し込み期限:7月1日(火曜日)17時00分まで
参加申し込みフォーム:https://forms.cloud.microsoft/r/RQL9HKrWyT
(お問合せ先)生産部園芸特産課
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2. スマート農業に係る生産方式革新実施計画の申請・認定に関する相談・申請を受け付けています
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農業者の減少等の農業を取り巻く環境の変化に対応して、農業の生産性の向上を図るため、農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法律(スマート農業技術活用促進法)に基づき、スマート農業技術の活用と農産物の新たな生産の方式の導入をセットで相当規模で行い、農業の生産性を相当程度向上させる事業活動計画の認定を受けた農業者等(農業者又はその組織する団体)を対象に、金融・税制等の支援を行っています。
九州農政局では、相談・申請窓口を設置し、申請者の住所地又は主たる事務所の所在地が九州地域内にある農業者等からの相談等を受け付けています。計画の認定を希望する際は、計画の開始を予定している時点から、時間的余裕を持って、相談・申請窓口へ事前の相談を行ってください。
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/kyusyu/seisan/gizyutu/smart.html
(お問合せ先)生産部環境・技術課
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3. 令和7年度九州スマート農業技術情報連絡会議の開催について
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九州地域では、令和元(2019)年に行政、試験研究機関等で構成する「九州スマート農業技術情報連絡会議」を創設し、スマート農業実証プロジェクトで得られた技術的・経営的効果の発信や、イベントやセミナーの開催による情報提供などにより、スマート農業技術の社会実装を進めています。
昨年10月には、食料・農業・農村基本法の関係法である「農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法律」(以下、スマート農業技術活用促進法)が施行されました。これを受け、スマート農業技術の取組等の情報提供と併せ、スマート農業技術活用促進法に基づく施策の紹介等を行い、それら施策の推進を図ることにより、九州地域におけるスマート農業技術の現場実装のさらなる加速化につなげることを目的として、本会議を開催します。
1.開催日時及び方法
日時:令和7年7月9日(水曜日)13時10分~17時00分
開催方法:Web会議方式(Zoom配信)
2.議題
(1)スマート農業技術活用促進法に基づく施策等の推進について
(農林水産本省、九州農政局、農研機構本部)
(2)スマート農業技術の取組事例
・「スマート農業技術活用産地支援事業の成果『スマート農業技術導入手引き書』の紹介-サツマイモ・稲作における営農タスク標準を活用した人材育成や経営改善-」
(さつまいもカンパニー(株))
・「企業の農業参入による耕作放棄地対策とスマート農業 -九州経済連合会との共同研究-」
(農研機構本部)
(3)スマート農業の現場実装に向けた取組等について
(九州地域各県)
(4)質疑・情報交換
3.主催
九州農政局、農研機構九州沖縄農業研究センター
4.参加申込方法
(1)申込方法
参加希望の方は、以下のURLからお申込みください。なお、電話での申込は出来ません。
【申込URL】https://forms.office.com/r/EUZniuajDm
(2)申込締切
令和7年7月2日(水曜日)17時00分まで
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/kyusyu/press/kankyo/250619.html
(お問合せ先)生産部環境・技術課
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★全国の動き
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1. 農林水産関係4白書の全国説明会を開催します!
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令和6年度の農林水産関係4白書(食料・農業・農村白書、食育白書、森林・林業白書、水産白書)を公表しました。
農林水産・食品の生産・加工・流通・販売に関わる事業者や消費者など、幅広い関係者の皆様に、農林水産業のトレンド、課題や取組をご紹介するとともに、今後の白書について、皆様のご意見をお伺いするため、説明会をオンライン形式で開催します。
詳しくは、農林水産省Webサイトをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/250418.html
(お問合せ先)大臣官房広報評価課 情報分析室
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2. 締切り迫る!!「第2回みどり戦略学生チャレンジ」の参加登録を受け付けています!
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農林水産省では、大学生や高校生等の「みどりの食料システム戦略」に基づいた活動を実践する機会として、「みどり戦略学生チャレンジ」を開催しています!
資材・エネルギーの調達、生産、加工・流通、消費のサプライチェーンの各段階における、環境にやさしい取組や持続可能な食料・農林水産業の実現に資する様々な「チャレンジ」が対象となっています。
取組成果の中で優れたものを対象に、全国大会・地方ブロック大会で審査・表彰を行います。
参加登録期間は令和7年6月30日(月曜日)まで。農林水産省Webサイト上の参加登録フォームから、ぜひご参加ください!
詳しくはこちらをご覧ください。
みどり戦略学生チャレンジ(農林水産省リンク)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/challenge.html
(参考)第1回(令和6年度)みどり戦略学生チャレンジ九州ブロック大会の結果(九州農政局リンク)
⇒ https://www.maff.go.jp/kyusyu/seisan/gizyutu/midori/gakuchalle.html
(お問合せ先)九州農政局生産部環境・技術課みどりの食料システム戦略推進特別チーム
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3. 令和7年農作業安全ポスターデザインコンテストの募集について
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例年、農林水産省技術普及課では、農作業安全対策の推進の一環としてポスターデザインを全国から募集し、表彰を行っております。
今年度は、外部団体の一般社団法人日本農業機械化協会が主催団体として、以下のテーマ、期間で実施することとなりました。
皆様からの応募をお待ちしております。
【募集テーマ】
忘れていませんか?安全対策
【募集期間】
令和7年6月2日(月曜日)~8月29日(金曜日)
【表彰点数】
・農林水産大臣賞1点
・日本農業機械化協会賞1点
・日本農業新聞賞1点
・入賞10点から20点
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ 一般社団法人農業機械化協会HP: https://nitinoki.or.jp/
⇒ 農林水産省HP:https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/posuta.html
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4. 有機農業・環境保全型農業の優れた取組を募集します!~「令和7年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」応募開始~
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農林水産省では、持続可能な農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善、普及等に取り組んでいる農業者、農業団体、流通・加工業者、教育機関等を表彰する「令和7年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」を実施します。
自薦他薦を問わず、有機農業・環境保全型農業に取り組んでいる皆様からのご応募をお待ちしています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kankyo/250606.html
(お問合せ先)農産局農業環境対策課(有機農業担当)
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5. 「スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA,イプサ)」設立総会を開催します!
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農林水産省及び農研機構は、スマート農業技術の活用を促進するため、農業者、民間企業、関係団体、研究機関、教育機関、地方公共団体等の多様なプレーヤーが参画する「スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA : Innovation Promotion Conference for Smart Agriculture, イプサ)」を設立します。IPCSAでは、ニーズの収集、情報の発信・共有、関係者間のマッチング、人材育成等を通じ、コミュニティ形成を促進し、スマート農業技術の開発及び普及の好循環の形成を推進していきます。
このたびIPCSAの設立に際し、6月27日(金曜日)に設立総会及び交流会を開催します。
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo03/250606.html
(お問合せ先)大臣官房政策課技術政策室
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6. 農林水産研究イノベーション戦略2025を公表しました
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農林水産省は、本年4月に決定された新たな「食料・農業・農村基本計画」に基づく初めての農林水産分野における研究開発の重点事項等を示した、「農林水産研究イノベーション戦略2025」を公表しました。
農林水産研究イノベーション戦略2025は、本年4月に閣議決定した新たな食料・農業・農村基本計画の下での初めての戦略であり、新たな食料・農業・農村基本法で示された食料安全保障の強化や環境と調和のとれた食料システムの確立等に関する技術開発が盛り込まれています。
特に、スマート農業機械や栽培管理の意思決定の支援を行うシステムにより労働時間の削減と生産性・収益の向上をめざすことや、スマート育種支援システムによって産学官が一体となり品種開発に取り組むことを強調しています。
あわせて、イノベーションの好循環を支える基盤の強化として、農林水産業を支える国立研究開発法人の機能強化、スタートアップの成長段階に応じ、魔の川等の難所を乗り越えるための息の長い伴走支援、スタートアップや民間企業の発意による目的志向的な研究開発プラットフォームの形成等を進めていくとしています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/250606.html
(お問合せ先)農林水産技術会議事務局研究企画課イノベーション戦略室
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7. 「農業技術の基本指針」(令和7年6月)の公表について
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農林水産省では、都道府県をはじめとする関係機関における農業技術関連施策の企画、立案、実施等に当たっての参考となるよう、食料安全保障、環境対策、生産性向上等の農政の重要課題に即した技術的な対応や、営農類型別の留意事項、農業の発展に資すると期待される新技術を取りまとめ、毎年、「農業技術の基本指針」として公表しています。本年も、情勢変化を踏まえ改定を行い、「農業技術の基本指針」(令和7年6月)として公表しました。
〇主な改定内容
・令和7年4月11日(金曜日)に閣議決定された「食料・農業・農村基本計画」に合わせて全体構成を変更、「不測時における食料供給の確保」、「品種のグローバル展開」などの新たな項目を追加。
・食料の安定確保、輸出促進及びスマート農業の推進に向けて、新品種や重要品種、栽培技術の標準作業手順書(SOP)などの関連情報を追記。
・農作業の安全確保に向けて、熱中症対策、農業機械安全対策に係る研修について追記。
・令和7年4月に策定された「家畜及び鶏の改良増殖目標」に合わせて記載を更新。
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo03/250613.html
(お問合せ先)大臣官房政策課技術政策室
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★補助事業参加者の公募情報
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農林水産省では、補助事業参加者を募集しています
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詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/
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★お知らせ
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1. 病害虫のまん延防止にご協力をお願いします ~沖縄県や奄美群島などに出かける方へ~
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サツマイモなどの農作物に大きな被害を与える病害虫(アリモドキゾウムシ、イモゾウムシなど)が発生している地域(沖縄県、奄美群島、トカラ列島及び小笠原諸島)から本土に持ち込みが規制されている植物等(サツマイモ、エンサイなど)があります。
これらの病害虫やその病害虫が付着するおそれのある植物等を持ち込まないように、ご理解とご協力をお願いいたします。
以下のURLに植物等の移動規制に関するリーフレット等を掲載していますので、ご確認ください。
植物等の移動規制について(農林水産省植物防疫所HP)
https://www.maff.go.jp/pps/j/introduction/domestic/didoukisei/index.html
「植物検疫のおしらせ」リーフレット(農林水産省植物防疫所HP)
https://www.maff.go.jp/pps/j/introduction/domestic/didoukisei/seido/attach/pdf/index-8.pdf
(担当)消費・安全部 農産安全管理課
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2. サツマイモ基腐病のまん延を防ぐために
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サツマイモ基腐病は、糸状菌(カビの一種)を原因とする病気です。防除が難しく、まん延すると減収につながることから、国・県等が一体となってまん延防止・防除対策に取り組んでいます。
梅雨入りし、今後、サツマイモ基腐病の発生に好適な条件が続きます。まん延を抑えるためには、以下の対策をもれなく行うことが重要です。
<基腐病菌を増やさない対策>
〇ほ場の排水対策を徹底する
○ほ場の見回りは、こまめに実施
○発病株は、速やかに抜き取り、ほ場外に持ち出して処分
○定期的なローテーション散布による予防防除を実施(各県の対策マニュアルを参照)
<基腐病菌を持ち込まない対策>
〇ほ場間の農作業は、発病無し→小発生→中発生→甚発生の順に行う
〇発病ほ場で使用した資材、機械を別のほ場で使用する場合は十分に洗浄する
以下のURLに本病のまん延防止対策及び発生の予防に必要な対策をまとめたリーフレット等を掲載していますので、ご活用ください。
リーフレット(農林水産省九州農政局HP)
https://www.maff.go.jp/kyusyu/syohianzen/nouchiku/syokubou.html
宮崎県 サツマイモ基腐病対策マニュアル(令和7年産版)
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/documents/67650/67650_20250116102804-1.pdf
鹿児島県 サツマイモ基腐病防除対策マニュアル
https://www.pref.kagoshima.jp/ag06/documents/documents/74570_20240315133011-1.pdf
農研機構 サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策(令和4年度版)
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/stem_blight_and_storage_tuber_rot_of_sweetpotator04a.pdf
農研機構 かんしょ生産工程におけるサツマイモ基腐病発病リスク低減技術集(概要編)
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/tech-pamph/168482.html
(担当)消費・安全部 農産安全管理課
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3. 「令和7年度 農薬危害防止運動」の実施について
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農林水産省は、農薬を使用する機会が増える6月から8月にかけて、厚生労働省、環境省と共同で、農薬の使用に伴う事故・被害を防止するため、農薬の安全かつ適正な使用や保管管理、環境への影響に配慮した農薬の使用等を推進する「農薬危害防止運動」を実施しております。
令和7年度の運動のテーマは、「使用前、周囲よく見て ラベル見て」と設定し、農薬ラベルの表示事項の遵守と周辺の環境への農薬の飛散防止を徹底することなどを重点的に指導します。
家庭菜園や庭木の病害虫防除に農薬を使用する場合は、以下にご留意ください。
(1)ラベルに記載されている使用方法を守ること
《間違いやすい作物例》
・「トマト」と「ミニトマト」
・「ねぎ」と「わけぎ」と「あさつき」
(2)周辺に配慮し、飛散防止対策を行うこと
《対策の例》
・無風又は風が弱いときなど、近隣に影響が少ない天候・時間帯に散布
・粒剤、微粒剤等の飛散が少ない形状の農薬を使用
運動の実施要綱やリーフレットは、こちらからご覧ください。(農林水産省九州農政局HP)
⇒ https://www.maff.go.jp/kyusyu/syohianzen/nouchiku/nouyaku.html
(担当)消費・安全部 農産安全管理課
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4. 病害虫や雑草の防除には、登録のある農薬を使用しましょう
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農作物等に使用される資材(肥料、植物活力液など)について、農薬の登録がないのに、
〇使ってみたら農薬の効能効果が見られた。
(例:使った翌日に虫が死んでいた)
〇農薬の効能効果を謳っていた。
(例:ラベルやチラシに病害虫への効果が記載されていた、資材のセールスで病害虫に効くと言っていた)
場合は、すぐに使用をやめて、地方農政局や都道府県に連絡しましょう。
農薬取締法(昭和23年法律第82号)において、「農薬」とは、農作物等を害する病害虫の防除に用いられる殺菌剤、殺虫剤、除草剤その他の薬剤等と定義されており、登録を受けた農薬や特定農薬以外のものを病害虫防除等の目的で使用することは禁止されています。
農薬疑義資材コーナー(農林水産省HP)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_sizai/index.html
(担当)消費・安全部 農産安全管理課
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5. 「除草剤を購入するときのポイント」について
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除草剤には、1.農薬登録のある除草剤と2.農薬ではない(登録されていない)除草剤の2種類があります。
1.農薬登録のある除草剤
農作物や樹木・芝・花きなどの栽培・管理のために使用される除草剤です。
家庭菜園やガーデニングも含まれます。
【購入する際の見分け方】
容器・包装に『農林水産省登録第〇○○○○号』の記載があります。
2.農薬登録されていない除草剤
道路、駐車場、グラウンドなどの、農作物や樹木・芝・花きなどの栽培・管理の目的以外で使用される除草剤です。
このような除草剤をこれらの栽培・管理に利用することは、農薬取締法において禁止されています。
【購入する際の見分け方】
容器・包装と店舗の見やすい場所に「農薬として使用することができない」旨の記載があります。
除草剤を購入するときのポイントは、こちらからご覧ください。
除草剤の販売・使用について(農林水産省HP)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/herbicide.html
(担当)消費・安全部 農産安全管理課
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6. 農作業死傷事故の発生状況について
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農林水産省では、都道府県、農機具販売業者、製造事業者等から収集した農作業死亡事故、負傷事故の情報(速報値)を発生月毎に集計し公表しています。
4月は9件の死亡事故を含む40件の死傷事故が報告されました。
このうち、耕うんや草刈りなどの作業を行うほ場とは異なる場所で発生した事故が13件も含まれていました。具体的には、倉庫などでの作業機の取付け・取外しや荷物の昇降作業、トラック荷台やトレーラーへの機械等の搭載作業などであり、2名が死亡しています。
重量物を扱うことや高所で作業することが多い農業は、ほ場外も危険と隣り合わせです。日頃の慣れで忘れがちになりますが、身近に潜んだ危険に気づくことが安全対策の第一歩となります。まずは、家族や従業員の方と一緒に「ほ場外の危険探し」をしてみましょう。
<6月のワンポイント>
近年の農作業死亡事故調査によると、刈払機の事故は春から夏にかけて多く報告されています。
刈払機での典型的な事故は以下の4つです。
1.傾斜面を誤って滑って、水路等に落下したり刈刃で自分を傷つける
2.キックバックさせたり小石を飛散させて、自分や周囲の人を傷つける
3.草やゴミの詰まりの除去した直後に、回転を始めた刈刃で手指を傷つける
4.周囲の作業者に気づかず、振り向きざまに刈刃で周囲の人を傷つける
熱中症にも気を付けつつ、作業に適した靴や防護具を装備するとともに、正しい作業手順や作業時のルールを事前に確認し、今年の夏は「草刈り事故ゼロ」を目指しましょう。
参考動画:「刈払機(草刈機)の作業中の事故に注意!」出典:(独)国民生活センターホームページ
⇒ https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240821_1.html(外部リンク)
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/jikojoho.html
(お問合せ先)農産局技術普及課生産資材対策室
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7. 米に関するマンスリーレポートについて
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農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート」を取りまとめています。
「米に関するマンスリーレポート」は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理し、毎月定期的に公表することによって、需給動向を適切に反映した米取引に資することを目的としています。
詳しくは、農林水産省ホームページをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html
(担当)農林水産省農産局企画課
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8. 九州農政局から発信するSNS情報!
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【 農林水産省 公式YouTubeチャンネル BUZZ MAFF 】
農林水産省職員が、そのスキルや個性を活かして、農林水産物の良さや農山漁村の魅力を発信する動画チャンネルです。
チャンネル登録と動画に「いいね!」をよろしくお願いいたします。
令和7年度、「宮崎のヒデちゃん」の後継チームが活動を開始します! その名も「よかトコ九州」!!!これから九州の魅力を“ガンガン”発信していきます。お楽しみに!
〇最近発信の動画<宮崎のヒデちゃん>
【密着】のべおか里山塾で“ジビエ”について学んでみた!in宮崎県延岡市
「BUZZ MAFF ばずまふ」
⇒ https://www.youtube.com/channel/UCk2ryX95GgVFSTcVCH2HS2g/videos
【 九州農政局 公式Instagram 】
“九州農業を盛り上げる”農政情報をタイムリーにお届けします。ぜひ「フォロー&いいね」をよろしくお願いします。
⇒ https://www.instagram.com/maff_kyushu/
(担当)企画調整室
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☆2☆ 情報定期便
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1. 野菜の入荷量と卸売価格の見通し(令和7年6月)について
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福岡市中央卸売市場の野菜の入荷量及び卸売価格の見通しをお知らせします。
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/kyusyu/seiryuu/yasai/yasai2.html
(担当)生産部 園芸特産課
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2. 統計新着情報のご案内
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令和7年5月27日に「作物統計調査 令和6年産みかんの結果樹面積、収穫量及び出荷量」が公表されました。
都道府県別の収穫量割合をみると、九州では熊本県(6万3,800t、全国シェア11%)及び佐賀県(2万9,400t、全国シェア5%)が高い割合を占めています。
★全国
<作付面積・生産量、家畜の頭数など>
〇作物統計調査 令和6年産みかんの結果樹面積、収穫量及び出荷量
〇作物統計調査 令和6年産りんごの結果樹面積、収穫量及び出荷量
〇畜産物流通調査 令和6年食鳥流通統計調査結果
<農家数、担い手、農地など>
〇令和7年集落営農実態調査結果(令和7年2月1日現在)
<水産業>
〇令和6年漁業・養殖業生産統計
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/tokei/index.html
(担当)統計部 統計企画課
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3. 九州農政局「消費者の部屋」からのお知らせ!
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九州農政局「消費者の部屋」では、食料・農業・農村に関する各種施策の情報提供や普及啓発を行っています。
令和7年6月、令和7年7月は、下記のテーマで特別展示を実施します。ご来庁の際は、是非お立ち寄りください。
展示場所:消費者の部屋(熊本地方合同庁舎A棟1階)
◆テーマ:毎年6月23日~6月29日は男女共同参画週間です!
期 間:令和7年6月16日(月曜日)~ 令和7年6月27日(金曜日)
内 容:毎年6月23日から6月29日は、男女共同参画週間です。男女共同参画を取り巻く状況や農業女子プロジェクト、現地調査事例等について紹介します。
◆テーマ:地域に根ざした先導的品種育成・技術開発
期 間:令和7年6月30日(月曜日)~ 令和7年7月11日(金曜日)
内 容:国内安定供給に向けた新品種開発と生産性の向上を目指した農業技術を紹介します。
◆テーマ:ニッポンフードシフト食から日本を考えよう!
期 間:令和7年7月14日(月曜日)~ 令和7年7月25日(金曜日)
内 容:食と農との距離が遠くなり、農業や農村に対する国民の意識・関心は薄くなっています。食と環境を支える農林水産業・農山漁村への国民の理解醸成を図るための情報発信等をパネル等で啓発する。
なお、以下の場所におきましても、農林水産行政等の情報提供の場としてパネル等を常時展示しています。
フードパル熊本「熊本市食品交流会館」 (熊本市北区貢町581-2)
詳しくは、九州農政局ホームページをご覧ください。
「消費者の部屋」
⇒ https://www.maff.go.jp/kyusyu/syohianzen/syokunoanzenansin/syouhisya/syouhisya.html
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4. 食育イベント情報(令和7年6月以降)について
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九州地域において、食の安全や食育に関連する様々なイベント、セミナー、体験活動等が行われています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/kyusyu/syohianzen/hiroba/island/event/event.html
(担当)消費・安全部 消費生活課
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5. 農林水産省広報誌「aff(あふ)」について
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令和7年6月号の特集テーマは、<健やかな食生活を送るため 食中毒予防>
食中毒を防ぐために家庭でどんなことができるのか。注意点を詳しく解説します。
農林水産省では、消費者の皆さん、農林水産業関係者、そして農林水産省を結ぶ“Webマガジン「aff(あふ)」”を配信しています。
より読みやすく親しみを感じるWebマガジンを目指しながら、農林水産業や食に関するお役立ち情報をお届けしていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
詳しくはこちらをご覧ください。誌面内容を全てご覧になれます。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index.html
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◇◇編集後記◇◇
梅雨シーズンに突入しました。空模様と同じく心までどんより、雨が多くて鬱陶しいなと思ってしまいがちですが、見方を変えてみると、植物にとっては夏前の潤いの季節。
稲作をはじめ、日本の農業には梅雨時期の雨が欠かせません。
とはいえ、大雨による河川の氾濫や土砂災害にも気を付けたいところ。日頃からの備えをお忘れなく!
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〒860-8527 熊本市西区春日2丁目10番1号 (熊本地方合同庁舎A棟)
TEL:096-211-9111 (内線:4112)
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