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中国四国農政局

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    フォトレポート(高知県)令和5年度

    高知県拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。

    令和5年度 
    3月2月1月12月11月10月9月7月6月5月4月

    3月

    令和5年度四国四県農業法人協会研修会が開催される(高松市)

    • 撮影場所:香川県高松市
    • 撮影日:令和6年3月19日

    会場の様子
    会場の様子

    情報提供する川渕代表取締役
    情報提供する川渕代表取締役

    グループ討議の様子
    グループ討議の様子

      令和6年3月19日、四国四県農業法人協会は香川県高松市で令和5年度四国四県農業法人協会研修会を開催しました。
       同研修会は、四国四県の畜産と耕種の農業法人が一堂に会し、飼料の安定供給と農業経営の一層の発展につなげることを目的に開催されました。
       まず、四国四県の飼料用米の状況について、中国四国農政局担当官が説明した後、耕種及び畜産のそれぞれの立場から現状や課題等を農業法人が紹介しました。高知県からは酪農業を営む有限会社川渕牧場  川渕代表取締役が「畜産を取り巻く環境と経営について」と題し情報提供を行いました。その後、高知県拠点職員も参加し5グループに分かれ「四国四県の畜産・水稲農家の連携」をテーマにグループ討議を実施しました。
       四国四県農業法人協会は、今後もテーマや開催場所を変えながら研修会を継続開催し、四国内の農業法人が連携を深め、四国地域農業の発展に寄与していきたいとのことです。

    【関連リンク】 
      有限会社川渕牧場ホームページ 
      https://kawabuchi-bokujyo.com/(外部リンク)

    最先端システムを導入した集出荷場でニラの安定的な生産・出荷を目指して!(JA高知県四万十野菜集出荷場)

    • 撮影場所:高知県四万十町
    • 撮影日:令和6年3月6日


    施設の説明をする島岡販売課長(右)


    パーシャルシール包装されたニラ

      四万十町に新しく誕生したJA高知県四万十野菜集出荷場を訪問し、意見交換を行うとともに施設の見学を行いました。

      同集出荷場は、「令和4年度強い農業づくり総合支援交付金」を活用し建設され、令和5年8月1日からニラ専門の集出荷施設として稼働を始め、現在は毎日約9トンを出荷しています。

      高知県では、平成13年にニラやねぎの出荷に最適な包装資材のパーシャルシール包装を開発しました。この包装には細かい穴が開いており、適度に袋内の空気を交換することにより鮮度が保たれる効果があり、他産地との差別化が図られるなど、市場等から好評であるとのことです。

      また、特定技能外国人の受入れや、障がい者の雇用を通じた農福連携にも取り組んでおり、パートを含む68名が作業に従事し地域の雇用創出にも貢献しています。

      島岡販売課長からは、「これまで生産者が行ってきた選別・計量及び結束作業を当施設が行うことで、生産者はより良い品質のニラを生産するため作業時間の確保ができ大変助かっているとの声がある。引き続き、生産者への営農指導を通じ、単収アップを図り、所得向上に向け可能な限り経費を削減できるよう取り組みたい。」と話されており、年間出荷数量2,400トンを目指すこととしています。

    2月

    有機野菜の産地創出で町を元気にする若手農業者の飽くなき取組!(四万十野菜(同)(四万十町))

    • 撮影場所:高知県四万十町
    • 撮影日:令和6年2月28日

    意見交換の様子
    意見交換の様子

    ほ場で説明を行う濵﨑代表社員
    ほ場で説明を行う濵﨑代表社員

       令和6年2月28日、四万十町の四万十野菜合同会社を訪問し、濵﨑龍一代表社員と有機農業の現状や課題等について意見交換を実施しました。
       同社は、約2ヘクタールの有機JAS認証を取得した農地で主にしょうが、さといも、水稲等を生産しています。また、令和4年度に整備した加工場では、自社の有機しょうがやとうがらしを主原料に地元原材料のみでつくる土佐七味、有機しょうがと近隣の養蜂家のはちみつのみで作る自然派シロップ(コーディアル)等を製造しています。
       商品の原料は、自社産のほかに町内や近隣市町村で栽培期間中農薬・化学肥料不使用等で栽培されている生産者から仕入れ、商品は素材の味を生かし差別化を図るなど、地域の生産者とともに成長していくことを目指した商品を開発・製造しています。
       同社の濵﨑代表社員は、「町内や近隣市町村の生産者と連携し、野菜や水稲の生産量増加や販路拡大に取り組みたい。また、今後は、新たに有機農業を始める生産者を育成して有機農業者数を増加させ、農業用機械の共同利用や共同出荷等による効率的な有機農業の新しいかたちを目指したい。」と意気込みを話してくれました。 

    【関連リンク】
       四万十野菜合同会社ホームページ
       https://shimanto-yasai.com/ja/(外部リンク)

    「斗賀野地区農村環境を守る会」が中国四国農政局長賞を受賞!(多面的機能発揮促進事業)

    • 撮影場所:高知県佐川町
    • 撮影日:令和6年2月27日


    記念撮影
    (前列左から森集落協定代表、片岡佐川町長、田村守る会会長、近藤地方参事官、吉森守る会事務局長)


    意見交換の様子

      令和6年2月27日、高知県拠点は、佐川町斗賀野地区「とかの集落活動センターあおぞら」において令和5年度多面的機能発揮促進事業中国四国農政局長表彰の表彰式を開催しました。

      中国四国農政局では、水路や農道等の地域資源の保全管理等、農業の有する多面的機能の発揮を促進する事業において、優良な取組を行う組織等の表彰を実施しています。

      今回、優秀賞を受賞された「斗賀野地区農村環境を守る会」は、斗賀野地区に核となる施設「とかの集落活動センターあおぞら」ができたことにより、これまで地域の集落単位で活動を行っていた団体をまとめ、同地区の農業振興を担う組織として、農地の維持管理のほか、「農事組合法人トピアとかの」と連携した耕作放棄地の発生防止、「NPO法人とかの元気村」と連携した農村文化の継承、自然・生活環境の保全、住民交流の促進など地域のコミュニティを通じた活動が高く評価され、今回の受賞となりました。

      高知県拠点では、多面的機能の維持・発揮を図るための取組を、今後も支援することとしています。

    コンポスト肥料で資源循環(仁淀川下流衛生事務組合)

    • 撮影場所:高知県土佐市
    • 撮影日:令和6年2月21日


    意見交換の様子


    井上所長による施設の説明


    製品化された肥料(コンポストによどがわ) 

      高知県土佐市近隣3市町村を管轄する「仁淀川下流衛生事務組合 衛生センター」では、し尿処理工程から発生する汚泥を再生利用し、たい肥化した有機質の肥料を「コンポストによどがわ(肥料成分  窒素6.0%、リン酸6.7%、カリ0.26%)」の名称で製品化し、1袋100円で配布しています。

      同センターの井上所長は、「最近では合併浄化槽、下水道の普及により、し尿の搬入量自体が減少しており、たい肥の生産量に対し需要が上回っていて、数か月待ちとなっている状況です。また、浄化槽汚泥は油分を含む場合が多く、当施設ではたい肥化が難しく焼却処分することが多いため、各家庭には、台所から油分を流さないこと等、浄化槽の適正管理についてお願いしています。」と話されていました。

      国際情勢により世界的に肥料価格が高騰している昨今、国内資源の有効活用はもとより、コンポスト肥料等の利用拡大により、農林水産業のグリーン化が進むことを期待しています。

    【関連リンク】
    コンポストの利用について(土佐市ホームページ)
    https://www.city.tosa.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=1419(外部リンク)

    しまんと流域農業organicシンポジウムが開催される!(しまんと流域農業organicプロジェクト協議会)(四万十町)

    • 撮影場所:高知県四万十町
    • 撮影日:令和6年2月20日

    会場の様子
    会場の様子

    梅原真氏(左)、畦地履正会長
    梅原真氏(左)、畦地履正会長

    パネラーの皆さん(左から小澤幹氏、 君島佐和子氏、近藤直樹支局長)
    パネラーの皆さん(左から小澤幹氏、君島佐和子氏、近藤直樹地方参事官)

       令和6年2月20日、しまんと流域農業organicプロジェクト協議会は四万十町十和地域で、しまんと流域農業organicシンポジウムを開催しました。
       同シンポジウムは、四万十川流域で有機農業に取り組んで行こうと、生産者と事業者が連携し新たな取組を始める「しまんと流域農業organicプロジェクト」の開始後3年間の成果発表を通じて県内外へ同プロジェクトの取組を周知するとともに、四万十川流域の地域活性化を進める目的で開催されました。
       第1部では、「しまんと流域農業の成果およびこれからのビジョン」と題し、始めに中国四国農政局高知県拠点から「みどりの食料システム戦略」について説明し、続いて、同協議会の畦地履正会長から「しまんと流域農業organicプロジェクト」で取り組んでいる、さつまいもや茶、くり等の契約生産者数の増加や無農薬・無化学肥料の栽培面積の増加、耕作放棄地の利活用、担い手育成、くりやさつまいもを活用した新商品開発・販路開拓等の成果について紹介された後、デザイナーの梅原真氏から「しまんと流域農業のこれからのビジョン」について発表がありました。
       第2部では、「しまんと流域農業について」と題してパネルディスカッションが行われました。
       畦地会長は、「本年度までの3年間で事業展開の重要な考え方がまとまったため、今後は、生産者、製造・販売事業者等との連携を更に強化し本プロジェクトの取組を加速させたい」と意気込みを話されました。 

    【パネラーの紹介】
      〇梅原 真氏  (梅原デザイン事務所代表、武蔵野美術大学客員教授)
       「土地の力を引き出すデザイン」をテーマに「一次産業」をデザインする。わらで焼く「一本釣り・藁焼きたたき」、ゆずしかない村の「ぽん酢しょうゆ・ゆずの村」、荒れ果てた栗林から「しまんと地栗」など。

      〇小澤 幹氏  (パティシエスイーツスタンダード代表)
       全国各地の地域の素材に注目し、おいしさの足し算・引き算・掛け算によるスイーツを日々研究・開発する。スイーツを通じた産業創出、仕組みづくりを実践。

      〇君島 佐和子氏  (フードジャーナリスト、辻静雄食文化賞選考委員)
       「料理王国」の編集長を歴任。国内外の食の最前線を独自の視点で提示するクリエイティブフードマガジン「料理通信」を創刊。
       
    【関連リンク】
       同シンポジウムの模様はYouTubeでご覧になれます。(外部リンク) 

       同シンポジウムの詳細はこちらをご覧ください。(外部リンク)


    地域内の関係機関が連携し、持続できる地域づくりを目指す((一社)四万十農産、(株)サンビレッジ四万十(四万十町))

    • 撮影場所:高知県四万十町
    • 撮影日:令和6年2月15日

    意見交換の様子
    意見交換の様子

    周囲を山に囲まれた影野地域
    周囲を山に囲まれた影野地域

       四万十町影野地区の(一社)四万十農産を訪問し、代表理事の浜田好清さん、理事の鈴木伸太郎さん、(株)サンビレッジ四万十代表取締役の浜田大彰さん、影野地区区長の浜田さんと、高齢化、人手不足が進む中での農地の維持、地域活性化等について意見交換を行いました。
       影野地区には(株)サンビレッジ四万十を含む8つの集落営農組織がありますが、それぞれの集落営農組織では人手不足により農地の管理が困難になっていました。そこで、集落営農組織の広域連携を目指し、平成29年4月に(一社)四万十農産が設立され、令和5年には水稲26ヘクタールを作付けしています。農地整備が実施または計画されているほ場の工事が完了すると、水稲作付面積は37ヘクタールまで拡大する予定となっており、高齢化や担い手不足が進む地域の農地所有者にとって重要な農地の委託先となっています。今後、両社は集落活動センター「仁井田のりん家」との連携を強化し、耕作放棄地の発生を抑制するための農地の受託や収穫した農産物を活用した6次産業化による新商品開発、体験型観光産業づくり、担い手の育成、高齢者等の生活支援活動の取組を行い、継続できる農業経営の確立や雇用の拡大、地域活性化、持続可能な農村地域づくり等を目指していくこととしています。 

    【関連リンク】
    (株)サンビレッジ四万十  ホームページ
       http://village-kageno.jp/index.html (外部リンク)


    出張講座で「日本農業の現状と課題」を学びました!(高知県立幡多農業高校  四万十市)

    • 撮影場所:高知県四万十市
    • 撮影日:令和6年2月14日


    出張講座の様子


    熱心に説明を聞く生徒

      令和6年2月14日、中国四国農政局高知県拠点は、高知県立幡多農業高等学校のアグリサイエンス科1年生14名を対象に、「日本農業の現状と課題」と題し、みどりの食料システム戦略や新規就農支援、女性農業者の活躍について、出張講座を行いました。

      受講後のアンケートでは「農業者の年齢構成は70歳以上がピークであること、想像以上に農業をしようと思っている若者が少ないことに驚きました。」「女性が農業で活躍していることを知り興味が持てました。自分は将来、農業の仕事に携わりたいので参考になりました。」「スマート農業の活用で、農家の負担が減るような農業が望ましいと思う。」などの感想や意見が寄せられました。
      集中して講座を聞く生徒の皆さんの熱心さに、農業に対する考えや思いを力強く感じることが出来ました。将来、農業を職業の選択技のひとつとして考えてくれることを期待しています。

    出張講座の申し込みはこちらまで(ご希望のテーマがあればご相談ください)
    高知県拠点地方参事官室ホットライン
    https://www.contactus.maff.go.jp/j/chushi/form/161211_9.html

    1月

    棚田の保全・PRを通じ、“天空の郷”を活性化「吉延営農組合」(本山町)

    • 撮影場所:高知県本山町
    • 撮影日:令和6年1月30日


    意見交換の様子


    収穫を迎えた吉延の棚田(令和5年10月撮影)

      令和6年1月30日、高知県拠点は、「指定棚田地域(※1)」でもある本山町の「吉延(よしのぶ)の棚田」を訪問し、棚田の保全を行う「吉延営農組合」及び「一般財団法人 本山町農業公社」と意見交換を行いました。
      なお、吉延の棚田を含む本山町南部の棚田群は、「土佐・本山 天空の棚田群」として、農林水産省の「つなぐ棚田遺産(※2)」に認定されています。

      吉延集落では、豊かな自然・棚田の原風景を将来につなぐため、平成19年に吉延営農組合を設立、集落全体が一体となった活動を展開し、地域資源である棚田の保全を図っています。近年ではドローンによる農薬散布、水田センサーや水路センサー、遠隔操作による水門ゲート等の活用により、生産性の向上を図るスマート農業にも取り組んでいます。
      また、消費者が求める米を探求したブランド米「土佐天空の郷」は、特別栽培農産物として環境に配慮した生産が行われており、更に食味でも高い評価を受け、高付加価値化によって生産者の所得向上や棚田存続への意欲向上に繋がっています。
      こうした取組を支援する「(一財)本山町農業公社」には、棚田地域の振興等に貢献する優れた取組を実施する企業等へ贈られる「つなぐ棚田遺産」感謝状が、令和6年1月26日に贈呈されています。

     【関連リンク】
    特別栽培米「土佐天空の郷」
    (一財)本山町農業公社ホームページ(本山さくら市場)
    https://town-motoyama.jp/tokusanhin_menu/category_okome/(外部リンク)

     (※1)「指定棚田地域」とは、昭和25年2月1日時点の市町村の区域で、勾配が20分の1以上の棚田が1ha以上ある地域の中から、都道府県の申請に基づき、国が指定するものです。
    【関連リンク】
    指定棚田地域の指定について(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/nihon/210621.html

     (※2)「つなぐ棚田遺産」とは、棚田地域の振興に関する取組を積極的に評価し、国民の皆さまに、棚田地域の活性化や棚田の有する多面的な機能に対する、より一層のご理解とご協力をいただくことを目的として、優良な棚田を認定する取組です。全国から推薦いただいた271の棚田が選定されています。
    【関連リンク】
    つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~の選定について(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/nousin/tanada/sentei.html

    ハウスみかん農家のもとで若手職員が研修!(香南市)

    • 撮影場所:高知県香南市
    • 撮影日:令和6年1月26日


    熱心に説明を聞く研修生(左から2番目)


    野村高志さん

      中国四国農政局では、新規採用職員及び入省5年目の職員を対象として、研修先農家の下で5日間寝食を共にしながら農作業実習等を行う「現場主義実地研修」を実施しています。

      令和6年1月26日、中国四国農政局は、研修生を受け入れてくださった野村高志さんを訪問し、意見交換を行いました。

      野村さんは、香南市でハウスみかんや小夏などを約1.2ヘクタール栽培するかたわら、高知県指導農業士として農業者の育成に取り組んでおられ、これまでにも農林水産省職員や大学生等、数多くの研修生を受け入れておられます。

      今回の研修では、ハウス内の清掃や草取り、木造ハウス修繕のための資材運びなどを行い、研修生は慣れない作業に戸惑ったようです。「デスクワークを離れ、農家さんの仕事や生活を体感する貴重な機会となりました。みかん栽培についてお話されている野村さんの目の輝きが印象に残っており、農業への情熱が伝わってきました。日常業務に戻っても、農業のために行政が出来ることを考え、農家の課題に真摯に向き合っていきたいと強く感じました。」と感想を述べ、職務への決意を新たにしたようです。

      研修期間中、熱心にご指導くださった野村様、美味しい食事を提供していただいた奥様、本当にありがとうございました。

    12月

    明るい柳野を創る会が中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞を受賞しました

    • 撮影場所:高知県いの町
    • 撮影日:令和5年12月22日


    明るい柳野を創る会の皆様


    意見交換の様子

      令和5年12月22日、高知県拠点は明るい柳野を創る会を訪問し、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞授与式を行いました。

      明るい柳野を創る会は、柳野地区の実態調査を機に、地域の人々が抱える課題を踏まえ、地域で集まる場や機会を増やし、高齢者にもできる農業や収入確保等のため、平成8年に結成しました。

      その後、活動拠点となる「ふれあいの里柳野」を整備し、農産物の販売・軽食の提供・地元企業や各種団体とも連携したイベントや体験活動の受け入れなど様々な取組を行っています。なかでも、昨年改修した、食品衛生法に対応した加工場は、特産品であるイタドリの加工作業を中心に、地域住民の活躍の場となっています。

      また、移住者対策にも力を入れて取り組んだ結果、他の地域に比べ高齢化率が低くなってきているといった効果も表れており、同じ課題を抱える地域のロールモデルとなるべく、さらなる発展を期待しています。

    【関連リンク】
    ふれあいの里柳野  ホームページ
    https://yanagino.studio.site/(外部リンク)

    一般社団法人エンジェルガーデン南国が中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞を受賞しました

    • 撮影場所:高知県南国市
    • 撮影日:令和5年12月19日


    西川代表理事(右)へ奨励賞の授与


    (一社)エンジェルガーデン南国の皆様

      令和5年12月19日、高知県拠点は一般社団法人エンジェルガーデン南国を訪問し、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞の授与式を行いました。

      (一社)エンジェルガーデン南国は、西川代表の前職が特別支援学校の教諭であったことから、障がい者と共に働ける場を作りたいとの思いで「就労継続支援B型」事業所を立ち上げ、有機JAS認証農園において農福連携で自然栽培したグアバなどを自社で加工、卸販売されています。
      「働きがいのある人間らしい仕事」の実現を目指し、持続可能で環境に負荷をかけない栽培方法で栽培し、有機グアバの葉や果実、果皮、種や枝まで余すことなく活用しています。また、農福連携への理解を深めてもらうため、県内の様々な福祉事業所や障がい者雇用をしている農園と連携した商品づくりも行っています。

      「最初はグアバを自分が育てるという感じでしたが、今は自分たちが育てられている、植物から自然から大切なことを学んでいる」という西川代表の言葉が強く心に残りました。自然のサイクルに逆らうことなく、また、農業×福祉で新たな道を切り開いていく活動のさらなる発展が期待されます。

    【関連リンク】
    (一社)エンジェルガーデン南国  南国にしがわ農園  ホームページ
    https://www.nishigawa-nouen.com/(外部リンク)

    井上ワイナリー株式会社が中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定されました

    • 撮影場所:高知県香南市
    • 撮影日:令和5年12月19日


    井上社長(右)への選定証の授与


    井上ワイナリー株式会社の皆様

      令和5年12月19日、高知県拠点は井上ワイナリー(株)を訪問し、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」選定証の授与式を行いました。

      同社は、高知の気候・風土に適したぶどう品種を選定し、「耕作放棄地の活用、地域の活性化、雇用の創出」を目指し、県内7市町の自社農場でぶどうを栽培し、ワインをつくっています。
      集落活動センターを拠点として、地域の老人クラブの方々を雇用したり、地元の高校生に収穫やラベル作りの協力をいただくなど、持続可能な地域の活性化に取り組んでいます。

      井上社長は、「今回の受賞を機に、当社の取組が広く発信されることがありがたい。次は地域の産品を持ち寄った「ワインフェス」を企画したい。いかに地域を巻き込んだ活動としていくか、当社が出来る事に取り組んでいきたい。」と話されていました。
      私たちは郷土愛いっぱいのワインを頂くことで、活動を応援していきます!

    【関連リンク】
    井上ワイナリー株式会社  ホームページ
    https://www.tosawine.com(外部リンク)

    株式会社大宮産業が中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞を受賞しました

    • 撮影場所:高知県四万十市
    • 撮影日:令和5年12月15日

    (株)大宮産業 尾﨑代表取締役社長(右)、竹葉取締役副社長(左)
    (株)大宮産業  尾﨑代表取締役社長(右)、竹葉取締役副社長(左)

    意見交換の様子
    意見交換の様子

       令和5年12月15日、高知県拠点は(株)大宮産業への中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞授与式を開催しました。
      (株)大宮産業は、生活の拠点であった店舗・燃料施設が廃止されたことにより、地域住民が株主となり平成18年に「(株)大宮産業」を設立し、生活必需品の販売や給油所の運営を開始しました。
       灯油や生活用品等の配達に合わせて独居高齢者の見守りや、移動手段がなく買い物が困難な高齢者には月1回自宅から(株)大宮産業までの無料送迎を行うなど、地域住民の暮らしのサポートをしています。
       尾﨑代表取締役社長は、「今後も、大宮米の認知度向上や販路拡大に取り組むとともに、人口減少に負けることなく、地域住民のために頑張っていきたい。」と話されており、更なる地域活性化に取り組むとしています。

    株式会社とおわが中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞を受賞しました

    • 撮影場所:高知県四万十町
    • 撮影日:令和5年12月15日

    (株)とおわ 中野代表取締役(右)、刈谷取締役(左)
    (株)とおわ   中野代表取締役(右)、刈谷取締役(左)

    意見交換の様子
    意見交換の様子

       令和5年1215日、高知県拠点は(株)とおわへの中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞授与式を開催しました。
       同社は、「まあるくつながる四万十で」の会社コンセプトのもと、地域の若者を積極的に雇用しながら、十和おかみさん市と連携し、郷土料理が1015種類並ぶバイキングを「道の駅   四万十とおわ」で行っています。その取組を続けていくことが地域の雇用を生み出し、食材として野菜を買い取ることで一次産業の継続を図っています。また、四万十の食文化を継承していくため、道の駅スタッフも一緒に調理を行い、郷土料理レシピの書きおこしなど、次世代につないでいく取組を行っています。
       同社の中野代表取締役は、「作成中の郷土料理レシピを完成させ、おばちゃんたちの技術を残したい。また、おばちゃんたちが主役となる取組を行いたい。」と話されており、更なる地域活性化に取り組むとしています。 

    【関連リンク】
    (株)とおわが運営する「道の駅   四万十とおわ」ホームページ
       https://toowashimanto.jp/(外部リンク)

    農村交流施設「森の巣箱」運営委員会が中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定されました

    • 撮影場所:高知県津野町
    • 撮影日:令和5年12月14日

    農村交流施設「森の巣箱」大﨑施設長
    農村交流施設「森の巣箱」大﨑施設長

    意見交換の様子
    意見交換の様子

       令和5年12月14日、高知県拠点は農村交流施設「森の巣箱」運営委員会への中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」選定証授与式を開催しました。
       農村交流施設「森の巣箱」運営委員会は、林業の衰退や子供の減少による小・中学校の廃校等で文化の灯が消え寂しさと不安が募るなか、「このままでは集落が消滅してしまう!このままで終わりたくない」と地域住民全員が自分たちの生活と暮らしを守る集落の存続を希望し、廃校舎を活用した集落コンビニ、居酒屋、宿泊施設を整備しました。
       近年では、コロナ禍前の年間600名程度の宿泊客まで回復したことにより、補助金に頼らない集落運営を行うなど、安心して暮らす事のできる集落づくりに取り組んでいます。
       大﨑施設長は、「今後は、農村交流施設「森の巣箱」のある床鍋集落と同じような課題を抱えている地域と連携し、地域団体や行政を交えた意見交換や各活動の支援を行うことにより、共に地域の未来を創造していきたい。」と話されており、更なる地域活性化に取り組むとしています。

    1本の蔓に1玉だけ!「一果相伝(いっかそうでん)」メロンの生産(株式会社篤農(香南市))

    • 撮影場所:高知県香南市
    • 撮影日:令和5年12月8日


    会社概要ビデオに出演する森岡代表

    メロンと鶴亀をイメージした「つるかめろん」


    意見交換の様子

      香南市の(株)篤農を訪問し、代表取締役の森岡健児さん、従業員の佐藤さんと、メロンの栽培方法等について意見交換を行いました。

      (株)篤農は3代続く農家で、現在は1.6ヘクタールのハウスでマスクメロンを栽培し、インターネットや産直市等で販売しています。ハウス内は最適な温度や湿度等がすべて自動で管理され、年中出荷できるよう年に3回ほど定植を行っています。1本の蔓に1玉だけを実らせる「一果相伝(いっかそうでん)」ブランドで売り出しています。

      2016年にGLOBALG.A.P.を取得し、環境に配慮した土づくりや、働く人の安全管理、栽培方法をマニュアル化する取組や、2023年2月に「こうちSDGs推進企業」に登録し、SDGsの17の目標のうち、特に「環境面への配慮」と「パートナーシップ」について取り組んでいます。また、外国人労働者を受入れ人材育成にも力を入れています。

      森岡代表は、「良いもの、良いこと、良い関係の「3つの良い」を実践するため、ITを活用し新しいことに挑戦し、人を感動させる農作物を作っていきたい。」と力強く語られていました。

    【関連リンク】
    株式会社篤農 ホームページ
    https://ikkasouden-shop.com/(外部リンク)

    耕作放棄地を再生し、有機農業に取り組む若手生産者の挑戦!(野菜屋けんちゃん(高知市))

    • 撮影場所:高知県高知市
    • 撮影日:令和5年12月6日


    長野さんとの意見交換の様子

    春野菜が植えられた圃場の様子

      令和5年12月6日高知県拠点は、高知市春野町で耕作放棄地を借り受け、畑や水田を再生させながら有機農業を行う、長野さん(野菜屋けんちゃん)にお話しを伺いました。 

      丁寧に整備された圃場では、春の収穫に向けてキャベツやえんどう豆、コールラビを植え付けされていました。
      長野さんは、野菜を年間約30品目栽培しており、ECサイトや地域で開催されるマルシェに参加し販売しています。

      今後は、食育の一環として近隣保育園の子ども達に収穫体験や味噌作りが出来るように大豆の栽培をしていきたいとおっしゃっていました。

      農林水産省では、耕作放棄地の再活用や有機農業など「みどりの食料システム戦略」に関する取組が一層広がるよう応援していきます。

    【関連リンク】
    長野さんのホームページ(野菜屋けんちゃん)
    https://yasaiken.base.shop/(外部リンク)

    「第7回高知オーガニックフェスタ」に参加しました!

    • 撮影場所:高知県高知市
    • 撮影日:令和5年12月3日


    ミニ講座の様子

    ブースでのパネル展示の様子

      令和5年12月3日、高知市で開催された「第7回高知オーガニックフェスタ(主催:高知オーガニックフェスタ実行委員会)」会場は、有機農産物や環境に配慮した加工品を買い求める多くの来場者で賑わっていました。

      中国四国農政局高知県拠点も、みどりの食料システム戦略や有機農業、食料自給率等について理解の促進を図るため、ミニ講座とパネル展示という形で参加させていただきました。

      ミニ講座では、「知ってる?日本の食料事情  今日から出来る取組を考えてみよう!」と題して食料自給率やみどりの食料システム戦略の説明、そして親子で楽しめるクイズを行いました。

      また、パネル展示ブースにもたくさんの方が立ち寄ってくださり、「もっと有機農産物や環境に配慮した商品を購入できる場所がほしい。」「有機農業が広がることを期待している。」「有機農産物を多くの人に知ってもらいたい。」等のご意見をいただきました。

      高知県拠点では今後も様々な機会を捉えて、消費者等に対して環境にやさしい持続可能な生産・消費の拡大や有機農業への関心を高めてもらうため、PR活動を実施してまいります。

    【関連リンク】
      みどりの食料システム戦略(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html

      ニッポンフードシフト
    https://nippon-food-shift.maff.go.jp/(外部リンク)

    11月

    基盤整備を契機としたタマネギ大規模産地化事業への参画!!(株式会社岡田農園(南国市))

    • 撮影場所:高知県南国市
    • 撮影日:令和5年11月22日


    ほ場脇で説明する岡田代表

    タマネギ定植後のほ場の様子

      南国市では現在、国営緊急農地再編整備事業による大規模な基盤整備が進められています。区画整備された広々とした農地で「地域で暮らし稼げる農業」の実現にむけ、地域農家と企業との連携による大規模露地園芸を推進する一環として、総合商社の双日(株)関連会社である双日農業(株)と(株)岡田農園を含む市内の生産者が出資し「双日土佐農人(株)」が設立され、タマネギの本格的な栽培がスタートしました。

      双日土佐農人(株)取締役を兼任する(株)岡田農園の岡田悠佑代表は「米やタマネギ、レタスなどの輪作に取り組みながら昨年は試験的に約40アールを植え付けたところ、目標を超える収穫量があり手ごたえを感じている。今年は10倍の4ヘクタールに拡大し、将来は基盤整備事業の進捗にあわせ、100ヘクタール規模のタマネギ生産を目指している。」とのことでした。

      これからの大産地化に皆様も是非ご注目ください!

     【関連リンク】
    中国四国農政局高知南国農地整備事業所ホームページ
    https://www.maff.go.jp/chushi/kj/nankoku/index.html

    「食と農の知っ得講座」を行いました。( 令和5年度安芸管内栄養業務担当者研修会( 安芸市))

    • 撮影場所:高知県安芸市
    • 撮影日:令和5年11月17日


    農政局の講演

    高知県立大学島田准教授の講演

      中国四国農政局は安芸福祉保健所から「食と農の知っ得講座」のご依頼をいただき、令和5年11月17日、「令和5年度 安芸管内栄養業務担当者研修会」において「持続可能な食を支える食育の推進」をテーマに出張講座を行いました。

      農政局消費生活課職員による講座では、第4次食育推進基本計画やみどりの食料システム戦略を踏まえて、SDGsの視点を取り入れた具体的な目標について説明を行いました。参加者からは「食育の情報も次々と新しくなる。参考になった。」との感想が聞かれました。

      また、同研修会では、高知県立大学健康栄養学部 島田准教授による「災害時の栄養・食生活支援」をテーマとした講演も行われました。2016年の熊本地震や2018年の西日本豪雨など実際の災害現場で島田先生ご自身が行った支援活動などを踏まえ、災害現場で起こる問題、必要な準備や対応について説明がありました。現場を経験していないと知ることがない、貴重なお話を聞くことが出来ました。

      中国四国農政局では、消費者団体等の皆さまが開催される研修会などで、出張講座を行っています。詳しくはリンク先をご参照ください。

    【関連リンク】
    出張講座( 食と農の知っ得講座)
    https://www.maff.go.jp/chushi/heya/kouza.html

    寒暖差のある標高600メートルで育てた栽培期間中農薬・化学肥料不使用の野菜をお届けします(株式会社雲の上ガーデン(梼原町))

    • 撮影場所:高知県梼原町
    • 撮影日:令和5年11月15日

    意見交換の様子
    意見交換の様子

    スイスチャード(中央列手前)等を作付けしている様子
    スイスチャード(中央列手前)等を作付けしている様子

       梼原町の株式会社雲の上ガーデンを訪問し、代表取締役の尾森昇兵さん、取締役員で奥様の沢智さんと栽培期間中農薬・化学肥料不使用の野菜の生産等について意見交換を行いました。
       (株)雲の上ガーデンは、標高600メートルの山奥にあり、2009年に設立した前代表から尾森夫婦が本年6月に事業継承し、トマトやピーマン、ブロッコリー、レタス等、年間約80品目を生産しています。
       野菜は、ECサイトで「おまかせ季節の野菜セット(10品目)」を販売するほか、ふるさと納税返礼品や流通業者へ出荷しています。
       尾森さんご夫婦は、「二人で一緒にする農業は楽しいことばかり。今後は、作付面積や販路を拡大し、今よりも多くの皆様に食べていただけるようにしたい。」と抱負を話してくださいました。
     
    【関連リンク】
       株式会社雲の上ガーデン
       https://www.instagram.com/kumonouegarden/(外部リンク)

    環境にやさしい持続可能な消費拡大に向けたスーパーの取組((株)サンプラザ)

    • 撮影場所:高知県高知市、南国市
    • 撮影日:令和5年11月10日

    高知オーガニックの販売コーナー
    高知オーガニックの販売コーナー

    食品ロスをなくそう!キャンペーン食品ロスをなくそう!キャンペーン

      高知市弘化台にあるサンプラザ物流センターを訪問し、環境にやさしい持続可能な消費の拡大に向けた取組、中でも有機農産物等の取扱いやフードロス削減への取組について、お話を伺いました。
     商品部の西村バイヤーからは、「(株)サンプラザでは、健康な体は健康な食品からという考えのもとに「医・食・同・源」をテーマに掲げています。青果では、有機栽培や栽培期間中農薬・化学肥料不使用等に取り組んでいるグループ「高知オーガニック」の販売コーナーを設けています。」また、フードロス削減に向けた取組としては、「フードバンク等への寄付金つき商品の販売キャンペーンを2021 年から毎年行っており今年で3回目となっています。」と説明いただきました。
     意見交換ののち、見学させていただいた南国市のサンプラザ新鮮館緑ヶ丘店においては、「高知オーガニック」の販売コーナーでは、有機JAS認証をうけたキュウリや、栽培期間中農薬不使用の葉付きニンジンなどが販売されていました。売り場担当の小川チーフから「高知オーガニックの野菜は、健康に気を配っているお客様がよく購入されます。珍しい野菜ではなく、普段使いできる品を並べるようにしています。」と説明がありました。
     食品ロスをなくそう!キャンペーンでは、青果だけでなく、精肉、鮮魚など各コーナーでキャンペーン対象商品が並んでいました。

    【関連リンク】
    (株)サンプラザ 寄付つき販売キャンペーン「食品ロスをなくそう!」
      https://www.sunplaza-kochi.co.jp/news/2023shokuhinros(外部リンク)

    天敵昆虫は頼れる従業員!(かめのこ農園(土佐市))

    • 撮影場所:高知県土佐市
    • 撮影日:令和5年11月7日


    ハウス内で説明の様子


    ハウス内で説明の様子

    天敵昆虫のカメノコテントウ

      令和5年11月7日高知県拠点は、土佐市宇佐町で天敵昆虫を利用し農薬を極力使用せずにピーマンを栽培している「かめのこ農園」を訪問し、農園の経営者である岡本さんと意見交換を行いました。

      4棟のハウス(約74アール)で栽培されているピーマンは、タバコカスミカメやカメノコテントウ、クロヒョウタン、カブリダニ等の天敵昆虫を利用して、アブラムシやスリップスといった害虫等の駆除をしています。岡本さんは、「天敵昆虫は、従業員だという思いで扱っています。」と話してくださいました。

      天敵となる昆虫は、購入することもありますが、周辺の草地から採取し、別ハウスで飼育し発生する害虫に応じて捕食する天敵昆虫を投入しています。

      農林水産省では、「みどりの食料システム戦略」において「環境にやさしい農業の実践」を生産現場で推進しており、この天敵農法をはじめとする環境負荷低減の取組が一層広がるよう応援していきます。

    10月

    地域の食品産業を担う学生に、みどりの食料システム戦略等を説明(高知県立高知農業高等学校(南国市))

    • 撮影場所:高知県南国市
    • 撮影日:令和5年10月30日


    真剣に講義を受ける学生の様子


    授業の様子

      令和5年10月30日、高知県立高知農業高等学校において、食品ビジネス科の3年生30名と、リモート参加の1・2年生68人に対して「みどりの食料システム戦略及び食品製造・流通の情勢」の説明を行いました。
      食品ビジネス科では、地域の食品産業を担う人材の育成を目指し、農産物の加工から流通及び食品の貯蔵に関する知識・技術等の学習が進められています。

      講義では、資料を見ながらメモを取るなど、熱心に説明を聞いていました。

      説明後に3年生から、物流問題に対し「コンテナ容量を大きくしてドライバー1人当たりの運送量を増やし、積み合わせを行って効率化を図るのはどうか。」との意見が出されたほか、アンケートにおいては「今回の説明で、みどりの食料システム、食品製造・流通における課題を知ることができました。2050年までに自分たちができることを知り、そのための方法についても知ることができてよかった。」との感想が寄せられました。

    永年の統計調査に対するご協力に感謝。農林水産大臣感謝状を贈呈しました

    • 撮影場所:高知県香南市
    • 撮影日:令和5年10月20日


    感謝状を手にする公文さん


    公文さんの施設で咲き始めたトルコキキョウ

      農林水産省では、毎年10月18日の「統計の日」に、永年にわたり農林水産統計調査にご協力をいただいた方々に感謝状を贈呈しています。

      10月20日には、農業経営統計調査に15年にわたりご協力をいただいている公文志信さん(香南市)に対し、高知県拠点の近藤地方参事官が農林水産大臣感謝状を手交しました。
      公文さんからは、「農業の現状を分析することは大事であり、統計調査で得られたデータを農林水産政策に繋げていただきたいと思います。これからもできる限り協力させてもらいます。」とのお言葉をいただきました。

      今年度、高知県内では、農林水産大臣感謝状が永年協力者5名と特別協力者3名の計8名の方に、また、中国四国農政局長感謝状が15名の方に贈呈されます。

    令和5年度農林水産統計業務協力者等に対する感謝状受賞者(高知県・敬称略)承諾を得た方のみを掲載しています。

    農林水産大臣感謝状
    武市 昭雄 (四万十町)  農業経営統計調査
    公文 志信 (香南市)  農業経営統計調査
    八山 晃 (黒潮町)  漁業経営統計調査
    永森 君枝 (南国市)  農業経営統計調査
    山本 孝行 (佐川町)  農業経営統計調査
    武市 敬助 (四万十町)  面積統計調査
    有友 大 (四万十市)  面積統計調査

    中国四国農政局長感謝状
    有限会社 竹中水産 (室戸市)  漁業経営統計調査
    久村 規親 (室戸市)  海面漁業漁獲統計調査員
    蛭子 政昭 (東洋町)  海面漁業漁獲統計調査員
    山地 亮司 (高知市)  海面漁業漁獲統計調査員
    柳川 洋一郎 (室戸市)  海面漁業漁獲統計調査員
    鶴岡 長弥 (土佐清水市)  海面漁業漁獲統計調査員    
    福島 歩美 (大月町)  海面漁業漁獲統計調査員
    西山 由美 (須崎市)  海面漁業漁獲統計調査員
    河原 みか (宿毛市)  海面漁業漁獲統計調査員
    藤田 有香 (大月町)  海面養殖業収獲統計調査員
    長谷部 文男 (四万十町)  面積統計調査員
    川田 文明 (土佐町)  面積統計調査員
    浅野 文 (高知市)  専門調査員
    遠近 宏昌 (四万十市)  専門調査員

    ポンカン畑を守り、地域を活性化させたい!(株式会社フクチャンFARM(東洋町))

    • 撮影場所:高知県東洋町
    • 撮影日:令和5年10月6日

    意見交換の様子
    意見交換の様子

    ポンカンを使用したジュース・ゼリーなど
    ポンカンを使用したジュース・ゼリーなど


    ぽんかんジュース

       東洋町の「(株)フクチャンFARM」を訪問し、代表取締役の山下龍造さん、取締役でもある奥様の美紀さん、社員の御処野さん(地域おこし協力隊からの移住)と意見交換を行いました。

       (株)フクチャンFARMは山下さんが建設業を営む傍ら、東洋町のポンカン畑を守り、放棄園の再生、次世代の後継者を育成することで、地域を元気にしたい!との思いから2016年6月に設立されました。ポンカン栽培のほかポンカンを使ったジュースやゼリーなどの加工製造にも取り組んでいます。また、美紀さんはこれまで地域になかった居酒屋の経営も。

       毎年、ポンカンの収穫期にはワーキングホリデーとして10名ほどを受入れ、人手不足の解消を図っているとのこと。

       山下さんご夫婦は「東洋町特産のポンカンをもっと知ってもらい、地域の活性化・移住者の確保につなげたい。」と力強く話してくださいました。

    【関連リンク】
    株式会社フクチャンFARM ホームページ
    https://fukucyanfarm.com/

    高品質な果実がお客様に人気!(高知県秋季果実展示品評会)

    • 撮影場所:高知県高知市
    • 撮影日:令和5年10月6日

    石丸会長に、お客様の声について伺いました
    石丸会長に、お客様の声について伺いました

    県西部で生産され、高知市内にはあまり出回らない大粒の栗も、たくさん並びました
    県西部で生産され、高知市内にはあまり出回らない大粒の栗も、たくさん並びました


       県内の果樹生産者で組織する高知県果樹研究協議会(事務局:JA高知県営農販売事業本部)は、「とさのさとアグリコレット」において「高知県秋季果実展示品評会」を開催しました。
    10月6日(金曜日)は新高梨、水晶文旦、栗、みかんなど、出品された果実の審査を行い、翌7日(土曜日)に展示・販売を行うということです。

       審査委員長を務めた、高知県農業技術センター果樹試験場  二宮場長に、審査について伺いました。
    「8月は雨が多くて心配しましたが、その後は好天に恵まれ、良いものができました。出品された果実はいずれも農家の自信作で受賞者の選定に苦労しましたが、外観、糖度・酸度等の計測結果に加え、試食によって味や食感、香り等を総合的に判断して審査員が投票し、新高梨を出品した生産者に農林水産大臣賞が決定しました。この品評会は、良いものを作ろうという、農家のモチベーションになっています。」

       高知県果樹研究協議会の石丸会長は、「このイベントは数年前からこの場所で開催しており、高品質な果実が販売されるとあって、県内外からリピーターも多数いらっしゃいます。昨年は開店の1時間前から行列ができるほどで、お客様に感謝しています。お目当ては農林水産大臣賞や県知事賞に選ばれた商品で、新高梨は4玉で無印が6,000円のところ、大臣賞は12,000円の予定ですが、開店早々に売れるでしょう。受賞品は贈答用にするという話もお客様から聞いています。この品評会を通して県内外のお客様から、高知県産を評価する声が届いています。」と話されていました。

    9月

    子育て世代や高齢者にも働きやすい農業環境を実践している女性農業者にお話をお伺いしました!

    • 撮影場所:高知県高知市
    • 撮影日:令和5年9月29日

    ハウスでの澤田さん
    ハウスでの澤田さん

    栽培しているグロリオサ
    栽培しているグロリオサ


       令和5年9月29日、高知県拠点は高知県農村女性リーダーネットワークの会長、澤田藤代さんを訪問し、意見交換を行いました。

       澤田さんは、高知市三里地区で花き(グロリオサ)を栽培し、JAを通じて関東圏や、アメリカ、中国、EUなど海外にも出荷されています。グロリオサの価格は、コロナ禍での需要減少により低迷していましたが、最近は回復しているということです。

       農園ではパート従業員を8人雇用していますが、「それぞれの家庭が一番」との考え方から、各人の都合に合わせた労働時間にするなど、「子育て世代や高齢者にも働きやすい環境を心がけている」と話してくれました。

       農林水産省では、誰もが自分らしく活躍できる農林水産業の実現に向けて、女性の活躍を応援しています。

    【関連リンク】
    女性の活躍を応援します(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/keiei/jyosei/index.html

    食・栄養のスペシャリスト「管理栄養士」を養成する高知学園大学に伺いました。

    • 撮影場所:高知県高知市
    • 撮影日:令和5年9月14日


    意見交換の様子


    イベントチラシと食事バランスガイド折り紙をもってPRする先生方


       令和5年9月14日、高知学園大学健康科学部管理栄養学科を訪問し、管理栄養学科生が参加するイベント「高知市SDGsイベントinイオン わくわく健康フェスタ ~全ての人に健康を~」において使用いただく食事バランスガイドの資料を提供するとともに、農と食に関する意見交換を行いました。

       意見交換では、食料・農業・農村をめぐる事情やみどりの食料システム戦略について説明し、地域の医療施設・福祉施設・学校・行政・企業などで活躍する「管理栄養士」を養成する先生方から「学校給食での有機農産物の利用には安定した量の確保が必要」「食や栄養に関わるものとして農産物の生産現場の状況や作物の生育等について、機会があれば聞いてみたい。」などのご意見をいただき、有機農産物や農業への関心の高さを伺うことが出来ました。

       高知県拠点では、農業をとりまく環境やみどりの食料システム戦略への理解を深めていただくため今後も幅広い分野の方々と意見交換等を実施してまいります。

    7月

    早くも新米出荷!(令和5年産早期米進発式)

    • 撮影場所:高知県高知市
    • 撮影日:令和5年7月28日

    テープカットを行う関係者
    テープカットを行う関係者

    精米された早期米「南国そだち」
    精米された早期米「南国そだち」


       7月28日、JA高知県統括本部において「令和5年産早期米進発式」が行われ、関係者によるテープカットのあと、トラックに積み込まれた高知県産の極早生品種「南国そだち」が出荷されました。
       JA高知県によると本年の早期米は、「梅雨時期に日照が少なかった影響で、いもち病の発生が見られたが、全体的には天候に恵まれ、平年並みの出来」ということです。
       あいさつに立ったJA高知県  秦泉寺組合長は、「ここ数年低迷していた米価は、本年産は持ち直しがみられるが、資材価格が上昇しており、農業経営は厳しい環境にある。米の生産を続けていくためには再生産可能な価格で販売する必要があり、皆様のご理解とご協力をお願いしたい。」と適正な価格形成への理解を訴えました。また、「新米は粘りもあり香りも良いので、多くの人に食べてもらいたい。」と話していました。
       早期米は関西方面等の県外に出荷されるほか、県内の米穀店や量販店でも販売されています。
       “お米を食べて、農家を応援しましょ!”

    【関連リンク】
    米の消費拡大情報サイト「やっぱりごはんでしょ!」(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/gohan.html

    JA高知県ホームページ  県産米の紹介サイト
    https://ja-kochi.or.jp/agriculture/products/rice/837/

    “夏休みこどもフェス”を開催しました!

    • 撮影場所:高知県高知市
    • 撮影日:令和5年7月26日

    ミニ講座のクイズに挑戦
    ミニ講座のクイズに挑戦

    お米ができるまでの説明を熱心に聞く様子
    お米ができるまでの説明を熱心に聞く様子

    千歯で稲穂から脱穀体験
    千歯で稲穂から脱穀体験

    ミニ精米機で玄米の搗精(とうせい)体験
    ミニ精米機で玄米の搗精(とうせい)体験

      中国四国農政局高知県拠点は令和5年7月26日、高知みらい科学館において高知地方合同庁舎(高知市本町)に入居する中国四国農政局高知県拠点、高知地方気象台、高知行政監視行政相談センター及びハローワークジョブセンターほんまちと連携し、「令和5年度  本町合庁プレゼンツ  夏休みこどもフェス」を開催しました。
      本イベントは、主に夏休みの小学生を対象に、国の仕事を見て聞いて体験して楽しく学んでもらうプログラムを実施することで、国の機関が行っている様々な仕事を知り、社会の仕組みについて勉強する一つのきっかけとしてもらうことを目的として開催しており、新型コロナウイルス感染症の影響から、4年ぶりの開催となりました。当日の高知みらい科学館には約750名の来館者(プラネタリウムなど館内全ての施設利用者を含む来館者数)があり、本イベントにも多数ご参加いただきました。
      農政局のブースでは、食と農のSDGsに関するミニ講座やパネル展示を行ったほか、稲穂からお米(精米)になるまでの体験を実施しました。体験コーナーでは職員に教えてもらいながら小学生が脱穀、籾摺り、搗精(とうせい)といった一連の作業を体験しました。参加したこどもたちは、「稲刈りはしたことがあるけど、その後の食べられるお米になるまでのことは知らなかった。面白かった。」など感想を話してくれました。



    高知産ぶどうで高知のワインを!(井上ワイナリー株式会社)

    • 撮影場所:高知県香南市
    • 撮影日:令和5年7月18日

    井上ワイナリー(株)のいち醸造所
    井上ワイナリー(株)のいち醸造所

     のいち醸造所梶原所長
    のいち醸造所梶原所長

    香南市山北原料のワイン
    香南市山北原料のワイン

      令和5年7月18日、中国四国農政局高知県拠点は香南市の「井上ワイナリー(株)」を訪問し、のいち醸造所の梶原英正所長にお話を伺いました。
      平成28年4月に設立された井上ワイナリー(株)では、「耕作放棄地の減少、地域の活性化、雇用の創出」を目指し、南国市・香南市・香美市・梼原町・佐川町・土佐町・大月町の7市町の自社農場にてぶどうを栽培し、ワインをつくっています。当初は「高温多湿な高知でぶどうを栽培してワインづくり?」という声もありましたが、ぶどうは順調に育ち、今年6月、国内の優れたワイナリーを表彰する「日本ワイナリーアワード」で四国では初となる三つ星を獲得し、「日本ワインコンクール」においても「銅」賞を獲得されました。ぶどうは7月末に収穫され、のいち醸造所にてワインが醸造されます。他では珍しい「山北みかんワインスパークリング」もお勧めとのことです。皆さんも、一度、高知ワインをご賞味あれ!

    【関連リンク】
    井上ワイナリー株式会社  ホームページ
    https://www.tosawine.com

    枠にとらわれない自由な発想で!新しい農業の”カタチ”(中里自然農園)

    • 撮影場所:高知県中土佐町
    • 撮影日:令和5年7月14日

    中里自然農園との意見交換の様子
    中里自然農園との意見交換の様子

    ほ場の様子
    ほ場の様子

      中土佐町において有機農業による野菜の生産・販売を営む「中里自然農園」を訪問し、中里拓也さん、早紀子さんご夫妻にお話を伺いました。
      農園では、少量多品目(約50品目)の露地野菜を栽培し、ふるさと納税返礼品、飲食店のほか、自社ECサイトや生産者通販サイト等を通じ、季節の野菜を販売しています。
      きっかけは、拓也さんが植物研究など20年の米国生活を経て、約10年前に祖母の住む中土佐町へIターンし農業を始めたこと、営業は早紀子さんが広告代理店勤務の経験を活かし、SNSで情報発信し、顧客とコミュニケーションを取るなど、お二人で心から楽しみながら農業に取り組んでいることが伝わってきました。
      今後の目標としては、「引き続き、久礼大正町市場の鮮魚店から出るカツオのアラと高知競馬場の敷きわら・馬厩肥を混ぜ合わせた自家製カツオ堆肥を利用するなど、小さいコミュニティで循環させる持続可能な有機農業を継続していきたい。」とのこと。地域資源を生かし、地球環境にも優しい自給自足的生活スタイルはめっちゃカッコ良かったです花丸

    【関連リンク】
    中里自然農園  ホームページ
    https://farmnakazato.theshop.jp/

    祝!生見オーガニックトマトファームが「令和4年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」中国四国農政局長賞を受賞されました!

    • 撮影場所:高知県東洋町
    • 撮影日:令和5年7月10日

    北岡智哉氏
    北岡智哉氏

    緑肥のギニアグラス
    緑肥のギニアグラス

      中国四国農政局は、7月10日、生見オーガニックトマトファーム(以下「生見ファーム」という。)において、「令和4年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール(有機農業・環境保全型農業部門)」に係る中国四国農政局長賞の表彰式を開催しました。
      受賞された生見ファームの北岡智哉氏は平成19年に神奈川県横浜市から移住し、促成栽培トマトの有機農業に取組み、平成23年には有機JASの認証を取得しています。トマトの栽培では、収穫中にギニアグラスを播種し、収穫後の残渣やギニアグラスをすき込むことにより、土づくりと害虫(センチュウ)対策を行っています。
      北岡氏からは、「これまでの取組が表彰を通じて広がればと思い、今回応募した。一人でできることには限りがあるため、他の人の力も借りながら有機農業を広めていきたい。」と熱い思いを聞くことができました。

    【関連リンク】
    (プレスリリース)令和4年度中国四国地域未来につながる持続可能な農業推進コンクール中国四国農政局長賞表彰式(有機農業・環境保全型農業部門)の開催について
    https://www.maff.go.jp/chushi/press/se_kankyo/230630.html

    6月

    次世代型ハウスでパプリカを栽培(株式会社南国スタイル)

    • 撮影場所:高知県南国市
    • 撮影日:令和5年6月21日

    次世代型ハウスでの栽培について説明する中村専務(右)
    次世代型ハウスでの栽培について説明する中村専務(右)

    色鮮やかなパプリカ
    色鮮やかなパプリカ

      令和5年6月21日、中国四国農政局高知県拠点は南国市の農業生産法人「株式会社南国スタイル」を訪問し、意見交換を行うと共に次世代型ハウスの見学を行いました。
      平成29年に建設された次世代型ハウス(約70アール)では、パプリカが栽培されており、ハウス内は、温度、湿度、CO2濃度、日射量、養液組成等がデジタルで見える化され、パプリカの栽培にとって最適な環境制御管理が自動で徹底されています。また、電解水素水(還元水)を使い、収量増や野菜が持つ機能性を高める栽培を実践しているとの説明を受けました。
      今後も高知県が生産者に向けて開発した、営農支援サービスIOP(Internet of Plants)クラウド(通称「SAWACHI(サワチ)」)を活用し、南国スタイルのパプリカ栽培は「次世代型」から「Next次世代型」へ更に進化していきます。

    【関連リンク】
    株式会社南国スタイル  ホームページ
    「地域の農業を未来へつなぐ希望の光に」
    http://nangoku-style.co.jp/

    「弁当の日」の取組を実施しました。

    • 撮影場所:高知県高知市
    • 撮影日:令和5年6月19日


    持ち寄ったお弁当


    共食の様子

      農林水産省では、食育月間の取組の一環として、6月19日を「弁当の日」として、弁当を持ち寄り、職場の仲間で共食をする取組を行っています。中国四国農政局高知県拠点でもコロナ禍でしばらく出来ていなかった本取組を数年ぶりに実施しました。
      家族が作ってくれたお弁当、自分で好きなものだけ詰めたお弁当、ダイエット弁当、人それぞれ、多様なお弁当が集まりました。中には、「写真撮るがやったらもっと見ばあようするがやったに!(土佐弁:写真を撮るんだったらもっと彩りよくしたのに)」と慌てる人も。お願いはしていたと思うのですが、、、
      共食では密にならないよう、少人数ごとに集まっての食事となりました。黙食が習慣化してきている昨今ですが、顔を突き合わせるとちらほら笑いの花が咲き、共食風景に彩りを添えていました。

    【関連リンク】
    「食育月間」について(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/gekkan/

    共食をするとどんないいことがあるの? (農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/evidence/togo/html/part4-1.html

    堆肥を使いやすく。加工用機械の製造メーカーと意見交換(株式会社ソイルファーム)

    • 撮影場所:高知県四万十市
    • 撮影日:令和5年6月12日


    パン型造粒機(最も小型のもの)


    意見交換の様子


    有機物炭化装置及びプラント

      中国四国農政局高知県拠点は6月12日、農業用育苗培土製造機器・有機物炭化装置及びプラントの設計、製造、販売を行う、株式会社ソイルファームを訪問し、みどりの食料システム戦略の説明と意見交換を行いました。

    同社では、パン型造粒機で培土を製造するための関連機器(原料均質化機器)を各種製造し、相手先に応じたオーダーメイドのプラント設計をしており、各機器は国内原料の肥料化の取組にも使用されています。

    同社代表取締役は、「堆肥や汚泥等の加工についての相談も増えており、どのような原料でも造粒することは可能だが、コストをかけるだけの販路が確保できるかが課題。ペレット堆肥を使えばバラ堆肥より農作業が省力化できるので、普及してほしい。」と話されていました。

    地方応援隊が参りました!

    • 撮影場所:高知県安田町
    • 撮影日:令和5年6月5日

    地方応援隊のふたり
    地方応援隊のふたり

    地元関係者との意見交換会
    地元関係者との意見交換会

      農林水産省では、国土交通省とともに「地方応援隊」を編成し、条件不利地域の市町村をサポートしています。各隊員は市町村における課題を具体的に整理し、その解決に向けた取組の方向性を市町村に提示するとともに、市町村職員と関係を構築し、地方応援隊が市町村にとって身近な相談窓口になることを目指しています。
      昨年に続き地方応援隊2名(霞が関で働く農林水産省農村振興局と、国土交通省国土政策局の若手職員)が、6月5から6日にかけて高知県安田町に出向き、安田町長、役場職員、地元関係者らと、安田町中山地区の現状の課題や今後の取組について意見交換を行いました。
      農林水産省の隊員は「安田町は自然薯、鮎、ゆず等の素晴らしい特産品があり、住民がみんな元気で魅力的な町。今回の意見交換での課題をきちんと整理、理解して安田町をPR出来るよう、地方応援隊として頑張っていきたい。」と話していました。

    農産物検査員育成研修生への制度説明

    • 撮影場所:高知県南国市
    • 撮影日:令和5年6月5日

    説明を行う職員
    説明を行う職員

    研修の様子
    研修の様子

      中国四国農政局高知県拠点は6月5日、JAグループ高知農産物検査協議会が実施した令和5年度国内産農産物検査員育成研修会において、「経営所得安定対策等」及び「米トレーサビリティ法」の講義を行いました。
      経営所得安定対策等については、国内農産物の需要に応じた生産・販売の推進や、交付金の対象となる農産物の数量確認において基本的に「農産物検査」の証明が必要な事業があること、令和5年産以降の飼料用米の数量払い等に関するルール変更等、制度の概要を説明しました。
      米トレーサビリティ法については、米穀等の取引等の記録を作成・保存すること、産地情報を取引先や一般消費者に伝達することが義務付けられていること等の説明を行いました。

    【関連リンク】
    「経営所得安定対策等の概要(令和5年度版)」パンフレット(A4両面52ページ)(農林水産省ホームページ)

    全体版一括ダウンロード(PDF:6,377KB)

    【分割してダウンロード】
    表紙~7ページ(PDF : 1,670KB)
    8~17ページ(PDF : 2,257KB)
    18~23ページ(PDF : 1,441KB)
    24~38ページ(PDF : 2,259KB)
    39~44ページ(PDF : 2,237KB)
    45~52ページ(PDF : 2,339KB)

    米トレーサビリティ法について(農林水産省ホームページ)

    5月

    地域防災フェスティバルで、災害に備えた家庭での食料備蓄を啓発

    • 撮影場所:高知県奈半利町
    • 撮影日:令和5年5月28日

    訓練の様子
    訓練の様子
    (写真提供:高知県危機管理部)

    食料備蓄について説明する職員
    食料備蓄について説明する職員

      中国四国農政局高知県拠点は、5月28日、南海トラフ地震や風水害を想定した高知県総合防災訓練・地域防災フェスティバルに出展し、「家庭での食料備蓄の重要性」について、実物の備蓄食料品やパネルの展示によりPRを行いました。
      地域防災フェスティバルは、住民が楽しみながら参加し、地域における防災意識の高揚を図ることを目的として、総合防災訓練と併せて高知県の主催で開催されています。
      来場者からは、災害支援物資が被災地に到着するまでの目安とされる3日分の食料品の見本を見て、意外な量の多さに驚いたり、自分の家族の必要量を想像したりしていました。
      また、普段から少し多めに買い置きしておき、賞味期限の古いものから消費し買い足していくローリングストックの手法に関心が寄せられていました。

    4月

    高知平野で早期米の田植え始まる

    • 撮影場所:高知県高知市
    • 撮影日:令和5年4月4日

    田植え前の田園風景
    田植え前の田園風景

    田植えの様子
    田植えの様子

      県中央部に位置する高知平野で、早期米の主要品種である「コシヒカリ」の田植えが始まりました。
      高知市介良地区で、丁寧な機械操作で田植えを行っている作業中の農家の方にお話しを聞くと「コシヒカリの田植え時期は平年並み」とのことです。
      高知県内では例年、3月中旬から極早生品種の「南国そだち」や「よさ恋美人」の田植えが始まり、「コシヒカリ」の田植えは4月中旬頃に最盛期を迎え順調に生育すれば7月下旬から収穫期を迎えます。

    お問合せ先

    高知県拠点

    ダイヤルイン:088-875-7236