東北農政局メールマガジン 令和6年1月9日発行(第888号)
トピックス
□ 「令和5年度 東北そば研究会」(令和6年2月9日開催)について東北地域は、そばの作付面積が17,900ヘクタール(令和4年)で、北海道に次ぐ国内有数の産地となっています。
東北地域のそば振興のためには、生産の安定化、実需者ニーズに沿った品質の確保などが重要です。
また、新たな販路を開拓し、産地の知名度の向上等を図りつつ地域振興に向けて取り組むことも重要です。
このため、東北そば産地の振興方策について意見交換を行う場として、「令和5年度東北そば研究会」を開催します。
開催日時 令和6年2月9日(金曜日) 13時30分~15時30分
開催方法 Web会議形式(Microsoft Teams)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/seisan/soba/sobaken_kaisai.html
■ 「東北農政局消費者展示コーナー」(1月)の御案内
野生鳥獣による農作物被害は、営農意欲の減退、耕作放棄・離農の増加、加えて森林の下草や低木等が失われる等による土壌流出、希少植物の食害等をもたらしており、被害額として数字に表れる以上に農山漁村に深刻な影響を及ぼしています。このため、鳥獣の捕獲、侵入防止柵の設置、放任果樹の伐採といった総合的な対策が必要となります。
一方で、東北管内では、原子力発電所事故の影響により、野生鳥獣は出荷制限等が行われていますが、それらの制限も一部で解除されており、捕獲鳥獣を地域資源としてジビエ等に有効活用する取組も徐々に進んでいます。
このようなことから、今回は、東北管内における野生鳥獣による農作物被害の現状と被害防止対策、捕獲鳥獣を有効活用した東北管内及び全国の取組事例について、パネル展示や動画放映を行います。
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/press/syouan/syouhiseikatsu/231222.html
■ 東北農政局では、その時期の食料、農林水産業、農山漁村に関係するさまざまな情報について、わかりやすく提供するため、「食・農ひとくち情報」を毎月作成しています。(1月号を掲載しました。)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/hitokuti/index.html#202401
□ 「みどりの食料システム戦略」消費者向けPR動画の紹介
東北農政局山形県拠点では、「みどりの食料システム戦略」を消費者等へ広くPRするために、「みどり(MeaDRI)消費促進チーム」を設置し、特に、これから消費の中心となる若い世代や消費者へのPRを推進しています。
その取組の一環として、山形県内の様々なキャラクターとコラボした動画シリーズを作成・公開していますのでご覧ください。
<東北農政局山形県拠点HP>
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/tiiki/yamagata/douga/midoripr.html#yamagata
■ みどりの食料システム戦略トップページ
農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
東北管内の「堆肥供給者」「汚泥肥料登録者」「食品リサイクル法に基づく登録再生利用事業者(肥料化事業)」のMAP情報を掲載しました。
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/kihon/m_index.html#taihi_map
<東北農政局「みどりの食料システム戦略」>
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/kihon/m_index.html
<東北農政局「みどりの食料システム戦略」栽培技術相談窓口>
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/kihon/m_index.html#m_contact
■ 鳥インフルエンザに関する皆様に知っていただきたい情報について(「ご安心ください、店頭の鶏肉・鶏卵は安全です」ほか)
我が国においては、鳥インフルエンザが発生した場合には、感染鶏や同一農場の鶏は全て殺処分されるなどの家畜防疫上の措置が行われるため、本ウイルスに感染した鶏等が市場に出回ることはありません。
私達が普段口にしている鶏卵は公衆衛生の観点から殺菌・消毒等の衛生管理が実施されており、洗卵・消毒されています。
▽ 鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/
▽ 高病原性鳥インフルエンザについて(内閣府 食品安全委員会)
⇒ https://www.fsc.go.jp/sonota/tori/tori_infl_ah7n9.html
■ 豚熱(CSF)に関する情報
【消費者のみなさまへ】
CSFは、豚やいのししの病気であって、人に感染することはありません。
仮にCSFにかかった豚の肉や内臓を食べても、人体に影響はありません。
感染豚の肉が、市場に出回ることはありません。
【畜産農家のみなさまへ】
CSFは、豚やいのししへの強い伝染力が特徴です。
畜産農家の方は、飼養衛生管理を徹底いただくとともに、早期発見のために毎日しっかり観察していただくようお願いします。
▽農林水産省web_豚熱(CSF)について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/
■ 食料・農業・農村基本法の検証・見直しについて
今般、食料・農業・農村政策審議会において、基本法検証部会を設置し、食料安全保障の強化を背景とした食料・農業・農村基本法の検証・見直しに向けた議論が開始されました。
農林水産省では、食や農をめぐる今日的な課題の検討・解決に向けて、広くコンセンサスを得ながら進めていくことが重要であることから、関係者との意見交換等を幅広く展開し、国民的な関心、理解、共感を深めたいと考えています。
【食料・農業・農村基本法のページを開設しました(農林水産省Web)】
⇒ https://www.maff.go.jp/j/basiclaw/index.html
【食料・農業・農村政策審議会(農林水産省Web)】
⇒ https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/index.html
【基本法検証部会(農林水産省Web)】
⇒ https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kensho/index.html
■ 原油価格・物価高騰等対策について
原油価格・物価高騰等の対策について掲載しました。
詳細については、それぞれのページをご確認ください。
<原油価格高騰に対する緊急対策について>
⇒ https://www.maff.go.jp/j/kanbo/genyubukka_koutoutaiskau.html
■ ウクライナ情勢に関する農林水産業・食品関連産業事業者向け相談窓口
⇒ https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/sodan.html
東日本大震災に関する情報
【1】請戸川地区取水堰等における放射性セシウムの調査結果について(令和4年)(令和5年12月25日掲載)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/osirase/higai_taisaku/syusuizeki_kekka/r4.html
【2】大柿ダムにおける放射性セシウムの調査結果について(令和4年)(令和5年3月31日掲載)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/osirase/higai_taisaku/oogaki_kekka/r04.html
【3】令和4年度福島県内のため池等の放射性物質の調査結果について(令和5年3月31日掲載)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/osirase/higai_taisaku/hukkou/230331_matome.html
【4】震災復興室から「震災復興室だより(第40号)」を掲載しました。(令和5年3月30日掲載)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/osirase/higai_taisaku/hukkou_zyoukyou.html#sinsai_tayori
農政の動き
★ 東北農政局から
□ 東北地域の加工・業務用野菜に関するオンラインセミナー・情報交換会を開催します
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/seisan/yasai/gyomu_yasai/index.html#yasai_seminar
■ 東北地域食料自給率を更新しました
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/syokuryou/zikyuritu/index.html
★ 農林水産省から
□ 岐阜県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認及び「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」の持ち回り開催について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/240105.html
□ 令和6年能登半島地震を受けた食品表示法に基づく食品表示基準の弾力的運用について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/240103.html
□ 群馬県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認及び「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」の持ち回り開催について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/240101.html
□ 米国、ベトナム及びマカオ向け家きん由来製品の輸出再開について(佐賀県)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/231228.html
□ 農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金)の第1回公募の採択結果について
⇒ https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/231228.html
□ 「令和5年度鳥獣対策優良活動表彰式」及び「第11回全国鳥獣被害対策サミット」の開催並びに資機材展示等の募集について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/tyozyu/231227.html
□ 「農林水産省物流対策本部」の設置について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/ryutu/231226.html
□ 「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.大阪」を開催!
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/anpo/231226.html
□ チリからの家きん肉等の一時輸入停止措置の解除について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/231226.html
□ 株式会社平和堂におけるさば加工品の不適正表示に対する措置について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/231226.html
□ 鹿児島県出水市で発生した高病原性鳥インフルエンザ(国内4例目)に係る移動制限の解除について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/231226_3.html
□ 三井食品株式会社の産業競争力強化法に基づく事業適応計画の認定について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/ryutu/231225.html
□ 埼玉県毛呂山町で発生した高病原性鳥インフルエンザ(国内3例目)に係る移動制限の解除について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/231225.html
□ 令和6年度農林水産予算概算決定の概要について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/yosan/231222.html
□ 令和6年度組織・定員について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/hisyo/231222.html
□ 令和6年度税制改正の大綱における農林水産関係事項について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/tyosei/231222.html
□ 「国有林野の管理経営に関する基本計画」の公表について
⇒ https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/keiki/231222.html
□ 肥料原料の備蓄に係る経済安全保障推進法に基づく供給確保計画の認定について(太陽肥料株式会社及び日東エフシー株式会社)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/231222.html
□ 令和5年度我が国周辺水域の水産資源に関する評価結果が公表されました(スルメイカ、サワラ、ソウハチ、ブリ、ホッケ、マガレイ、マルアジ、ムロアジ類)
⇒ https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/231222.html
□ 令和6年度世界かんがい施設遺産の国内申請受付開始について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kaigai/231222.html
□ 動物用医薬品製造販売業者等に対する行政処分について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/231222.html
□ 茨城県笠間市で発生した高病原性鳥インフルエンザ(国内2例目)に係る移動制限の解除について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/231222.html
□ 佐賀県鹿島市で発生した高病原性鳥インフルエンザ(国内1例目)に係る移動制限の解除について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/231220.html
□ 鈴木農林水産副大臣とコブジュスティウクライナ農業政策・食料省農業インフラ部長との会談
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/y_kokusai/kokkyo/231220.html
■ 2024年の恵方巻きロス削減に取り組む事業者の募集を開始!
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/231207.html
■ 「海業の推進に取り組む地区」を募集します!
⇒ https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/keikaku/231204.html
■ 令和5年度農林水産関係補正予算の概要について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/yosan/231110.html
■ 11月1日から「全国ジビエフェア2023」を開催します!
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/tyozyu/231026.html
■ 令和4年度食料自給率・食料自給力指標について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/anpo/230807.html
■ 「2023年1-6月(上半期)の農林水産物・食品の輸出実績」について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/kikaku/230804.html
■ アニマルウェルフェアに関する新たな指針の公表について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/chikusan/c_sinko/230726.html
■ 「農業技術の基本指針」(令和5年5月)の公表について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo03/230512.html
■ グリーンインフラの取組に活用可能な支援制度をとりまとめました
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/230426.html
■ 日米貿易協定関連情報
⇒ https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tag/index.html
■ 日EU・EPA関連情報
⇒ https://www.maff.go.jp/j/kanbo/eu_epa/index.html
■ TPP関連情報
⇒ https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tpp/index.html
お知らせ
★ 東北農政局から
□ 土地改良事業等請負工事予定価格積算に用いる建設資材価格について(令和6年1月)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/sinsei/sizaikakaku/kensetusizai.html
□ 令和5・6年度 競争参加資格申請「競争参加者の資格に関する公示」を更新しました
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/sinsei/nyusatu/nyusatu.html#kyousousannkasikakusinnsei
□ 野菜の入荷量と卸売価格の見通し(令和6年1月、仙台市中央卸売市場)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/press/tokusan/231227.html
□ 工事設計書・業務設計書の公表について更新しました
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/sinsei/nyusatu/skouhyou.html
□ 非補助農業基盤整備資金の「融資利率」が改定されました
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/nouson/hihozyo/index.html
■ 東北大豆セミナーについて(令和6年1月26日開催)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/press/sinko/231218.html
■ 農林水産省選考採用(一般職係長級(農業土木・調査計画系、農業技術系及び消費安全系))の業務説明会について
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/info/saiyou/2023_senkou_setumei_n.html
■ 2023年度 国家公務員OPENゼミ第3弾! ~【理系学生限定】冬の1Day職場訪問・仕事体験~ 東北農政局 現地見学会のご案内
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/info/saiyou/2023_open_2.html
■ 「東北農政局管内のスマート農業機械を活用した農業支援サービス取組事例」を掲載しました
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/seisan/n_shien/index.html#sien_tohoku
■ 「地理的表示(GI)の使用に関するガイドライン」(令和5年4月版)を掲載しました
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/seisan/titekizaisan/index.html#mark
★ 農林水産省から
□ 令和5年産米の契約・販売状況、民間在庫の推移及び米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向について(令和5年11月末現在)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/231227.html
□ 令和4年の農用地区域内の農地面積について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/noukei/231226.html
□ 2024年度に向けた業種・分野別 物流の適正化・生産性向上に関する「自主行動計画」を公表しました
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/ryutu/231226_12.html
□ 第11回「食品産業もったいない大賞」の受賞者決定!
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/231226.html
□ 野菜の生育状況及び価格見通し(令和6年1月)について
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/engei/231226.html
□ 2023年農業技術10大ニュースの選定について
⇒ https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/231225.html
□ 「食品企業向け人権尊重の取組のための手引き」を公表しました
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/kikaku/231225.html
□ 砂糖及び異性化糖の需給見通しについて
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/chiiki/231225.html
□ 「漁港施設等活用事業の推進に関する基本方針」の策定について
⇒ https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/keikaku/231221.html
□ 「漁港漁場整備事業の推進に関する基本方針」の変更について
⇒ https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/keikaku/231221_33.html
■ 令和5年産米の相対取引価格・数量について(令和5年11月)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/231215.html
■ 小学生向けに学習コンテンツを公開!
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kantai/230119.html
■ デジタル食育に興味のある方必見!
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/220415.html
その他、報道発表資料及び新着・更新情報については、農林水産省のWebサイトを御参照ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/
地域からの便り
東北農政局福島県拠点から ~稲作の伝統文化を継承する本揃田植踊り保存会~[福島県・大玉村]
安達太良山の麓にある大玉村は、福島県のほぼ中央に位置し、肥沃な大地に恵まれた農業が盛んな農村地帯です。今回は、大玉村玉井地区に250~300年前から受け継がれている「本揃(もとぞろ)の田植踊」(以下、「田植踊」という。)と呼ばれる民俗芸能を紹介します。
田植踊は、藩政時代に「作柄視察に訪れた検見使(けんみし)の接待の一つとして踊られたもの」とか、「松平定信が豊作祈願として踊るよう奨励したもの」などと伝えられています。
田植踊の演目は22種類ありますが、現在は11種類の演目で踊られており、演者は久六(鍬頭)、早乙女、奴、狐、火男(ひょっとこ)と笛、太鼓、唄のいずれかの役をこなします。演目内容は、稲作の苗代作りから始まる作業工程を表現したもの。前口上などは歌舞伎の一節が取り入れられています。
古くは旧暦1月14日の小正月(こしょうがつ)に、豊作祈願や、歳直し(男性42歳の厄年)などの厄払いとして、各家から依頼を受けて田植踊を演じていましたが、近年は村の催事などで披露されています。
「本揃田植踊り保存会」(以下、「保存会」という。)は、現在、大玉村7区の住民によって継承されており、会員は約25名、うち男性の踊り手が15~16名と着付けを補助する女性がいます。
保存会会長の橋本富夫さんや副会長の後藤芳一さんからは、「戦時下以降一時は途絶えた時期もあったが、昭和49年に集落の年配の方からの声掛けで、当時の青年たちが伝承のために保存会を復活させた。現在の課題は、後継者の確保である。少子化もあるが、若者に呼び掛けても休みの都合や恥ずかしいなどの理由で断られている。最近、消防団等に声掛けをし、5名が入会した。若手の保存会員も増えつつあり、田植踊の後継者育成に期待が持てるようになった。大玉村の伝統文化を次の時代に継承できそうだ。」と話されていました。
2012年から、学習活動の一環として、保存会が玉井小学校5年生に田植踊の演技指導を行い、学習発表会で田植踊を発表しています。保存会の活動は、村の振興と伝統文化の継承を支えています。
・お問合せ先:大玉村役場教育委員会
・住所:福島県安達郡大玉村玉井西庵183
・電話:0243-48-3139
・WEBページ:https://www.vill.otama.fukushima.jp/kankou_shiseki/shiteibunkazai/tamaimotozoro/
各県の地域からの便りは、こちらを御覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/rin/index.html#tayori
統計情報
□ (統計調査結果のミニ分析) まふナビ東北Vol.21~23を公開しました
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/stinfo/bunseki/maffnabi.html
□ 統計調査結果(令和4年農業産出額及び生産農業所得(東北)) の公表について
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/press/toukei/kikaku/231222.html
□ 「令和5年産水稲市町村別統計(東北各県)」を掲載しました
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/stinfo/kekka/sakumotu/sakkyou_kome/index4.html
□ 作物統計調査 令和5年産水稲の収穫量(東北)
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/press/toukei/seiryu/231212.html
◆ 東北農政局管内の農林水産統計
⇒ https://www.maff.go.jp/tohoku/stinfo/index.html
◆ 農林水産省(全国)の農林水産統計
⇒ https://www.maff.go.jp/j/tokei/index.html
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お問合せ先
企画調整室
代表:022-263-1111(内線4500)
ダイヤルイン:022-221-6107