特集2 消費者の行動変容を促す「大人の食育」の推進
食育や食生活の課題
学校を卒業し、又は社会人になるなどして、自ら食事を用意し食生活を営むようになる若い世代(20~30歳代)において、食に関する課題を多く抱えていることが指摘されています。若い世代のみならず、高齢者を含めた各世代においてそれぞれ健全な食生活の実現に向けた課題を抱えていることから、それらの課題に的確に対応した「大人の食育」を進める必要があります。

資料:農林水産省「食育に関する意識調査」(2024年11月実施)


資料:農林水産省「食育に関する意識調査」(2024年11月実施) 「あまり心掛けていない」+「まったく心掛けていない」人の割合
主食・主菜・副菜を組み合わせて食べましょう!


資料:農林水産省「食育に関する意識調査」(2024年11月実施)
もっと詳しく知りたいときは:令和6年度食育白書 25ページ

食堂と保健師で従業員の健康を推進する取組
株式会社ジェイテクトギヤシステム(愛知県)
- 社員食堂において、管理栄養士による栄養バランスに配慮した食事を提供しており、1食当たり野菜が150~200g以上、500~600kcal前後のメニューを毎日2種類日替わりで提供しています。
- 工場に常駐する保健師による従業員への声掛けにより、「従業員全員の顔と名前がわかる」関係を築き、食堂と連携して野菜摂取量の増加や健康づくりの取組を実施しています。
栄養バランスに配慮した食事の一例
もっと詳しく知りたいときは:令和6年度「食育白書」P34

野菜にときめく、好きになる!
~野菜摂取量増加に向けた環境づくり~
~野菜摂取量増加に向けた環境づくり~
深谷ベジタブルコミュニケーション株式会社(埼玉県)
- 野菜摂取量の増加に向けて、様々な取組を行っています。
- 気軽に収穫体験に参加できる体験農園、近隣農家から仕入れた新鮮な野菜・果物がその食べ方の情報とともに販売されるマルシェ、地産地消に長年取り組む有名シェフが監修をするレストラン等、人々の興味関心に対応すべく様々なプログラムを設定しています。
- 一般の消費者向け以外にも、食品企業の新任者研修において、野菜を調理した経験がない若者向けに野菜に関する知 識や技能を深めてもらえるような体験型研修を行うなど、多様な主体に向けた食育の取組に尽力しています。
収穫体験の様子
食育研修の様子
もっと詳しく知りたいときは:令和6年度「食育白書」P32

野菜にときめく、好きになる!
~野菜摂取量増加に向けた環境づくり~
~野菜摂取量増加に向けた環境づくり~
東海学院大学(岐阜県)
- 地域特産の「各務原にんじん」を使用し、各務原市、JAぎふ、各務原商工会議所等、産学官で連携し、ライフステージ別の様々な食育活動を実施しています。
- 規格外の各務原にんじんを使い、離乳食講座や小~大学生に向けた食育講座、高齢者等を対象にしたフレイル予防料理教室の開催等、世代ごとの課題に応じた食育を実施しています。学生自身も耕作放棄地を活用し栽培を行い、生産から消費に至る実際を学びます。
- イベント参加者のアンケートでは、食品ロス削減に取り組んでいる人や、産地や生産者を意識して農林水産物を選ぶように意識する人の割合が年々増加しています。
- 活動を通して、食の大切さや世代ごとの課題を学ぶのみならず、発信する取組を行うことにより学生自身にとっても食生活を見直すきっかけになっています。
フレイル予防料理教室の様子
学生が栽培している各務原にんじんの収穫の様子
もっと詳しく知りたいときは:令和6年度「食育白書」P37
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