中国四国あぐりレター 第563号 2025(令和7)年4月7日 中国四国農政局
もくじ
1 【重要なお知らせ】
【新着】食料・農業・農村政策審議会を開催
農林水産省は、令和7年3月27日(木曜日)に「食料・農業・農村政策審議会」及び「食料・農業・農村政策審議会企画部会」の合同会議を開催しました。議事の概要等は、次のURLページで公開することとしています。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/index.html
みどりの食料システム戦略関係
農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定し、中長期的な観点から、調達、生産、加工・流通、消費の各段階におけるカーボンニュートラル等の環境負荷低減事業活動を推進しています。
また、農林水産省全ての補助事業等に対して、環境負荷低減のクロスコンプライアンスを導入することとし、農林水産省の補助金等の交付を受ける場合には、環境負荷低減の取組の実践が必須となります。
【新着】「みどりの食料システム戦略」技術カタログ(Ver.5.0)を公表しました。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ウェブサイト)
(「みどりの食料システム戦略」全般に関する情報)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html
(環境負荷低減のクロスコンプライアンス)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/kurokon.html
(農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/mieruka/mieruka.html
(技術カタログ(Ver.5.0))
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo03/250328.html
2【お知らせ】
【新着】野菜や山菜と似た「有毒植物」にご注意
例年、春先から初夏にかけて、野菜や食べられる山菜・野草と間違えて、「有毒な成分を含む植物」を食べてしまうことによる食中毒が数多く発生しています。食用と確実に判断できない植物は、絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげないようにしましょう。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/seisan/yuudoku.html
【新着】外来種被害防止行動計画第2版を公表
「外来種被害防止行動計画」(平成27年3月環境省・農林水産省・国土交通省作成)について、近年の国内外における外来種への対応強化の動き等を踏まえ、令和12年までの目標を定めた改定計画である「外来種被害防止行動計画第2版」を策定しました。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/250328.html(農林水産省ウェブサイト)
【新着】「農山漁村」インパクト可視化ガイダンスを公表
農林水産省は、企業の農山漁村への参画を促すため、「農山漁村」経済・生活環境創生プロジェクトの一環として、「「農山漁村」インパクト可視化ガイダンス」を作成しました。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/nousei/250328.html
【新着】生態系ネットワーク形成を支援
農林水産省は、国土交通省及び環境省と共同で、川・森・農地・海を基軸とした生態系ネットワーク形成の取組を進めています。このたび、生態系ネットワーク形成に活用できる支援制度を紹介したパンフレットを公表しました。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/250328_1.html
【新着】スマート農業技術活用促進法に基づく生産方式革新実施計画を認定
中国四国農政局は、「農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法律」に基づき、5件の生産方式革新実施計画を認定しました。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/press/se_kankyo/250321.html
【新着】食品アクセス問題に関するアンケート調査結果を公表
農林水産省は、令和6年10月に全国の市町村を対象に実施した、食品アクセス問題(買物困難者)に関するアンケート調査の結果を取りまとめました。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/ryutu/250321.html
【新着】「中国四国みえるらべるMAP」を掲載
中国四国農政局は、農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」について一層の推進を図るため、中国四国地域で「みえるらべる」を取得された農業者等の取組事例を取りまとめた「中国四国みえるらべるMAP」を掲載しました。事例では具体的な取組内容や販売場所等を掲載しており、今後も取組事例の充実を行っていく予定です。
「御膳みそ」(徳島県)を地理的表示(GI)登録
農林水産省は、地理的表示法に基づき、3月18日に「御膳みそ」(徳島県)を地理的表示(GI)として登録しました。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/ke_zigyo/250318.html - (全国の登録(農林水産省ウェブサイト))
https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/chizai/250318.html
「みんなで調べる宍道湖流入河川調査」の表彰式開催
島根県が行った令和6年度「みんなで調べる宍道湖・中海流入河川調査」において、優れた調査、水質保全活動及び環境学習活動を行った出雲市立朝陽小学校に対して、3月21日に中国四国農政局長賞を授与しました。
農業経営発展計画制度の創設
令和7年4月より、農業経営発展計画制度が始まります。
この制度は、農地所有適格法人が、出資により食品事業者等との連携措置を通じて農業経営を発展させるための計画(農業経営発展計画)について、農林水産大臣の認定を受けた場合に、議決権要件を特例的に緩和できるものです。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/241017.html
農業経営基盤強化準備金制度
令和7年度以降、農業経営基盤強化準備金を積み立てる場合、市町村が策定する地域計画において農業を担う者として位置づけられていることが必須となります。皆さんの地域で地域計画が作成されているか、自分の名前が地域計画に位置づけられているか、不安な方は、市町村担当者にご相談ください。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/j/kobetu_ninaite/n_seido/junbikin_tetuduki_shiryou.html
農地の貸し借り(売買)の手続きを変更
令和7年4月から、農地の貸し借り(売買)は原則として農地バンクを経由した方法に一本化することとなります。
3 【消費者の部屋】
テーマ:植物検疫ってなあに?~日本の農業と緑を守るために~
植物防疫所では、海外からの病害虫の侵入を未然に防ぐ輸入検疫を行っているほか、諸外国の要求に応じた輸出検疫、重要病害虫のまん延を防ぐ国内検疫などを行っています。今回の展示では、日本の農業と緑を守るために行っている植物防疫所の業務について紹介します。
- 【開催期間】
令和7年4月7日(月曜日)~4月18日(金曜日)9時00分~17時00分
(土曜日、日曜日を除く。最終日は13時まで)
【開催場所】
岡山市北区下石井1-4-1 岡山第2合同庁舎1階
中国四国農政局「消費者の部屋」展示コーナー - 詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/press/seikatsu/250324.html
テーマ:生産者と消費者で取り組む持続可能な農業~みどりの食料システム戦略のご紹介~
農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」に基づく様々な取組を進めています。今回の展示では、「みどりの食料システム戦略」の紹介をはじめ、環境に優しい農業の“見える化”の取組などをパネルや動画等でご紹介します。
- 【開催期間】
令和7年4月21日(月曜日)~5月9日(金曜日)9時00分~17時00分
(土曜日、日曜日、祝日を除く。最終日は13時まで)
【開催場所】
岡山市北区下石井1-4-1 岡山第2合同庁舎1階
中国四国農政局「消費者の部屋」展示コーナー - 詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/press/seikatsu/250407.html
4 【ひとことメッセージ】
スマート農業の機運の高まり
前農地整備課長 岩﨑 幸彦
昨今、スマート農業の機運が高まっていると感じています。
10年前まで実家で約20アールの水稲栽培を父親が行っていました。20アールの水田は畦畔で三つに分かれて、その内の一つは排水が悪く、いわゆる狭小で作りにくい水田でした。
当時は、私もたまに手伝っていましたが、排水の悪い田で稲刈りした時にコンバインがはまってしまい立ち往生し、農機具メーカーに引き上げてもらい、仕方なく田んぼにはまりながら手刈りを余儀なくされ、何とか収穫が終わると、農業ってこんなに大変なんだと改めて感じたことを思い出します。
現在、中国四国農政局で農地の基盤整備(農地の大区画化、排水改良、農道整備等)の仕事を担当していますが、今思えば、実家の田を整備していれば農作業がどんなに楽だったのだろうかと思っています。まずは、親戚の農地を集積して1区画を1ヘクタールに拡大して、暗渠排水を整備し、RTK-GNSS基地局を整備してもらい、自動走行農機を借りて、草刈りは多面的機能支払を活用してリモコン草刈機をリースし・・などなど。今更ながら勝手に想像してスマート農業の機運を高めています。
実家の農地はさておき、スマート農業を進めるためには、まずは農地の整備が重要です。農林水産省から、「自動走行農機等に対応した農地整備の手引き」が出ていますので、興味のある方は参考にしていただければと思います。
参考:自動走行農機等に対応した農地整備の手引き(農林水産省ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/j/nousin/noukan/tyotei/kizyun/attach/tebiki.html
5 【ふるさと元気だより】
ゆっくりと冬を越して美味しい「大原トマト」 倉吉市
鳥取県拠点
鳥取県の中部に位置している倉吉市の特産「大原トマト」を紹介します。
大原トマトは1970年頃から栽培が続けられ、現在はJA鳥取中央大原トマト生産部の6戸で84.5アールの面積を栽培しています。
特徴は、無加温でも冬を越せるように三重被覆したハウスで12月に定植を行い、じっくりと栽培します。今年も雪は降りましたが、ハウスには被害もなく、日当たりの良い日が続いて、糖度と酸味のバランスの取れたトマトが収穫できそうです。
また、大原トマト生産部は「みどり認定」を受けて、今年から農林⽔産省の環境負荷低減の取組「見える化」を行い、三重被覆による温室効果ガス削減の取組を「みえるらべる」の星の数で消費者へ分かりやすく表示します。
出荷は4月から6月にかけて85トンを見込んでおり、JA直売所や道の駅で購入できます。
7 【ウェブサイトの新着・更新に関する情報】
政策情報
【農業生産】
指定野菜の入荷量及び卸売価格の見通し(令和7年4月)
https://www.maff.go.jp/chushi/seisan/vegetable/sijyou_mitousi/index.html
【統計情報】
「令和5年市町村別農業産出額(推計)」を公表(農林水産省ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sityoson_sansyutu/#y
報道・広報
【ニュースレター】
https://www.maff.go.jp/chushi/kohoshi/mag_newsletter/
【BUZZ MAFFチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCk2ryX95GgVFSTcVCH2HS2g/videos
(YouTube)
申請・お問い合せ
【発注・入札情報、その他公表事項】
https://www.maff.go.jp/chushi/nyusatsu/
その他
【農政局ウェブサイト新着情報】
https://www.maff.go.jp/chushi/sintyaku/
編集後記
4月から新幹線通勤を始めました。春休みということもあって周りは大きな荷物を抱えた観光客の方が多く、毎日ちょっとした旅行気分です。これから車窓から季節の移り変わりを楽しみたいと思っています。(ホ)
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電話:086-224-4511(代)(内線2111)
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