東海食育メールマガジン第90号(令和5年2月2日発行)
~健全な食生活の実践と食を支える農林漁業の理解のために~
第4次食育推進基本計画では、基本的な方針として3つの重点事項「生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進」、「持続可能な食を支える食育の推進」、「新たな日常やデジタル化に対応した食育の推進」を柱に食育を計画的に推進していくこととしています。
お知らせ
お待たせしました!YouTube動画【東海食育さんぽ】第3回「若い世代のフードライフ」が、満を持して配信スタートしました!
毎度おなじみ、食 育夫(しょく いくお)さんと風土(ふうど)ちゃんが、お茶の間を飛び出して、今回は、本メルマガアンケートで最も関心が高かった「若い世代の方が、食生活において何にこだわっているのか?」を某大学に聞きに行きました!
どんな人の声を聞きに、どこへ行ったのでしょう?
詳しくは、1で紹介します。
ぜひ、ご視聴ください!
◆◆◆皆さまからの情報をお待ちしております◆◆◆
東海食育メールマガジンは、皆さまからの生の声を反映した情報を発信したいと考えています。
YouTube動画「東海食育さんぽ」や本メールマガジンに取り上げてほしい食育情報・ご意見など、ぜひ、お知らせください。
また、引き続き、有識者様の「食」についてのご意見や、「食」について第一線で活躍されている方をご存じの方は、ご紹介をいただけると幸いです。
ご意見や情報をお寄せいただいた方には、ささやかですが農政局特製の粗品を謹呈させていただきます。
情報はこちらまで▼
tokai-shokuikumm@maff.go.jp
もくじ
★東海農政局からのお知らせ
1 YouTube動画【東海食育さんぽ】第3回「若い世代のフードライフ」配信スタート!
<若い世代の考える20年後の「食」はどうなっていく!?「食生活」のこだわりは!?>
2「我が国の食料自給率・食料自給力指標について」【消費者の部屋 特別展示】
<私たちに何ができるのかを考えてみませんか!>
3 食の安全に関するセミナー「東海地域の未来のために、エシカルな消費を進めてみませんか」のアーカイブ動画を公開
4 有識者等との意見交換 TOKAIミニコミ「株式会社りんねしゃ 取締役副社長 大島幸枝(おおしま さちえ)氏」に聞く
<40年前から「フードロスゼロ」の販売の仕組を作っていたなど、熱い話がいっぱい>
★農林水産省からのお知らせ
5「食育推進フォーラム2023~食育キーパーソンに学ぶ!これからの食育とその実践~」を開催(参加者募集)
6 農林水産省広報誌 aff(あふ)1月号「冬もおいしい葉物野菜」
<愛知県田原市ならではの葉物野菜料理「キャベコロ」(キャベツのコロッケ)をご紹介>
★東海食育ネットワーク会員からのお知らせ
7「未来へつなぐ食生活と農業に関するシンポジウム2023inにっしん」を開催(参加者募集)【NPO法人Earth as Mother】
<食育、食農、共育を未来へ繋いでいくために>
★東海食育ネットワーク事務局からのお知らせ
8「東海食育ネットワーク」の会員になりませんか!
<東海地域の食育の輪を広げよう>
★ 東海農政局からのお知らせ
1 YouTube動画【東海食育さんぽ】第3回「若い世代のフードライフ」配信スタート!
東海農政局は、農林水産省YouTubeチャンネルで動画「東海食育さんぽ」の第3回を配信しました!
今回のテーマは、「若い世代のフードライフ」です。
大学内に食育推進センターを設置し、熱心に食育に取り組まれている「椙山女学園大学※」(名古屋市所在)で、先生から3人の学生に話を聞いていただきました。
食べたい料理はSNSを使って探すことや、野菜の摂り方、料理への関わり方や考え方など、若い世代の方が食生活についてどんなふうに考え、将来の食についてどのような意識を持っているのか、キャンパスライフを謳歌している大学生のリアルな声をお届けします。
ぜひ、ご視聴いただき、今後より良い内容としていくため、サイト内にあるアンケートにもご協力をお願いします。
内容:食生活・美容の関心事(ダイエットについて)
〇 お財布事情
〇 日本型食生活
〇 20年後の食
〇 SDGsの取組
〇 ジェンダーバランス
2本に分けて配信しています!
(※椙山女学園大学と東海農政局は、連携に関する覚書を交わしています。)
東海農政局Webサイト(東海食育さんぽ)▼
https://www.maff.go.jp/tokai/keiei/shokuhin/shokuiku/SANPO.html
2「我が国の食料自給率・食料自給力指標について」【消費者の部屋 特別展示】
消費者の部屋(東海農政局の玄関右側に設置)では、令和5年2月10日(金曜日)まで「我が国の食料自給率・食料自給力指標について」と題した特別展示を行っています。
食料自給率とは、国内の食料供給に対する食料の国内生産の割合を示す指標です。日本の食料自給率は令和3年度カロリーベースで前年度より1ポイント高い38%、生産額ベースでは、前年度より4ポイント低い63%となっています。
食料自給力指標とは、国内生産のみでどれだけの食料を最大限生産することが可能かを試算した指標で、平成27年から公表しています。米麦中心の作付の場合、1,755Kcal(令和2年度と同じ)、いも類中心の作付の場合、2,418Kcal(令和2年度2,490Kcal)です。
食料の安定供給を確保するためには、食料自給率・食料自給力の維持向上が重要となります。
今回の特別展示は、令和4年8月に公表された令和3年度食料自給率・食料自給力指標と併せて、食料自給率が低いとなぜ困るのかや、東海農政局が食料自給率向上に向けて行っている大学での講義やイベントの開催などの取組について、パネルや動画で紹介しています。
また、麺類対決やおやつ対決など食品サンプルを用いた食料自給率対決クイズも用意しています!
ぜひ、ご来場のうえ、展示をご覧いただきクイズに挑戦して、私たちに何ができるのかを一緒に考えましょう。
「消費者の部屋 特別展示」の最新号はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/heya/tokubetsu/index.html
令和4年度の特別展示はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/heya/tokubetsu/2022.html
3 食の安全に関するセミナー「東海地域の未来のために、エシカルな消費を進めてみませんか」のアーカイブ動画を公開
東海農政局は、令和4年12月22日に、AP名古屋(愛知県名古屋市中村区)において開催した食の安全に関するセミナー「東海地域の未来のために、エシカルな消費を進めてみませんか」のアーカイブ動画を公開しています。
このセミナーでは、関心の高まっている「エシカル消費」につながる食品ロス削減や地産地消、食文化の伝統継承などに、東海地域で取り組まれている企業・団体等の活動を紹介。このほか、地産地消の推進や食品ロス削減に繋がる消費行動、多様な食文化の継承などによる地域振興を応援する消費行動をいかに促進するかといったテーマで、講師の皆さまによるパネルディスカッションを実施しています。
ぜひ、ご覧いただき、アンケートで、ご視聴いただいた感想をお寄せください。
アーカイブ動画はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/iken/seminar/221222_2.html#e (終了いたしました)
アンケートはこちら▼
https://www.contactus.maff.go.jp/j/tokai/form/seikatsu/221222.html
4 有識者等との意見交換 TOKAIミニコミ「株式会社りんねしゃ 取締役副社長 大島幸枝(おおしま さちえ)氏」に聞く
東海農政局は、食に関わる有識者の方や学識経験者、地域の活動者の皆さまと対談を行い、意見交換の中でお聞きした幅広い情報を「TOKAIミニコミ」として発信しています。
今回は、素敵な景色を眺望できる、三重県多気町のリゾート施設「VISON多気」内にある店舗「本草研究所RINNE」に出向き、食や環境問題に向き合い、農産物などの生産販売を行っている「株式会社りんねしゃ」(社名は「輪廻転生・一物全体」に由来)の取締役副社長 大島幸枝(おおしま さちえ)さんにお話をお聞きしました。
大島さんは小学5年生で両親と兵庫県の「電気・ガス・水道のない」古民家へ移住した経験から、その後、大人になって気づいた両親の考え方や思いが今の自分のベースになっているとのこと。
販売方法は、商品には農家や自らの考えを添えて売らなければいけないと、先に農家がどういう思いで作っている商品かを伝え、購入希望を募って、注文を取る。その数だけ農家から受け取り購入者に配るため、「フードロスはゼロ」。この販売の仕組みを40年以上前から取り組まれている。
また、欲しいと思った商品を全国に探しに行き、それをみんなで買い支える仕組みを作られた。今でいう、クラウドファンディングのはしりとも言えます。
大島さんの考えや行動はエシカルな活動にも向けられています。
「山を整備すれば、海が美しくなる。その活動をしている仲間が作る商品を紹介することは私のライフワーク」と話された大島さん。ステキな未来の計画もお伝えします!
ぜひ、ご一読ください。
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/mc/221122.html
★農林水産省からのお知らせ
5「食育推進フォーラム2023~食育キーパーソンに学ぶ!これからの食育とその実践~」を開催(参加者募集)
農林水産省は、令和4年度食育活動の全国展開事業として、「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進に向け、地方農政局等と全国食育推進ネットワークが連携した食育イベント全国キャラバンを実施しています。
東海農政局では1月18日(水曜日)に「中高年男性でも一人で挑戦できる料理教室~男子も厨房に入ろう~」と題して、家事に携わる機会が少ないとされる中高年男性を対象に、もっと料理に関心を持っていただけるよう料理教室を開催しました。この模様は、講演等も併せて、アーカイブ配信していく予定です。
当該全国キャラバンの締めくくりとして、農林水産省は、これからの食育の在り方とその実践について、基調講演、事例報告及びパネルディスカッションを通じて一緒に考えてもらうための食育推進フォーラムをAP虎ノ門(東京都港区)で開催します。
会場の他にオンラインでの参加も可能となっておりますので、全国の皆さまの参加をお待ちしております。
開催日時:令和5年2月20日(月曜日) 14時00分~16時00分
申込期限:令和5年2月15日(水曜日)
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/230120.html (プレスリリース)
申込みフォームはこちら▼
https://www.secure-cloud.jp/sf/1673909605IUAdUysf 終了しました
6 農林水産省広報誌 aff(あふ)1月号「冬もおいしい葉物野菜」
農林水産省は、広報誌「aff(あふ)」を毎週水曜日に配信しています。2023年1月号の特集は「冬もおいしい葉物野菜」です。
キャベツの作付面積が全国第1位(令和2年産野菜生産出荷統計)で、その一大産地である愛知県。特に11月から3月に出荷される冬キャベツは、国内シェアの3割以上を占めています。その愛知県田原市の冬キャベツを取り上げています。
県内でも温暖で生産が盛んな東三河地域に位置する田原市ですが、ここで生まれたキャベツの新料理が「キャベコロ」。これは、ジャガイモの代わりに田原産のキャベツをたっぷり使い、シャキシャキした食感が特徴の新感覚コロッケ。キャベコロの条件は、1)ジャガイモを入れない、2)田原産のキャベツを基本とする、3)主な材料に田原の物を使用すること。
誕生のきっかけは、田原市内の農村女性組織「農村輝きネット・あつみ」が開催した「地元農産物を活用した加工品・料理コンテスト」で2011年の最優秀賞を受賞したこと。その後、業務用、家庭用が製造され、地元飲食店で提供されているほか、学校給食でも提供された。2016年度には「優良ふるさと食品中央コンクール」の国産農林産品利用部門で農林水産大臣賞を受賞。
田原市内には、キャベコロを提供する飲食店があります。
また、ご自宅で作る場合には、たねにシラスやツナ、大葉とチーズなどを使ってアレンジしてもおいしいそうです。
どうぞ、ご一読ください。
掲載記事はこちら▼
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2301/pdf/aff2301-all.pdf
最新号はこちら▼
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index.html
バックナンバーはこちら▼
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/bcnm2022.html
★東海食育ネットワーク会員からのお知らせ
7「未来へつなぐ食生活と農業に関するシンポジウム2023inにっしん」を開催(参加者募集)【NPO法人Earth as Mother】
NPO法人Earth as Motherは、愛知県豊田市の自然あふれる圃場で、お米や野菜作り体験の提供などの取組を行っています。
農産物を育てることで、喜びや食べもののありがたさを体感することができる食農食育は、共育の大切さを未来へ繋いでいくうえでも大切な取組だと考えています。
食育、食農、共育を未来へ繋いでいくため、2月23日(木曜日)祝日、愛知県日進市(日進市民会館小ホール)においてシンポジウム「未来へつなぐ食生活と農業に関するシンポジウム2023inにっしん」を開催します。
参加をお待ちしています。
募集人数:100名
申込期限:令和5年2月21日(火曜日)
詳細はこちら▼
https://www.earthasmother.com/news/event/entry-202.html (外部リンク)
申し込みフォームはこちら▼
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc5VSFLomnQUlmRLGW44lDSQwXERmVY6Z4Sdoxz8D8d6Vz7wg/viewform?usp=sf_link 終了しました
★東海食育ネットワーク事務局からのお知らせ
8「東海食育ネットワーク」の会員になりませんか!<東海地域の食育の輪を広げよう>
東海食育ネットワークでは、会員の皆さまと事務局、更には会員の皆さま相互の関係が深まるよう、当該ネットワークを運営していきたいと考えています。食育活動をされている方、活動予定の方で、会員の登録をされていない方は、お気軽にお問合せください。一緒に東海地域の食育の輪を広げていきましょう!
今年度は、全国食育推進ネットワークや東海食育ネットワークの会員の方々と連携し、デジタル技術を活用したイベントも実施しています。東海食育ネットワークの会員になって、様々な取組情報などを発信しませんか!
ご照会、ご登録をお待ちしています。
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/keiei/shokuhin/shokuiku/network/index.html
★編集後記
私ども東海農政局消費生活課は、1月18日(水曜日)に愛知県岡崎市で「中高年男性でも一人で挑戦できる料理教室~男子も厨房に入ろう~」と題した食育実践セミナーを開催しました。
家事に携わる機会が少ないという男性でも簡単に調理できる和食料理として、講師である日本料理「一灯(いっとう)」料理長 長田勇久(おさだ はやひさ)氏(第6回食育活動表彰 農林水産大臣賞 受賞)に、手間をかけずに本格的で、初心者にも作りやすく栄養バランスも考えたレシピを作成いただき、地元食材や、たまり醤油、八丁味噌など伝統調味料を使って、「鶏と大根、椎茸、人参の照り煮」など和食の基本である一汁三菜を1グループ4名で、4グループに分かれて調理体験いただきました。
「だしは引かない」(水出しの椎茸と煮干も使う)、「野菜の皮は剥かない」(簡単な切り方で)、「調味料もおおよその量でよい」などなど。初心者でも気軽に始められる内容で、参加者の皆さんも終始楽しそうに調理に取組んでいただく様子が伺えました。
料理を完成させた参加者の方々の自信に満ちた嬉しそうな笑顔と、共に作り食すことができた喜びの声がとても印象的でした。
また、オンライン参加いただいた方で、視聴後、自宅でこの料理を調理し、その画像をメールでお送りいただける方もありました。主催者一同、大変喜んでいます。
今後、この料理教室の模様は講演等も含めてアーカイブ配信していく予定です。どうぞ、お楽しみに。
当日のレシピはこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/press/seikatsu/attach/pdf/221219-4.pdf
★このレシピを見ながら、料理に挑戦していただいた方は、ぜひ、その画像をメールでお送りいただけると嬉しいです!
なお、料理画像を以下のアドレスに送信いただいた方には、ささやかですが農政局特製の粗品を謹呈させていただきます。
お待ちしています!
料理画像はこちらまで▼
tokai-shokuikunet@maff.go.jp
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
担当者:食育推進班
代表:052-201-7271(内線2815)
ダイヤルイン:052-223-4651