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農林水産省

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プレスリリース

「みどり加速化GXプラン」を決定しました!

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令和8年6月25日
農林水産省
~GX投資の拡大と適応策・有機農業の加速化~


〇本日、「みどり加速化GXプラン(通称:MIDORI BOOST)」を決定。


農林水産省は、6月25日(木曜日)に農林水産大臣を本部長とする「みどりの食料システム戦略本部」の第18回会合を開催し、「みどり加速化GXプラン(通称:MIDORI BOOST)」を決定しました。
会議資料は、農林水産省のウェブサイトで公開しています。

1.概要

 「みどりの食料システム戦略」の策定から5年が経過しました。この間、食料・農林水産分野において、環境負荷低減の取組は着実に進展し、社会全体におけるGXの進展も相まって、企業からの関心が高まっています。⼀⽅で、気候変動による影響の深刻化や国際情勢の変化により、農林水産業の持続性の確保に向けた課題が顕在化しています。

 こうした状況に対応していくため、食料システムに関わる多様な専門家の意見を踏まえ、食料・農業・農村基本計画に基づき2030年までを目途に集中的に取り組むべき施策を「みどり加速化GXプラン(通称:MIDORI BOOST)」として取りまとめました。

2.内容

 みどり加速化GXプランは、GX投資の呼び込み等を横断的課題として、また、みどり戦略を加速化すべく、気候変動への適応策強化および国際情勢の不安定化への対応等を個別施策の強化として位置付けています。

 GX投資の呼び込みについては、食・農分野の環境負荷低減の取組に対する民間企業等からの関心を投資に結びつけ、生産現場の所得向上に繋げ、「稼げる農林水産業」の実現を目指します。このため、特に、重要技術や市場規模の見通しの可視化、案件形成の促進、資金調達優良事例の横展開等を進めていく方針です。

 また、気候変動への適応策強化は、高温耐性品種の開発・普及や、地域計画や土地改良事業とも連携した産地単位での取組の導入等を推進します。

 更に、国際情勢の不安定化への対応は、有機JAS認証や地域の関係者の参画を通じた有機農業の面的拡大や、農山漁村における国産バイオマス・再エネの新たな活用等を進め、国際情勢に左右されない食料生産の確保に向けた取組を強化することとします。

 こうした取組を通じ、環境価値が付加された食品等を「サステナブルフード」として、消費者への普及を図り、さらなる投資の呼び込みを目指していきます。 

みどり加速化GXプランの概要及び本文は次のとおりです。
みどり加速化GXプラン(概要)(PDF : 974KB)
みどり加速化GXプラン(本文)(PDF : 3,097KB)

「みどり加速化GXプラン」の位置付けを示した図。2021年の戦略策定から2050年の実現まで、時系列と課題領域を整理したロードマップ。 タイトルは「はじめに『みどり加速化GXプラン』の位置付け」(MIDORI BOOST)。上部に3つの箇条書きで背景が説明されている。 内容は、みどりの食料システム戦略の策定から5年が経過し、全国で食料システム全体での環境負荷低減の取組が着実に進展。 一方で、気候変動の進行による影響の深刻化や、国際情勢の不安定化が進み、食の安定供給への懸念が拡大。また、社会全体でのGX推進等を受け、食・農分野の環境負荷低減に対する企業等からの関心が増加。 こうした状況の下、みどりの食料システム戦略の取組を加速化し、食料安全保障の確保に向けた取組や民間投資を推進するため、食料・農業・農村基本計画に基づき2030年までを目途に集中的に取り組むべき施策を「みどり加速化GXプラン」として取りまとめる、というもの。 下部は横方向のタイムライン構成を掲示。 2021年(左端):「みどりの食料システム戦略」策定 取組の進展として、令和8年3月末までに、みどり認証35,000経営体突破し、オーガニックレッジは令和7年12月末までに154市区町村まで拡大、またJクレジット活用やみえるらべる商品取扱も全国に拡大している。一方で、気候変動による農林水産業への影響・国際情勢の不安定化(高温によってコメの白未熟粒が発生することや、食料生産を支える肥料原料が輸入依存していること)により「食の安定供給への懸念が拡大」と記載。 2026年~2030年(中央):「みどり加速化GXプラン」 2030年までを目途に集中的に取り組むべき課題として3領域を提示。①GX投資拡大に向けた新たな視点(投資の予見可能性の向上・投資の受け皿の整備・多様な投資手法の活用)、②気候変動への適応策強化(適応品種・技術の効率的な開発)、③国際情勢に左右されない食料生産の確保(有機農業の面的拡大・再エネ等の活用促進)の3つの課題と、これらの課題の解決に当たっては、食料システム全体の連携強化による取組の加速化が不可欠だと示されている。最下部には「みどり戦略の取組を加速化し、食料安全保障の確保に向けた取組や民間投資を推進」と記載。 2050年(右端):「みどりの食料システム戦略」実現 革新的な技術・生産体系を2040年までに開発・2050年までに社会実装し、「将来にわたる持続可能な食料システムの確立」を目指すと記載。右下に2020~2050年の棒グラフのイメージ図あり。


「みどり加速化GXプラン」の全体像を示した構成図。GX投資拡大・適応策強化・食料安全保障・食料システム連携の4領域にわたる計5+5項目の施策を整理。 タイトルは「はじめに『みどり加速化GXプラン』の全体像」(MIDORI BOOST)。 図全体は上下と、下段は左右に構造化されており、それぞれの構造が繋がって円を形成し、円の中央に「サステナブルフードの供給強化(環境価値の付加された食品・食品原料・マテリアル)」が横断的に配置されている。 【上段:横断的課題としてGX投資拡大に向けた新たな視点】 食料・農林水産分野におけるGX投資の「勝ち筋」を示し、幅広い層からの投資を呼び込み、稼げる農林水産業を実現。 具体的には食料・農林水産分野へのGX投資拡大として5項目がある。 ②	GX投資拡大に向けた予見可能性の向上(重要技術の開発・実装の見通しや市場規模予測を可視化) ②農山漁村におけるGX投資の受け皿の整備(地場産業の育成や地域循環経済の創出への企業参画等を推進し、食料・農林水産業・農山漁村への投資を呼び込み) ③	多様な投資手法の活用(ブレンデッドファイナンスやGX関連の投資支援策等の有効活用) ④食農GX技術の海外展開(金融機関等の国内外のステークホルダーと連携したGX技術の海外ビジネス展開を戦略的に推進) ④	リジェネラティブ農業(環境再生型農業)の明確化(海外で大きな投資が進むリジェネラティブ農業について、我が国における考え方を明確化)  【下段:各施策加速化としてみどり戦略の加速化に向けた施策の強化】 みどり戦略に基づく施策について、顕在化した課題への対応や、発展的活用を進め、進捗を加速化。 具体的には、下段左、気候変動への適応策強化として1項目、①国民の食を脅かす気候変動への適応(適応品種・技術の効率的な開発や産地への情報発信、産地の将来の在り方に関わる施策との連携強化を通じ、産地単位やサプライチェーン全体で連携した適応策の実践を加速)を進めていく。 下段右、国際情勢に左右されない食料生産の確保として、2項目がある。 ②世界で勝てる有機農業の面的拡大(有機JAS認証の活用や地域の関係者の参画等により、国内外の有機マーケットを捉えて成長する有機産地を形成) ③国産バイオマス・再エネの新たな活用促進(改質リグニンや高機能タンパク質といった農林水産物由来の国産バイオマスの新用途への利用促進や、新たな再エネ資材の農業用施設への活用等を推進し、バイオマス産業の規模拡大を実現)  この上下段を推進することで、食料システム全体の連携強化を図っていくために2項目がある。 具体的には、④ みどり戦略に基づく施策の新たな展開(第2フェーズ)、Jクレジットを通じた企業と生産現場との共通価値の創造(CSV)促進、みえるらべるの仕組みのScope3への対応等、施策の発展的活用) ⑤GREEN×EXPO 2027を通じた国民理解の醸成(GREEN×EXPO 2027の機会を活用し、みどり戦略等の発信を通じた持続可能な食と農の実現に対する国民理解を醸成) こうした取組を通じ、環境価値が付加された食品等を「サステナブルフード」として、消費者へ の普及を図り、さらなる投資の呼び込みを目指していく。 【最下部に注記あり】 「各施策の進歩を踏まえつつ、みどり法5年後見直し(R9~)の検討にも反映」と記載。

3.みどりの食料システム戦略本部

日時:令和8年6月25日(木曜日)15時15分から
場所:農林水産省第1特別会議室(東京都千代田区霞が関1-2-1)
議題:(1)「みどり加速化GXプラン」の決定
         (2) 副大臣・大臣政務官発言
         (3) 大臣発言

なお、今回の会議資料は、会議終了後に次のURLページで公開することとしております。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/honbu.html

4.これまでの検討状況

 みどり加速化GXプランの策定に当たっては、生産現場の実態の把握と当面の重要課題の整理、対応する効果的な施策の見極めを行うことを目的として、食料システムの多様な関係者の意見を聴取する「食料・農林水産分野におけるGX加速化研究会」を設置し、令和7年10月から令和8年4月にかけて、全7回開催しました。

【開催概要】
第1回(令和7年10月30日(木曜日))
            食料・農林水産分野のGX施策の展開方向
第2回(令和7年11月20日(木曜日))
            GX加速化に向けた民間投資の呼び込み
              ~カーボン・クレジットの活用促進~
第3回(令和7年12月5日(金曜日))
            GX加速化に向けた民間投資の呼び込み
              ~参画する企業の裾野の拡大~
第4回(令和8年1月9日(金曜日))
            有機農業の面的拡大
第5回(令和8年2月6日(金曜日))
            食料生産を脅かす気候変動への適応
第6回(令和8年3月19日(木曜日))
            農林水産業におけるネイチャーポジティブの取組
第7回(令和8年4月14日(火曜日))
            農山漁村におけるバイオマス・再生可能エネルギーの多角的な活用


各回の資料・議事概要は、次のURLページで公開しております。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/251029.html

お問合せ先

大臣官房みどりの食料システム戦略グループ

担当者:環境企画班
代表:03-3502-8111(内線3292)
ダイヤルイン:03-3502-8056

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