フォトレポートギャラリー
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みどりの食料システム戦略
農福連携に取り組まれている株式会社ファーマーズマーケットとみえるらべるに係る意見交換を行いました
訪問日:2025年7月24日 場所:千葉市若葉区

1.ファーマーズマーケット下田農場が誇る長さ200mの巨大ハウス
2.畑で栽培されている落花生
3.ハウスで水耕栽培されているこまつな
4.ゼネラルマネージャーの大橋さん、技術アドバイザーの小池さんと意見交換
7月24日に、千葉市若葉区にある株式会社ファーマーズマーケット下田農場と初めて意見交換を行いました。
先方からはゼネラルマネージャーの大橋さんと技術アドバイザーの小池さんに御出席いただき、現在の農福連携の取組状況や生産概況についてお伺いしました。
7棟のハウスでこまつな、ほうれんそう、スイスチャードを水耕栽培するとともに、畑でキャベツ、落花生、さつまいも、じゃがいもを栽培しています。
農薬・化学肥料低減によるコストダウンと安心して食べてもらう作物づくりをコンセプトに、有機的な栽培に取り組んでいます。特にみえるらべるについては、キャベツを既に登録し、生産品の差別化と雇用している障がいのある方に社会に貢献しているという実感を持ってモチベーションが上がる良い取組と捉えており、今後も登録品目の追加を考えておられます。
当拠点はこれからも”みえるらべる”の普及・推進に積極的に取り組んでまいりますので、みえるらべるについて御関心がありましたら、当拠点までお知らせください。
ファーマーズマーケット
見つけて!農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」 ~温室効果ガス削減への貢献と生物多様性保全への配慮~:農林水産省
農業・農村の活性化に積極的に取り組まれている城西国際大学と意見交換を行いました
訪問日:2025年7月16日 場所:東金市

1. 農業に関する取組について3名の教授と意見交換
2. 経営情報学部の国武陽子教授
3. 観光学部の多田充教授
4. 薬学部の光本篤史教授
7月16日に、東金市にある城西国際大学と初めて意見交換を行いました。
城西国際大学からは3名の教授に御出席いただき、農業・農村に関する取組についてお伺いしました。
経営情報学部の国武教授からは、山武地域における環境・生物多様性及び農業・食料に関する課題についてトウキョウサンショウウオの保護や荒廃竹林の竹炭を活用した食品開発、イチゴのフードロス解消等の実践的な取組を、観光学部の多田教授からは、農業・農村の精神的な効果に着目し、都市部の方と自然・農村とのつながりを目的とした特別な体験ができるツアーを学生と旅行会社の連携した取組を、また、薬学部の光本教授からは東金市のオリーブ産地化プロジェクトに参画し、特に防除困難なオリーブの害虫対策として、ヒト・環境にもやさしい忌避剤の開発等の取組が説明されました。
本大学における環境にやさしい食料・農業に関する様々な取組は、みどりの食料システム戦略の推進に資するものであることから、当方からみどり戦略学生チャレンジの取組を紹介し、エントリーを働きかけました。
また、あわせて今後とも本大学の農業・農村に係る取組について当拠点との連携を検討いただくよう提案し、前向きな回答をいただいています。
当拠点は、これからも県内の大学や高校との意見交換を通じて農業・農村に関する独自の取組情報を収集し、連携して取組の推進を図りたいと考えておりますので、意見交換等の御要望がありましたら、当拠点までお知らせください。
山武市のイチゴ農家と学生が協力人手不足とフードロス解消を目指す|城西国際大学
東金市民と学生が連携!オリーブを通じた地域課題解決プロジェクト|薬学部 医療薬学科|城西国際大学
阪急交通社と連携した観光プロジェクトA(ツアー造成クラス)授業スタート|観光学部 観光学科|城西国際大学
みどり戦略学生チャレンジ:農林水産省
千葉市有機農業勉強会で「みえるらべる」を紹介しました
開催日:2025年6月26日 場所:千葉市

1.暑い中、勉強会に積極的に参加された有機農業者の皆さん
2.主催者の千葉市農政センター農業生産振興課中田課長から開会あいさつ
3.羽賀総括農政推進官が「みえるらべる」について熱弁
6月26日に、千葉市農政センター内千葉地域農林業センターにおいて令和7年度千葉市有機農業勉強会が開催され、当拠点から農産物の環境負荷低減の取組と題し「みえるらべる」の取組を紹介しました。
当日は酷暑にもかかわらず、勉強会には有機農業に取り組む生産者をはじめ、千葉県、千葉市の行政担当者など23名が参加しました。
当拠点の羽賀総括農政推進官から、みどりの食料システム法に位置付けた環境負荷低減の取組の見える化の一環としての「みえるらべる」の取組を説明するとともに、これまで拠点が行ってきた「みえるらべる」の説明会・登録会等の活動を紹介して「みえるらべる」への登録を呼びかけました。参加者からは、取組の趣旨に係る質問や対象品目の拡大の要望等が出されました。
当拠点はこれからも化学肥料・農薬の使用を最低限に抑える等温室効果ガスの発生を抑制して栽培され、地球温暖化の防止に貢献するお米や野菜を「みえるらべる」で応援します。御関心があれば是非御相談ください。
千葉市:有機農業について
農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」について:農林水産省みどりの食料システム戦略グループ
みえるらべるを表示した農産物の販売開始-店舗で販売状況を取材しました-
訪問日:2025年6月23日 場所:千葉市

1.野菜コーナーの角地に”鮮烈デビュー”
2.店舗お手製のPOPで”みえる”アピール!
3.誇らしく輝く”みえるらべる”は温室効果ガス低減の証!!
6月中旬から「みえるらべる」を表示した農産物の販売を開始した千葉市美浜区の生活クラブ生活協同組合の店舗である”デポー真砂”を取材しました。
今回販売を開始した品目は”きたかむい”という品種のばれいしょで、500gの袋詰めで販売しており、売れ行きは好調とのことです。
生産者は八街市の”生活クラブ虹と風のファーム”で、生活クラブ生活協同組合のデポー真砂を含む県内9店舗で7月中ごろまで販売の予定です。
同店舗における「みえるらべる」に登録した農産物の販売は、7月の中旬からにんじん、その後だいこん(この2品目は登録に当たり当拠点でサポート)を予定しています。
「みえるらべる」が貼ってあるお米や野菜は、栽培時に、化学肥料・農薬の使用を最低限に抑えたり、温室効果ガスの発生を抑制して、地球温暖化の防止に貢献していますのでどうぞ御利用ください。
生活クラブのお店「デポー」|生活クラブ千葉
生活クラブ千葉
【生活クラブ虹と風のファーム・生活クラブ風の村(千葉県八街市):農林水産省関東農政局HP】
千葉市の水田営農型太陽光発電設備を現地調査
訪問日:2025年6月16日 場所:千葉市

1.水田の営農型太陽光発電設備の全景
2.千葉エコ・エネルギー及び石橋農園担当者から設備を説明
3.気温、水温、日照等の環境データの送信設備
4.発電した直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナー
5.現地を視察後、下田農業ふれあい館で意見交換
6月16日に千葉市の水田営農型太陽光発電設備の現地を取材しました。
本設備は、千葉市内で初めての水田における営農型太陽光発電設備で、農林水産省の令和5年度みどりの食料システム戦略推進交付金(地域循環型エネルギーシステム構築)を活用して整備したものです。
発電設備現地において、本事業の実施主体である千葉市営農型太陽光発電モデル事業検討協議会事務局の千葉エコ・エネルギー 株式会社及び営農事業者である石橋農園の担当者から、発電設備と営農活動について説明を受けました。現地の視察後、太陽光エネルギーで発電した電力の地域循環による持続的な営農モデルの確立に向けた今後の取組と課題について意見交換を行いました。
当拠点では、本事業が他の取組のスタンダードモデルとなるよう期待するとともに、これからも管内の新たな取組の情報を収集・共有し、地域循環型エネルギーシステムの構築を目指す取組を普及推進してまいります。
千葉市内で初となる水田の営農型太陽光発電設備を運転開始 | TNクロス
営農型太陽光発電について:農林水産省
ちばの女性農業者がJA直売所でみえるらべる野菜を販売
開催:2025年6月14日 場所:千葉市

(1) JAちばみらい農産物直売所「しょいか~ご千葉店」開店時の様子
(2)、(3) 3台の軽トラマルシェで新鮮野菜や農産加工品を販売
(4)、(5)、(6) 軽トラマルシェで販売されたみえるらべる表示の2つの商品
6月14日、JA千葉みらい農産物直売所「しょいか~ご千葉店」で行われた軽トラマルシェ(※)において、2名の女性農業者が"みえるらべる"を貼付した野菜を販売しました。
3台の軽トラによるマルシェでは新鮮野菜や農産加工品が販売され、その中に"みえるらべる"に早くから登録いただくとともに、その普及にご協力いただいている「ファームサポート千葉」金丸さんのカラフル人参(3つ星)、当拠点のみえるらべる登録会で算定シートを作成し、登録をした「わかばの里」今井さんのじゃがいも(3つ星)が"みえるらべる"を貼って販売されました。
他にも白子町の白子たまねぎや千葉市の大玉トマトも販売され、多くの方が訪れ活気にあふれていました。
当拠点では、今後も生産者をはじめ関係者の方々と連携し、"みえるらべる"の普及・啓発及び登録手続きのサポートに努めてまいります。
※今回の軽トラマルシェは
・千葉県が開催する「地域農業・産地力アップ女性リーダー講座」を受講する千葉市の2名の女性農業者がほかの女性農業者に参加を呼びかけ、JA千葉みらい直売所の活性化に向けて開催した、農産物販売会イベントです。
見つけて!農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」 ~温室効果ガス削減への貢献と生物多様性保全への配慮~:農林水産省
2025年4月30日 多古町がオーガニックビレッジ宣言しました

農林水産省では、有機農業に地域ぐるみで取組を進める市町村をオーガニックビレッジとして定め、先進的なモデル地区支援に取り組んでいます。
2025年4月30日、多古町が千葉県で6件目となるオーガニックビレッジ宣言をしました。
多古町では今後、慣行栽培から有機栽培の転換に取り組む農業者支援、町内直売所での有機農産物・加工品の販売、学校給食等への有機農産物の導入など、地域一体となり、有機農業などの環境にやさしい農業を推進し持続可能な農業の実現を目指します。
オーガニックビレッジ宣言を行いました! | 多古町ウェブサイト
オーガニックビレッジのページ:農林水産省
環境負荷低減の取組「みえるらべる」に関する合同説明・登録会を開催
開催日:2025年2月26日 場所:千葉市若葉区(千葉市農政センター)

1 浦杉地方参事官からあいさつ
2「みえるらべる」について説明
3~6簡易算定シートの作成支援の模様
農林水産省では「みどりの食料システム戦略」に基づき、食料システム全体での環境負荷低減の取組や国民理解の醸成に向けて、農業生産における 「温室効果ガス削減への貢献」や「生物多様性の保全」の取組を「見える化」するために、「みえるらべる」により分かりやすく等級表示することで、農業者の環境負荷低減の努力が消費者に伝わり、農産物を選択できるよう取り組んでいます。
当拠点では、2月26日、千葉市農政センターにおいて、千葉市内の農業者に参加いただき、「みえるらべる」に関する合同説明・登録会を開催しました。当拠点から「見える化」等について説明した後、当拠点担当者がマンツーマンで、「みえるらべる」の利用者登録に必要な「農産物の温室効果ガス簡易算定シート」の作成を支援しました。書類は苦手という農業者の方でもよく理解いただけるようコミュケーションを取りながら和やかな雰囲気で作業が進みました。参加いただいた農業者の皆様からは、対象品目(特に地場産)の追加要望や「みえるらべる」を使用している農業者がまとまって販売したいなど、前向きなご意見をいただきました。
当拠点は、これからも「みえるらべる」の利用拡大に向けて取り組んでまいりますので、利用者登録の支援のご要望やご質問・ご相談などお気軽にご連絡ください。
見つけて!農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」 ~温室効果ガス削減への貢献と生物多様性保全への配慮~:農林水産省
農産物の環境負荷低減の取組「見える化」(みえるらべる)について:関東農政局
がんばる農業者
千葉興業銀行グループが手掛けるイチゴ農園
訪問日:2025年6月30日 場所:千葉市

1. ちばくるファーム(管理棟入口)。栽培品種は「かおり野」「はるひ」「紅ほっぺ」「あきひめ」「よつぼし」
2. 大粒のかおり野

3. 右:株式会社ちばくる 目羅社長、左:宮本部長 B棟内で通年栽培の実験中のおふたり

4.5. 四季なり性の高い「よつぼし」で通年栽培の実験中
6. ヒートポンプで空調管理し、環境負荷軽減にも取組む
7. Co2凝縮装置で光合成を活性化
千葉興業銀行100%出資による地域商社「株式会社ちばくる」が2024年4月1日に設立された。約1haの農場内に2つのハウス。A棟は大気中の二酸化炭素を凝縮する装置で光合成を促進。
いちごと環境にも優しい農業を実践する。栽培品種は「はるひ」や「紅ほっぺ」など5種類。予約制でいちご狩りが出来る。B棟は四季なり性のいちご「よつぼし」5,000株で暑い時期は冷たい風をいちごの株元に吹き付けて冷却する装置を導入し、1年を通して収穫できるよう実証実験中。
銀行業務との兼務で、多数の見学者、視察に対応し多忙な毎日を送っている。いずれはスマート農業による省力化、省人化を目指すとともに、新規就農者の受け入れも検討し、コンサルティング部門にもつなげたい。
株式会社ちばくる公式サイト
移住して自然農法に取り組む新規就農者
訪問日:2025年6月12日 場所:市原市

1 田中さんご夫婦(ソバージュ栽培で育てているミニトマトの前で)

2 いろいろな種類のハーブを栽培
3 きょん対策のためえだまめにネットを掛けています
4 環境に優しい竹マルチでズッキーニを育てています

5 納屋を改装した加工所(コンクリートたたきもご主人が施工)
6 食品乾燥機が活躍しています
7安心と美味しさを大切に作っています(ウコン茶、カレーパウダー、乾燥トマト、乾燥しょうが)
東京都から市原市に移住して、自然農法による栽培と、その農産物の加工に取り組む新規就農者:田善商店 田中幹(タダシ)さん、洋子さんご夫婦と意見交換を行いました。
・区民農園の体験をきっかけに、農業者になることを目指して、令和2年に市原市に移住。洋子さんが千葉県農業大学校で新規就農の研修を受ける。サラリーマンだった幹さんは、令和7年4月から同校で研修中。
・令和6年から農林水産省の事業(経営発展支援事業)を活用し、無農薬・無化学肥料で緑肥や伐採竹を堆肥とする自然農法に取り組む。約6aの畑で秋うこん・ハーブ・ミニトマト・にんにく・しょうが、11aの畑でソルゴー(緑肥用)を栽培。
・納屋を改装して、加工所を整備。生産した農産物を利用して、カレーパウダー・ウコン茶・乾燥トマト・乾燥しょうが・ハーブ茶などを製造。参加している市内の女性農業者ネットワークの紹介により大手ホームセンターで販売中。
・住民の方から地域のことなどいろいろ教えていただき、移住に関する不安が解消。地区の共同作業(草刈りなど)で活躍して、地域に溶け込んでいる。(分類)新規就農
ABOUT | 田善商店
ミニトマトを露地でつくる「ソバージュ栽培®」:農林水産技術会議
歴史ある農家が農園カフェをオープン
訪問日:2025年5月29日 場所:鎌ケ谷市

1 自家製ボカシ肥料を使って青々と育ったかぶ
2 出荷を待つ「濱田農場のかぶ」

3 いちじく栽培を丁寧に説明する濱田代表
4 ビニールハウスで育ついちじく
5 いちじくの新芽が出ています

6 古い母屋を改装した農園カフェ
7,8 のんびりできる雰囲気のカフェ店内
9 いちじくの加工品(酢・ジャム)
鎌ケ谷市で150年以上続く農家を継ぎ、自社の農産物を活かし新たに古民家カフェに取り組む若手農業者:株式会社濱田農場代表取締役 濱田優さんと意見交換を実施しました。
・平成23年に代々続くかぶ生産農家に親元就農。品質に定評があったかぶを「濱田農場のかぶ」としてブランド化し、関東圏内の大手小売店で販売を始める。
・平成25年から生産を始めたいちじくは、直売や加工(コンポート・ジャムなど)して販売。
・令和元年に農業を継ぎ、令和4年に法人化。農業生産・加工・販売事業を発展させる。
・令和7年4月、地域と農を繋ぐ拠点をコンセプトに、古い母屋をリノベーションして「濱農カフェ」をオープン。かぶのホットサンド・ソテー・スープ・ピクルス、いちじくの生シェイクなど、新鮮な素材を活かした農園カフェの魅力を十分に発揮している。
濵田農場 | 千葉県鎌ヶ谷市のいちじく、かぶ農園
農業をきっかけとしてコミュニティづくりと銚子の魅力を発信!
![]() すくすく生育するアフロキャベツ |
![]() 坂尾さんから説明を受ける安東関東農政局長 |
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![]() 坂尾さんから熱い説明を受ける訪問者たち |
![]() 坂尾さんから熱い説明を受ける訪問者たち |

最後は訪問者全員がアフロに!
今回は、銚子市でキャベツやとうもろこしなどの生産を行うほか、消費者に農業の楽しさや大変さを知ってもらいたいとの思いから農業体験を主催している株式会社くるくるやっほー代表かつ12代目農家の坂尾英彦さんを訪問し、意見交換を行いました。
坂尾さんは高校卒業後に一度は就農したものの、単に作物を作って出荷するだけの農業経営に魅力を失ったこともあり、夢であったクラブDJになるために上京し活躍されたとのこと。
その後、クラブDJをやっているときに海外へレコードの買付や日本へ輸入して販売を行った経験を活かし、農産物の価値を価格に反映していきたい。マーケティングを勉強したからこそ自分にはできる。暗く自由度が少ない儲からない農業を明るく開かれた儲かる産業にしていきたい。そういう思いで銚子に戻り、農業法人を設立しました。
販売に当たっては、閉鎖的な農業をイメージから楽しく、身近な存在にするため、キャベツやとうもろこしに、自身のヘアースタイルをもじりアフロキャベツ、アフロコーンと命名(商標登録)したり、さらに、自身で生産したキャベツを使った餃子店の経営のほか、都会の人をターゲットに古民家での農泊体験や、子どもたちに農業体験をさせるなど、農と食の関連や消費者と生産者の距離を縮める取組も手掛け、多くのメディアでも取り上げられているそうです。
はじめ、坂尾さんとお会いしたときはアフロヘア―に圧倒され近寄りがたい存在でしたが、その見かけとは対照的に優しい口調と温和な人柄に最後は思いっきり引き込まれました。
意見交換の最後に我々もアフロをまとって板尾さんと記念撮影!
スーツを着たおじさん(局の幹部等職員)には似合っていないような・・・(笑)
アフロ坂尾さんの多岐にわたる取組を今後も千葉支局では期待しています!
ホームページ https://www.hennerymarket.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/hidehikosakao/
アクアポニックス農業(淡水魚の養殖と水耕栽培)
訪問日:2025年4月30日 場所:千葉県市原市


※画像をクリックすると大きくなります
市原市でアクアポニックス農業に取り組む新規就農者:内海幸一さん、満優さん夫婦と意見交換を実施しました。
・東京都の私立幼稚園を2023年に退職。
・幼稚園在職中に完全循環型農業のアクアポニックスシステムに出会い、地元市原市で新規就農認定を受け、令和6年に農林水産省の事業(経営発展支援事業)を活用し安心・安全な完全無農薬野菜作りを始める。
・試験的に淡水魚のティラピアを養殖し、6種類のレタスを栽培。育苗、定植から1か月で出荷可能。
・販売先は、完全無農薬栽培の野菜を取り扱う県内の古民家カフェ、都内の飲食店などへ出荷。
アクアポニックスとは - 株式会社アクポニ
経営継承に取り組む若手農業者との意見交換
訪問日:2025年2月19日 場所:香取郡多古町(有限会社ゆうふぁーむ)

1 意見交換(有限会社ゆうふぁーむ代表 境野取締役社長(左)と当拠点 浦杉地方参事官(右手前)
2 山間部に広がる広大な畑
3 畑を前に境野社長から栽培の課題を伺う
4 右から、境野社長、森泉常務、川島専務
2月19日、香取郡多古町で30haの畑で露地野菜を栽培している若手農業者の有限会社ゆうふぁーむ代表 境野取締役社長を当拠点の浦杉地方参事官が訪問し、同社が行っている経営継承、農福連携、外国人労働者の雇用などについて意見交換を行いました。
同社は、近隣の約60人の地主から農地を借り受け、化学農薬・化学肥料の使用量の低減を図りながら、にんじん、ばれいしょ、とうもろこし、ねぎ等を栽培しています。
境野社長は、非農家出身で、大学卒業後、一年間の実習を経て東京都葛飾区から多古町に移住し、2人の共同経営者と共に前経営者から経営を継承しました。経営継承は、経営状況の明確化や前経営者の住まいの問題などシビアな課題がありますが、同社は、前経営者のネットワークやノウハウを活用できるメリットを生かし⑴外国人労働者の雇用、⑵農福連携による作業委託、⑶産地直売所とのつながりにより、労働力不足の解消と販売先の確保など経営の向上に取り組んでいます。
今後は、環境に配慮した栽培にも取り組むとのことで、当拠点から説明した、農業の環境負荷低減の取組の見える化について熱心に聞いていただきました。
有限会社ゆうふぁーむの取組は、地域農業の持続と環境負荷低減を目指すことで、社会の課題解決に貢献しています。
有限会社ゆうふぁーむ | 農業 | Japan, 千葉県
食品アクセス
フードバンクふなばしを訪問しました
訪問日:2025年7月1日 場所:船橋市

1.フードバンクふなばしの皆さん(左から伊藤さん、棚瀬さん、岡田副理事長、笹田理事長)と阿部地方参事官

2.家庭状況に合わせて調理が難しいご家庭には簡単に食べられるものをお渡しします
3.箱詰めされた食品
フードバンクふなばしは、支援が必要な家庭、こども食堂等に食品を提供し、食に不安を抱くことなく安心して暮らすことができる活動を行っています。
活動内容の現状と課題を意見交換し、合わせて施設内を見学させていただきました。
活動の継続には、 食品の保管場所、日々の活動を担う人手、そして運営にかかる費用を確保しなければならず、ご苦労されている状況をお聞きしました。
フードバンクふなばし
円滑な食品アクセスの確保:農林水産省
役割を終えた災害用備蓄食料をお届けしました
訪問日:2025年6月12日 場所:千葉市

1 右:阿部地方参事官 左:「フードバンクちば」高橋さん 2 寄贈した災害用備蓄食料 3 仕分け作業の光景 4 賞味期限等、詳細に仕分け保管されています
農林水産省では、円滑な食品アクセスの確保を図るため、当省で備蓄している災害用食品のうち、災害用備蓄食品としての役割を終えたものについて、フードバンク団体等への提供に取り組んでいます。
この度、本趣旨にご賛同いただいた「フードバンクちば」さんに当拠点分をお届けしました。
今回お届けしたのは、「五目ご飯」100食と「ひじきご飯」50食。
阿部地方参事官から「フードバンクちば」の高橋さんに手渡し後、現状と課題など意見交換し、合わせて施設内を見学させていただきました。
活動を継続するためには、 食品の管理に必要な場所、日々の活動を担う人手、そして運営にかかるお金を確保しなければならず、ご苦労されている状況をお聞きしました。
フードバンクちば │ 公式サイト
円滑な食品アクセスの確保:農林水産省
食品アクセスの確保に関する先進事例集

1 「ばあちゃん食堂」のスタッフの方々。写真のような御膳で子どもたちの食事は提供される
2 1週間のスケジュール
3 学校用品のリユースなどのコーナーの様子
千葉県長生郡白子町で活動するNPO法人さくらでは、運営する「ばあちゃん食堂(こども食堂)」(白子町関)において、子育て支援、高齢者支援、フードバンクなどの活動を行っている。
こども食堂は、地元の白子町を良くしたい、事情のある子どもたちの支援・居場所の提供をしたいという思いから始めた。できるだけ多くの機会を提供したいため、週5日(月曜、火曜、金曜、土曜、日曜)営業。こども食堂の料金は白子町在住の小中学生は無料(11時00分~14時00分)、それ以外の大人、町外の方は500~1,000円(メニューは曜日により異なる)。メニューは調理スタッフが食材を見ながら考案する。
食堂の名前の由来は、対象の子どもたちが気兼ねなく来てもらえるよう「ばあちゃん食堂」とした。
また、同施設では、「健康麻雀」(水曜日)による多世代交流、「認知症カフェ」(木曜日)による高齢者支援のほか、ボランティア講師が学習支援する「寺子屋さくら(無料塾)」や、学校用品のリユース提供、フードバンクなどを地元の方々と協力し合い、地域密着型の支援活動を行っている。
※支援物資の届け先
〒299-4218
千葉県長生郡白子町関5968-2
NPO法人さくら
会社概要|福祉介護で白子町活性化に貢献 有限会社プロスパーコーポレーション
ばあちゃん食堂(子ども食堂)
NPO法人さくら千葉県白子町(@sakura_machinet) • Instagram写真と動画

1 「ばあちゃん食堂」のスタッフの方々。写真のような御膳で子どもたちの食事は提供される
2 1週間のスケジュール
3 学校用品のリユースなどのコーナーの様子
千葉県長生郡白子町で活動するNPO法人さくらでは、運営する「ばあちゃん食堂(こども食堂)」(白子町関)において、子育て支援、高齢者支援、フードバンクなどの活動を行っている。
こども食堂は、地元の白子町を良くしたい、事情のある子どもたちの支援・居場所の提供をしたいという思いから始めた。できるだけ多くの機会を提供したいため、週5日(月曜、火曜、金曜、土曜、日曜)営業。こども食堂の料金は白子町在住の小中学生は無料(11時00分~14時00分)、それ以外の大人、町外の方は500~1,000円(メニューは曜日により異なる)。メニューは調理スタッフが食材を見ながら考案する。
食堂の名前の由来は、対象の子どもたちが気兼ねなく来てもらえるよう「ばあちゃん食堂」とした。
また、同施設では、「健康麻雀」(水曜日)による多世代交流、「認知症カフェ」(木曜日)による高齢者支援のほか、ボランティア講師が学習支援する「寺子屋さくら(無料塾)」や、学校用品のリユース提供、フードバンクなどを地元の方々と協力し合い、地域密着型の支援活動を行っている。
※支援物資の届け先
〒299-4218
千葉県長生郡白子町関5968-2
NPO法人さくら
会社概要|福祉介護で白子町活性化に貢献 有限会社プロスパーコーポレーション
ばあちゃん食堂(子ども食堂)
NPO法人さくら千葉県白子町(@sakura_machinet) • Instagram写真と動画
学校とのつながり
「QGISを使用した統計データ分析」の講習会を行いました
開催日:2025年7月28日 場所:旭市


1.2.講習風景
3.地域の農業を見て・知って・活かすDBとは(イメージ図)
地域の農業を見て・知って・活かすDB~農林業センサスを中心とした総合データベース~:農林水産省
「地域の農業を見て・知って・活かすDB」の概要と利用方法
7月28日、千葉県立旭農業高校にて千葉県高等学校教育研究会農業部会(以下農業部会)の先生方を対象に「QGIS(※)を使用した統計データ分析」について講習を行いました。
県内農業関係高等学校14校のうち11校から16名が参加し、農業部会研修部長である子安毅校長からあいさつの後、まず、当拠点小川総括統計専門官から「統計データ」について説明を行いました。
次に、関東農政局統計部分析支援チームの冨田地域統計分析官、橋本行政専門員から「活かすDBの活用について」の概要説明とQGISの操作説明及び実践の講習を行い、 局及び当拠点のサポートスタッフが参加者の画面や操作状況を確認しフォローしながら、講師陣の丁寧な進行で予定時間内に講義を終え、それぞれのモニターには完成した「千葉県の49歳以下の基幹的農業従事者の割合」を映し出すことができました。
今回は基礎的な操作方法を学ぶ内容でしたが、参加者からは「講習の内容がわかりやすく、実践的でよかった。」との感想をいただき、講習の続きを希望する感想もいただきました。
当拠点では引き続き「地域の農業を見て・知って・活かすDB」を活用した地域農業統計データ等の分析資料の作成に取り組むとともに、関東農政局統計部分析支援チームと協力し、「地域の農業を見て・知って・活かすDB」のPR及びQGIS演習等の講習を行います。
QGIS演習等の講習の御要望がありましたら、当拠点までお知らせください。
(※)無料で使えるオープンソースのGIS(地図情報システム)ソフトウェア
千葉商科大学「CUC100ワイン・プロジェクト ガーデンパーティー」に参加!
~学生主体の持続可能な活動で地域と繋がっています~
開催日:2025年6月21日 場所:千葉商科大学(千葉県市川市)



【第1部】
背景:千葉商科大学キャンパス内
上段 左から:CUC100ワイン・プロジェクト 小宮学生統括からの主催者挨拶、甲州市商工会 大久保前事務局長からの講演、まるやブルワリー 釘抜代表からの講演、当拠点 阿部地方参事官からの講演
中段:講演の様子
下段 左から:CUCワイン・プロジェクトメンバーからの活動報告、学生団体SONEからの活動報告、CUCエシカル学生クラブからの活動報告
【第2部】
左から:ソーラーシェアリングによるぶどう栽培、液肥栽培のいちじくとブルーベリー、同学1号館3階の養蜂場
【第3部】
左から:BBQの準備をする学生の皆さん 枠内:第2号ワイン(嗣)と第3号ワイン(CRISTALLO DI RUBINO)、懇親BBQの様子(大盛況でした。)、記念撮影!
SDGsに取組む学内プロジェクトの一つの「CUC100ワイン・プロジェクト」とは、千葉商科大学創立100周年に向けて、学生が《市川市産ぶどう100%》の「日本ワイン」づくりを目指すプロジェクトで、キャンパス内の遊休地に”営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)“を導入してぶどう畑を作り、山梨県甲州市の白百合醸造株式会社から栽培とワインづくりの指導を受けています。本年は100キログラムのぶどうの収穫を目指して奮闘中です!
同プロジェクトの一環として、千葉市のソーラーシェアリングによるさつまいも栽培、キャンパス内でのミツバチ飼育で、蜂蜜やリキュールの製造販売や大学近隣のお店とコラボした商品開発も行っています。
ガーデンパーティーには、同大学の学生と教職員、市川市の親子、関連機関の方々で約150名が参加、3部構成で行われました。
第1部では、商業と農業の垣根を超えた未来型農業を考え、自然エネルギー100%大学の実現に貢献している〔CUC100ワイン・プロジェクト〕、省エネ・再エネの活動を行っている〔学生団体SONE〕、フェアトレード産品の理解浸透やエシカルな消費の普及・啓発活動を行っている〔CUCエシカル学生クラブ〕からの活動報告、甲州市商工会大久保前事務局長から「甲州ワインを海外へ」、まるやブルワリー釘抜代表から「市川発のクラフトビールに挑む」、当拠点阿部地方参事官から「持続可能な農業の実現に向けて(営農型太陽光発電を中心に)」をテーマに講演がありました。
第2部では、キャンパス内のソーラーシェアリングによるぶどう畑、液肥栽培のいちじくとブルーベリー、養蜂場を見学し、同プロジェクトメンバーから生育状況や商品化などの説明がありました。
第3部では、懇親BBQとしてお待ちかねのランチタイム!同プロジェクトでつくった第2号と第3号ワイン、まるやビールの試飲、各種アトラクションなどが催され、参加者の皆さんとの交流を深めました。
秋には待望の「ぶどうやさつまいも」の収穫です。
持続可能な取組を行うことで、地域の方々を繋ぎ、交流する場を創り、地域から頼りにされる大学を目指しています。
今後の学生たちの活動が期待されます。
CUC100ワイン・プロジェクト | 千葉商科大学
山梨県勝沼のワイナリー|ロリアンワインの白百合醸造
甲州市商工会
【まるやブルワリー】市川市初!ブルワリー誕生へ!
営農型太陽光発電について:農林水産省
千葉商科大学「さつまいも植付け体験会」に参加!
~太陽の日差しを農産物と太陽光パネルでシェアします~
開催日:2025年5月17日 場所:千葉市緑区

1 植付け準備が整ったソーラーパネル下の畑とさつまいもの苗
2 苗の植付け方法を真剣に聞き入る参加者の皆さん
3 植付けスタート!手際よく植付けしていきます。ソーラーパネルが雨除けになってくれました。
4 植付け完了です。
5 近隣の畑にも植えるぞ~(番外編)
千葉商科大学は地球温暖化対策等の環境保全に貢献するため、「自然エネルギー100%大学」を目標に掲げ、キャンパス内外に太陽光発電を設置し環境負荷の低減に取り組み、SDGsに貢献‼
令和6年4月、千葉市緑区に「千葉商科大学大木戸ソーラー発電所」を竣工。農業を営みながら太陽光発電を行う”営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)“のシステムを採用。「環境や食の問題」を考える地域との協働・共創の場として活用しています。
小雨の降る中「体験会」では、同大学の教職員と学生、市川市の親子、関連会社の方々で約125名が参加。昨年の2倍近くの参加があり、環境保全への関心の高まりを感じました。
同発電所の施工業者である千葉エコ・エネルギー株式会社から、営農型太陽光発電の意義について説明があり、その後、株式会社つなぐファームから、さつまいもの植付け方法の指導を受けながら、約15aの畑に《紅はるか》の苗約5,000本を植付けしました。
参加されたお子さんからは「とても楽しかった、昨年も来たので簡単に植えられた。さつまいもができるのが楽しみ!」、親御さんからは「子供に土いじりをさせたい、苗から育てる体験は貴重」と大変満足された様子でした。参加された方々の頑張りで、予定時間よりも早く終了したため、子供達からは「もっと植えたい」との声が…当初予定のなかった近隣の畑へ移動しての植付けも行いました。
今後は7月に草取りを兼ねたバーベキュー、10月には待望の収穫、美味しいさつまいもを収穫できる日を心待ちにしているようです。
千葉エコ・エネルギー株式会社
株式会社つなぐファーム
「千葉県高等学校教育研究会農業部会春季研究協議会」開催
開催日:2025年5月9日 場所:千葉県教育会館会議室

1.阿部地方参事官からの講演
2.熱心に聞き入る農業部会の参加者
3.伊藤茂原樟陽高等学校長(千葉県高等学校教育研究会農業部会長)あいさつ
4.島貫茂原樟陽高等学校教頭から農場DX化の取組み発表
5.小川総括統計専門官から農林水産統計調査の説明
千葉県内の農業関係高等学校の人材育成を支援する『アグリサポーターズちば』(事務局:茂原樟陽高校)からのお招きにより、農業関係高等学校の校長・農場長等で構成する、千葉県高等学校教育研究会農業部会総会及び春季研究協議会に出席しました。
春季研究協議会では、茂原樟陽高校教頭から、「農場のDX化に向けた取組」について報告され、生徒の情報処理能力向上に向けたDX化への設備や予算面からの課題が話されました。
当拠点阿部地方参事官からは「食料・農業・農村基本法と就農促進について」講演を行うとともに、みどり戦略学生チャレンジへの応募の御案内を行いました。講演終了後、会場の先生から、農業生産活動と地球環境問題について意見が出されるなど、基本法改正の背景や政策の方向性について共有を図ることができました。
また、農林水産統計情報データの分析について高い関心を示していることから、今年度開催予定の情報担当教諭研修会において、当拠点統計及び分析担当職員による勉強会も開催する予定です。
拠点として、将来を担う若い世代の人材育成に向けて、アグリサポータズちばを中心とした取組みを引き続きサポートしてまいります。
千葉商科大学との「みどりの食料システム戦略勉強会」を開催!
開催日:2025年2月7日 場所:千葉商科大学(市川キャンパス)

1. 勉強会の様子と講演・問題提起する当拠点職員(左上:浦杉地方参事官 左下:佐藤主任農政推進官)
2. 熱心に聞き入るワインプロジェクトメンバーの学生さん、多くの建設的な意見・提案が出されました。
3. 話題を提供する千葉商科大学人間社会学部の和田義人教授(右側)
4. 参加した「みどり戦略学生チャレンジ」のパネルを見入る学生の皆さん
千葉商科大学CUCワインプロジェクトでは、ソーラーシェアリングによるぶどう・かんしょ栽培、都市養蜂、地元企業と連携した6次産業化に取り組んでおり、同学との意見交換・現地視察を通じて、今回の勉強会の開催となりました。
ワインプロジェクトメンバーの学生と教職員の方々の参加をいただき「みどりの食料システム戦略勉強会」と題して、「みどりの食料システム戦略と有機農業をめぐる事情」の講演と「有機農業の経済性と拡大」について意見交換を行いました。
勉強会では、前半に当拠点浦杉地方参事官からアフリカでの農業政策の経験を踏まえたグローバルな視点での「みどり戦略」の講義を、後半は同佐藤主任農政推進官から有機農業の経済性を踏まえた拡大方策の問題提起を行い、学生からは、「有機農産物のブランディングが必要」、「補助金の要件に地域小学生の農業体験を入れて次世代に繋がる施策が必要」、「大学の強みを活かした若年層や次世代を担う子供達へのアプローチが重要」、「同学では学食での残飯を堆肥化しており実践が大事」など建設的な意見・提案が多く出され、ワインプロジェクトの活動そのものが環境と調和した循環型社会を目指しており、現状と課題の共有を図ることができました。
また、ワインプロジェクトでは「みどり戦略学生チャレンジ」へ『ソーラーシェアリングを活用したさつまいも栽培』をテーマにエントリーをいただきましたので、県内でエントリーした他校(千葉県立農業大学校、千葉県立成田西陵高校及び千葉県立下総高校)を含めてパネル展示を行いました。
今後は「商学と農業」のコラボ企画として、生産者・消費者・一般住民など地域を取り込み、同学でのシンポジウム、マルシェの開催、同学付属高校との高大連携プロジェクトなどの取組で「みどり戦略」の相互理解と意識醸成を図って参ります。
大学概要:大学の取組み > CUC100ワイン・プロジェクト | 千葉商科大学
みどりの食料システム戦略トップページ:農林水産省
みどり戦略学生チャレンジ:農林水産省
令和6年度「アグリサポーターズちば」研究協議会
開催日:2025年1月24日 場所:千葉県教育会館

1. 伊藤周会長(千葉県農業教育拠点校:県立茂原樟陽高校校長)
2. 当拠点からパネル紹介と資料説明
3~8. パネル展示を熱心に見入る様子
千葉県内の農業関係高校をはじめとする教育機関、行政機関及び地域の諸団体等で構成される「農業関係高校人材育成組織『アグリサポーターズちば』」令和6年度研究協議会が開催され、事務局から今年度の取組事例の発表、各校及び関係機関から農業教育の取組報告と農業系進路の現状、サポート体制などについて意見交換が行われ、次年度に向け更なる人材育成支援の充実について協議されました。
当拠点からは情報提供として「みどり戦略学生チャレンジ」へ参加した4校5事例と食ミラ、BUZZMAFFなどのパネル展示と紹介、「地域の農業を見て・知って・活かすDB」のPRと資料説明を行いました。
イベント
産直マルシェ ~採れたて農産物と地元加工品が大集合~
開催日:2025年6月25日 場所:君津合同庁舎1階(木更津市)

1.産直マルシェ ~採れたて農産物と地元加工品が大集合~
2.丸々大きな「きゃべつ」
3.朝採れあま~い「とうもろこし」
4.チーバくんも応援
5.果物や野菜を使ったジェラート
6.いちじくやびわを使ったジャム・コンポート・パウンドケーキなどの加工品
7.本省の農業女子PJにもご参加いただいている川村さんのブース
8.カーネーションは赤だけじゃない!
9.挨拶する当拠点職員ときみつ農業女子ネットワーク会長
10.真っ赤な大きなトマト
農林水産省は、「女性は農林水産業と地域の活性化において重要な役割を果たしており、農林水産業の発展と、誰もが自分らしく活躍できる農林水産業の実現に向けて、女性の活躍を応援していきます。」としています。
6月25日、木更津市にある君津合同庁舎1階において開催された、産直マルシェ(主催団体:きみつ農業女子ネットワーク(平成29年設立)、きみつ4市起業家ネット(平成12年設立))を取材してきました。
マルシェには、君津と安房地域から12名の女性農業者が参加し、各地の特産品の野菜・花き・農畜産物の加工品が並べられ、千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」も応援に駆けつけ、多くのお客様が集まって賑わっていました。
10時の開店を待ちかねたようにたくさんの来場者が特産品を買っていました。
特に朝採れとうもろこしには常に列ができていました。
女性の活躍を応援します:農林水産省
地域の取り組み
「ミルクフェスティバル2025」にスタッフとして参加

(2025年5月31日撮影)
a.体験ゾーンでは本物の子牛・親牛も展示(渡邉)
b.牧草ベッドコーナー(飯髙)
c.搾乳模擬体験コーナー
d.今回スタッフとして参加した千葉県拠点職員(左から渡邉、飯髙、増田)
6月1日は「牛乳の日」、6月は「牛乳月間」であることから、飲んで、食べて、学べるイベント「ミルクフェスティバル2025」が開催されました。(2025年5月31日、6月1日)
日本酪農の発祥地※として知られている千葉県の酪農を応援しよう!という当拠点の「酪援部」の活動として当拠点職員がスタッフとして参加。
この機会に消費者の皆様も、牛乳や乳製品をもっと食べて千葉県の酪農を応援しましょう。
※日本酪農発祥地とは(千葉県ホームページから引用)
阿波地方の牧畜は、平安時代にさかのぼるといわれているが、本格的には戦国時代の里見氏が軍用馬育成のため、嶺岡山(みねおかやま)に牧場を開いたのが始まりである。
江戸幕府もこれを継承したが、享保13年(1728)に享保の改革で有名な八代将軍徳川吉宗によって、牛酪(バターの類)製造ために印度産白牛3頭がここに放たれ、我が国最初の「白牛酪」がつくられた。その後、寛政(1789~1801)の頃には70余頭に繁殖したと伝えられている。
明治維新後、新政府により嶺岡亮牧は接収され、公的な酪農産業の育成が図られたが、一時的に民間への払い下げを経た後、明治44年(1911)に千葉県に移管され、千葉県嶺岡乳牛試験場が発足し、本県が全国有数の酪農県となる基礎を築いた。
現在、この場所は畜産総合研究センター嶺岡乳牛研究所としてホルスタイン種の研究を行っているとともに、「千葉県酪農のさと」として放牧地で牛や山羊たちと触れ合うことができる。
酪農発祥のシンボルでもある白牛も飼われており、耳がうさぎのように大きく、犬のようにたれている愛らしい姿を見ることができる。
日本酪農発祥地/千葉県
地域の特産を守れ(市川市:梨花隊の活躍)
訪問日:2025年4月10日 場所:市川市

市川市柏井の梨生産者荒井さんを訪問し、荒井さんと梨農家をお手伝いするボランティア(梨花隊:りかたい)の方に作業について、意見交換を実施しました。
令和5年に中国で発生した「火傷病」で花粉の輸入が禁止されて、授粉に必要な輸入花粉を中国から購入できないため、すべて自家花粉で賄うことになりました。しかし、梨農家が自家花粉を採取するには、梨の開花時期に多くの人手を要します。事態を重視した市川市が地元特産品の梨を守るため、令和6年に梨農家の作業をお手伝いできるボランティア(梨花隊)を募り、活動を開始しました。令和7年も昨年同様にボランティア(梨花隊)を募り、93名が参加しています。
当日、ボランティアの方に聞いたところ、「新聞で募集しているのを読み、地元特産品の梨が大変な状況になっているので、力になりたいと、昨年から2年連続で応募した。活動は、梨の花もきれいで大変楽しく過ごしている。」と力強く話してくれました。
当日は、昨年採取し冷凍保存した花粉を、増量剤の石松子(せきしょうし)を入れて、ラブタッチ(花粉交配機)で幸水の花粉付け作業を行っていました。荒井さんは、「作業の期間が限られているのでボランティアの活動は非常に助かる。」そうです。
今後、花粉確保のため、隣接の畑に専用の梨を植樹し、3年後から花取り・授粉用に使用したいとのことです。
※「火傷病」は、花粉を介して細菌が木に侵入し、枯れ症状を引き起こす病気。
梨の花摘みボランティア(梨花隊) | 市川市公式Webサイト
管内の特産品 | JAいちかわ
データでみる千葉県の日本なし(PDF : 8,337KB)
美味しいジビエを届ける施設を目指して
開催日:2025年2月27日 場所:茂原市

a.捕獲した鳥獣を運ぶ施設職員 b.箱罠にかかっている鳥獣 c. 捕獲した鳥獣をトラックに載せる様子 d.ジビエ工房茂原 施設外観
千葉県茂原市にある ALSOK千葉株式会社 ジビエ工房茂原の鳥獣加工施設に訪問して、施設長の小嶌栄さんにジビエの現状や今後の活用について、お話を伺いました。
この施設では、県内各地の連携している地域において生体で捕獲した有害鳥獣を食肉加工しジビエ肉として販売する業務を行っています。
捕獲鳥獣は、主にイノシシ、シカで、各自治体に登録している捕獲従事者が、箱罠で傷をつけず、生きた状態で捕獲し同社に連絡して社員が現場に駆け付け、同施設に運び、速やかに処理と加工をします。
現在、ジビエの販路拡大及び捕獲鳥獣の回収、解体等の特殊な技術の継承者の確保が最重要課題とのこと。
同施設で加工されたジビエは食肉だけでなく、ペットフードや革製品の材料、動物園へのと体給餌用の飼料としても出荷しております。また、精肉加工したジビエを活用して、新商品の開発も食品事業者と行っており、低温殺菌処理を施すことで常温保存可能な商品等、さらにジビエを身近に感じられる商品ができていると伺いました!
今後も県内の鳥獣害の被害が減少できるよう取組に期待しております。
ALSOK千葉株式会社|ジビエ事業
ジビエ利用拡大コーナー:農林水産省
農業被害と生活被害を無くし、猟師の収入アップを目指す
開催日:2025年1月16日 場所:鴨川市

a.「LA SELVAGGINA KAMOGAWA(ラ・セルバジーナ・カモガワ)」は、※イタリア語で鴨川ジビエという意味 b.c. d.加工施設内部の様子
e.苅込代表
千葉県鴨川市の大山地区に昨年(令和6年)12月7日オープンした、「LA SELVAGGINA KAMOGAWA(ラ・セルバジーナ・カモガワ)」の鳥獣加工施設に訪問して、代表の苅込太郎(かりこみたろう)さんにお話を伺いました。
この施設は、大山地区などで捕獲した有害鳥獣をできるだけ速く持ち込んで新鮮なうちに食肉加工しジビエ肉として販売する施設。
捕獲鳥獣は、主にイノシシ、シカ、キョンで、地元の猟友会の会員がわな猟で捕獲し、生きた状態で捕獲し、同社に連絡して、社員が現場に駆け付け、血抜きをしてから同施設に運び、速やかに処理と加工をします。
精肉加工した商品は、市内のホテルやレストラン向けに販売しており、ペット用として専門店に販売しているものもあるそうです。
将来的には、鳥獣に関する捕獲、加工、販売だけでなく、ジビエを利用した体験ペットフードづくりや、はちみつ採取、バーベキュー等のイベントを開催し、鳥獣やジビエのこと、中山間地の状況を広く一般の方に知ってもらう機会を作り、地域に貢献していきたいとお話しされました。
LA SELVAGGINA KAMOGAWA – 千葉県鴨川市からジビエ肉をお届けします。
ジビエ利用拡大コーナー:農林水産省
防災関連

1から7:ハウスの施工を実習する阿部地方参事官ほか拠点職員等
8:実習後の質疑応答
千葉県内の生産者13名のほか多くの関係者が参加し、実践的な質問が出されました。
8:実習後の質疑応答
千葉県内の生産者13名のほか多くの関係者が参加し、実践的な質問が出されました。
千葉県農林水産部生産振興課主催の「令和7年度第1回園芸用パイプハウスの自力施工に係る研修会」が千葉県農林総合研究センターで開催され、阿部地方参事官ほか3名が参加しました。
まず、座学として千葉県担当者から農業版BCP等について、千葉県農業共済組合担当者から園芸施設共済について説明を受けました。
その後、圃場に移動し、農業資材の販売やハウスの施工を手がけるプロの講師から園芸用パイプハウスの自力施工について実習を受け、施工に係る手法やポイントを学びました。
自然災害等のリスクに備えるためのチェックリストと農業版BCP:農林水産省
まず、座学として千葉県担当者から農業版BCP等について、千葉県農業共済組合担当者から園芸施設共済について説明を受けました。
その後、圃場に移動し、農業資材の販売やハウスの施工を手がけるプロの講師から園芸用パイプハウスの自力施工について実習を受け、施工に係る手法やポイントを学びました。
自然災害等のリスクに備えるためのチェックリストと農業版BCP:農林水産省
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