香川ぴっぴ通信 第208号 2024(令和6)年12月17日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【今月のひとこと】
・「みどりチェック」について……総括農政推進官 池内 勝也 - 2【お知らせ】
・鳥インフルエンザ及び豚熱等の監視体制の強化について
・令和6年度オーガニックビレッジ全国集会が開催されます
・みどりの食料システム戦略について
・令和6年度多面的機能支払交付金中国四国農政局長表彰について
・「令和6年農作業安全ポスターデザインコンテスト」の受賞作品が決定しました!
・「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」第11回選定の結果を公表しました
・令和6年度農林水産関係補正予算が閣議決定されました
・こども食堂、こども宅食に加えて、フードバンクへも政府備蓄米の無償交付を開始します
・農林水産統計の公表結果のお知らせ配信メールサービスに登録しませんか
・令和6年度 米の流通状況等について
・主食用米の円滑な流通の確保に向けた集荷、販売等への一層の対応について
・米に関するマンスリーレポートについて
・新たな食料・農業・農村基本計画の策定に係る審議について
- 3【報道・公表情報】
・農林水産省
・中国四国農政局
・公表統計情報 - 4【AFFクイズ】
- 5【BUZZ MAFF動画この1本】
- 6【コラム】
・ベランダで楽しむ紅葉………農政業務管理官 恒石
1【今月のひとこと】
★「みどりチェック」について
総括農政推進官 池内 勝也
農林水産省では、令和6~8年度の試行実施期間を経て、9年度から全ての補助事業等に対して、最低限行うべき環境負荷低減の取組の実践を義務化する「みどりチェック」を導入します。
「みどりチェック」とは、みどりの食料システム法の基本方針に示された「農林漁業に由来する環境負荷に総合的に配慮するための基本的な取組」に基づいた最低限の内容を実施するもので、その取組内容は日頃の事業活動において最低限行うべき取組として、農林漁業者などのみなさまが意識すれば取り組めるもので構成されています。
(名称について、環境負荷低減のクロスコンプライアンスから、「みどりチェック」という愛称で現場浸透を図ることへ変更)
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/kurokon.html
2【お知らせ】
★鳥インフルエンザ及び豚熱等の監視体制の強化について
令和6年11月7日に香川県三豊市で高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認され、まん延を防止するため防疫措置が実施されていましたが、清浄性確認検査及び搬出制限区域解除検査を行ったところ、全て陰性であったことから、発生養鶏場から半径3キロメートル の区域に設定している移動制限区域を、12月4日午前0時をもって解除しました。
合わせて、消毒ポイント(4か所)を全て廃止しました。11日監視強化区域解除検査で陰性が確認し、12月12日前0時をもって監視強化区域を解除され、今回の発生に係る防疫対応は全て終了しました。飼養者の皆様におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守を引き続きお願いします。
万が一、飼養する家きん及び豚の異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
(中国・四国地域の鳥インフルエンザに関する情報)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/inf/index.html
(中国・四国地域の豚熱に関する情報)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/kobetsu/butanetsu_jouhou.html
★令和6年度オーガニックビレッジ全国集会を開催します
農林水産省では、令和3年5月に策定した「みどりの食料システム戦略」において、2050年までに、有機農業の取組面積を耕地面積の25パーセントに当たる100万ヘクタールまで広げる目標を掲げています。
この目標の実現に向けて、現在、全国129市町村で有機農業の拡大に向けたオーガニックビレッジの取組が開始されています。
今後、さらに取組拡大をつなげるために、市町村、都道府県、生産者、実需者、消費者、研究機関、団体等を対象に全国集会を令和7年1月16日に開催します。集会では、オーガニックビレッジに取り組む市町村及び有機農産物の流通に取り組む事業者からそれぞれの取組みについての報告をいただくこととしています。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kankyo/241204.html
★みどりの食料システム戦略について
近年、気候変動の影響や生物多様性の低下、SDGsをはじめとする環境への意識の高まりを受けて、社会全体を持続可能なものにしていくことが求められています。そこで、農林水産省では、持続可能な食料システムの構築に向け、令和3年5月に「みどりの食料システム戦略」を策定し、令和4年には「みどりの食料システム法」を施行しました。また、この「みどりの食料システム法」に基づき、環境にやさしい農業に取り組む生産者を認定する「みどり認定」の取組を推進しています。香川県での「みどり認定」を受けた農業者は、現在37名で、このうちの5名が栽培した野菜などが、令和6年10月16日から22日の期間、「秋のフードフェスタ香川フェア」として高松三越で販売されました。
また、農林水産省では、「温室効果ガス削減への貢献」や「生物多様性の保全」の取組みを評価し、星の数でわかりやすく伝える「みえるらべる」の取組も推進しており、香川県では、国に登録された三豊市の曽根花卉とさぬき市のTAGATAMEの2名の生産者が取り組まれています。
・詳しくは、こちら
環境負荷低減事業活動実施計画の認定状況(香川県ホームページ)
https://www.pref.kagawa.lg.jp/nouki/midori_syokuryou/midori_zissikeikakuninntei.html
高松三越フードフェスタで「みどり認定者」の農産物を販売
https://www.maff.go.jp/chushi/nousei/kagawa/photo-6.html#d061016-1
登録番号について(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/mieruka/number.html
★令和6年度多面的機能支払交付金中国四国農政局長表彰について
中国四国農政局では、水路や農道等の地域資源の保全管理等、農業の有する多面的機能の発揮を促進する事業において、優良な取り組みを行う組織等を表彰し、事業に取り組む意欲の高揚を図るとともに、同業種による各種の取組の推進に資することとしています。この度、令和6年度の受賞組織を決定しました。
香川県からは以下の団体が受賞しました。
・優秀賞
香南地区自然保護組合(香川県高松市)
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/nochi/241210.html
★「令和6年農作業安全ポスターデザインコンテスト」の受賞作品が決定しました!
農林水産省は、農作業安全に対する国民意識の醸成及び効果的な対策の推進を図ることを目的とした「令和6年農作業安全ポスターデザインコンテスト」を実施し、優秀な作品を表彰しています。
このうち、香川県から応募のあった赤岩 有希さんのポスターデザインが農林水産大臣賞を受賞しました。おめでとうございます。
赤岩 有希さんの作品については、行政機関、農業機械メーカー、生産団体などを通じて、全国の自治体や関係機関に約2万枚配布されます。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/241122.html
★「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」第11回選定の結果を公表しました!
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」とは、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現に向け、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことによる地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例を選定し、全国へ発信することを通じて他地域への横展開を図る取組です。
令和6年11月25日(月曜日)に総理大臣官邸で開催された「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第11回選定)有識者懇談会において、地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例30地区を選定しました。このうち特に優秀な事例5地区1名と、グランプリ及び優秀賞として決定しました。
また、中国四国農政局では、中国四国地区独自の特徴ある優れた取組の9地区を「中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」」と選定するとともに今後の活躍が期待できる取組を地方奨励賞として25地区及び4名を選定しました。
香川県(中国四国農政局管内応募137団体)からの選定結果は次のとおりです。
中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」選定団体
・三高みんなの食堂プロジェクト(香川県立三本松高等学校)(東かがわ市) コミュニティ・地産地消部門
中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」地方奨励賞選定団体
・坂出第一高等学校 食物科(坂出市)
・帆山地域保全活動組織(まんのう町)
・「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」第11回選定結果はこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/nousei/241125.html
・中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」及び中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」地方奨励賞の選定結果についてはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/tosi_noson/241125.html
★令和6年度農林水産関係補正予算が閣議決定されました
令和6年11月29日、令和6年度補正予算が閣議決定されました。
農林水産関係予算の重点事項は、「新基本計画推進集中対策」「物価高騰等の影響緩和対策」「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づく施策の実施」「持続可能な成長に向けた農林水産施策の推進」「防災・減災、国土強靱化と災害復旧等の推進」の5項目です。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r6hosei.html
★こども食堂、こども宅食に加えて、フードバンクへも政府備蓄米の無償交付を開始します
農林水産省では食育の一環として、こども食堂・こども宅食への政府備蓄米の無償交付を行ってきましたが、加えて食育活動を支援するフードバンクへの無償交付を実施(令和7年2月頃に申請受付開始を予定)します。また、こども食堂・こども宅食への無償交付をさらに利用しやすくする観点から、提出書類の簡略化などの運用改善を行います。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/b_taisaku/241129.html
★農産物の適正な価格形成について
現在、農林水産省では、持続可能な食料供給の実現に向けて、課題の分析を行いつつ、フードチェーンの各段階でのコストを把握し、それを共有し、生産から消費に至る食料システム全体で適正取引が推進される仕組みの構築を検討するための協議の場として、「適正な価格形成に関する協議会」(以下「協議会」という。)を開催しています。
米については令和6年11月5日、野菜については令和6年11月6日に第1回のワーキンググループによる協議会が開催されました。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/kikaku/kakaku_keisei/imdex.html
★農林水産統計の公表結果のお知らせ配信メールサービスに登録しませんか
中国四国農政局では、中国地域・四国地域及び地域内各県の統計値が収録される農林水産統計の公表結果について、登録された方々にメールでお知らせするサービスを行っています。是非ご利用ください。
・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/info/infomail.html
★令和6年度 米の流通状況等について
農林水産省は、これまで公表した令和6年度の米の流通状況等に関するデータ等について、流通段階別に整理したページを作成しました。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/r6_kome_ryutu.html
★主食用米の円滑な流通の確保に向けた集荷、販売等への一層の対応について
農林水産省は令和6年9月6日、米の集荷業者・卸売業者の全国団体に対して、主食用米の円滑な流通の確保に向けた集荷、販売等への一層の対応について、改めて要請を行いました。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/kome_ryutu_tuti.html
★米に関するマンスリーレポートについて
農林水産省では、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート」を定期的に発行しています。
需要に応じた生産、円滑な米取引に役立てていただくことを目的としています。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html
★新たな食料・農業・農村基本計画の策定に係る審議について
農林水産省は、令和6年8月29日に食料・農業・農村政策審議会及び企画部会の合同会議を開催しました。
この合同会議において、農林水産大臣から審議会会長へ「食料・農業・農村基本計画の変更について」諮問し、「新たな食料・農業・農村基本計画の策定について」を議題として審議が行われました。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/index.html
3【報道・公表情報】
★農林水産省の報道発表
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/index.html
★中国四国農政局の報道発表
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html
★公表統計情報(農林水産省ホームページ)
・令和6年産麦類(子実用)の作付面積及び収穫量(令和6年11月26日公表)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kome/#y8
・令和6年産びわ、おうとう、うめの結果樹面積、収穫量及び出荷量(令和6年11月26日公表)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kazyu/#y5
・愛玩動物看護師就職状況等調査(令和6年11月29日公表)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/aigan/
・令和6年産水陸稲の収穫量(全国)(令和6年12月10日公表)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kome/#y5
・作物統計調査 令和6年産水稲の作付面積及び収穫量(中国地域・四国地域)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/t_toukei/241210.html
4【AFFクイズ】
★今回のクイズは、香川の麦について出題します。
農林水産省が11月26日に公表した作物統計調査令和6年産麦類(子実用)の作付面積及び収穫量において、香川県のはだか麦の作付面積は全国で3位でしたが、収穫量は全国何位だったでしょう。
(1)1位
(2)2位
(3)3位
(解答は次号)
★前回のクイズは、「本年11月8日、香川のとあるブランド魚が初出荷を迎えましたが、その魚は何でしょう。」でした。おわかりになったでしょうか。
正解は(3)鰤(ぶり) でした。鰤(ぶり)は出世魚と言われる成長に伴って呼び名が変わる魚の種類で、ハマチが成長した魚です。香川県ではハマチ養殖発祥の地東かがわ市の引田の沖にあるいけすで養殖され、12月末ごろまで出荷されます。
5【BUZZ MAFF動画この1本】
農林水産省では職員がその人ならではのスキルや個性を活かして、我が国の農林水産物の良さや農山漁村の魅力を発信する動画チャンネルを4年前に立ち上げました。このコーナーでは、ぴっぴ通信の編集担当が選んだBUZZ MAFF動画を紹介します。
・【ビストロナカちゃんOPEN】有機豆腐のハンバーグ ~有機野菜を添えて~(12月8日は有機農業の日)
https://www.youtube.com/watch?v=TWB9Tg5oZhg
12月8日は有機農業の日!ということで、環バ課日誌のナカちゃんが、農業環境対策課の有機農業担当から託された有機食品を使って、ハンバーグを調理し、本省内の誰かに食べてもらう内容です。その誰かとは?果たして味はどうなのか!?
・BUZZ MAFFはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/pr/buzzmaff/index.html
6【コラム】
★ベランダで楽しむ紅葉
季節外れの暑さがようやく落ち着き、冬の訪れを感じるようになった今日この頃。我が家のベランダでは多肉植物が紅葉しています。
紅葉と言えば、イチョウやモミジなどの落葉樹を思い浮かべる人も多いと思います。
落葉樹は気温が低くなると、葉に含まれる緑色の色素が分解され、別の色素が目立つようになることで、黄色や赤色に染まります。紅葉した葉はその役割を終えると、やがて散ってしまいます。
多肉植物も同じようなメカニズムで紅葉するそうですが、一部の種類を除いて紅葉した後も葉は落ちることなく、暖かくなって再び緑色に戻るまでの長い間、紅葉を楽しむことができます。
最近では、日に日に赤や黄色に染まっていく多肉植物をベランダに出て眺めることが楽しみの一つになっています。
農政業務管理官 恒石
◆香川県拠点ホームページURL(ぴっぴ通信バックナンバー掲載)
https://www.maff.go.jp/chushi/nousei/kagawa/index.html
◆Facebookページ農水省・農業経営者net
https://www.facebook.com/nogyokeiei
◆農業保険(収入保険・農業共済)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/index.html
◆香川県拠点お問い合わせ窓口
https://www.contactus.maff.go.jp/j/chushi/form/161205_3.html
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E-mail:kagawa_merumaga(アットマーク)maff.go.jp
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電話:087-883-6500




