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動物検疫所

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狂犬病について

 

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狂犬病ウイルスによって起こり、人を含めた全ての温血動物が感染します。 発症した動物の唾液中にはウイルスがたくさん含まれていて、咬まれることによって感染します。ウイルスは傷口近くの神経を伝って脳へ侵入し、興奮・麻痺 ・けいれん等の症状を起こします。 人では水を飲もうとするとけいれんを起こすために恐水症と呼ばれることもあります。この病気は発病してからでは有効な治療方法がなく、ほぼ100 %死亡してしまうたいへん恐ろしい伝染病ですが、ワクチンで予防することができますので、ワクチン接種は狂犬病の予防対策には非常に重要です。

日本では昭和25年に制定された狂犬病予防法によって、国内の犬の登録及びワクチン接種と輸出入時の検疫が義務づけられてきました。このため昭和32年以降国内では、海外で感染した人の例を除き、狂犬病の発生はありません。 

一方、海外に目を転じると、依然として多くの国で、人、犬、猫、家畜やあらいぐま、きつね、スカンクなどの野生動物の感染が報告されています。近年のペットブームなどによりこれらの動物を身近に飼う人が増え、狂犬病が日本に侵入した場合、人に感染する危険性もますます大きくなってきているといえるでしょう。

 世界狂犬病デーについて

毎年9月28日は、世界狂犬病デーです。 ヒト及び動物における狂犬病の影響やその予防法などについて、理解を深めるための取り組みが世界各国で行われます。

9月28日世界狂犬病デーについて(外部リンク)