2024年フォトレポートギャラリー
1月|2月|3月|4月|5月|6月|7月|8月|9月|10月|11月|12月
令和6年度水稲作柄安定対策調査ほ成績検討会
開催日:2024年12月23日 場所:千葉県農林総合研究センター(千葉市)

1. 千葉県拠点統計担当からの本年産の作柄等について発表
2. 県から作柄安定対策調査ほ等の調査結果について発表
当拠点、統計担当の水稲調査担当者が千葉県農林水産部主催の「令和6年度水稲作柄安定対策調査ほ成績検討会」に出席しました。
この検討会は、県、全農千葉県本部等の関係機関が集まり、県内にある水稲作柄安定対策調査ほ等の調査結果を確認し、次年産水稲の栽培技術対策等について検討するために毎年実施されています。
当拠点からは、令和6年産水稲の作柄について発表しました。
本年産の水稲作柄は、出穂期以降、おおむね天候に恵まれたことにより、作況指数105の「やや良」となりました。
令和6年産水稲収穫量調査からみた千葉県の水稲(PDF : 1,084KB)
新規就農に向けた活動に参加「見学&体験 長生(ながいき)農業バスツアー」
開催日:2024年12月22日 場所:千葉県長生郡一宮町、長生村、白子町

1:【集合場所:一宮町役場前】開会挨拶される小髙長生農業独立支援センター協議会長(長生村長)
2:梨農家の髙師さん【一宮町】
3:ねぎ農家の間知さん。お土産にネギ掘りも体験【一宮町】


4:トマト農家の中古さん【白子町】
5:就農3年目のイチゴ農家の都築さん【長生村】
6:「JAグリーンウェーブ長生」でのトマト選果【一宮町】

7:意見交換会【JAグリーンウェーブ長生会議室】参加者一人一人からツアーの感想や就農へ向けた思いなどが語られました。
8:新規就農について浦杉支局長からの説明を行いました。
今年で5回目となる「見学&体験 長生(ながいき)農業バスツアー」に参加しました。
同ツアーは、地域における新規就農希望者に対し、相談・研修・育成を行い、就農後までの一貫した支援体制を長生郡一宮町、長生村、白子町及びJA長生が県長生農業事務所らと構築している同センターが企画・実施しているもので、今年も県内外から書類選考を通過した20名の方々が参加しました。
朝8:25の開会式から8カ所の見学&体験、最後の意見交換会までの盛り沢山な行程メニューを通じて、参加者は就農へ向け将来をイメージしつつ、農業そのものを含む長生地域についての理解、関心を深めていました。
寒風が強く吹く中でのツアーになりましたが、参加者の皆さんは、訪問先で迎えてくれた地域ブランド(長生(ながいき))でもある「なし」や「ねぎ」、「トマト」の農家さんや、就農3年目のイチゴ農家さんの説明を真剣に聞き、積極的に質問する姿が印象的でした。
更に、意見交換会における同センターを構成する各町村・JA等のホスト側の方々の取組姿勢や言葉、熱意、親身な対応に、参加者は少なからず感銘を受けられた様子でした。
今後、ツアー参加者の中から少しでも多くの方が当地域での農業人生に踏み出していただけるいよう、当方としても応援して行きたいと考えています。
長生農業独立支援センター
農林水産業への就業支援/千葉県
新規就農の促進:農林水産省
みどりの食料システム戦略に関する情報共有会議(第5回)の開催
開催日:2024年12月18日 場所:千葉県拠点

1. 株式会社 風水プロジェクト様からの情報共有
2. 本省新事業・食品産業部商品取引グループ 澤田課長補佐より共有
当拠点主催「みどりの食料システム戦略に関する情報共有会議」は5回目を迎え、今回は、生産者と小売店・消費者をつなぐをテーマに2点について情報共有を行いました。
1点目「卸から見た有機農産物の潜在力、流通の実態と課題について」と題して、株式会社 風水プロジェクト様から有機農産物を取り扱う卸売業者として、生産者一人ひとりの実情に寄り添ったきめ細かい対応を行いながら取引していることや独自の流通の仕組み等、大変参考になるお話を共有いただきました。
2点目は、「米の現物市場や先物市場の利用について」、農林水産省 新事業・食品産業部 商品取引グループ 澤田課長補佐より米市場取引について説明いただき、その中で現物市場取引のみらい米市場、先物市場取引の堂島取引所について紹介いただき新しい商流について共有いただきました。
最後にその他として、当拠点 浦杉地方参事官から令和6年度補正予算の成立に伴い、その中から厳選した事業について説明を行ったところです。
ホーム | ゆうき市場
サービス内容 - 米市場
堂島取引所について - ODEX - 堂島取引所 Osaka Dojima Exchange
【第1回~第4回までの様子については以下に掲載】
第1回 第2回 第3回 第4回
中山間地域等直接支払制度(第6期対策)について首長と意見交換しました
訪問日:2024年12月13日 場所:千葉県南房総市

右側手前:石井 裕 南房総市長、右側奥:嶋田 守 副市長
左側手前:浦杉支局長
農業の生産条件が不利な地域における農業生産活動を継続するため、国及び地方自治体による支援を行う制度「中山間地域等直接支払制度」は、平成12年度から実施してきており、平成27年度からは、「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」に基づいた安定的な措置として実施されています。
同制度に多くの集落が取り組んでいる南房総市の石井裕市長に、浦杉支局長から「中山間地域では高齢化が進み、傾斜地での草刈り作業や、事務作業も難しくなってきている」現状や「次期第6期対策において、集落のネットワーク化や作業を引き受ける組織の立ち上げ等」の提案を行い、当市の現状と今後の取組みについて、意見交換しました。
中山間地域等直接支払制度:農林水産省
南房総市ホームページ
佐倉市のオーガニックビレッジの取組(学校給食に有機米を使用)で意見交換
訪問日:2024年11月15日 場所:佐倉市立間野台小学校

1~2. 西田佐倉市長、中村校長、有機米生産者など、参加者の皆様との意見交換の様子。
3. 給食の様子。学校の管理栄養士から食材などの説明がありました。
4. この日の給食は有機米のご飯です。なお、おかずも佐倉市産や千葉県産の食材が多く使われ、牛乳も千葉県産。ちなみに左上は最中の餡と皮で、佐倉市産の有機サツマイモを使った芋餡です。
5~8. 各校の有機米のご飯給食の様子。左から内郷小学校、佐倉小学校、根郷小学校、西志津小学校。
9. 佐倉小学校のある学級ではこのとおり!
千葉県佐倉市は、令和5年3月にオーガニックビレッジ宣言を行い、地域ぐるみで有機農業に取組んでおり、同市内の小中学校では、佐倉市産の有機農産物を給食に使用しています。
令和4年12月から有機米のご飯が提供され始め、その後令和5年度、6年度と有機米の供給量も増加。令和6年11月は全小中学校で有機米のご飯が日を決めて提供されています。
今般この中から間野台小学校の状況を当拠点の浦杉地方参事官が視察してきました。当日は西田佐倉市長をはじめ、佐倉市教育長、佐倉市農政課、食材を提供してくださっている4名の有機米生産者及び食品製造事業者の皆様も来校され、同校の中村校長のご協力をいただき有機米や地産地消など同市の学校給食の取組について意見交換をしました。
西田佐倉市長は、農業や食の大切さへの思いを語られた後、「佐倉市は各校で給食を調理する自校方式を採用しており、これからも続けていきたい。有機米は米が光っている。昔の米の味がする。」と話されていました。
有機米生産者の皆様からは、有機農業を始めた経緯などが話されました。皆さん明るく元気な人たちで、自らが栽培した有機米を地元の子供たちが食べてくれることを喜んでいました。
佐倉市の有機農業がこれからも盛んになっていくことが期待されます。
オーガニックビレッジ宣言を行いました/千葉県佐倉市公式ウェブサイト
間野台小学校/千葉県佐倉市公式ウェブサイト
オーガニックビレッジのページ:農林水産省
千葉県食品表示監視協議会を開催
開催日:2024年11月26日 場所:千葉県拠点(本千葉町庁舎)

右上:オブザーバーとして出席された関東農政局消費・安全部米穀流通・食品表示監視課の鈴木総括広域監視官(左)と羽原主任広域監視官(右)。
左上及び右下:今回の協議会は千葉県内の食品表示監視業務に関わる12機関が一堂に会し、およそ2時間にわたり活発な意見交換が行われました。
左下:千葉県食品表示監視協議会事務局の千葉県拠点消費・安全チーム
当拠点において、食品表示の監視業務に関する「千葉県食品表示監視協議会」を開催しました。
同協議会は、当拠点の消費・安全チームが事務局を担当し、年2回程度、食品表示の監視を担う17機関(当拠点含む)が集まり連携強化を図っています。今回で29回目の開催となり、前回と同様に情報共有や意見交換が活発に行われました。
引き続き、食の安全を確保するため、関係機関と緊密な連携を図りながら、消費者からの信頼に応えてまいります。
食品表示に関する取組:農林水産省
同協議会は、当拠点の消費・安全チームが事務局を担当し、年2回程度、食品表示の監視を担う17機関(当拠点含む)が集まり連携強化を図っています。今回で29回目の開催となり、前回と同様に情報共有や意見交換が活発に行われました。
引き続き、食の安全を確保するため、関係機関と緊密な連携を図りながら、消費者からの信頼に応えてまいります。
食品表示に関する取組:農林水産省
みどりの食料システム戦略に関する情報共有会議(第4回)の開催
開催日:2024年11月20日 場所:千葉県拠点

1~4 各学校の取組みや発表(WEBにて)
5、6各学校の取組み発表を聞き入る当拠点職員
当拠点主催で行っております「みどりの食料システム戦略に関する情報共有会議」は、4回目を迎えました。今回は、1.「農業関係高校の人材の可能性」2.全国版学生チャレンジにエントリーされている学校から取組内容発表3.「地域と一体となった取組」を主題として開催しました。
1.については、アグリサポーターズちば会長(県立茂原樟陽高等学校長)から千葉県全体の農業高校の現状について詳しくお話していただきました。2.は学生チャレンジにエントリーされている4校より資料や動画を用いて取組内容について発表していただき、3.については、県立安房拓心高等学校 教諭・農場長から地域と一体となった取組として3つのテーマで情報共有いただきました。
最後にその他として学生チャレンジの取組に協力いただける企業の紹介等を行ったところです。
【第1回~第3回までの様子については以下に掲載】
第1回 第2回 第3回
ちば農業女子マルシェ2024(千葉の恵みをまるっと満喫!)が開催されました
開催日:2024年11月16日 場所:千葉県市原市

1.~2.各地区から農業女子の皆さんが精魂込めて作った商品が並びます
3.上手な説明についつい対購買意欲が刺激されています
4.Qなっつの甘納豆は初めて見ました
5.ミニトマトとチーバくんのバッグをお買い上げさせていただきました
6.おにぎりがおいしそうでした
7.「チーバくん」の米袋を加工したバッグの製作者と一緒に撮影
8.ちゃっかりと「みえるらべる」の説明をしているところです
農林水産省は、「女性は農林水産業と地域の活性化において重要な役割を果たしており、農林水産業の発展と、誰もが自分らしく活躍できる農林水産業の実現に向けて、女性の活躍を応援していきます。」としています。
11月16日、市原市にある複合商業施設ユニモちはら台1階において開催された、ちば農業女子マルシェ(ちば県女性農業者ネットワーク主催)を取材してきました。
マルシェには、県内5地区(千葉、海匝、山武、長生、安房)のネットワークから22名の農業女子が参加し、各地の特産品の野菜・果樹・いも類・豆類・米や農産物加工品が並べられ、多くのお客様が集まって賑わっていました。
10時の開店を待ちかねたようにたくさんの来場者が特産品を買っていました。
また、当拠点から、農業女子の方に「みえるらべる」のチラシ(関東農政局作成)とポップ(千葉県拠点作成)を配布して説明し、利用を依頼しました。
参加者の中には、昨年、東京から移住して有機農業に取り組んでいる方やアクアポニックスの施設を整備中の方など意欲的な若手の新規就農者も参加していて、有機農業の認知度が上がるように、いろいろPRしていきたいとの意見があり、「みえるらべる」にも関心を持っていただきました。
活気のある催しと女性陣のパワーに元気をもらえました。
女性の活躍を応援します:農林水産省
有機農業に取組む生産者を訪問
訪問日:2024年11月7日 場所:千葉県市原市(株式会社 ONE DROP FARM店舗と農場)

1. 株式会社ONE DROP FARMの店舗兼作業所。田畑に囲まれた環境の良い場所です。すぐ近くは千葉市南部の新興住宅街です。
2. 清潔感のある店内とお洒落なパッケージの自社製ハチミツなど。(写真が下手ですみません・・・)。
3. 豊増社長
4. 農場の風景。手前が収穫の済んだ有機ナス畑、奥の緑が有機ニンジン畑。更に奥には有機ケールと有機ブロッコリーの畑、ミツバチの養蜂箱も。
11月7日、千葉県市原市で有機農業による野菜類の栽培や、自社製ハチミツなどの製造販売、地域の美しい環境の保全など多様に取組む株式会社ONE DROP FARMを当拠点の浦杉支局長が訪問し、事業の発展に向けての意見交換を行いました。
林に囲まれた同社の農地は3.8ha。ここのほかにも農地があります。現在は、にんじん・ケール・ブロッコリーを栽培。年間では、このほかにナス、キャベツ、ミニ白菜、ダイコン(カラフル系)など約10品目を栽培しています。有機栽培では有機JAS認証も取得しています。
意見交換では、同社の豊増社長から、有機農業に取組みながら経営発展を図っていく難しさやその解決への取組などの説明を受けました。
有機農業の難しさは、1.始めたばかりの土壌では野菜類は品質が安定せず、形状の不揃いが大量発生すること。2.栽培は天候に左右され作期の調整ができないため、規模を拡大をするだけでは売り捌きに苦労すること。
その解決のため、1.有機JAS認証の取得による販売先の確保、2.食品企業等とのネットワークによるレトルト食品の開発(有名小売店で扱っており、売れ行き好調だそうです)など様々な努力をしたこと。
また、今後の課題として競争相手の増加と国内人口の減少により競争が一層厳しくなることが予想され、先を見据えた対策が必要との危機意識があることなどが話されました。これに対し、浦杉支局長から役立ちそうな補助事業等を紹介し、豊増社長は熱心に聞きながら、質疑応答が行われました。
【公式】千葉の国産はちみつ はちみつのワンドロップファーム | 養蜂で里山を再生するー | ワンドロップファーム
よつば保育園「新米おにぎりパーティー」に参加~自然への喜びを分かち合いました~
日時:2024年11月7日 場所:千葉市緑区

1. 有機米生産農家の吉田美希さんから「お米の話」を聞く園児たち
2. 園庭で薪とお釜で新米炊飯~美味しいご飯が炊けるかな~
3. 「すり鉢とすりこ木を使った脱穀体験」
4. 「殻の入った袋のふみふみ体験」
5. 「稲わらでリースづくり」~上手にできるかな~
6. 「きりもみ式火起こし体験」~難しいね~
7. 「お食事」が出来ました!メニューは炊き立てご飯の“おにぎり”とみんなで漬けた梅干し、具沢山のどさん子汁にみかんです。
8. 青空の下、みんなで食べると美味しいね!
9. スタッフ一同で記念写真。前列右から3番目の方が園長の桐谷しげ子さん、5番目の方が管理栄養士の井上愛さん、後列右から吉田夫妻、ママ♡エンジェルスの和田香織さん、後列左から4番目の方が主任の小口結香さん。
『社会福祉法人 あかね福祉会よつば保育園』では、生きる力の基礎作りとして「食や自然、日本の伝統を大切にする」ことを掲げ、園庭内の畑やプランターでの野菜づくり、クッキング活動での梅干しづくりや味噌づくり、月1回の「食育のお話」など食育活動に積極的に取り組んでいます。
給食は「お食事」と呼び、国産食材にこだわり、旬のものや発酵食品を多用しながら食物アレルギー(特定原材料8品目)を除去した「なかよし給食」を提供しています。
“新米おにぎりパーティー”には、株式会社ルクスの代表で長南町オーガニック推進協議会の吉田美希さんから新米(有機米)の提供を受け、共催者であるママ♡エンジェルス千葉の和田香織さんのご協力のもと開催されました。
イベントでは「吉田さんのお米の話」、「薪と釜での新米炊飯」、先生方のアイデアがいっぱい詰まった「稲わらや籾殻を使った体験コーナー」など大盛況でした!
園児たちの笑顔に触れて、「食」の大切さを園児たちと一緒に楽しく考える1日となりました。
今後は、残飯や野菜くずを利用したコンポストによる土づくり(微生物いっぱいの土づくり)、オーガニック給食の導入に向けた取組など、益々有益な効果が期待されます。当拠点でもこれからの連携方策を探っていきます。
社会福祉法人 あかね福祉会 よつば保育園(公式ホームページ)
食育&オーガニック田んぼの吉報米 | 有機栽培の米作り体験 | Japan, 千葉県長生郡長南町
ママ♡エンジェルス TEAM2600万 – ママたちによるルネッサンスが始まる!
食育の推進:農林水産省
令和6年産大豆作柄調査
日時:2024年10月31日 場所:成田市、香取市、横芝光町

1. 圃場での観察風景(成田市) 2. 圃場の近景(成田市)
3. 圃場での観察風景(香取市) 4. 圃場の近景(香取市)
5. 圃場での観察風景(横芝光町) 6. 圃場の近景(横芝光町)
当拠点、統計担当の大豆調査担当者が千葉県農業共済組合主催の「令和6年産大豆作柄調査」に参加しました。
この調査は、同組合と県庁の担当者が参加し、当年産大豆の生育や作柄、被害状況を把握するために毎年実施されています。
本年産の大豆は、被害の発生が例年よりも少なく、現時点での生育はおおむね順調のようです。
関係者によると、11月から中旬刈取り作業が始まるとのことでした。
千葉産の主な産地は、野田市、成田市、神崎町、横芝光町です。
データからみた千葉県の大豆(R6作付面積、累年グラフ、市町村別作付マップ)(PDF : 441KB)
千葉県産の乳製品をもっと食べよう!飲もう!(第3弾:かずさファームフェスタ)
開催日:2024年10月26日 場所:袖ケ浦市農畜産物直売所「ゆりの里」隣接ほ場

1. かずさファームフェスタロールベールによる看板(外観)
2. フェスタ内の各種コーナー及び出店の様子
3. スタッフとして参加した千葉県拠点職員(左から、宮野、飯髙、増田)
4. 搾乳模擬体験コーナーにある牛の模型と当拠点の増田
5. ロールベールキャンパスお絵描きコーナー(飯髙、宮野)
6. チーバくん登場
千葉県の酪農を応援しよう!という当拠点の「酪援部」の活動、第3弾として、君津地域(袖ケ浦市)で開催された「かずさファームフェスタ」にスタッフとして参加してきました!
「かずさファームフェスタ」は君津地域畜産振興協議会が主催で、袖ケ浦市農畜産物直売所「ゆりの里」隣接するほ場で開催されました。当日は曇り空の下で少し肌寒さを感じる天候であったにもかかわらず、たくさんの参加者、家族連れの方々がご来場されて盛況となりました。
このイベントでは、南房総で生産された牛乳の配布、地域の農畜産物・加工品等の販売、酪農に関する知見や酪農の情報がわかるコーナーや、搾乳の模擬体験、牛のエサとなるホールクロップサイレージ(ロールベール)のお絵描き等々のイベントを楽しむことができ、地域の畜産農家と消費者との交流を図ることができました。
これからも、関東農政局千葉県拠点の有志で作った「酪援部」は、酪農業への理解向上と牛乳・乳製品の消費拡大を目的に、今後も千葉県の酪農を応援していきます。
この機会に消費者の皆様も、牛乳や乳製品をもっと食べて千葉県の酪農を応援しましょう!!
「かずさファームフェスタ」は君津地域畜産振興協議会が主催で、袖ケ浦市農畜産物直売所「ゆりの里」隣接するほ場で開催されました。当日は曇り空の下で少し肌寒さを感じる天候であったにもかかわらず、たくさんの参加者、家族連れの方々がご来場されて盛況となりました。
このイベントでは、南房総で生産された牛乳の配布、地域の農畜産物・加工品等の販売、酪農に関する知見や酪農の情報がわかるコーナーや、搾乳の模擬体験、牛のエサとなるホールクロップサイレージ(ロールベール)のお絵描き等々のイベントを楽しむことができ、地域の畜産農家と消費者との交流を図ることができました。
これからも、関東農政局千葉県拠点の有志で作った「酪援部」は、酪農業への理解向上と牛乳・乳製品の消費拡大を目的に、今後も千葉県の酪農を応援していきます。
この機会に消費者の皆様も、牛乳や乳製品をもっと食べて千葉県の酪農を応援しましょう!!
営農型太陽光発電による環境と食の問題を考える取組み ~千葉商科大学~
開催日:2024年10月26日 場所:千葉市緑区(千葉商科大学 大木戸ソーラー発電所)


1. 収穫作業が終了後、笑顔で集合
2~4. 親子で芋掘りの様子(大きい芋を自慢したい!)
5. 長さNO.1!
6. 重さNO.1!
7. 7月の猛暑の中での草刈り後、元気に集合(右端に刈った草が積まれています)
千葉県拠点は、みどりの食料システム戦略に基づく環境負荷軽減活動に取り組む生産者等を応援しています。
千葉商科大学では、国内の大学では初となるソーラーシェアリングの導入により「自然エネルギー100%大学」を目標に掲げ、SDGs達成に向け取組中です。その取組の一つとして、令和6年4月、千葉市緑区に「千葉商科大学大木戸ソーラー発電所」を竣工し、7月10日から送電しています。
同大学は、農業を営みながら太陽光発電を行う「営農型太陽光発電」のシステムを採用。本年は学生と市川市の親子の皆さんで「さつまいも」を育て、「環境と食の問題」を考える交流の場として、5月に植え付け体験会(200aの畑に《紅はるか》5,000本)を開催。7月には、親子13組34人、学生・教職員等40人が畑の草刈りを手作業で行い、10月26日にいよいよ待望の収穫の時を迎えました。
「収穫体験会」は、市川市の親子19組48人、協力団体・企業・学校関係者45人の方々が参加。当拠点からも参加してきました。地元の「株式会社つなぐファ-ム」に芋掘りのやり方を教えてもらいながら張り切って開始。
重労働だった様子で、額にたくさん汗を流すお父さんも見られました。子どもたちは、地中から大きな芋が見えてくると大喜びで、お母さんと力を合わせて夢中で掘っていました。
大きさコンテストでは、重さの部は1.8kg、長さの部は46cmの芋を掘った家族が優勝。当日収穫した量と合わせた畑全体の収穫量は約2,600kgで、太陽光パネルの下でも立派に育っていました。
千葉商科大学の取組は、環境負荷低減と農業の持続性の両立を目指すことで、社会の課題解決に貢献しています。
大木戸ソーラー発電所 | 千葉商科大学
株式会社つなぐファーム
第6回千葉県産米の輸出拡大向け勉強会
開催日:2024年10月22日 場所:千葉県拠点(Teams開催)

1. 開会にあたり挨拶をおこなう浦杉支局長
2. 農研機構の発表(新たな多収穫技術)を聞く浦杉支局長
3. 松山株式会社からは乾田直播機の説明を受けました。
4. 株式会社神明の小城さんによると日本の米輸出の2割以上が同社によるものだそうです。
第6回勉強会も前回同様、Teamsで各発表者と拠点を結んで行いました。
最初に、農業・食品産業技術総合研究機構 中日本農業研究センター 主席研究員・博士の中野洋様から「再生二期作の紹介~米の新たな多収穫技術・稲の再生能力を活用~」と題して、再生二期作を行うことで10a収量を向上させる栽培方法について情報提供をいただきました。また、これに関連して拠点からは千葉県で再生二期作を行っている生産者(株式会社田中屋庄右衛門様)を紹介しました。
次に「かん湛!の紹介~無コーティング直播」と題して、農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター 研究員の今須宏美様から、今まで直播を行う場合にはコーティングする手間がかかっていたものを水深について気を配る必要があるものの、無コーティングであれば資材代も手間も非常に少なく抑えられる栽培方法について情報提供をいただきました。
続いて、松山株式会社 営業部営業技術科の宮尾紅葉様から「耕起&播種&施肥&鎮圧一体型乾田直播機の性能等」と題し、自社で販売している「ニプロシーダー(UFG/SR series)」の性能について紹介いただきました。
その後、「コメ輸出商社の輸出・販売状況等について」を株式会社神明 海外事業部の小城拓也様から、「全米輸の組織と事業内容及び中期計画について」を一般社団法人 全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会 専務理事の細田浩之様よりコメ輸出の現状と課題について情報提供をいただき、各々意見交換を行ってきました。
当日は生産者、事業者、行政機関等から70名の参加がありました。
みどりの食料システム戦略に関する情報共有会議(第3回)の開催
開催日:2024年10月9日 場所:千葉県拠点

千葉県拠点から情報提供を行う浦杉地方参事官と三浦総括農政推進官
第3回のみどりの食料システム戦略に関する情報共有会議は、環境に優しい農業を実践するための支援である「環境保全型農業直接支払い制度」をテーマに開催しました。
関東農政局生産部環境・技術課田村係長から、環境保全型農業直接支払制度の概要について、次年度に向けての制度変更予定について説明しました。さんぶ野菜ネットワークの川島事務局長から、環境保全型農業直接支払制度の支援を受けるために必要な団体の作り方について説明をいただきました。
また、NPO法人 いすみライフスタイル研究所理事長から、持続可能な農業・農村地域を支えるための活動について紹介いただきました。
併せて「第10回安房地域ふるさと農山漁村写真コンクール」、「地域農業の発展、地域経済の活性化のための女性の活用・参画について」及び「令和7年度から農林水産省事業におけるクロスコンプライアンスの試行実施について」共有を行いました。
さんぶ野菜ネットワーク
NPO法人 いすみライフスタイル研究所
農業委員会への女性登用促進を首長に要請しました
日時:2024年10月1日、8日 場所:九十九里町、勝浦市

a. 10月1日九十九里町・町長室、浅岡 厚町長(中央)と支局長(右側)
b. 町長室で女性登用促進の要請を行っている様子
c. 10月8日勝浦市・応接室、照川 由美子市長(左側)と支局長(右側)
d. 応接室で女性登用促進の要請を行っている様子
女性や若者が農協や農業委員会に参画することによる多様性の確保は、生産性やイノベーション力を引き上げる効果があります。しかし、千葉県内の農業・農村の現場では、主として男性が農業経営や地域農業の方針決定を担っている割合が多い地域があります。これからは、男女が共に個性と能力を発揮し、地域農業を盛り上げていくことが重要です。
現在、農林水産省では全国的に農協・農業委員会における女性登用の取組の推進を行っており、千葉県拠点においても浦杉支局長が浅岡九十九里町長及び照川勝浦市長を訪問し、直接、女性登用の必要性についての要請を行ってきました。また、同行した千葉県農業会議担当者から、女性登用に向けた要請書がそれぞれの首長に手渡されました。
各首長からは「農業委員は男性がやるものというイメージが強く、これを払拭する必要がある。登用に向け働きかけを行っていく。(浅岡町長)」「当市の農業委員会に女性の農業委員がいないことを重く受け止め、問題意識を持ってしっかりと改善していく。(照川市長)」の回答をいただきました。
女性登用がもたらす効果としては、農業委員会に新たな視点が加わり、男性だけでは持ちえなかった経験や、新たな情報網などのリソースがもたらされ、結果、地域内の多様な意見に基づく検討に繋がり、組織の活性化や委員会業務の進展等の効果が期待されます。今後、当拠点としても、他の市町村、農協に対して女性登用の働きかけを行っていきます。
女性登用の取組事例:農林水産省
65歳未満女性の基幹的農業従事者数及び農業集落別男女割合(九十九里町)(PDF : 1,657KB)
65歳未満女性の基幹的農業従事者数及び農業集落別男女割合(勝浦市)(PDF : 1,023KB)
第5回千葉県産米の輸出拡大向け勉強会
開催日:2024年9月25日 場所:千葉県拠点(Teams開催)

1. JETROロサンゼルスからの中継
2. ドローンによる可変施肥の説明
3. KSASで簡単にほ場管理ができます
4. アイガモロボットによる除草作業の説明
第5回勉強会は、海外(ロサンゼルス、パリ)からも中継をしながら行いました。
第1部はロサンゼルスから、米国における日本産米の取り扱い状況等についてリアルな視点でご説明いただきました。また、遊休農地の解消の実態や、その手続きの方法、乾田直播や生物刺激剤の利用による低コスト栽培の実証についてご報告いただきました。
第2部では、10月1日に施行された「スマート農業技術活用促進法」についての説明、スマート農機を利用した生育予測システムの説明、パリからフランスにおける日本食・日本食材のマーケットの概況について、こちらも現地からのリアルな現状の報告を受けて、活発な意見交換を行ってきました。
当日は、生産者、事業者、行政機関等から42名の参加がありました。
在日本南アフリカ共和国大使館の表敬訪問がありました
日時:2024年9月13日 場所:千葉県拠点

左から南アフリカ共和国大使館リエゾンオフィサー 五十幡実氏、 当拠点 浦杉支局長、 南アフリカ共和国大使館 一等書記官 テボゴ・テケ氏
9月13日に在日本南アフリカ共和国大使館 一等書記官のテボゴ・テケ氏とリエゾンオフィサーの五十幡実氏が千葉県拠点に表敬訪問されました。
千葉県拠点の役割や、南アフリカの輸出品目であり千葉県が収穫量全国第1位を誇る落花生の話題、気候変動による農林水産業への影響やその対応等について、当拠点の浦杉支局長と英語で、交流を行いました。
暑さにも負けずに豊作傾向 ~「2024年度落花生作況調査及び需給懇談会」~
開催日:2024年9月12日 場所:八街市、成田市

1. 作況について説明する「千葉県農林総合研究センター 落花生研究室」菅原研究員
2. 暑さにも負けず真剣に耳を傾ける参加者
3. 今年も落花生の作柄は良さそうです
4. 農林水産省農産局穀物課の高宮豆類係長からは「落花生をめぐる現状・課題」を説明
5. 多岐に渡る情報・意見交換が行われた需給懇談会
(一財)全国落花生協会では9月12日、落花生の作付面積・収穫量共に全国の8割以上を誇る千葉県にあって、その主産地である八街市ほかにおいて『2024年度落花生作況調査及び需給懇談会』を開催しました。
構成は≪千葉県農林総合研究センター落花生研究室≫のほ場で作況調査を説明する1部と、≪成田東部ホテルエアポート≫で行う需給懇談会の2部です。
参加者は同協会関係者ほか、様々な落花生業界の方々総勢55名で落花生の国内外の作況・需給状況等に関する様々な報告や意見交換がなされ、有意義なものとなりました。
この時期、千葉県内では早生品種の「郷の香」「ナカテユタカ」から始まり「千葉半立」や「Qなっつ」、「おおまさりネオ」など落花生の収穫が続きます。是非みなさんもこの旬の味を色々な商品・献立でお楽しみください。
一般財団法人 全国落花生協会 (peanuts-no-hi.jp)
落花生|旬鮮図鑑/千葉県 (chiba.lg.jp)
生育情報の調査概要(落花生)/千葉県 (chiba.lg.jp)
令和5年産らっかせいの概況(PDF : 150KB)
みどりの食料システム戦略に関する情報共有会議(第2回)の開催
開催日:2024年9月10日 場所:千葉県拠点

1. 予算概算要求について説明する浦杉地方参事官
2. 参加者にみどりの食料システム法に基づく環境負荷低減活動等の認定制度等に係る概要について説明する大胡総括農政業務管理官
3. 地域計画策定と連携した産地形成の推進について説明する羽賀総括農政推進官
4. 農地保全のため、遊休農地解消と農地の集積・集約、有機穀物生産等に取り組まれている(株)千葉穀物 代表取締役 藤田様
千葉県拠点から、令和4年7月1日に施行された「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(みどりの食料システム法)」では、都道府県知事が、環境負荷低減に取り組む農林漁業者が作成する環境負荷低減事業活動計画を認定し、認定した計画に基づく取組を税制・金融措置により支援を行うこととされていることについて説明しました。
千葉県環境農業推進課から、事業活動実施計画の認定に関する手続きと申請書の作成について説明をいただきました。
また、(株)千葉穀物の代表取締役 藤田様から、遊休農地解消と農地の集積・集約、有機栽培での土地利用型農業の可能性、有機農産物の商流構築について事業概要と今後の展開についてお話しいただき、これからも農地の集積・集約を積極的に進めていくとの力強い発言をいただきました。
併せて浦杉地方参事官から、8月30日に公表された令和7年度農林水産関係予算概算要求について、概要説明(内容については、各市町村等に共有しています)を行いました。
株式会社千葉穀物(PDF : 445KB)
実習生と共に県内の農業関連機関、農業生産や食品事業の現地へ!
開催日:2024年9月2日~6日 場所:千葉県千葉市、成田市、匝瑳市、君津市、八街市

9月2日(月曜日) ファームサポート千葉合同会社〈千葉市〉
1:ブルーベリーのほ場(20a)では、300本、2品種のブルーベリーを無農薬で栽培。代表の金丸さん(右)からブルーベリー栽培等の話を伺いました。実習生(左)、初日から意欲的に実習しています。
2:金丸さん(右)より「竹炭をすき込むと土がフカフカになって根の伸び方が違う」との説明に耳を傾ける実習生と職員一同。近くにはイノシシの足跡が。

9月3日(火曜日) 成田市西大須賀ほ場〈成田市〉、千葉県拠点轟町庁舎〈千葉市〉
1:畝幅及び株間の計測の後、穂数・もみ数の計測。もみ数を数えるのは難しい。右端から順に実習生、当拠点香取、渡邊、小川。
2:浦杉支局長(左)と稲刈り作業終了。雨上がりの田んぼの中での作業は大変でした。
3:轟町庁舎へ移動し、脱穀作業。千歯での脱穀にも挑戦しました。 4:乾燥したもみをもみ摺り機であっという間に玄米に。

9月4日(水曜日) 匝瑳市ゼロカーボン推進課及び農林水産課〈匝瑳市〉、市民エネルギーちば株式会社〈同〉
1:匝瑳市役所ゼロカーボン推進課の齊藤主査(左列右)、伊藤主査補(左列中央)、農林水産課の木内主査補(左列左)にソーラーシェアリングを中心とした脱炭素化推進プロジェクトについてご説明いただきました。実習生(右列中央)は積極的に質問する等、意欲的に実習しています。その右側は順に当拠点羽賀、宮野。
2:現地視察後「環境配慮型再エネ×脱炭素農業=地域再生」を目指す市民エネルギーちば(株)の宮下本部長(右端)からご説明をいただきました。ソーラーシェアリング施設の前で記念写真。

9月5日(木曜日) 株式会社蜂蜜工房〈君津市〉、猟師工房ドライブイン〈同〉
1:蜂の巣の断面図、外と繋がっています。 2:蜂の巣から蜂蜜を抽出する遠心分離機。
3:フォローアップヒアリングを終えて記念撮影。左端から順に千葉県庁農地・農村振興課の貝出副主査、同じく吉沢班長。中央が千葉県農山漁村発イノベーションサポートセンターの冨樫統括企画推進員。右から3番目が実習生、その右側は順に当拠点宮野、大胡。
4:意見交換の様子。 中央が猟師工房代表の原田さん。左から2番目が株式会社TSJ代表の仲村さん。 5:猟師工房ドライブインの外観。 6:入口でお迎え⁉はく製のイノシシ。

9月6日(金曜日) 生活クラブ虹と風のファーム及び生活クラブ風の村農仲舎八街〈八街市〉
1:田辺相談役(左)にご案内いただき、大豆の生育状況に聞き入る実習生(右)と当拠点三浦(中央)。
2:就労継続支援B型事業所(農仲舎八街)にて、農業生産の拡大に向けた多様な農業人材の活用、環境負荷低減の取組などについて意見交換を実施しました。左端は当拠点佐藤。
2024年9月2日から6日にかけて、当拠点に実習生が来所。県内の農業関連機関、農業生産や食品事業の現場で実習を行いました!
■2日はファームサポート千葉合同会社を訪問。
土地なし・農機具なし・経験なしの無いない尽くしで新規就農し、多くの生産者、福祉施設、食品業者等との連携で生産・加工を行い、自ら販路を開拓する独自の販売戦略や農業の魅力等について学びました。また、竹林整備で伐採した竹で作った竹炭を畑にすき込む「竹炭栽培」や食用に開発した「竹炭パウダー」等の取組を学びました。
■3日は水稲作況調査の現地調査と脱穀、もみ摺り及び調製作業を体験。
朝まで降っていた大雨でぬかる土に足を取られつつ、実測調査。田んぼに入るのも稲刈りも初めてでした。庁舎へ戻り、脱穀、もみ摺り作業を行い、調製作業の説明を受け、調査の仕組みを学びました。
■4日には匝瑳市ゼロカーボン推進課及び農林水産課、市民エネルギーちば株式会社へ。
匝瑳市役所では、脱炭素化推進プロジェクトにある「教育機関の創設」について質問し、農業×エネルギー×地域づくりを通して実践や起業を担える人材育成、また、先行地域での理解の増進を行い横展開していく地元農業者へのプロジェクト周知方法等、実習生の関心が高かった地方創生のプロセスを学びました。
午後は、広大な農地に建設されたソーラーシェアリング施設を見学。取組開始からの発電施設構造の変化の説明を受け、さらに「ペロブスカイト(フィルム型太陽電池)」や土中炭素量をさらに増加させるために取り組んでいる不耕起栽培等の情報に触れました。
■5日には株式会社蜂蜜工房、猟師工房ドライブインへ
(株)蜂蜜工房は「総合化事業計画認定事業者」で、自社で生産した蜂蜜を活用した蜂蜜酒(ミード)の加工・販売事業を行っています。この日は認定計画に係る同社へのフォローアップヒアリングを千葉県及び同県農山漁村発イノベーションサポートセンターと共に行いました。また、ヒアリング後は、6次産業化交付金を活用し整備された一連の施設を視察し、6次産業化の先進事例を学びました。
猟師工房ドライブインは、有害鳥獣駆除をメイン事業として展開する(株)TSJが、ジビエ料理の提供やジビエ関連商品等の販売はもとより、猟師の育成や駆除鳥獣の命の大切さを教える授業を行っており、有害鳥獣対策の重要性を学びました。
■6日は生活クラブ虹と風のファーム及び生活クラブ風の村農仲舎八街を訪問し、午後は当拠点内にて関東農政局BUZZMAFFの打合せに参加しました。
生活クラブ虹と風のファーム及び生活クラブ風の村農仲舎八街では、多くの人々を引き寄せ持続可能な生産と消費の実現に向け、農福連携の取組をはじめ、FEC自給圏づくりの取組状況など、「農業と福祉」を形にしたユニバーサル農業の可能性について田辺相談役と意見交換を実施しました。
午後は関東農政局BUZZMAFFの打合せに参加し、今後のYouTube動画の企画案について話し合いました。打合せ終了後は、食ミラプロジェクトメンバーの若手職員と意見交換を実施し、実習生からも積極的な質問があり、関東農政局の所管する各種業務について知ってもらう良い機会となりました。
今回の実習は台風10号接近の影響により、初日の実習中止が懸念されましたが、天候に恵まれあっという間の一週間となりました。ご協力いただきました皆様には改めて御礼申し上げます。
今回の経験が、将来の活躍のために資するものとなることを職員一同、祈っています。
ファームサポート千葉
匝瑳市ゼロカーボン推進課
匝瑳市農林水産課
市民エネルギーちば株式会社
株式会社蜂蜜工房
猟師工房ドライブイン
生活クラブ虹と風のファーム
生活クラブ風の村農仲舎八街
第4回千葉県産米の輸出拡大向け勉強会
開催日:2024年8月6日 場所:茨城県稲敷郡美浦村及び茨城県下妻市

1. 第1部では立派な看板がお出迎え
2. 挨拶する浦杉支局長、参加者も日陰に入っていただきました
3. 松原副支店長からの説明
4. 百笑市場の会場は満員です
5. 長谷川代表取締役による場内説明
6. ライス&グリーン石島の代表取締役社長 石島氏は田んぼの中から説明
7. 乾田直播ほ場に参加者は興味津々
第4回の勉強会は、茨城県にお伺いしてきました。第1部を美浦村にあるスガノ農機株式会社、第2部を下妻市の百笑市場及び株式会社ライス&グリーン石島のほ場にて行いました。
〇第1部はスガノ農機株式会社で千葉県も担当されている関東甲信越支店松原副支店長より「乾田直播機の機構と特徴」について実機をご紹介いただきながら、細かくご説明いただきました。
〇第2部は下妻市に移動し、株式会社百笑市場において行ってきました。初めに本省輸出・国際局輸出支援課 猪狩班長より「GFP大規模輸出産地生産基盤強化プロジェクト」の説明を受け、その後「茨城県の生産者と流通、販売が一体となった取組」について株式会社百笑市場 長谷川代表取締役、阿久津経営企画室長より説明がされました。
その後、百笑市場の場内案内を受け意見交換。場所を株式会社ライス&グリーン石島のほ場に移動し、「乾田直播栽培ほ場の見学」を行いました。
当日は、生産者、事業者、県、市町からWEB及び現地に52名の参加がありました。
スガノ農機株式会社(SUGANO) (sugano-net.co.jp)
株式会社百笑市場 | 日本の美味しいお米を世界へ (hyakusho-ichiba.co.jp)
ライス&グリーン石島 (isijima.main.jp)
令和6年度千葉市有機農業勉強会に参加
開催日:2024年7月31日 場所:千葉市若葉区(千葉市農政センター)

1. 勉強会での説明を真剣に聞き入る参加者の皆さん
2. 主催者を代表して挨拶する千葉市経済農政局農政部農政センターの円城寺所長
3. 有機農業栽培実証実験について報告をする同センターの柴田主任技師
4. 有機農業の取組と人材育成について事例発表をする株式会社MoWGの山下代表取締役
5. 環境負荷低減のクロスコンプライアンスの説明をする当拠点浦杉地方参事官
『令和6年度千葉市有機農業勉強会』が同市内で有機農業・環境に優しい農業に取り組んでいる農業者、農業協同組合、関係行政機関を対象に、有機農業や「みどりの食料システム戦略」の理解を深めることを目的に千葉市農政センターで開催され、当拠点の浦杉地方参事官が講師として参加しました。
同センターでは、千葉県環境負荷低減事業活動の取組をモデル的に進める「特定区域」の核として、施設園芸での温室効果ガスの排出量抑制、環境データや栽培ノウハウの共有、環境負荷の低減と収量・品質の向上を目指しイチゴとトマトの実証栽培を進めています。
勉強会では、同センター柴田主任技師から実証実験中である「有機農業によるハウスコマツナの栽培法」について説明があり、栽培状況では土壌分析に基づく施肥と太陽熱消毒の有効性や今後の課題について説明がありました。
同市内の優良事例としてMoWGの山下代表より、創業から有機農業にチャレンジし、有機JAS認証の取得や千葉県みどり認定第1号の取得など、環境に優しい農業の取組や販路確保の観点から、同市内の大規模生活圏に近い立地条件を活かした都市近郊型農業を展開、働きやすい職場環境の構築に向けた人材育成を進めるなどの発表がありました。
また、当拠点の浦杉地方参事官からは、資料を用いて、当省の全ての補助事業等に対して、最低限行うべき環境負荷低減の取組の実践を義務化する「クロスコンプライアンス」についての説明と改正食料・農業・農村基本法のポイントについて、アフリカの自然環境と農業事情の話(自身が赴任した際の経験談など)を交えて情報提供しました。
今後も、同市の有機農業の普及・推進に向けた各種取組に対してサポートをしていきます。有機農業の面的な広がりが期待されます。
千葉市:経済農政局 農政部 農政センター (city.chiba.jp)
FarmMoWGファームモーグ | 千葉県千葉市の有機野菜農園
環境負荷低減のクロスコンプライアンス:農林水産省 (maff.go.jp)
みどりの食料システム戦略トップページ:農林水産省 (maff.go.jp)
みどりの食料システム戦略に関する情報共有会議(第1回)の開催
開催日:2024年7月26日 場所:千葉県拠点

参加者にJ-クレジットの認証(水田中干し延長、バイオ炭の農地施用、ヒートポンプの導入)、環境負荷活動の見える化について説明する浦杉地方参事官
改正食料・農業・農村基本法(令和6年6月施行)において、「環境と調和のとれた食料システムの確立」を新たな柱として位置付け、みどりの食料システム法(令和4年7月施行)等に基づき環境と調和のとれた食料システムの確立に向けた取組を進めることとしています。
これを機に、施策等の活用に意欲のある農業者や事業者を掘り起こし、施策を効率的に活用できるよう情報を共有する会議を開催しました。
第1回は、【1】J-クレジット(水田中干し延長、バイオ炭の農地施用、ヒートポンプの導入)、【2】環境負荷低減の見える化について損益分岐点などの事例を用いて紹介しました。
また、みどりの食料システム戦略においては、政策手法のグリーン化の取組として、2030年までに施策の支援対象を持続可能な食料・農林水産業を行う者へ集中していくことを目指すとともに、補助金拡充、環境負荷低減メニューの充実、これらとセットでのクロスコンプライアンス要件の充実を図ることとしています。
令和6~8年度の試行実施を経て、全ての補助事業等に対して、最低限行うべき環境負荷低減の取組の実践を義務化する「クロスコンプライアンス」を導入することについても説明を行いました。
環境負荷低減活動に興味のある方は、千葉県拠点までお声がけください。
第3回千葉県産米の輸出拡大向け勉強会
開催日:2024年7月9日 場所:千葉県香取郡神崎町

1. 勉強会では活発な意見交換が行われました
2. 農事組合法人神崎東部の概要を説明する大原代表理事
3. 乾田直播の田んぼは分けつも旺盛です
4. 遠隔水管理システムはスマートフォンで作動できます
5. 浦杉支局長も自動運転システムのトラクターに試乗しました
6. 神崎町まちづくり課の石橋課長の説明に耳を傾ける参加者
第3回の勉強会は、第1部を神崎町役場3階大会議室、第2部を農事組合法人神崎東部ほ場にて行いました。
〇第1部は神崎町スマート農業実証プロジェクト研究会メンバーから、「発酵×オーガニックビレッジ宣言」、「農事組合法人 神崎東部の概要」、「"発酵の里 こうざき"におけるスマート農業技術の導入事例」と「水稲の作付方法別での生産コスト」をそれぞれご説明いただきました。
乾田直播を行うのに必要な機械とそのおおよその金額など、具体的な内容を話され活発な議論がされました。
〇第2部は農事組合法人神崎東部のほ場にて、実際に自動運転のトラクターによる試乗体験、遠隔水管理システム、ライスセンター内において、スマート農業機械等の見学を行いました。
当日は、生産者、事業者、県、市町からWEB及び現地に35名の参加がありました。
発酵オーガニックビレッジ宣言|千葉県神崎町役場ウェブサイト (town.kozaki.chiba.jp)
千葉県食品表示監視協議会を開催
開催日:2024年7月4日 場所:千葉県千葉市中央区(当拠点本千葉町庁舎)

【左上・下】協議会:今回は千葉県内の食品表示監視業務に関わる13機関が一堂に会し、およそ2時間にわたり活発な意見交換が行われました。
【右上】オブザーバーとして出席された関東農政局消費・安全部の直井米穀流通・食品表示監視課長(左)と宮内課長補佐(右)。
当拠点において、食品表示の監視業務に関する「千葉県食品表示監視協議会」を開催しました。
同協議会は、食品表示の監視を担う関係機関が相互に情報共有や意見交換を行って連携強化を図ること等を目的に、17機関(当拠点含む)を協議会構成員としており、当拠点の消費・安全チームが事務局として年間2回程度、開催しています。
引き続き、食の安全を確保するため、関係機関と緊密な連携を図りながら、消費者からの信頼に応えてまいります。
食品表示制度等に関する取組:農林水産省 (maff.go.jp)
令和6年度 第1回学校給食用パン品質調査について
開催日:2024年6月27日 場所:千葉県千葉市

1. 各委託加工工場から納められた食パン及びコッペパンを採点基準をもとに審査をおこないました
2. 食パンは11社より提出されました
3. コッペパンは12社より提出、審査直前まで乾燥を防ぐためビニール袋に入っています
4. 審査委員2名による試食
5. パンの容積計測には「食糧庁」名の入った容積計(パン用)が使用されていました(筒の中にはナタネの種子が入っています)
6. 1つ1つ耳の形や手触りなど細かなチェックを行います
6月27日(公財)千葉県学校給食会において、令和6年度第1回パン品質調査が実施されました。
この調査は、学校給食用パンの品質向上を図ることを目的として年2回、同給食会が指定する委託加工工場で製造されたパンについて、専門家により各パンの採点基準に基づいて審査を行います。毎年度、当拠点もご案内いただき、参加させていただいております。
今回は、各工場より提供された食パン(11社)及びコッペパン(12社)について、審査員2名が「学校給食用パン採点基準」により外観(焼色、型均整、皮質など)、内相(色相、触感など)を審査しました。
調査終了後、審査員からは「どの事業者もだいぶ統一されてきている。学校側からの『ソフトなパンを』の要望に沿ったものも見られた。この時期は温度が高くなるため、発酵しすぎに注意してほしい。」旨の審査概評が報告されました。
千葉県学校給食会 (cgk.or.jp)
第2回千葉県産米の輸出拡大向け勉強会
開催日:2024年6月18日 場所:千葉県市原市、袖ヶ浦市

a. 将来ビジョンを語る布施代表 b. 意見交換する布施代表(右)と浦杉地方参事官(左) c. 午前(第1部)の様子

d. 午後(第2部)の様子 e. 事業説明する宗政理事 f. 雨の中、多くの参加者に見学していただきました g. 勉強会当日の湛水直播ほ場の様子
第2回の勉強会は、午前と午後、それぞれ場所を変えて2部制で開催しました。
○第1部は市原市農業センター研修棟において、農業生産法人 株式会社つばめ農園の布施代表取締役から『輸出用米を有効な販売先の1つに見据えて』と題し、取組の説明をいただき、その後、参加者と意見交換を行いました。千葉県からは独自助成の説明や、生産者からの現状報告など活発な論議となりました。
○第2部は袖ケ浦市の百目木(どうめき)営農組合ライスセンターにおいて、百目木営農組合宗政理事から『水稲直播栽培で低コスト化を目指す』と題し取組の説明をいただき、その後、意見交換を行いました。千葉県君津農業事務所及びアドバイザーからは、補足として湛水直播の説明もあり、参加者からは技術的な質疑も出て活発な意見交換となりました。
また、ウェブ会議終了後には、同ライスセンター近くの湛水直播したほ場に雨にもかかわらず多くの参加者が見学しました。
当日は、県、市町村、JA、事業者等からWEB及び現地に69名の参加がありました。
農業生産法人 つばめ農園 (tsubamefarm.co.jp)
令和6年産の水稲作況調査が始まりました
日時:2024年7月∼9月 場所:千葉県下各地及び千葉県拠点

1.「畝幅」、「株間」(栽植密度)計測
2.「穂数」及び「もみ数」(収量構成要素)計測(写真は22年)
3. 専門調査員はビブスを着用して調査にあたります
早場米地帯の千葉県では4月下旬に田植え最盛期を迎え、7月中下旬から出穂最盛期を迎えます。
今年も水稲作況調査の時期を迎え、7月上旬から標本ほ場に立ち入り、「畝幅」、「株間」(栽植密度)、「穂数」及び「もみ数」(収量構成要素)を計測します。
調査は8月中旬の坪刈り作業、脱穀、乾燥・もみすりと続き、調製作業を行います。
具体的な調査の様子はこちらをご覧ください。
第1回いすみ市オーガニックビレッジ検討委員会に参加
開催日:2024年6月17日 場所:いすみ市役所3階大会議室

a.上島委員長の進行のもと、委員からは様々な貴重な意見が出されました。
b.環境負荷低減のクロスコンプライアンスについて説明を行う千葉県拠点浦杉地方参事官
第1回いすみ市オーガニックビレッジ検討委員会が開催され、浦杉地方参事官がオブザーバーとして参加しました。
同検討委員会は、農林水産省のみどりの食料システム戦略推進交付金のうち「有機農業産地づくり推進事業」の採択を受け、「いすみ市有機農業実施計画の策定及び有機農業の総合的かつ計画的な推進を図る」ことを目的として設置されたものであり、第1回目の検討委員会では、事務局から「有機農業産地づくり推進事業」の背景となるみどりの食料システム戦略の概要や事業取組のイメージが説明されました。
また、有機農業を推進するいすみ市のこれまでの取組状況の報告、成果と今後の目標、課題と対策および有機農業実施計画策定に係るスケジュール等の協議が行われました。
参加した委員からは「議論を進めるに当たり有機農業と慣行農業の定義づけが必要」「気候や風土に合っている栽培技術がこの地域には残っている」「伝統的な手法を否定して現代農業は発展してきたが、有機農業を議論する時もただ単に今の農業を否定するのではなく、新しい農業への議論が必要」等、今後の議論に向け事務局への問題提起等がされました。
また、当拠点の浦杉地方参事官から資料を用いて、全ての補助事業等に対して、最低限行うべき環境負荷低減の取組の実践を義務化する「クロスコンプライアンス」について説明を行いました。
今後、2月のオーガニックビレッジ宣言に向け、当拠点は千葉県関係機関とともにオブザーバーとして検討委員会に参画し、各種取組の進展をサポートしていきます。
オーガニックビレッジ:農林水産省 (maff.go.jp)
自然と共生する里づくりの取り組み/いすみ市 (isumi.lg.jp)
有機給食と有機農業産地づくり (isumi.lg.jp)
千葉県産の乳製品をもっと食べよう!飲もう!(第2弾:ミルクフェスティバル2024)
開催日:2024年6月1日、2日 場所:千葉ポートパーク 円形芝生公園

a. 今回スタッフとして参加した千葉県拠点職員(左から、宮野、増田、飯髙)
b. 搾乳模擬体験コーナー(増田) c. 牧草ベッドコーナー(飯髙) d. 頭絡投げコーナー(宮野)
e. 体験ゾーンでは本物の子牛・親牛も展示されていました!
千葉県の酪農を応援しよう!という当拠点の「酪援部」の活動、第2弾として、千葉市で開催された「ミルクフェスティバル2024」にスタッフとして参加してきました!
私どもが参加した土曜日は天候に恵まれ、たくさんの参加者の方々がご来場されて大盛況となりました!このイベントでは、千葉県産の乳製品が購入・試飲できるだけでなく、牛乳に関する知見や、酪農業が環境に与える良い影響について学べる学習ゾーンや、搾乳の模擬体験ができるゾーンなど、楽しみながら酪農について学べるイベントとなっております。
日本の酪農の発祥地として知られている千葉県は、現在でも多くの酪農家が活動しており、国内有数の乳製品生産地となっています。その一方で、牛乳の消費量は減少傾向となっています。また、飼料やエネルギーの価格が上昇し、酪農家の経済的負担が増大しています。
こうした中、関東農政局千葉県拠点の有志で作った「酪援部」は、酪農業への理解向上と牛乳・乳製品の消費拡大を目的に、今後も千葉県の酪農を応援していきます。
この機会に消費者の皆様も、牛乳や乳製品をもっと食べて千葉県の酪農を応援しましょう!!
各地域の農林業振興協議会等において、「地域計画」策定の重要性をアピール
開催日:2024年5月14日(海匝地域)、29日(山武地域)、30日(長生地域)

千葉県拠点浦杉地方参事官から、県内各地域の県農業事務所が事務局となって開催される各種会議において、チラシ(中央)を用いて各自治体の首長はじめ各機関のトップの皆様に「地域計画」策定の重要性を改めてアピール。
a. 海匝地域農林業振興協議会委員会・幹事会(所属自治体:銚子市、旭市、匝瑳市)
b. 山武農林業振興普及協議会通常総会(所属自治体:東金市、山武市、大網白里市、九十九里町、芝山町、横芝光町)
c. 長生地域農林業3団体合同通常総会(所属自治体:茂原市、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町)
千葉県内の各地域で開催された、各自治体の首長をはじめ各農林関係機関のトップの方々等が参画する会議において、農業経営基盤強化促進法等の改正法施行に伴い法制化された「地域計画」について、令和7年3月までの策定の重要性を改めてアピールしました。
県内各地の関係諸氏に年度末までの策定に向けた取組に対して理解をいただき、それをもって農地の適切な利用、農業を担う者の確保・育成がより一層進展するよう、当拠点としても地域に寄り添って取り組んでまいります。
人・農地プランから地域計画へ:農林水産省 (maff.go.jp)
千葉県産米の輸出拡大に向け、関係機関と連携して勉強会を開催
開催日:2024年5月28日 場所:千葉県拠点(Teams開催)

a. 千葉県拠点会議室から、千葉県産米の輸出拡大に関心がある方々に対してTeamsで情報を発信
b. 千葉県拠点にて説明を行う本省 輸出・国際局 新興地域グループ 佐伯国際専門官
c. 司会進行を務める千葉県拠点浦杉地方参事官
d. 当拠点の職員も別室で勉強会に参加し、知見を広めました。
我が国の米の輸出実績(援助米を除く)は毎年伸び続けており、2023年には3万7186トンと、4年前の2019年の1万7381トンの約2.1倍になっており、今後、輸出の拡大が大いに期待される品目となっています。
また、輸出用の米は国の水田活用の直接支払い交付金で新市場開拓用に位置付けらており、千葉県や一部の市町村でも単独事業として直接支払いの支援がなされています。
しかし、海外では諸外国産の安価な米が流通していることから、価格が輸出促進のハードルになっています。それを乗り越えるためには、実需者との結びつきの下で、多収量品種の導入や直播栽培などの低コスト生産への取り組みが必要です。
このため、千葉県拠点では千葉県での輸出米拡大の取り組みに役立つよう、関係者、関係機関のご協力も得て、今回のTeams会議を皮切りに、定期的に県内各地で勉強会を開催していきます。
第1回の勉強会では、「新市場開拓米(輸出用米)の拡大に向けた低コスト米の取り組みについて」農林水産省 輸出・国際局 新興地域グループ佐伯国際専門官(同取組で乾田直播での低コスト米生産実証を行っている、農業法人NEW GREENの黒光氏も参加)、WEBで関東農政局から「米の輸出をめぐる状況について」関東農政局生産部生産振興課前田課長補佐(土地利用型農業推進)及び「米の輸出における実務について- 生産から物流及び販売戦略 -」関東農政局輸出産地サポーター室熊沢輸出産地サポーターからそれぞれ説明を受け、参加者からの質問もあり、活発な討議がなされました。
今後継続して行われる千葉県拠点主催の千葉県産米の輸出拡大に向けた取組は、今回、県、市町村、JA、事業者等39の機関から59名の参加があり、幸先の良いスタートとなりました。
千葉商科大学を訪ねて ~ソーラーシェアリング導入で自然エネルギー100%大学へ~
日時:2024年5月9日、25日 場所:千葉商科大学(市川キャンパス+大木戸ソーラー発電所)

1 キャンパス内の遊休地を利用して設置したソーラシェアリング
2 栽培しているぶどう<マスカットベリーA>
3 施設概要と生育状況の説明をする株式会社CUCサポート取締役社長の白川昇さん(中央)と千葉商科大学サービス創造学部で「CUC100ワイン・プロジェクト」学生代表の荒谷佳樹さん(右端)、当拠点三浦総括(左端)
4 キャンパス内に常設されているセイヨウミツバチの巣箱を前に養蜂事業の説明をする千葉商科大学人間社会学部教授の和田義人さん(中央)
5 千葉商科大学創立90周年を記念してスタートした「CUC100ワイン・プロジェクト」の看板
6 学生が養蜂し採取した「国府台 bee Garden」はちみつ

1 植付け準備が整ったソーラーパネル下のほ場
2 さつまいもの植付け方法を真剣に聞き入る参加者の皆さん
3 植付け開始!みんなで分業しての作業、ソーラーパネルが日陰を作ってくれました。
平成31年1月、千葉商科大学創立90周年を記念して「CUC100ワイン・プロジェクト」がスタート!!同大学では、国内の大学では初となる電力による「自然エネルギー100%大学」を実現、SDGs達成に向け行動中。
ソーラーシェアリングは、キャンパス内の遊休地の土を掘り起こし土壌改良、堆肥には牛糞と学生食堂で生じたコーヒーかすを鋤き込んで「ぶどう畑」へ、ソーラーパネルの遮光率は約43%と通常より高めに設定し日照と収穫量の実証中。約80名の学生さんが剪定、誘引、除草、袋かけや収穫作業を行っています。
収穫初年度には台風とハクビシンの食害を受け全滅したものの、令和5年度は収穫量46kgとなり、山梨県の醸造所と協力しワイン300本を製造。現在は第2弾となるワインも販売中です。
また、同プロジェクトの一環として、養蜂事業「国府台bee Garden」を展開。生き物がもたらす恩恵を肌で感じ、人と自然の共生、地域の環境貢献を目指しています。
採れたはちみつは商品化、なんと市川市のふるさと納税返礼品や地元社会福祉法人運営のベーカリーとのコラボ商品にもなっています。
令和6年4月、千葉市緑区に「千葉商科大学大木戸ソーラー発電所」を竣工。農業を営みながら太陽光発電を行う「営農型太陽光発電」のシステムを採用。
本年は同大学の学生と市川市の親子の皆さんで「さつまいも」を育て、「環境と食の問題」を考える交流の場として活用していきます。
「体験会」では、同大学の教職員と学生、市川市の親子、関連会社の方々で約70名が参加、地元の株式会社つなぐファ-ムから技術指導を受けながら、200aの畑に《紅はるか》の苗を植付け、参加された親子の方からは「初めての体験ですが、とても楽しく作業ができた。土をいじり、苗から育てる体験は貴重。秋にさつまいもができるのが楽しみ!」と大変満足された様子でした。
今後は草取りなどしながら9月には待望の収穫、美味しいさつまいもを収穫できる日を心待ちにしているようです。
千葉商科大学:CUC100ワイン・プロジェクト
株式会社つなぐファーム (tsunagufarm.com)
『アグリサポーターズちば』令和6年度春季総会が開催
開催日:2024年5月10日 場所:千葉県教育会館

1 挨拶をする伊藤会長(千葉県立茂原樟陽高等学校 校長)
2 新規就農に向けた取組事例を報告する浦杉地方参事官
千葉県内の農業関係高校をはじめとする教育機関、行政機関及び地域の諸団体等で構成される「農業関係高校人材育成組織『アグリサポーターズちば』」の春季総会が開催されました。
令和5年度に実施された、「農業インターンシップ」や「高校生のための農林業系就業合同相談会」について報告された後、令和6年度に実施される活動計画について活発な意見交換が行われました。
当拠点からは、新規就農に向けた取組事例等を報告し、意欲ある若者の就農のためこれからも情報提供を積極的に行うことをお伝えしました。
参加者からは「ネガティブな情報ばかり耳にするが、このような明るい話が聞けてうれしい。」と感謝の言葉をいただきました。
「令和5年度農林水産業のいとなみと鉄道フォトコンテスト」受賞、おめでとうございます
日時:2024年5月9日 場所:千葉県千葉市(本千葉町庁舎)


平野さんに千葉県拠点にお越しいただき、賞状を手交しました(5月9日)
水田の中をローカル線が走る農村の美しさは、現代でも人と自然とが共に生きており、「穏やかな農村のたたずまい」や「丹精込めた農のいとなみ」が、私たちにやすらぎを感じさせることにあるのかもしれません。
受賞者の平野さんは、農業の担い手が次第に減り、耕作されずに荒れた農地が増え、イノシシなどによる農作物や人身への被害を目の当たりにし、農村の景観が悪化していくことに危機感を抱いていました。こうした状況は、多くの人が気づかなかったり、無力感を抱いているのかもしれません。
将来に残すべき農村の姿を、「おいしいお米は日々の手入れから、快晴の里に山からまだ少し冷たい風が吹いてくる、電車から聞こえる警笛も清々しく聞こえる」、 受賞作品であるこの惹きこまれそうな一枚に収めていただきました。
令和5年度農林水産業のいとなみと鉄道フォトコンテスト結果発表:関東農政局 (maff.go.jp)
地域の活性化のため、関係機関の連携で新規就農者対策を推進
訪問日:2024年5月7日 場所:長生農業独立支援センター

a.意見交換を行う内山センター長(右)、千葉県拠点浦杉地方参事官(中央)、羽賀総括農政推進官(左)、b.JA長生敷地内にある長生農業独立支援センター
千葉県長生農業事務所管内の関連団体(JA長生、一宮町、白子町、長生村の4団体)が連携を強化し、新規就農希望者を確保・担い手の育成を図るため、相談窓口を一本化しての情報の共有化と支援体制の整備を目的として令和元年6月に発足した長生農業独立支援センター(以下「支援センター」という)に伺い、意見交換を行いました。
内山センター長から現在の取組状況を伺った後、浦杉地方参事官から、農業関係高校人材育成支援組織『アグリサポーターズちば』総会で提起があった卒業生の就職先に関連して、卒業生の研修生としての受け入れについて確認し、「原則20歳以上だが、高校卒業生でも受け入れ可能」等説明を受けました。
センターの新規就農者の実績も順調に伸びていて、研修から新規就農、そして地域に定着して利益が上がるところまで手厚くサポートする取り組みに近隣未加入市町からの関心も高まっています。また、今年度も多数の研修生の受け入れを行う等、精力的に活動をしています。
生産者の高齢化や担い手の減少、それに伴う千葉県農産物産出額の減少等が深刻な問題となっています。当拠点としても、新規就農者確保に向け県内すべての地域での支援センターと同様な地域一体となった新規就農支援機関の設立に向け、関連団体と一体となって推進に取り組んでまいります。
長生農業独立支援センター (nogyoshien.com)
有機農業・里山づくりで地域活性化、再生可能エネルギーで持続可能な農業を目指す‼
訪問日:2024年4月26日 場所:千葉県千葉市

1 築約70年の古民家を再生して活動の拠点に
2 藪化した竹林を整備
3 竹の廃材を竹チップにして堆肥化
4 “たけのこ”を掘る当拠点の浦杉地方参事官(大きな“たけのこ”はメンマ加工工場へ)
5 農業の可能性について語る非営利株式会社蓮葉果紅代表取締役の成瀬久美さん(右端)とアドバイザー兼サポーターのソシオミュゼ・デザイン株式会社代表取締役の田中裕人さん(中央)、当拠点の浦杉地方参事官(左端)
6 有機栽培の古代スペルト小麦
7 無農薬・無堆肥栽培している蓮田
8 ベトナムオーガニック畑の協働耕作のため、技能実習生らに貸出ししている広大な畑地

1 広大な敷地に営農型太陽光発電を導入(枠内右下:千葉エコ・エネルギー株式会社代表取締役の馬上丈司さん(右端)、当拠点の浦杉地方参事官(左端)と大胡総括(中央))
2 太陽光パネルの下で栽培中の“じゃがいも”
3 ハウス設置型のオフグリットソーラーシステムにより充電中のEV車
4 農機具はすべて電動(左上:電動アシスト手押し車 左下:農業用ドローン 右:電動草刈りロボット)
5 近隣に設置された千葉商科大学の営農型太陽光発電にも協力(5月下旬には学生さんによる“かんしょ”の定植を予定)
『蓮葉果紅』は、令和5年11月に農地所有適格法人の許可を取得。千葉市緑区に古民家と約2haの田畑や竹林を購入し、有機農業・環境保全の取組、里山づくりなど地域活性化に向けた空間づくりと自然協働型施設を目指し、自然からの学びに関心がある様々な方々が集っています。
古代種のれんこんを主力に、食料自給率の低い胡麻、調味料や土壌改良のための古代小麦や大豆など様々な作物の無農薬・無堆肥栽培に取組み、また伐採竹のバイオマス活用による再生可能エネルギーの利用も目指しながら環境負荷低減に貢献。
同社は多方面から農業の持つ可能性を模索し、更に外国人やマイノリティ層の自立支援やこども食堂支援を推進するなど、今後より地域に根ざしたコミュニティづくりが期待されます。
『千葉エコ・エネルギー株式会社』は、営農型太陽光発電のスペシャリスト。千葉市緑区に約2800枚の太陽光パネルを設置(千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機)、その下に約1haの農地が広がり、かんしょ、じゃがいも、なす、地元の伝統野菜「土気からし菜」、ブルーベリーなどを栽培。
近年の地球温暖化では、太陽光パネルによる遮光で収穫量が増加した、通常の4分の1の灌水で足りたなどメリットの声も。
圃場では「LEDによる補光実験」、「日射計による気温、湿度、日射量等のデータ収集と生育管理の分析」など各種実証実験を実施中。
自社で発電した電力を電動農機具や施設の電力に活用、災害時には地域の方々に電力供給できる体制づくりを目指しています。持続可能な農業とエネルギーの地産地消の取組など、新たな営農の形がもたらす有益な効果が期待されます。
HOME | 蓮葉果紅 (renyokako.com)
千葉エコ・エネルギー株式会社 (chiba-eco.co.jp)
みどりの食料システム戦略トップページ:農林水産省 (maff.go.jp)
環境への負荷の低減に取り組む農業の紹介
訪問日:2024年4月25日 場所:千葉県千葉市

A:(株)MoWGが取り組む有機栽培の小松菜
B:栽培・経営管理システムや有機農業の取組についての意見交換
C:中央が本川会長、右から3番目が(株)MoWGの山下代表
D:ヒートポンプにCO2発生装置、LEDを組み合わせた栽培ハウス
E:栽培ハウスで採れたイチゴ(とちおとめ、かおり野)
農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を推進しており、今回は、農林水産省農林水産技術会議の本川会長が行った現地視察に、当拠点もご案内いただき参加しました。
(株)MoWG(モーグ)は、千葉県千葉市花見川区畑町等で露地栽培とハウス栽培を展開しています。2018年に新規就農を開始して以来、規模拡大を続け、ハウスの所有は今年中に50棟になる見込みです。有機農業に積極的に取り組んでおり、「みどりの食料システム法」に基づく千葉県内第1号の認定農業者になっています。
千葉市農政センターは、昭和53年に開所した市の機関です。2021年度からは、スマート農業や環境配慮型農業、農業技師の指導力強化を推進しています。燃油使用量削減と二酸化炭素排出量削減をテーマに、電力を動力源とするヒートポンプを活用したイチゴ栽培の実証を行っています。
FarmMoWGファームモーグ | 千葉県千葉市の有機野菜農園 (farm-mowg.co.jp)
千葉市:経済農政局 農政部 農政センター (city.chiba.jp)
みどりの食料システム法について:農林水産省 (maff.go.jp)
令和6年度農地利用集積関連事業担当者説明会が開催
開催日:2024年4月24日 場所:千葉県千葉市(Zoom開催)

a.県教育会館202会議室で説明会に参加した千葉県拠点浦杉地方参事官(関東農政局農村振興部農村計画課伊藤課長補佐、田中農業振興地域係長も出席)、b.地域計画に関連する基本要綱の改正内容等について説明する関東農政局経営・事業支援部担い手育成課の宮園農業組織育成指導官、c.千葉県拠点の会議室でも参事官室職員がZoom視聴で説明会に出席
千葉県及び公益社団法人千葉県園芸協会主催「令和6年度農地利用集積関連事業担当者説明会」が、市町村、農業委員会、土地改良区、県農業事務所等の担当者約220名が教育会館及びZoom開催に出席して開催されました。
千葉県農林水産部農地・農村振興課農地集積推進室の舟塚室長から挨拶を受け、その後、県をはじめ農地集積に係る関係機関の担当者から県内における農地集積の取組状況、「地域計画」策定の進め方、農地中間管理事業や関連事業の具体的な事務の進め方等について説明がありました。また、関東農政局からも、経営・事業支援部担い手育成課の宮園農業組織育成指導官から「地域計画に関連する基本要綱の改正内容等について」と題し、農業経営基盤強化促進法の基本要綱(抜粋)を用いて概略の説明がありました。
千葉県における担い手への農地集積率は29.2%(令和4年度末)であり、全国平均59.5%(同)に比べてかなり低い状況です。当拠点としても、県内すべての地域での令和6年度中の地域計画策定に向け、県内各地での農地の集積が円滑に進み、より一層、農地の適切な利用が図られるよう、関連団体と一体となって推進に取り組んでまいります。
農地利用集積の推進/千葉県 (chiba.lg.jp)
人・農地プランから地域計画へ:農林水産省 (maff.go.jp)
千葉県産の乳製品をもっと食べよう!飲もう!(第1弾)
取材日:2024年4月11日 場所:千葉県若葉区 千葉酪農農業協同組合

a.千葉酪農農業協同組合さんの前に併設されている直売所 b.千葉県産の牛乳等が販売されています!
c.千葉の生乳を使用したアイスクリーム d.地域の農産物もたくさん販売されておりました。 e.店内の様子
関東農政局千葉県拠点では、国内酪農発祥の地である千葉県の酪農家を応援する独自の取組として、「酪援部(酪農応援部)」を立ち上げ、千葉県の酪農をもっと盛り上げようという目的のもと、活動を模索しながら活動をしています!
酪農を盛り上げるためには、乳製品をもっと皆様に消費していただくことが重要と考え、「酪援部」の活動の1つとして、千葉県産の生乳を使用した美味しい乳製品とその販売店をご紹介してきたいと思います。
第1回目として、千葉酪農農業協同組合さん(以下、千葉酪農協さん)を訪問しました。
千葉市若葉区の御成街道沿いに、千葉酪農協さんとその販売店があり、お店の中には千葉県産の牛乳はもちろん、ヨーグルトや多種多様な味が楽しめるアイスクリーム、そして地元で生産された新鮮で季節によって変わる農産物が販売されております。是非、皆様もお近くに来られた際は寄ってみてはいかがでしょうか!
今後も県内産の生乳を使用した乳製品をご紹介させていただきたいと考えております。
皆さんで千葉県の酪農を応援しましょう!!
令和5年度第3回「佐倉市オーガニックビレッジ推進部会」が開催
開催日:2024年3月22日 場所:千葉県佐倉市

写真:『佐倉市有機農業実施計画』の目標達成状況、今後の具体的な取組等について活発な質疑応答、意見交換がなされた会議の模様。背景は当日の佐倉市役所で花を開いていた桜。庁舎入口では”桜市役所(佐倉市役所)”の看板が目を引きます。
会議では先ず、佐倉市有機農業実施計画(令和5年3月策定)において設定していた5年後の目標値に対し、いずれもこの1年間で概ね達成されている旨の報告がなされました。この結果に係る情報の収集・整理、検証を深めることで、今後更なる推進につながることでしょう。
令和6年度事業計画案では「有機農産物流通システムの実証」や「有機農業者(減農薬・減化学肥料等の環境負荷低減に取り組む者を含む)のグループ化」が盛り込まれており、機能的な同システムの構築、グループ『佐倉市環境保全型農業を進める会(仮称)』創設がもたらす有益な効果が期待できます。
当拠点は千葉県庁らとともにオブザーバーとして令和6年度も引き続き同部会に参画し、各種取組の進展をサポートしていきます。
令和5年度第3回佐倉市オーガニックビレッジ推進部会の開催 (sakura.lg.jp)
オーガニックビレッジのページ:農林水産省 (maff.go.jp)
千葉県を有機の里に ! ! 農産物流の在り方と発展可能性を探る
開催日:2024年3月21日 場所:千葉県市原市~いすみ市~市原市

A:昨日までとは違い一日を通して素晴らしいお天気に恵まれた当日。朝10時、小湊鉄道五井駅(背景、右下)に集合。2両編成の「さと山号」に心地よく揺られての列車行は、美しく表情豊かな沿線の景色を眺めながら、マイクロバスへの乗り換え地点、里見駅(右上)まで進んで行きます。途中の上総牛久駅と上総鶴舞駅では下車し、菜の花畑や"アートのまち"市原市ならではの個性的な作品、建築物が愉しい駅周辺を散策。


B:いすみ市深谷に所在するつるかめ農園に到着。自然栽培米のおにぎり(D)を美味しく頂きながら、同園代表の鶴渕ご夫妻と、住み込み農業研修生の方からお話を伺いました。C:ほ場整備で生産性が大きく改善されたほ場が広がる。お米づくり体験、学習の機会の提供を通じて、自然と共にある農業の普及・継承にも注力されています。
E:続いて訪れたのは、海岸線に平行して南北約2kmも細長く連なる同市岩船の谷地全域を手掛ける千葉農林水産(株)。同社代表の白石さんや社員の方から、地区最上部にあるため池地点等でお話を伺いました。
F:ため池堤体天端から農地を見晴らせます。多くが荒廃していた約17haの農地はほ場整備で生まれ変わり、お米を軸とした輪作、一部で果樹栽培にも挑戦しながら全て自然栽培で取り組まれています。
E:続いて訪れたのは、海岸線に平行して南北約2kmも細長く連なる同市岩船の谷地全域を手掛ける千葉農林水産(株)。同社代表の白石さんや社員の方から、地区最上部にあるため池地点等でお話を伺いました。
F:ため池堤体天端から農地を見晴らせます。多くが荒廃していた約17haの農地はほ場整備で生まれ変わり、お米を軸とした輪作、一部で果樹栽培にも挑戦しながら全て自然栽培で取り組まれています。



G:現地視察の余韻に浸りつつ、皆を乗せたマイクロバスは17時、五井駅に帰還。小湊鉄道(株)が同駅に併設するおしゃれカフェ「こみなと待合室」にて意見交換会に突入。H:進行役はちばだん事務局長の徳江さん。I:小湊鉄道(株)副社長の石川さんから、手作りスライドを用いて自社の取組、鉄道やバス路線を活用した物流の発展可能性等についてプレゼン。J:自社の生産や商品開発・販売について紹介する市原市の有機農業者、(株)ONE DROP FARM代表の豊増さん。K:館山市を本拠点として、共同配送便やさいバスによる流通等々自社の多角的、革新的な事業展開について紹介する(株)ベジタスグループ監査役の安西さん。L:語り合う時間の進みは早く、フィナーレでの記念撮影後も、散会を惜しみながら19時のカフェ閉店まで皆さん互いの交流は続けられました。
千葉県有機農業推進協議会の主催、”有機の里づくり”千葉県団体連絡会(通称:ちばだん)の共催による「農場見学と地域物流を考える意見交換会」 {イベントチラシ(PDF : 625KB)} に参加してきました。
出発は《小湊鉄道》の西端の起終点、五井駅(市原市)。[いずれもローカル色満点の同鉄道と、東端の起終点、大原駅(いすみ市)から延びる《いすみ鉄道》は、内陸の上総中野駅(大多喜町)で接続。]
本日の見学先であるいすみ市をはじめとした外房地域にも有機栽培、自然栽培に取り組む農業者は多く、地域内外に向けた物流手段の構築が望まれています。
その観点から、大きな可能性が期待される実際の列車で外房を目指し、意欲的な農家さん方を訪ね、そして互いに語り合いましょうという、実に趣向の凝らされた、濃く深い内容のイベントでありました。
1件目の訪問先は、10年以上前から農薬や肥料を使わない「自然栽培」でお米づくりに取り組んでいる【つるかめ農園】。代表の鶴渕ご夫妻らから取組状況や今後の展望等を伺い、ほ場も案内いただきました。自然栽培米を使用したおにぎり、ご馳走様でした。
2件目は、谷地の荒廃農地を再生させた約17haの農地で自然栽培による稲作や畑利用作物、果樹等に挑戦している【千葉県農林水産(株)】。代表の白石さんらから、集落各戸とよく話し合い、集落全体で除草剤を使わないよう合意した等の逸話や、これからの更なる経営展開などについてお聞きし、ほ場、ため池の案内もしていただきました。 ここでの成功は、県内無数にある類似地形での環境保全型農業の普及、発展に向けて光りを当てるものになるでしょう。
そして周遊の旅もいよいよクライマックス。皆を乗せたマイクロバスは夕刻、本日の出発点である五井駅に戻り、小湊鉄道(株)が手掛けるカフェ”こみなと待合室”にて意見交換会。現地でお世話になったばかりの鶴渕ご一家もご参加。本日のテーマに関わる複数のキーパーソンからのプレゼンのあと、参加者皆さん方が自由に意見、語り合い、気が付けば同カフェの閉店時間である19時に!
本日参加の個人、団体の方々はどなたも有機栽培、自然栽培を始めとした環境負荷低減に資する農業、流通・販売に関心を寄せ、それぞれの立場で有意義な取り組みをされています。当拠点は今後もこのような皆さんとのつながり、協力関係を大切にしていきたい思います。
千葉県有機農業推進協議会 (food-trust.jp)
”有機の里づくり”千葉県団体連絡会(ちばだん) (chiba-organic.life)
環境保全型農業関連情報:農林水産省 (maff.go.jp)
千葉県有機農業推進協議会の主催、”有機の里づくり”千葉県団体連絡会(通称:ちばだん)の共催による「農場見学と地域物流を考える意見交換会」 {イベントチラシ(PDF : 625KB)} に参加してきました。
出発は《小湊鉄道》の西端の起終点、五井駅(市原市)。[いずれもローカル色満点の同鉄道と、東端の起終点、大原駅(いすみ市)から延びる《いすみ鉄道》は、内陸の上総中野駅(大多喜町)で接続。]
本日の見学先であるいすみ市をはじめとした外房地域にも有機栽培、自然栽培に取り組む農業者は多く、地域内外に向けた物流手段の構築が望まれています。
その観点から、大きな可能性が期待される実際の列車で外房を目指し、意欲的な農家さん方を訪ね、そして互いに語り合いましょうという、実に趣向の凝らされた、濃く深い内容のイベントでありました。
1件目の訪問先は、10年以上前から農薬や肥料を使わない「自然栽培」でお米づくりに取り組んでいる【つるかめ農園】。代表の鶴渕ご夫妻らから取組状況や今後の展望等を伺い、ほ場も案内いただきました。自然栽培米を使用したおにぎり、ご馳走様でした。
2件目は、谷地の荒廃農地を再生させた約17haの農地で自然栽培による稲作や畑利用作物、果樹等に挑戦している【千葉県農林水産(株)】。代表の白石さんらから、集落各戸とよく話し合い、集落全体で除草剤を使わないよう合意した等の逸話や、これからの更なる経営展開などについてお聞きし、ほ場、ため池の案内もしていただきました。 ここでの成功は、県内無数にある類似地形での環境保全型農業の普及、発展に向けて光りを当てるものになるでしょう。
そして周遊の旅もいよいよクライマックス。皆を乗せたマイクロバスは夕刻、本日の出発点である五井駅に戻り、小湊鉄道(株)が手掛けるカフェ”こみなと待合室”にて意見交換会。現地でお世話になったばかりの鶴渕ご一家もご参加。本日のテーマに関わる複数のキーパーソンからのプレゼンのあと、参加者皆さん方が自由に意見、語り合い、気が付けば同カフェの閉店時間である19時に!
本日参加の個人、団体の方々はどなたも有機栽培、自然栽培を始めとした環境負荷低減に資する農業、流通・販売に関心を寄せ、それぞれの立場で有意義な取り組みをされています。当拠点は今後もこのような皆さんとのつながり、協力関係を大切にしていきたい思います。
千葉県有機農業推進協議会 (food-trust.jp)
”有機の里づくり”千葉県団体連絡会(ちばだん) (chiba-organic.life)
環境保全型農業関連情報:農林水産省 (maff.go.jp)
《農福連携》生活クラブ虹と風のファームを訪ねて~ユニバーサル農業の実践~
訪問日:2024年3月19日 場所:千葉県八街市



A:管理の行き届いた広大な畑地のただ中で。生活クラブ虹と風のファーム・生活クラブ風の村農仲舎八街相談役の田邉樹実さん(中央左)、同ファーム農場長で農仲舎八街所長の橋口卓弥さん(中央右)と、当拠点の筧(右端)、佐藤(左端)。
B:当省の農山漁村振興交付金[の内の農福連携整備事業]を活用した農業用出荷施設兼保管施設。施設内には野菜乾燥機を備え、聖護院だいこんを使用した「切り干し大根」や有機バナナの規格外品(B級)を使用した「バナナチップス」等を製造。今後は惣菜製造業の許可も視野に、多目的トイレや休憩場も整備。
C:ほ場の一角に設置された営農型太陽光発電 “八街発電所ふぁそらん”。
D:障害者就労継続支援B型事業所である農仲舎八街の事務所兼作業所(左。大谷石で出来てる!)と、敷地内の精米所(右)。
E:訪問日前日の八街名物「やちぼこり」の光景(車中から)。
『生活クラブ虹と風のファーム』は、社会福祉法人生活クラブ<風の村>と生活クラブ生協千葉<虹の街>で共同運営。FEC自給圏づくり(F:食べ物、E:エネルギー、C:福祉)とユニバーサル農業づくりでローカルSDGsを推進。
<風の村>では、食を支える農業と働き辛さを抱えた方たちを繋ぐ農福連携※の取組として「農仲舎八街」を設立。農産物の栽培や出荷作業等による就労支援事業を運営。
<虹の街>では、エネルギー自給を目指して営農型太陽光発電を設置し、発電と農作物で太陽光をシェア。転換期間中の有機栽培を実施。
同ファームでは「ローカルSDGs八街構想」検討プロジェクトを進行中。今後一層多くの人々を引き寄せ、持続可能な生産と消費を実現し、より活性化した地域づくりの進展が期待されます。
※農福連携とは、障害者の方が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組。
生活クラブ千葉 (seikatsuclub.coop)
生活クラブ風の村農仲舎八街 (kazenomura.jp)
農福連携の推進:農林水産省 (maff.go.jp)
スマート農業実証プロジェクト「畑作技術検討会」 ~関東の畑作におけるスマート農業技術の活用と展開~
開催日:2024年3月5日 場所:千葉県香取郡神崎町

A:開会挨拶する国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(通称:農研機構)中日本農業研究センターの鈴木所長。
B:講師の説明を熱心に聴く会場参加者の皆さん。
C:会場参加者とオンライン参加者との総合討議の様子。
D:会場ロビーでのパネル展示の様子。

農研機構中日本農業研究センターが主催[共催:神崎町]したこの検討会は、令和元年度に開始された「スマート農業実証プロジェクト」の中から、関東地域で取り組まれた畑作に関する課題について、生産量の維持・増加、省力化や栽培管理の効率化への取組成果に関する講演、スマート農業の導入事例や経営改善の報告、情報提供、そして全体討議で構成されており、会場とオンラインで計131名が参加しました。
自動走行トラクターやドローンを活用した省力化、AIを活用した効率化等についての農研機構や農業法人、企業から報告等に対し、質疑応答や討論も活発に行われ、スマート農業技術への関心、期待の大きさを実感しました。
スマ農成果ポータル | スマート農業実証プロジェクト (naro.go.jp)
スマート農業実証プロジェクト | スマート農業実証プロジェクト (naro.go.jp)
スマート農業:農林水産省 (maff.go.jp)
「スマート農業実証プロジェクト」について:農林水産技術会議 (maff.go.jp)
オーガニック学校給食フォーラムちば~千葉県を有機の里にするために~
開催日:2024年2月29日 場所:千葉県千葉市


A:農業者や事業者、自治体、団体、一般消費者など多くの方々が来場した京葉銀行αガーデンホールの様子。左上枠内は『ちばだん』が展開する千葉県産オーガニック食品《まるかじりちば》の販売コーナー。右上枠内は受付作業の合間に笑顔を弾かせる『ママ♡エンジェルス』千葉チームの皆さん。
B:左から、開会挨拶:全国有機農業推進協議会理事長や全国オーガニック給食協議会副代表理事も務める千葉県有機農業推進協議会会長で『ちばだん』副理事長の下山久信さん、趣旨説明:『ちばだん』事務局長の徳江倫明さん、情報提供・取組報告等:全国有機農業推進協議会理事の高橋優子さん、木更津市教育委員会学校給食課長の清水佐知子さん、当拠点地方参事官の筧、閉会挨拶:『ちばだん』理事長の池田徹さん。
C:各登壇者による全体ディスカッションの始まり。ここからは佐倉市内の有機農業者、菊間秋彦さん(枠内)も加わった。
◇また、「オーガニック給食を全国に実現する議員連盟」の共同代表のお一人である川田龍平参議院議員も本フォーラムの最初から最後までご参加。

『千葉県有機農業推進協議会』が主催[共催:“有機の里づくり”千葉県団体連絡会(通称:ちばだん)、ママ♡エンジェルスTEAM2600万日本オーガニック給食協議会、協力:京葉銀行]したこのフォーラムは、全国レベルや千葉県内自治体でのオーガニック給食、オーガニックビレッジの取組等についての報告、情報提供と、それを受けての全体ディスカッションで構成{次第詳細}。
次代を担う子供達に、学校給食を通して農業、自然環境保全の大切さを伝えるとともに、ここ千葉を希望あふれる有機の里として成長させるために、皆が智慧を出し合い、力を合わせて実践し続けていこう。そんな意思、気持ちを共有できた、貴重な機会となりました。
千葉県有機農業推進協議会 (food-trust.jp)
”有機の里づくり”千葉県団体連絡会(ちばだん) (chiba-organic.life)
ママ♡エンジェルスTEAM2600万日本オーガニック給食審議会 (peraichi.com)
オーガニックビレッジのページ:農林水産省 (maff.go.jp)
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~:農林水産省 (maff.go.jp)
この春はずせない絶景のロケーション!南房総のお花畑
撮影日:2024年2月27日 場所:千葉県南房総市




上4枚:南房総市千倉町千田、下4枚:南房総市千倉町白間津のお花畑。
※ 立て看板にあるとおり「ちくらの花畑インスタフォトコンテスト2024」が3月24日(日曜日)まで応募受付中です。詳しくは以下のリンクから!




毎年のこの季節、房総フラワーライン沿いに広がるお花畑は圧巻の光景。
冬季でも暖かく、降霜のない地域特性も相まって大正時代から露地栽培が盛んです。色とりどり、幾種類もの花々が絢爛かつ整然と栽培され、目で見て楽しむのはもちろん、お店の方と談笑しつつ自分好みのお花摘みができるところが大きな魅力!
新鮮で生命力に満ちた切り花たちは、お家や、オフィスを何日にもわたって華やぎ、見る者の心を癒してくれます。大切な方への贈り物としても打ってつけですね。
ちくらの花畑インスタフォトコンテスト2024 開催について | 道の駅ちくら 潮風王国 (shiokaze-oukoku.jp)
花き|旬鮮図鑑/千葉県 (chiba.lg.jp)
令和5年度第2回『学校給食用パン品質調査』が実施されました
開催日:2024年2月14日 場所:千葉県千葉市





上段:食パンの焼色、形などの確認
中段:香と味の確認
下段:特殊パンの弾力、なめらかさなどの確認
(公財)千葉県学校給食会では、学校給食用パンの品質向上を図ることを目的として年2回、同給食会が指定する委託加工工場で製造されたパンについて、専門家の指導・助言を受ける形で品質調査を実施しています。毎年度、当拠点にもご案内いただき、参加しています。
今回は、各工場から調査用に提供された食パン12種及び特殊パン(黒糖パン、テーブルロール、さつまいもパン、ミルクロール、はちみつパン)11種について、審査員2名が「学校給食用パン採点基準」により外観(焼色、形均整、皮質など)、内相(すだち、色相、触感、香、味)を審査しました。
調査後に審査員からは「食パン及び特殊パンともに品質が安定しており、各工場間での品質差もなく、ソフトで食感が良く味も良い。学校側からの『ソフトなパンを』との要望にしっかり応えている。2月は寒く乾燥する時期で、パン作りの環境としては難しいが、引き続き品質の維持をお願いしたい。」旨の審査概評が報告されました。
公益財団法人 千葉県学校給食会 (cgk.or.jp)
中段:香と味の確認
下段:特殊パンの弾力、なめらかさなどの確認
(公財)千葉県学校給食会では、学校給食用パンの品質向上を図ることを目的として年2回、同給食会が指定する委託加工工場で製造されたパンについて、専門家の指導・助言を受ける形で品質調査を実施しています。毎年度、当拠点にもご案内いただき、参加しています。
今回は、各工場から調査用に提供された食パン12種及び特殊パン(黒糖パン、テーブルロール、さつまいもパン、ミルクロール、はちみつパン)11種について、審査員2名が「学校給食用パン採点基準」により外観(焼色、形均整、皮質など)、内相(すだち、色相、触感、香、味)を審査しました。
調査後に審査員からは「食パン及び特殊パンともに品質が安定しており、各工場間での品質差もなく、ソフトで食感が良く味も良い。学校側からの『ソフトなパンを』との要望にしっかり応えている。2月は寒く乾燥する時期で、パン作りの環境としては難しいが、引き続き品質の維持をお願いしたい。」旨の審査概評が報告されました。
公益財団法人 千葉県学校給食会 (cgk.or.jp)
食べるって生きる!! -食で育む生きるチカラ-〖Neo食育講演会〗@船橋
開催日:2024年2月11日 場所:千葉県船橋市




A:参加者の皆さんが続々来場する船橋市勤労市民センターのホールの様子。3つの枠内は左から、会冒頭に順に来賓挨拶する当拠点地方参事官の筧、船橋市健康福祉局健康部地域保健課長の高橋和彦さん、千葉県議会議員の野田剛彦さん。
B:食育とオーガニックを中心にひとり出版で活動する編集人。漫画「美味しんぼ」101巻”食の安全”をコーディネート。「や組」代表のメディアプロデューサーで、「さいきオーガニックアドバイザー」も務める山口タカさんによる講演《食育とオーガニックの親和性》。
C:テレビでもおなじみの”食の探究者”。(学)服部学園理事長・服部栄養専門学校校長であり、当省の「食育推進会議」委員・ 「食育推進評価専門委員会」座長も務めていただいている服部幸應さんによる講演《食育は家庭教育・学校教育・社会教育》。
D:トークセッション《食で育む生きるチカラ》の模様。右から、コーディネーター役の「ママ♡エンジェルス千葉」代表の和田香織さん、山口さん、服部さん、「ママ♡エンジェルス本部」スーパーバイザーの田中真希ユレナさん、「ママ♡エンジェルス千葉」金丸涼子さん。
B:食育とオーガニックを中心にひとり出版で活動する編集人。漫画「美味しんぼ」101巻”食の安全”をコーディネート。「や組」代表のメディアプロデューサーで、「さいきオーガニックアドバイザー」も務める山口タカさんによる講演《食育とオーガニックの親和性》。
C:テレビでもおなじみの”食の探究者”。(学)服部学園理事長・服部栄養専門学校校長であり、当省の「食育推進会議」委員・ 「食育推進評価専門委員会」座長も務めていただいている服部幸應さんによる講演《食育は家庭教育・学校教育・社会教育》。
D:トークセッション《食で育む生きるチカラ》の模様。右から、コーディネーター役の「ママ♡エンジェルス千葉」代表の和田香織さん、山口さん、服部さん、「ママ♡エンジェルス本部」スーパーバイザーの田中真希ユレナさん、「ママ♡エンジェルス千葉」金丸涼子さん。
ママ♡エンジェルス千葉県オーガニック給食審議会が主催(後援:関東農政局・船橋市・特定非営利活動法人NPO日本食育インストラクター協会)したこのイベントは、前半が山口タカさん、服部幸應さんによる【講演会】、後半がお二人と会場を交えた【トークセッション】という構成{イベントチラシ(PDF : 2,373KB)}。今回も会場には様々な年代、立場の方々が多数参加されました。
《食育》の必要性や《選食、共食》の大切さなどについてのお話をじっくり拝聴した会場参加者からは、「家庭ではどのような食生活をしていけば良いのか(米農家)」、「学校でできること、教育現場向けのメッセージを(学校教諭)」、「食事に対する感謝の気持ちを持つには(保育園栄養士)」など積極的な質疑、感想がいろいろと出され、お二人からは、本来の美味しさを知ってもらう子供の味覚づくり、農業体験や料理づくりなどプレーヤーになっての意識作りの大切さ、情報の受発信と収集の必要性などが語られました。
同審議会の皆さんは、本イベントのように誰もが気兼ねなく学び、考えることのできる場の企画・提供や、様々な立場の方々との対話・提案を同じ課題意識を共有する全国のママ♡エンジェルスメンバーと協働しながら一生懸命、生き生きと活動の幅を広げています。今後更なる飛躍(大暴れ!?)に目が離せません。
ママ♡エンジェルス TEAM2600万 (mama-angels.com)
食育の推進:農林水産省 (maff.go.jp)
(一社)千葉県農業協会・農林中央金庫千葉支店共催の「春の交流会」が盛大に開催
開催日:2024年1月30日 場所:千葉県成田市



◆パネルディスカッションの模様。右から各パネリスト:食育ネット(株)代表取締役の浅野美希さん、アクセンチュア(株)シニア・マネージャーの小栗史也さん〔農林水産物・食品輸出プロジェクト(GFP)事務局員〕、千葉県農林水産部生産流通戦略担当部長の﨑山一さん、(株)芝山農園代表取締役の篠塚佳典さん〔協会理事〕、(株)アグリスリー代表取締役の實川勝之さん〔協会会長〕、そしてファシリテーター:(株)ONE DROP FARM代表取締役の豊増洋右さん〔協会副会長〕。
◆下段枠写真は開会挨拶する實川会長(左)と農林中央金庫千葉支店支店長の湯山弘二さん(右)。
成田市内のホテルを会場に、(一社)千葉県農業協会と農林中央金庫千葉支店が共催する「令和6年春の交流会、新春賀詞交換会」が、同協会員はじめ企業、団体、行政等の関係者約90名が参加して盛大に催されました。
《千葉から世界へ!今年から始めるグローバル化戦略》と題したパネルディスカッションでは、各パネリストから輸出の現状や取組の紹介、国際空港・海港を活用しやすい千葉県の優位性を活かした「千葉ブランド」としての産地形成やマーケットインの発想の必要性など、多岐にわたるメッセージがあり、県内の生産者や事業者が「輸出」を経営上の選択肢として意識するためのよい機会となりました。
当拠点からは当省、各農政局の輸出促進に関する支援体制の充実振りを紹介するとともに、「ぜひぜひ、何でもご相談下さい!」と強くお伝えしました。
一般社団法人 千葉県農業協会 (caajapan.jp)
輸出・国際:農林水産省 (maff.go.jp)
『アグリサポーターズちば』の令和5年度研究協議会が開催
開催日:2024年1月25日 場所:千葉県教育会館

【背景】更なる農業教育の充実、農業人材の育成に向けて検討がなされた会議の模様
【右上】会の進行を主導した『アグリサポーターズちば』の伊藤周会長(千葉県農業教育拠点校:県立茂原樟陽高校校長)
【左上・下】自校での取組や更なる展望、各機関への要望等について発言する先生方
【右下】「みどり戦略学生チャレンジ」への勧誘等をする当拠点の佐藤
県内の農業関係高校をはじめとする各教育機関の長、行政機関及び諸団体の幹部等で構成される「農業関係高校人材育成支援組織『アグリサポーターズちば』」(通称「アグサポ」)の研究協議会が開催されました。
令和5年度の活動実施報告に続き、《次年度以降、アグサポとして何ができるか、何をすべきか》といった大きなテーマで意見交換がなされ、各会員としての取組状況や具体的な支援策の紹介、会員相互の連携や情報の収集・発信の重要性、アグサポの存在意義などについて積極的なやり取りがありました。
当拠点からは「みどり戦略学生チャレンジ」の宣伝をはじめ、農業教育に関する当省支援施策の説明、「新・農業人ハンドブック2023」、広報誌「aff(2023.7月号:特集はばたけ!農業高校生)」の配布、紹介を行いました。
新規就農の促進:農林水産省(maff.go.jp)
学生チャレンジ:関東農政局(maff.go.jp)
みどり戦略学生チャレンジ:農林水産省(maff.go.jp)
【右上】会の進行を主導した『アグリサポーターズちば』の伊藤周会長(千葉県農業教育拠点校:県立茂原樟陽高校校長)
【左上・下】自校での取組や更なる展望、各機関への要望等について発言する先生方
【右下】「みどり戦略学生チャレンジ」への勧誘等をする当拠点の佐藤
県内の農業関係高校をはじめとする各教育機関の長、行政機関及び諸団体の幹部等で構成される「農業関係高校人材育成支援組織『アグリサポーターズちば』」(通称「アグサポ」)の研究協議会が開催されました。
令和5年度の活動実施報告に続き、《次年度以降、アグサポとして何ができるか、何をすべきか》といった大きなテーマで意見交換がなされ、各会員としての取組状況や具体的な支援策の紹介、会員相互の連携や情報の収集・発信の重要性、アグサポの存在意義などについて積極的なやり取りがありました。
当拠点からは「みどり戦略学生チャレンジ」の宣伝をはじめ、農業教育に関する当省支援施策の説明、「新・農業人ハンドブック2023」、広報誌「aff(2023.7月号:特集はばたけ!農業高校生)」の配布、紹介を行いました。
新規就農の促進:農林水産省(maff.go.jp)
学生チャレンジ:関東農政局(maff.go.jp)
みどり戦略学生チャレンジ:農林水産省(maff.go.jp)

令和6年 初日の出
撮影日:2024年1月1日(掲載日:1月22日) 場所:千葉県銚子市≪犬吠埼≫ほか

人も自然もよろこぶ しあわせ食のおはなし〖食べるって生きる!! 上映会+トークセッション〗@船橋
開催日:2024年1月7日 場所:千葉県船橋市

背景:たくさんの方々が参加された船橋市勤労市民センターホール内の様子。上段(・右下):トークセッションの模様。右から、"田んぼソムリエ"の林鷹央さん、「NPO法人メダカのがっこう」理事長の中村陽子さん、鴨川自然王国でスローライフを満喫するシンガーソングライター"半農半歌手"のYaeさん、コーディネーターを務める「ママ♡エンジェルス千葉」代表の和田香織さん。下左:ラストパートはYaeさんの生LIVE!会場全体が酔い痴れます。中左:来賓挨拶する当拠点筧地方参事官。
ママ♡エンジェルス千葉県オーガニック給食審議会が主催(後援:船橋市、関東農政局)の今イベントは第1部が『いただきます2 ~ここは、発酵の楽園~ の上映会』、第2部が『3人の実践者と参加者でつくる歌とトークのスペシャルセッション!』という構成{イベントチラシ(PDF : 1,016KB)}。広い会場には老若男女、「食」への関心が深い多くの皆さんが足を運びました。
林さんからは農村における自然生態系の尊さ等について歌や自作の絵・イラストを用いてのユーモア溢れるお話が、中村さんは身体と心の健康は食事から、環境と安全な食料を次世代に残すことの大切さについて豊富なご経験を踏まえて語られ、Yaeさんからは自然に寄り添い農を取り入れながらの豊かなスローライフについての紹介などがあり、会場からは各スピーカーへの質問や相談等が活発に行われ、終始濃密なセッションとなりました。
そしてラストパートでは3曲、Yaeさんからの歌声が誰の心にも響きわたり、心地よい余韻に浸りつつ会はフィナーレを迎えました。
同審議会では、この2月にも同じく船橋市や鎌ヶ谷市でも同様趣旨のイベント(いずれも関東農政局ほかが後援)を開催されます。いずれもまた多くの方々がご参加されますようにお祈りします。
ママ♡エンジェルス TEAM2600万 (mama-angels.com)
食育の推進:農林水産省 (maff.go.jp)