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農林水産省

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営農型太陽光発電について

営農型太陽光発電は、太陽光を農業生産と発電とで共有する取組です。作物の販売収入に加え、売電による収入や発電電力の自家利用により、農業者の収入拡大による農業経営のさらなる規模拡大や6次産業化の推進が期待できます。

~お知らせ~
営農型太陽光発電に取組む前に

営農型太陽光発電に取組に当たっては、発電事業を行う間、太陽光パネルの下部の農地で適切に営農を継続する必要があり、設備の設置に当たっては、農地法に基づく一時転用許可が必要です。
また、長期安定的に発電事業を行うため、地域の方々の理解を得ながら事業を進めていくことが重要であり、長期の営農計画、営農体制の確保、電気事業法に基づく安全対策等関係する法令を遵守する必要があります。

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  • ページをリニューアルしました。(令和2年6月10日)NEWアイコン

営農型太陽光発電とは

営農型太陽光発電とは、農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備を設置し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取組です。 作物の販売収入に加え、売電による継続的な収入や発電電力の自家利用等による農業経営の更なる改善が期待できます。

田畑の上部にパネルを設置

隙間を空けてパネルを設置することで、下部での営農が可能です。

太陽光発電例1太陽光発電例2太陽光発電例3

パネル下での農作業

作業機械のサイズに合わせた高さ、幅の設備とすることで、下部での機械作業も可能です。

太陽光発電4

営農型太陽光発電の概要

取組事例

Case.01   営農型太陽光発電×トマト栽培施設への電力供給

取組事例1

事業実施主体|株式会社サンフレッシュ小泉農園(宮城県気仙沼市)
発電出力|200kW
下部農地面積|22a、ばれいしょを栽培   遮光率|68.5%

取組概要

  • 大規模なトマトの施設栽培を行っていた同社では、重油や電気代の圧縮を目指し、隣接する未利用農地における営農型太陽光発電を実施。
  • 発電した電気はハウス内の暖房等に利用され、年間600万円ほどの電気代削減につながる。
  • 高所作業台車の充電を昼間に変えたり、経費削減のために使用を控えていた出荷棟の空調設備も稼働させる等、職員の健康管理にも寄与。

Case.02   営農型太陽光発電×災害時の非常用電源としての活用

取組事例2

事業実施主体|市民エネルギーちば株式会社(千葉県匝瑳市)
発電出力|35kW
下部農地面積|6a、大豆を栽培   遮光率|33%

取組概要

  • 同社は今までにも、地域主導で環境に配慮した市民発電所作りを展開。
  • 令和元年度9月の台風の影響で停電が続く中、自立運転が可能であった同社の発電所では、携帯電話等の無料充電所を開設。
  • 今後は市や地域の自治組織と協定を結ぶ等、非常時の地域への給電体制を整え、周知していく。

Case.03   営農型太陽光発電×お茶栽培での架台有効活用

取組事例3

事業実施主体|株式会社流通サービス(静岡県掛川市)
発電出力|782kW
下部農地面積|170a、茶を栽培   遮光率|40%

取組概要

  • 茶の生産を行っている同社では、被覆栽培を行っていたことから、茶はパネル下でも栽培可能なことや、改植・新植の際の未収益期間であっても売電収入を確保できることに注目。
  • 荒廃農地を借受け、営農型太陽光発電に取組む中、発電設備を茶の被覆のために使い、省コスト、省力化を実現。
  • 茶園を訪れた海外バイヤーは、農地での再生可能エネルギーの取組を環境価値として高く評価され、セールスポイントのひとつとなっている。

Case.04   営農型太陽光発電×水田でのスマート農業

取組事例4

事業実施主体|株式会社讃岐の田んぼ(香川県丸亀市)
発電出力|444kW(3機合計)
下部農地面積|60a、水稲、麦を栽培   遮光率|25~37%

取組概要

  • 同社では、営農型太陽光発電とスマート農業を組合わせた取組を実践。
  • 発電設備のモニタリング用に整備したICT環境を遠隔操作の自動水門や、防除用ドローン等の運用の基盤としても役立っている。
  • 民間シンクタンクや大学とも連携し、ソーラーパネルが作物に及ぼす影響を調査し、収量を安定させるノウハウを蓄積している。

Other case   営農型太陽光発電の電気の自家利用の取組

取組事例5

事業実施主体|ハウステンボス株式会社(長崎県佐世保市)
発電出力|100kW
下部農地面積|16.8a、ブルーベリーを栽培   遮光率|37%

取組概要

  • 同社はエネルギーや食料問題に関心があり、これらを両立する営農型太陽光発電に着目。
  • 園内のレストランや、観光農園としての需要を見込み、ブルーベリーを選定。
  • 佐世保市から環境市民育成のモデルとして期待されている他、大学関係者や農業事業に関心のあるメーカーも視察に訪れている。
取組事例6

事業実施主体|株式会社トペコおばら(広島県安芸高田市)
発電出力|95kW
下部農地面積|37a、麦を栽培   遮光率|30%

取組概要

  • 同社は施設でのネギの水耕栽培を行っており、揚水ポンプの電力を賄うために営農型太陽光発電に着目。
  • ハウスに隣接する麦畑に発電設備を設置し、全量を自家利用することで電力購入量を年間約25%削減見込み。
  • 発電設備は電気代の削減だけでなく、クリーンな電気を使うことによる価値づけの観点も設備導入のきっかけとなっている。
福井農場

事業実施主体|福井農園(兵庫県豊岡市)
発電出力|35kW
下部農地面積|6a、水稲を栽培   遮光率|30%

取組概要

  • 環境と経済を地域に調和させ、まちづくりに貢献できる事業を模索。
  • 商用電力の削減による生産コスト削減と、脱炭素化に資する農業を実現し得るとして、営農型太陽光発電による自家消費事業を構想。
  • 水田に営農型太陽光発電設備を導入し、電気は隣接地でのイネの乾燥や籾刷りで使用。
このほかの事例はこちらのページからご確認いただけます。

取組支援ガイドブック

このガイドブックは、農地を有効活用し、営農型太陽光発電を始めたいと考えられているみなさまが、円滑に取り組むための手引きとして利用していただくことを目的とするほか、その取り組みを支援する地方自治体や金融機関の皆様の参考とすることを目的としています。
そのため、営農型太陽光発電の取組事例や必要な手続き、取組を支援するための制度等を紹介しています。

営農型太陽光発電取組支援ガイドブック(令和2年4月)(PDF : 3,390KB) 
平成30年度・令和元年度に秋田県・静岡県で実施した「営農型太陽光発電の⾼収益農業の実証事業」の概要も掲載しています
事業概要(PDF : 884KB)

(ファイル容量が大きいため、以下に分割ファイルも掲載しております。)
分割ファイル1:はじめに・取組事例集・実証事業概要・取組フロー・チェックリスト・自治体や金融機関の支援メニュー・相談窓口(PDF : 1,186KB)
分割ファイル2:国の支援施策(1)(PDF : 1,795KB)
分割ファイル3:国の支援施策(2)(PDF : 993KB)

平成31年公開のガイドブックに掲載した15の取組事例はこちらから参照できます。取組事例H31版(PDF : 1,079KB)

ガイドブック表紙
1.はじめに
営農型太陽光発電の概要を紹介しています
2.営農型太陽光発電の取組事例
全国の農業者が取り組む事例を紹介しています
3.営農型太陽光発電 高収益農業実証事業の概要
H30~R元年度に秋田県、静岡県で実施した事業の概要を紹介しています
4.営農型太陽光発電を始めるには(取組フロー)
農業と太陽光発電それぞれに必要な手続き等を紹介しています
5.営農型太陽光発電チェックリスト
事業を始めるに当たり留意すべき点を列記しています
6.地方自治体支援メニューの例
全国の地方自治体から回答いただいた支援の取組を紹介しています
7.金融機関支援メニューの例
全国の金融機関に回答いただいた支援の取組を紹介しています
8.国の支援施策
営農型太陽光発電の取組にも活用可能な国の支援施策を紹介しています
9.相談窓口の紹介
農林水産省に設けられた相談窓口を紹介しています
上記ガイドブックを短くまとめたリーフレットはこちら(PDF : 324KB)
(見開き印刷用はこちら(PDF : 287KB)です。両面印刷・2アップ・短辺閉じ推奨)

その他・トピックス

省庁からのお知らせ

水没した太陽電池発電設備による感電防止についてのお願い

豪雨の影響で、河川氾濫等により、浸水被害が発生した場合について、経済産業省が水没した太陽電池発電設備による感電防止についての注意を喚起しておりますのでリンクを掲載いたします。営農型太陽光発電を実施されている皆様も第三者が発電設備に近づかないように配慮するなど、ご注意いただきますようお願いいたします。

G20新潟農業大臣会合で展示を行いました

令和元年5月11日、12日に新潟市の朱鷺メッセで開催されたG20新潟農業大臣会合において、一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟と共同で「営農型太陽光発電」を国内外に向けてPRしました。

また、営農型太陽光発電の取組について、G20新潟農業大臣宣言付属文書「持続可能な農業・食品分野に向けたG20優良事例集」にも収録されています。

関連リンク

お問合せ先

食料産業局バイオマス循環資源課再生可能エネルギー室

担当者:再生可能エネルギー地域普及班
代表:03-3502-8111(内線4340)
ダイヤルイン:03-6744-1507
FAX番号:03-3502-8285

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