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農林水産省

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停電や断水、大雨による浸水に遭われた地域の皆様へ~食中毒に注意しましょう~

作成日:令和8年9月8日


大きな地震が発生すると停電や断水となることがあります。また、近年、気候変動の影響等により、水災害が激甚化・頻発化し、台風や大雨による停電や浸水の被害が全国各地で発生しています。
停電では食品を適切な低温に保つことが難しく、また、浸水した地域では、河川や下水からあふれ出た水や泥に細菌、ウイルス、寄生虫などのほか、薬品や油などの化学物質が含まれることがあります。
災害時はトイレや病院にすぐに行けない等、普段どおりの対応ができないことがあります。加えて、避難所などでは多くの人が限られた施設を共同で利用するため、食中毒や感染症が発生しやすくなります。復旧作業や片づけで忙しいと思いますが、災害時には食中毒にかからないよう、いつもよりさらに気をつけて、健康を守りましょう。

1.停電後の冷蔵・冷凍食品に注意

電気が復旧するまで、冷蔵庫の開閉は最小限にしましょう。
停電により冷蔵庫・冷凍庫が長時間止まっていた場合、中の食品が傷んでいる可能性があります。
低温が保持できる時間(扉を開けない場合)は、冷蔵庫で約4時間、冷凍庫で約1~2日間と言われています(あくまで目安であり、気温や中の食品の量により変わります。)。

  • 傷みやすい肉・魚・惣菜などは上記の目安時間を超えたら廃棄する
  • 完全に溶けた冷凍食品を再び凍らせるのは避ける
  • 要冷蔵・要冷凍の食品で、保存温度が適正に保てなかった食品は食べずに処分する

2.浸水した食品は食べないでください

浸水した水には、汚水や泥、細菌などが含まれています。次のような食品が浸水又は浸水した可能性がある場合には食べずに処分してください。

  • 冷蔵、冷凍保存が必要な食品
  • 生で食べる野菜・果物(洗っても中まで汚染されている場合があります)
  • 調理済みの食品(保存容器の隙間や袋の口から水がしみ込んでいる場合があります)
  • ねじ蓋、プルトップ、瓶、紙容器の食品(未開封でも隙間まで完全に洗浄できないため廃棄します)
  • 缶詰・レトルト食品のうち、容器が変形・膨張・破損しているもの

一見無事に見えても、わずかな隙間から汚れた水が入り込むことがあります。
「もったいない」と思っても、浸水した食品は思い切って処分しましょう。
少しでも「あやしい」と思ったら、食べない・飲まないことが大切です。

3.飲み水・調理に使う水に注意

  • 断水・浸水後の水道水は、自治体からの「飲用可」の情報を確認してから使う
  • 井戸水は、浸水により汚染されているおそれや地震により水質が変化するおそれがあるため、水質検査を受けるまで飲用・調理に使わない

井戸水の安全確認については、お住まいの自治体(保健所)にご相談ください。

4.浸水した調理器具、食器類の消毒

浸水した水に触れた又は触れた可能性がある調理器具、食器類は、細菌などが付着している可能性があります。使用する前に、必ず洗浄し、消毒又は熱湯消毒を行いましょう。

  • 浸水した食器・鍋・包丁・まな板などは、洗剤でよく洗い、汚れをしっかり落とす
  • 洗った後、0.02%に希釈した次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)に5分間漬けるか、次亜塩素酸ナトリウムを含ませた布で拭いて消毒する
  • 材質などにより、次亜塩素酸ナトリウムが使用できない場合は、アルコール、 塩化ベンザルコニウムを使用する
  • 熱湯消毒する場合は、80度の熱水に10分間漬ける
  • 消毒後は、清潔な水ですすぎ、よく乾燥させる

消毒薬は、商品の表示に従って適切な濃度で使用しましょう。
傷みがひどい器具や、ひび割れ・欠けのある食器は思い切って処分しましょう。

5.浸水した食器棚、収納の取り扱い

浸水した食器棚、収納は、内部や隙間まで水や泥が入り込んでいるため、中の物をすべて取り出して丁寧に洗浄・消毒しましょう。

  • 棚板や引き出しなど取り外せる部分は取り外して、水と洗剤で汚れを洗い流す。雑巾などで水拭きした後、よく乾燥させる
  • 乾燥後、0.1%に希釈した次亜塩素酸ナトリウムを含ませた布でよく拭いて消毒する
  • 材質などにより、次亜塩素酸ナトリウムが使用できない場合は、アルコール、 塩化ベンザルコニウムを使用する
  • 消毒・乾燥が済むまで、食器や調理器具を元に戻さない

消毒薬は、必ず泥や汚れを取り除いた後で使用します。清掃が不十分だと、消毒の効果を発揮できません。
消毒薬は、商品の表示に従って適切な濃度で使用しましょう。

6.手洗いをしっかりと

片づけ作業や調理の前後は、こまめに手を洗いましょう。

  • 調理の前、食事の前、トイレの後、片づけ作業の後は必ず手を洗う
  • 石けんと流水で洗うのが理想ですが、水が十分に確保できない場合は、おしぼりやウェットティッシュ等で汚れをしっかりと拭きとったあと、アルコール消毒剤をもみ込む
  • 片づけ作業では、手袋・長靴・マスクなどを着用し、けがや感染を防ぐ
  • 調理器具・食器は、洗浄後によく乾燥させ、清潔に保つ


本ページは食中毒予防の一般的な注意点をまとめたものです。

個別の状況や食品事業者の方は、必ずお住まいの自治体・保健所の案内をご確認ください。

参考リンク

お問合せ先

消費・安全局食品安全政策課

担当者:情報発信企画・評価班
代表:03-3502-8111(内線4474)
ダイヤルイン:03-3502-5719

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