東海食育メールマガジン第88号(令和4年12月23日発行)
~健全な食生活の実践と食を支える農林漁業の理解のために~
第4次食育推進基本計画では、基本的な方針として3つの重点事項「生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進」、「持続可能な食を支える食育の推進」、「新たな日常やデジタル化に対応した食育の推進」を柱に食育を計画的に推進していくこととしています。
お知らせ
年末も押し迫り慌ただしい日々をお過ごしのことと思います。今年一年を振り返ってみるとともに「一年の計は元旦にあり」とも言われますので、来たる年は、良い一年をスタートさせたいものです。
さて、年が明けた令和5年1月18日(水曜日)に、農林水産省の事業として実施している食育イベント全国キャラバンの一環で、東海農政局は「中高年男性でも一人で挑戦できる料理教室~男子も厨房に入ろう~」を開催します。
今回のイベントは、男性にももっと、地元の食材や伝統調味料を知ってもらい料理を作るきっかけにしてもらおうと開催するものです。
指導いただく料理人は、日本料理一灯 料理長の長田勇久(おさだ はやひさ)氏です。詳しくは、東海農政局からのお知らせで紹介しています。ぜひ、ご参加してみませんか。
◆◆◆皆さまからの情報をお待ちしております◆◆◆
東海食育メールマガジンは、皆さまからの生の声を反映した情報を発信したいと考えています。
YouTube動画「東海食育さんぽ」や本メールマガジンに取り上げてほしい食育情報・ご意見など、ぜひ、お知らせください。
また、引き続き、有識者様の「食」についてのご意見や、「食」について第一線で活躍されている方をご存じの方は、ご紹介をいただけると幸いです。
ご意見や情報をお寄せいただいた方には、ささやかですが農政局特製の粗品を謹呈させていただきます。
情報はこちらまで▼
tokai-shokuikumm@maff.go.jp
もくじ
★東海農政局からのお知らせ
1「中高年男性でも一人で挑戦できる料理教室~男子も厨房に入ろう~」を開催(参加者募集・参加費無料)
2 令和4年度「東海農政局農山漁村発イノベーション・地産地消交流会」を開催(参加者募集・参加費無料)
3 有識者等との意見交換 TOKAIミニコミ「株式会社篠島お魚の学校 代表取締役 辻根美(つじ もとみ)氏」に聞く
<「やってみよう」の体験が大切!それが「簡単なのにこんなに美味しい」に続く>
4 有識者等との意見交換 TOKAIミニコミ「合同会社ひだかのCEO竹内蘭 (たけうち らん)氏」に聞く
<「瓢活(ひょうかつ)」(ひょうたんの良さを広める活動)の趣旨と魅力とは?!>
5 公開終了間近!「東海食育さんぽ第1回『食×スポーツ』を考える」(令和4年12月31日まで配信)
<中日ドラゴンズ、名古屋グランパスの管理栄養士にプロ選手の食生活を聞きました>
★農林水産省からのお知らせ
6 食育イベント全国キャラバン「食育推進セミナー ~持続可能な食と環境を支える食育活動の実践に向けて~」を開催(参加者募集)(中国四国農政局)
7 農林水産省広報誌 aff(あふ)12月号「家庭で実践!食中毒予防策」
<食中毒は冬場でも発生します!予防の基本「つけない・ふやさない・やっつける」>
★東海食育ネットワーク会員からのお知らせ
8 キッチンカーによる「献血cafe」の出店【東海学院大学 管理栄養学科】
<献血者の栄養相談に対応し、各務原にんじんジュースなども提供>
★東海食育ネットワーク事務局からのお知らせ
9「東海食育ネットワーク」の会員になりませんか!東海地域の食育の輪を全国へ広げよう!
★ 東海農政局からのお知らせ
1「中高年男性でも一人で挑戦できる料理教室~男子も厨房に入ろう~」を開催(参加者募集・参加費無料)
料理教室は今年6月に、第6回食育活動表彰 農林水産大臣賞を受賞された日本料理一灯 料理長、長田勇久(おさだ はやひさ)氏の指導により、簡単にできて、栄養バランスが良い、和食料理を作ります。
男性が調理をすると、こんないいことがあります!
〇 日本では料理を含む家事労働が、女性に男性の5.5倍※多く偏っており、男性が料理をすることでジェンダーバランス改善につながります。(※内閣府男女共同参画局「令和2年度男女共同参画白書」より)
〇 退職後に男性が料理をすることで、フレイル予防などにもつながります。(足助病院 川瀬管理栄養士より)
〇 ご家族や将来世代(子どもやお孫さん)にも料理を通じて、食育コミュニケーションを図ることができます(キッズキッチン協会からビデオレターあり)。
〇 参加費、食材費は無料。会場は、駐車場完備、最新の調理器具をご用意しています。
〇 料理経験は、ほとんど無くても大丈夫です。エプロンをご用意ください。
この機会に、東海地域の和食文化や食材・伝統調味料の良さを理解いただき、より良い食生活を実現しましょう。
東海3県のみなさんをはじめ、幅広くご参加をお待ちしています!
このほか、愛知厚生連足助病院 栄養管理課 管理栄養士 川瀬文哉(かわせ ふみや)氏による「足助病院の事例(男の料理教室)」の紹介と、長田氏による「男性が食事をつくることの大切さ」と題した講演なども行います。
申込みは以下のURLまたはチラシに記載のQRコードから参加申込みフォームにアクセスしてください。
開催日時:令和5年1月18日(水曜日)12時30分から14時30分
開催場所:中部電力ミライズ カテエネショップキッチンスタジオ(愛知県岡崎市戸崎新町1-4)
申込期限:令和5年1月10日(火曜日)17時まで
募集人数:会場9名、オンライン100名(先着順) ※講師が料理指導を行うのは会場参加者のみで、オンライン参加者は視聴のみとなります。50歳代以上の男性をメインの対象としていますが、それ以外の方でも、応募は可能です。
参加申込はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/press/seikatsu/221219.html (プレスリリース)
チラシはこちらから▼
https://www.maff.go.jp/tokai/press/seikatsu/attach/pdf/221219-3.pdf
2 令和4年度「東海農政局農山漁村発イノベーション・地産地消交流会」を開催(参加者募集・参加費無料)
農山漁村発イノベーションや地産地消は、多様な地域資源を活用し、農山漁村における所得と雇用機会の確保を図る取組であり、農林水産省は、これらの取組を重要な施策として推進しています。
東海農政局は、この一環として、取組の優良事例を周知し、さらなる展開を図るため、「農山漁村発イノベーションと地産地消の推進~これからの食と農の未来のために~」をテ-マに、東海地域の生産者、事業者、行政機関、消費者など農山漁村発イノベーション、地産地消に関心のある方々を対象にオンラインによる交流会を開催します。
開催日時:令和5年1月20日(金曜日)14時~16時
開催方法:Webex Meetingによるオンライン開催
申込期限:令和5年1月13日(金曜日)17時(定員になり次第、受付を終了します)
募集人数:200名(先着順)
参加申込はこちら▼
https://www.contactus.maff.go.jp/j/tokai/form/renkei/230120.html 終了しました
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/press/renkei/221214.html (プレスリリース)
3 有識者等との意見交換 TOKAIミニコミ「株式会社篠島お魚の学校 代表取締役 辻根美(つじ もとみ)氏」に聞く
東海農政局は、食に関わる有識者の方や学識経験者、地域の活動者の皆さまと対談を行い、意見交換の中でお聞きした幅広い情報を「TOKAIミニコミ」として発信しています。
今回は、愛知県の三河湾に浮かぶ篠島で地元でとれる新鮮な海の幸を余すことなく提供する株式会社篠島お魚の学校に伺いました。旬の魚をさばく調理体験と自分でさばいた魚を食べる体験のセットが基本で、さばきに失敗したものも全部食べ「失敗から学ぶのも大事な経験」と話されています。
令和3年に初めて実施された中学生へのオンライン授業では、「食育に重要なのは、学んだあとに『作る』『食べる』作業。」これにより、学びを続けていくのか、聞いただけで終わるのかに分かれる。「きっかけを後押しするのも大事な要素」と、辻さんの熱意と「魚食への愛の強さ」が伺えます。
篠島で体験できる魅力をお届けします。ぜひ、ご一読ください。
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/mc/221109.html
4 有識者等との意見交換 TOKAIミニコミ「合同会社ひだかのCEO竹内蘭 (たけうち らん)氏」に聞く
今回、「TOKAIミニコミ」として、もう1つ発信しています。
皆さん、岐阜県養老町の養老公園にある「養老の滝」にまつわる伝説をご存じでしょうか。これは、昔、薪を集めに山に入った孝行息子が、滝の水が酒に変わっていることに気づき、「ひょうたん」に入れて持ち帰り、病気のお父さんに飲ませたところ元気になったというお話です。
若い人たちに、ひょうたんの新たな需要を生み出したいという思いと、基準に合わないひょうたんも活用したいと、竹内さんは、芸術的なランプシェイドを考案。
さらに、これまで商品にならなかったひょうたんが、バーバパパになりました。バーバパパはフランス発のキャラクターですが、公式ライセンスを取得し製造販売されているとのこと。
かつては、ひょうたんの栽培も盛んだった養老町で、現在、業(なりわい)として栽培している農家は3戸。不足分は県内の他の地域で委託栽培とのこと。
もう一度、養老町でひょうたんに関わる人を増やし、名実ともに「ひょうたんの町」を目指す合同会社ひだかのCEO竹内蘭さんに、ひょうたんの魅力をたっぷりと語ってもらいました。ぜひ、ご一読ください。
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/mc/221117.html
5 公開終了間近!「東海食育さんぽ第1回『食×スポーツ』を考える」(令和4年12月31日まで配信)
<中日ドラゴンズ、名古屋グランパスの管理栄養士にプロ選手の食生活を聞きました>
「第1回東海食育さんぽ『食×スポーツ』を考える」では、スポーツをするうえでも、健全な食生活が欠かせないことから、プロスポーツ選手の食の健康管理を行っている中日ドラゴンズと名古屋グランパスの管理栄養士と対談を行い、より良い食生活につながるヒントをお届けしています。
長らくご視聴いただきました本編は、令和4年12月31日が配信期限となっています。
プロのスポーツ選手の食生活を知る貴重な機会だと思います。また、中日ドラゴンズの柳裕也選手からのメッセージを聴く最後のチャンスです。どうぞ、お見逃しなく。
YouTube動画 東海食育さんぽ第1回「食×スポーツ」を考えるはこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/keiei/shokuhin/shokuiku/SANPO.html
★農林水産省からのお知らせ
6 食育イベント全国キャラバン「食育推進セミナー ~持続可能な食と環境を支える食育活動の実践に向けて~」を開催(参加者募集)(中国四国農政局)
農林水産省は、「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進に向け、地方農政局等と全国食育推進ネットワークが連携した食育イベント全国キャラバンを実施しています。
この取組では、最新の食育活動の方法や知見を食育実践者間で共有し、食育の全国での横展開を図るため、令和4年6月から令和5年1月までの間に全国9会場においてセミナー等を開催しています。
現在、以下のイベントについて参加者を募集中です。
オンライン開催で行う食育イベントは、全国どこからでも自宅にいながら参加できます。皆さまの参加をお待ちしております。
開催日時:令和5年1月27日(金曜日)14時から16時 (終了いたしました)
タイトル:食育推進セミナー ~持続可能な食と環境を支える食育活動の実践に向けて~
内容:消費者が持続可能な食について自ら考え、判断し、消費行動やライフスタイルに結び付けることができるような食育活動のあり方について提案、その実践に向けた学びの場を提供するセミナーです。
事例紹介とパネルディスカッションにより、参加者と情報を共有し、議論により理解を深めてもらうことにより、各地域における食育活動の展開に役立つヒントを得ていただけるものと思います。
問合せ先:中国四国農政局 消費・安全部消費生活課
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/chushi/press/seikatsu/221215_6.html (プレスリリース)
応募フォームはこちら▼
https://www.secure-cloud.jp/sf/sp/1670220942sYxFtqlb(外部リンク)
7 農林水産省広報誌 aff(あふ)12月号「家庭で実践!食中毒予防策」
農林水産省は、広報誌「aff(あふ)」を毎週水曜日に配信しています。2022年12月号の特集は「家庭で実践!食中毒予防策」です。
食中毒が発生する時期と言えば、気温や湿度が高く細菌が増える梅雨から夏と思われがちですが、冬場でも注意が必要です。細菌性食中毒以外にも、冬のこの時期はノロウイルスをはじめウイルス性食中毒の発生が顕著となります。また、暖房が効いた暖かい室内では、食材の不適切な取り扱いにより細菌が増殖する可能性もあるため、食中毒は1年を通して発生すると考え、その予防策や対策をしておくことが大切です。
今回は、家族や友人が集い食事をする機会の多い年末年始に向け、食中毒予防の3原則である「つけない・ふやさない・やっつける」を基本とした、家庭でできる食中毒予防策を紹介します。
例えば「食材を購入する順番にもコツがある」「ドリップによる二次汚染を未然に防ぐ」「保存方法にも食中毒防止の重要ポイントあり」など、分かりやすく記載されていますので、チェックしてみてくださいね。
最新号はこちら▼
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index.html
バックナンバーはこちら▼
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/bcnm2022.html
★東海食育ネットワーク会員からのお知らせ
8 キッチンカーによる「献血cafe」の出店【東海学院大学 管理栄養学科】
東海学院大学管理栄養学科は、岐阜県および赤十字血液センターと連携し、JR岐阜駅北口駅前広場において、主にZ世代を対象に「貧血予防」のための栄養相談&検査値相談コーナーを併設した「献血cafe」をキッチンカーにより出店します。
当日は、献血にご協力いただいた方に、管理栄養士の資格を持つ教員と栄養学を学ぶ学生が、栄養相談に当たり、学生手作りの鉄分豊富な焼き菓子と持ち帰り用の暖かい飲み物を提供します。
飲み物には、地産地消の取組として「四季の食養茶美濃白川茶フレーバ―グリーンティー(※)」、フェアトレ-ドコ-ヒ-(いずれも管理栄養学科のオリジナルブレンド)のほか、食品ロス削減の観点から規格外の材料を利用した「各務原にんじんジュース」などをご用意しています。
次回の予定は、令和5年1月7日(土曜日)・21日(土曜日)で、Z世代以外の方も大歓迎です。
(※ 食品ロス削減の観点から、廃棄されることも多い二番茶を利用。)
詳細はこちら▼
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/pressrelease/254254.html(外部リンク)(終了いたしました)
今後の予定はこちら▼
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/323113.pdf(PDF : 476KB)
★東海食育ネットワーク事務局からのお知らせ
9「東海食育ネットワーク」の会員になりませんか!東海地域の食育の輪を全国へ広げよう!
東海食育ネットワークでは、会員の皆さまと事務局、更には会員の皆さま相互の関係が深まるよう、当該ネットワークを運営していきたいと考えています。食育活動をされている方、活動予定の方で、会員の登録をされていない方は、お気軽にお問い合わせください。一緒に東海地域の食育の輪を広げていきましょう!
今年度は、全国食育推進ネットワークや東海食育ネットワークの会員の方々と連携し、デジタル技術を活用したイベントの実施も予定しています。東海食育ネットワークの会員になって、様々な取組情報などを発信しませんか!
ご照会、ご登録をお待ちしています。
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/keiei/shokuhin/shokuiku/network/index.html
★編集後記
早いもので、今年もあとわずか。新型コロナウイルスの感染拡大など心配なところはありますが、感染防止対策をとりつつ、新しい年を迎える年末年始のお休みには、家族団らんでおせちにお鍋…楽しみがいっぱいです!
そして楽しみの一つに、私にとって絶対欠かせない「お雑煮」があります。
このお雑煮、地域によってお出汁や具材、お餅の種類などが異なるそうですが、よく知られているものだけでも、その種類は100を超えるほど多様だとか。作り方の違いや細かな特徴にまで着目すると、さらに増えて、集落の数だけ雑煮の種類もあると言う人もいるようです。
名古屋のお雑煮は、餅は焼かずにかつおだしで煮て柔らかくし、醤油、塩で味を調えて、かつお節をのせるだけのシンプルなもので、具材は餅菜のみ。愛知県内はもとより、近隣の広い地域でも食べられているようです。
全国には、甘いあん餅と白味噌の汁のお雑煮(あんもち雑煮(香川県の郷土料理))もあるそうで、この相性は抜群だとか。これは、具材の里芋、金時にんじん、大根などと共にあん餅が、白味噌で仕立てられていて、あん餅から小豆あんが溶け出して独特の美味しさになるのだそうです。一度、食べてみたいものです!
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
担当者:食育推進班
代表:052-201-7271(内線2815)
ダイヤルイン:052-223-4651