スマート農業
農業の現場には、機械化が難しく依然として人手に頼らざるを得ない作業や熟練者でなければできない作業が多く残されており、担い手の減少や高齢化などが進行する中、これらの解決が喫緊の課題となっています。
このため、従来の農業技術に加え、先端技術やデータの活用により農業経営の改善を可能とする「スマート農業」の実現に向けて、先端技術の研究開発、技術実証、速やかな現場への普及までを総合的に推進します。
このページでは主に、スマート農業に関する情報や東北地域における取組事例を紹介しています。

お知らせ
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コンテンツ一覧 | |
1 スマート農業の展開 | 3 スマート農業の取組事例 |
2 スマート農業実証プロジェクト | 4 技術情報 |
東北地域の実証地区 | 5 関連リンク |
現場の声~農業者REAL VOICE~ | |
「スマート農業実証プロジェクト」に関する「実証データ」 |
1 スマート農業の展開
我が国の強みを活かしたスマート農業技術の研究開発、現場実装の取組等をご紹介します。スマート農業の展開について[農林水産省へリンク]
農業新技術の現場実装推進プログラム
その他の情報はこちら[農林水産省へリンク]
2 スマート農業実証プロジェクト
スマート農業の社会実装を図るため、最先端の技術を生産現場に導入し、実証を行っています。・東北地域の実証地区(農場名をクリックすると概要が開きます。)
- 全国の実証農場はこちら[農林水産省へリンク]
・現場の声~農業者REAL VOICE~
スマート農業実証プロジェクトでは、全国179地区で実証を行っており、各実証地区の「現場」の声をお届けしています。東北地域からは現在、10本の動画が公開されています。

・自動直進可変施肥田植機では、最初にA地点とB地点を登録すれば、風が強いときでも自動でまっすぐ進むので扱いやすい機械。施肥ではムラ直しもない。
・自分の目でみて感じる生育状況とデータでは、自分が思っていたのと全然違う。
・スマート農業技術を活用すればもっと多く作れる。

・耐候性赤色LED電球で開花抑制を行うことで、植え付けたキクの9割以上を需要期に確実に出荷できるようになった。
・自動直進機能付きうね内部分施用機によって、事前準備がなくなり、従来より4割の労働時間削減。
・(実証プロジェクトを通じて)いろいろな機械や技術を導入したことで、今後経営の幅が大いに広がる実感を得た。

・労働力確保が困難な中、ロボットトラクタは非熟練者でも熟練者並みの作業を可能にしてくれる。
・ロボットコンバインで収穫した際の食味・収量データを、次年度の施肥設計に活用することで、生育の均一化が図られた。
・スマート農業技術がこれからの農業に役立つことを理解していただき、スマート農業の輪が広がっていけばいいと思う。

・自動操舵システムは非熟練者でも熟練者並の作業ができるため、天候の関係で作業日数が限られた中でもタイムリーな作業ができた。
・若い作業員が、スマート農業技術で経験が浅くてもスピーディーに作業できるため、モチベーションが向上した。
・スマート農業技術によって、(品質を揃え単収を上げて)消費者ニーズに対応した農業をしていきたい。

・新規雇用者が、非破壊選果システムから果実品質の判断を学ぶことができる。
・乗用の草刈機では作業進路のミスなどにより事故の危険があるが、リモコン式草刈機ならその危険を回避できる。
・経営に適したスマート農業技術を導入し、従業員が働きやすい環境を作り、経営の安定化を図りたい。

・人手不足の中、少人数で必要な作業を行うためには、スマート農機に頼る必要性を感じていた。
・耕起作業ができるようになるには数年の経験が必要だが、自動操舵装置を使うことで、経験の浅い人でもすぐに熟練者並の作業ができる。
・地域でスマート農業に最初に取り組んだ人が先駆者となり、周りの農家に教えていけるような環境になればいい。

・直線キープ機能付き田植機を使うことで、経験の浅い人でも安全にきれいに植付けることができた。
・ドローンで生育診断し、その結果を基に無人ヘリで可変施肥を行うことで、生育ムラがなくなった。
・その土地に合ったスマート農業機器を取り入れていけば、うまくいくと思う。

・過疎化・高齢化が進む中で後継者を育成するためには、スマート農業で魅力的な営農を行う必要があると考え、実証に参画。
・水位センサを使うとスマホで事務所から水温等が確認できるので、水田を見回る回数が減少した。
・スマート農業技術を駆使して若い農業者と農作業に楽に楽しく取り組み、規模拡大・収益改善・地域活性化・環境保全を図りたい。

・導入したスマート農業技術の効果で従来より労働時間を32%削減でき、新型コロナ禍による労働力不足を解消。
・作業管理ツールは導入費用も安く、70歳を超えた方も毎日入力できるような使いやすさで、労務管理が明確に。
・人を減らすためではなく、さらに雇用も増やし、給与も上げて、経営を拡大するためのスマート農業にしたい。
・スマート農業は、人にしかできないことに時間を割けることで、農作物の品質が向上するなどのメリットが大きい。

・スマート農業は、農業分野への女性の進出に最適なツール。
・キャベツ自動収穫機は、これまで中腰で行っていた作業が立って行えるようになり、腰への負担が少ないのでとても楽になり、仕事が続けられると感じた。
・スマート農業技術を「見る、試す、体験する」ことが、就農者を増やす足掛かりになる。
・「女性だから」「力がないから」と農業に引け目を感じていたが、スマート農業で農業は難しくないし、楽しい!に変わった。
- 他地域の動画はこちら[農林水産省へリンク]
・「スマート農業実証プロジェクト」に関する「実証データ」[農林水産省へリンク]
3 スマート農業の取組事例(農業新技術活用事例)[農林水産省へリンク]
4 技術情報
5 関連リンク
- 農林水産省 スマート農業[農林水産省へリンク]
- 農林水産技術会議 スマート農業実証プロジェクト[農林水産省へリンク]
- (国研)農研機構 スマート農業実証プロジェクト[外部リンク]
- 農業用ドローンの普及拡大に向けた官民協議会[農林水産省へリンク]
- 農業データ連携基盤(WAGRI)[外部リンク]
- 「みどりの食料システム戦略」技術カタログ[農林水産省へリンク]
- 農業支援サービス関係情報[農林水産省へリンク]
お問合せ先
生産部生産技術環境課
担当者:新技術実装グループ
代表:022-263-1111(内線4545)
ダイヤルイン:022-221-6214