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東海農政局

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名古屋大学での講義(令和6年9月10日、11日、12日)

東海農政局は、名古屋大学において特別講義「農林行政論」を行いました。

日時

令和6年9月10日(火曜日)、11日(水曜日)、12日(木曜日)

場所

名古屋大学 農学部

対象者

農学部3年生・4年生および大学院生

講師・テーマ・内容

9月10日

局長 秋葉 一彦 「最近の農政をめぐる情勢」

内容

  • 農林水産業を取り巻く状況、農林水産政策の推進状況(スマート農業、みどりの食料システム戦略等)や諸情勢を踏まえた食料安全保障の強化について講義を行いました。
  • 講義に出席した学生からは、「農業従事者が減っていく中で、スマート農業のような食料生産の効率化を進めていくことが重要だと分かった。」「環境に配慮することが世界のスタンダードになっていることに驚いた。」などの感想が聞かれました。

関連リンク

生産部 地方参事官 宮廻 昌弘 「スマート農業について」

内容

  • ロボット・AI・IoT等の先端技術を活用したスマート農業の展開状況等について講義を行いました。
  • 講義に出席した学生からは、「先端技術を活用したスマート農業は、人手不足、高齢化対策として作業効率化、簡易化だけでなく、熟練者でなくても主体的に農業生産を行うことを可能にすることを知り、今後の新規農業者の獲得につながると思った。」「VRを活用した技術は、分かりやすく学ぶことができ、効率を上げ、農業のハードルを下げることができ面白いと感じた。」などの感想がありました。

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統計部長 田中 弘明「農林水産統計調査の概要と統計データから見た農業構造の変化」

内容

  • 統計調査の種類、役割および農業センサス結果による日本の農業構造等について、また東海3県の農業等の特徴について講義を行いました。
  • 講義に出席した学生からは、「統計データから農業を分析することは、客観的に農業形態の現状を知ることにつながり、農業の進展につながるということが分かった。」「同じ結果でも切り口を変えると違った見え方になることがあるということが分かり、得られたデータをどのように見るかも考える必要があると感じた。」などの感想がありました。

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9月11日

経営・事業支援部長 石橋 大彦 「農林水産物・食品の輸出促進」

内容

  • 農業振興の重要施策である農林水産物・食品の輸出促進について講義を行いました。
  • 講義に出席した学生からは、「日本の国内人口が減少している今、輸出を促進していくことの重要性を改めて感じた。」「輸出拡大をしているということが知っていたが、想像よりもしっかりとした取組、支援がされており驚いた。」などの感想がありました。

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農村振興部 地方参事官 田井 浩朗  澤田 真之「農林農村整備事業の役割と農村振興」

内容

  • 我が国における農村の特徴、位置付けと農業農村整備事業の特性、効果、果たしてきた役割および農業・農村を取り巻く状況と農山漁村の取り組み(農泊、農福、ジビエ、世界農業遺産等)、その支援施策等について講義を行いました。
  • 講義に出席した学生からは、「農地整備には、区画化、水利整備だけでなくエネルギーや生活環境の整備等も含まれ、地域全体の整備をすることでやっと農業生産の基盤が整うと知り、多くの取組が必要で奥が深いのだと感じた。」「農村振興の取組といえば、地産地消くらいしか知らなかったが、他にも様々な支援制度や体験制度があることが分かり参加してみたいと思った。」などの感想がありました。

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消費・安全部 消費・安全調整官 鈴木 秀樹「食の安全・安心と東海農政局消費・安全部の取組」

内容

  • 食品表示制度、家畜伝染病対策、消費者行政など消費者の安心・安全を確保するための制度および食育を含めた実務と事例などについて講義を行いました。
  • 講義に出席した学生からは、「食の安全と安心は一致しないということが新しい視線で勉強になった。」「食育推進の取り組みも食の安全と持続可能な社会を支える基盤として非常に重要だと感じた。」などの感想がありました。

関連リン

9月12日

動物検疫所中部空港支所 支局長 米川 和宏「動物検疫とはー何のために、どんなことやっているか、身近に関してほしい動物検疫ー」

内容

  • 動物検疫所の役割や我が国の家畜防疫体制、海外における重要伝染病の発生状況、家畜の輸入検査(家畜伝染病予防法)についてなど講義を行いました。
  • 講義に出席した学生からは、「動物検疫は、食の安全や食品の安定供給、国内の畜産農家の保護など食料安全保障の役割が多くあり、国民全体でその重要性が広く認識されるべきであると感じた。」「生体動物の輸入検査が非常に精密に行われていることを知り、水際防疫の重要性を感じた。」「重要伝染病が発生してしまった場合の経済的損失の大きさに衝撃を受けた。」などの感想がありました。

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名古屋植物防疫所 総括及び本船貨物担当統括 南部 耕平 「病害虫の侵入・まん延を防ぐ植物防疫所の取組」

内容

  • 輸出入植物検疫及び国内検疫業務の概要とその実施体制を紹介し、現在の国内外の状況を踏まえ、その重要性について講義を行いました。
  • 講義に出席した学生からは、「過去の、病害虫のまん延による飢饉の例を聞いて、病害虫の恐ろしさや植物検疫の重要性を感じた。」「一度広まってしまうと莫大な時間やお金をかけないと解決できないとわかったので、検疫を何重も丁寧に行う必要性が改めてよく理解できた。」などの感想がありました。

関連リンク

農林水産消費安全技術センター(FAMIC)名古屋センター 次長 高橋 賢 「食の安全と信頼を確保するためのFAMICの取組」

内容

  • 肥料、飼料、農薬の農業生産資材の安全性確保のための登録検査・分析・さらに食料の品質・規格・表示の適正化などに向けた農林水産消費安全技術センター(FAMIC)の取組について講義を行いました。
  • 講義に出席した学生からは、「FAMICという組織を初めて知り、飼料・肥料・農薬・JAS・食品の表示の観点から、私たちが安全・安心に暮らしていくためにとても重要な役割を担っていることがよく分かった。」「科学的検査に基づいた厳格な安全基準の設定や、国際的な標準化の取り組み組みが印象的だった。」などの感想がありました。

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    お問合せ先

    企画調整室

    担当者:総括班
    代表:052-201-7271(内線2313)
    ダイヤルイン:052-223-4610

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