カフェインの過剰摂取について
作成日:平成27年12月25日
最終更新日:令和8年8月28日
|
消費者の皆様がこのページを食生活の見直しに役立てていただければ幸いです。 |
カフェインの過剰摂取に気をつけましょう
- 眠気覚まし、運動パフォーマンスの向上、集中力の維持などを想起させる、カフェインを添加した清涼飲料水やサプリメントが多数販売されていますが、カフェインの過剰摂取には注意が必要です。
カフェインの人に対する影響
- カフェインは、神経を鎮静させる作用を持つアデノシンという物質と化学構造が似ており、ヒトの体内においてアデノシンが作用を発揮するために結合しなければならない場所(受容体)に結合します。その結果、アデノシンが受容体に結合できず、神経を鎮静させる作用が阻害されます。
- カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過度に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。
- 長期的な作用としては、人によってはカフェインの摂取によって高血圧リスクが高くなる可能性があること、妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合に、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されています。
| カフェイン | アデノシン |
![]() |
![]() |
(参考)
オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ):Report from the expert working group on The safety Aspects Of Dietary Caffeine(2000)(PDF:466KB)(外部リンク)
カフェインが含まれるもの
- カフェインは、コーヒー豆やカカオ豆、茶葉などに天然に含まれており、コーヒーと茶がカフェインの主要な摂取源となっています。
また、コーヒー豆や茶葉から抽出されたカフェインは苦味料等の用途で食品添加物として登録されており、清涼飲料水などに人工的に添加される場合もあります。
さらに、カフェインは風邪薬や眠気防止薬、酔い止め薬等の市販の医薬品にも含まれていることがあります。 - 以下に代表的な食品中のカフェイン濃度を記載していますが、カフェインを添加した食品・医薬品は成分表示に含有量が記載されている場合が多いので、実際どの程度カフェインが含まれているかについてはそちらをご確認ください。
(参考)
既存添加物名簿(公益財団法人 日本食品化学研究振興財団)(外部リンク)
| 食品名 | カフェイン濃度 | 備考 |
| エナジードリンク又は眠気覚ましを目的として摂取される飲料 (清涼飲料水) |
28~300 mg/100 mL (製品1本当たりでは、50~170 mg) |
製品によって、カフェイン濃度及び内容量が異なる。 |
| コーヒー(浸出液) | 0.06 g/100 mL (=60 mg/100 mL) |
浸出法:コーヒー粉末10 g、熱湯150 mL |
| インスタントコーヒー(粉末) | 4.0 g/100 g (2 g使用した場合、1杯当たり80 mg) |
|
| ピュアココア | 0.2 g/100 g | |
| 玉露(浸出液) | 0.16 g/100 mL (=160 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉10 g、60℃湯60 mL、2.5分 |
| せん茶(浸出液) | 0.02 g/100 mL (=20 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉10 g、90℃湯430 mL、1 分 |
| ほうじ茶(浸出液) | 0.02 g/100 mL (=20 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分 |
| 玄米茶(浸出液) | 0.01 g/100 mL (=10 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分 |
| ウーロン茶(浸出液) | 0.02 g/100 mL (=20 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分 |
| 紅茶(浸出液) | 0.03 g/100 mL (=30 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉5 g、熱湯360 mL、1.5~4 分 |
| 抹茶(粉末) | 3.2 g/100 g (お湯70 mLに粉末1.5 gを溶解した場合、カフェイン含有量48 mg) |
(注)
エナジードリンク又は眠気覚ましを目的として摂取される飲料(清涼飲料水)は、市販12製品の成分表示等(2026年7月23日、農林水産省調べ)
コーヒー、インスタントコーヒー、茶類は、「日本食品標準成分表2020(八訂)」(外部リンク)
消費者に注意いただきたいこと
- カフェインの過剰摂取を防ぐため、コーヒーや茶類に天然に含まれるカフェインの量について知ったり、成分表示にカフェインが記載されている場合は表示からカフェインの量を確認したりすることで、飲み過ぎないようにしましょう。
- 市販のエナジードリンクや眠気覚ましを目的として摂取される清涼飲料水など、食品添加物としてカフェインを一定量以上添加した清涼飲料水については、「カフェインを多く添加した清涼飲料水(いわゆるエナジードリンクを含む)の表示に関するガイドライン」において、1本当たりのカフェイン量の表示等をが自主的に行われています。
それらの飲料における成分表示の多くは、含まれるカフェインの量が100 mL当たりの濃度で書かれており、缶や瓶1本当たりにすると、コーヒー約2杯分に相当するカフェインを含むものもありますので、1日に何本も飲まないように気をつけましょう。 - エナジードリンクなどのカフェインを多く含む清涼飲料水とアルコールを一緒に摂取しないように注意しましょう。アルコールによる機能低下を、カフェインが隠すことにより、酔いを自覚しにくくなりアルコールを飲み過ぎてしまう可能性があります。
- カフェインを含む医薬品を服用する場合、カフェインの過剰摂取を防ぐため、エナジードリンクやコーヒー、お茶などのカフェインを含有する飲料と一緒に飲むことは避けましょう。
カフェインが含まれる医薬品については、その医薬品の「添付文書」や製品のウェブページにおいて、成分にカフェインの記載がされています。医薬品を服用の際には、添付文書をよく読み、記載の用法・用量を守って服用してください。 - 子供、妊婦、授乳中の方、カフェインに敏感の方は、カフェイン摂取量をより少なくするため、カフェインを取り除いたdecaffeinated製品を利用するのも選択肢の一つです。
(参考)
「カフェインを多く添加した清涼飲料水(いわゆるエナジードリンクを含む)の表示に関するガイドライン」(一般社団法人 全国清涼飲料連合会)(外部リンク)
「カフェイン含有医薬品(眠気防止薬等)の適正販売及び適正使用のお願い」(日本OTC医薬品協会)(外部リンク)
- 中年期のコーヒーや緑茶の摂取が、認知機能障害リスクの低下と関連することが報告されており、特に緑茶は男性で、コーヒーは年齢の高い方でその関連が認められています。理由は明らかになっていませんが、緑茶に含まれるカテキンやコーヒーの抗酸化作用などが関わっている可能性が考えられています。
(参考)
国立がん研究センター 緑茶・コーヒーの摂取と認知機能障害リスクとの関連について(外部リンク)
- また、緑茶の摂取が、女性における腎がんの疾患リスクの低下と関連することも報告されています。こちらについても、理由は明らかになっていませんが、緑茶に含まれるカテキンやテアフラビンが関わっている可能性が考えられています。
(参考)
国立がん研究センター 緑茶・コーヒーの摂取と腎がんのリスクとの関連について(外部リンク)
- 国際スポーツ栄養学会(ISSN)は、2021年にスポーツパフォーマンスにおけるカフェイン摂取についての見解を示しています。その見解では、多くの研究でカフェイン摂取はスポーツパフォーマンスを高めることが示されているものの、スポーツパフォーマンスに与える効果は、カフェイン摂取による健康への悪影響と同様に個人差があり、それはカフェインの代謝や身体的・心理的な反応に関連する遺伝的な変異、習慣的なカフェイン摂取などによる可能性があるとしています。なお、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)では、カフェインは禁止物質ではありませんが、使用状況を把握するための監視対象となっています。
詳細については以下のホームページもしくは論文をご覧ください。
(参考)
カフェインとパフォーマンスとの関係について、国際スポーツ栄養学会(ISSN)の見解(外部リンク)
International society of sports nutrition position stand: caffeine and exercise performance(外部リンク)
WADA The 2026 Monitoring Program(PDF:91KB)(外部リンク)
各国におけるカフェインの摂取に関する注意喚起等
- カフェインの摂取に関して、主な国や機関における摂取上限・目安を表にまとめています。また、主な国や機関ごとに、アドバイスや注意喚起、ガイダンス等の情報を掲載していますので、ご参考にしてください。
| 国・機関名 | 対象者 | 摂取上限・目安 |
| 世界保健機関(WHO) | 妊婦 | 300 mg/日 |
| 米国 | 健康な大人 | 400 mg/日 |
| 欧州・英国 | 健康な大人 | 400 mg/日 3 mg/kg 体重/回 |
| 妊婦及び授乳婦 | 200 mg/日 | |
| 子供 | 3 mg/kg 体重/日 | |
| カナダ | 18歳以上 | 400 mg/日 |
| 妊婦及び授乳婦 | 300 mg/日 | |
| 18歳未満 | 2.5 mg/kg 体重/日 | |
| オーストラリア・ニュージーランド | 18歳以上 | 400 mg/日 200 mg/回 |
| 妊婦及び授乳婦 | 200 mg/日 | |
| 18歳未満 | 3 mg/kg 体重/回 |
- 2001年に、カフェインの胎児への影響はまだ確定していないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料は同じくらいの量のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを、1日3~4カップまでにすることを呼びかけています。
- 2016年には、妊婦のカフェイン摂取に関する勧告を公表し、1日300 mg 以上の高カフェイン摂取の妊婦では出生時の低体重、流産や死産のリスクが高まる可能性があるとして、それらのリスクを低減するため、1日300 mg 以上の高カフェイン摂取の妊婦に対し、妊娠中はカフェインの摂取量を減らすように注意喚起しています。
(参考)
Healthy Eating during Pregnancy and Breastfeeding(PDF:91KB)(外部リンク)
WHO recommendations on antenatal care for a positive pregnancy experience(外部リンク)
- 米国食品医薬品局(FDA)は、健康な大人では、1日当たり400 mg(コーヒーでは12液量オンス2~3杯※)までであれば、カフェインによる健康への危険な悪影響はないとしています。ただし、妊婦、授乳婦、妊娠予定の方や服薬している方は、カフェインの摂取による影響を受けやすくなる場合があるため、かかりつけ医に相談することが推奨されています。また、FDAでは子供でのガイダンス値を設定していませんが、米国小児科学会(AAP)は、子供はカフェインを含めた刺激物の摂取を抑制すべきとしています。
また、FDAでは、コーラタイプの飲料に使用するカフェインは、0.02 % (200 ppm)までであれば、「一般的に安全とみなされている」としています。
12液量オンスは約355mL。2~3杯は約710~1065 mL。(日本で一般的なドリップコーヒー4~5杯程度のカフェイン量に相当。農林水産省が換算。) - FDAは2018年に高純度・高濃度のカフェインに関する業界向けガイダンスを公表し、粉末又は液体の形で高純度・高濃度のカフェインを含む栄養補助食品が大量包装された状態で消費者に直接販売された場合は違法と見なすこととしました。
これは、高純度・高濃度のカフェイン製品では安全な量と有害な量の差が非常に小さい上、一般的な台所用の計量器具では精度が低いことにより、安全な量を正確に計量することが困難で、心拍異常や死亡などの深刻な健康被害を起こす可能性があるためです。
(例えば、高純度のカフェイン粉末では小さじ1杯にコーヒー28杯分、液体の高濃度カフェイン製品では半カップでコーヒー20杯分以上のカフェイン量に相当し、健康に深刻な影響を及ぼす可能性がある量となります。)
なお、カフェインは計量済みパックや、錠剤やカプセルなどの固形、高濃度ではない状態で販売されているなど、適切に処方・販売されれば栄養補助食品の成分となり得るとしている他、このガイダンスにより、処方薬や市販薬、従来のカフェイン入り飲料などは、影響を受けないとしています。
(参考)
Spilling the Beans: How Much Caffeine is Too Much?(外部リンク)
FDA takes step to protect consumers against dietary supplements containing dangerously high levels of extremely concentrated or pure caffeine(外部リンク)
Pure and Highly Concentrated Caffeine(外部リンク)
Highly Concentrated Caffeine in Dietary Supplements Guidance for Industry(PDF:133KB)(外部リンク)
- 米国疾病予防管理センター(CDC)は、カフェインとアルコールを混ぜて飲むことの危険性について、注意喚起しています。
カフェインがアルコールによる機能低下を隠してしまうため、思った以上に飲んでしまう可能性があるほか、カフェインはアルコールの代謝に影響しないため、呼気中や血中のアルコール濃度を低下させないとしています。 - また、CDCは、カフェインが母乳を通じて母親から乳児に少量ずつ移行し、母親のカフェイン摂取量が少~中程度(1日約300 mg以下、コーヒー2~3杯分)であれば、通常は乳児に悪影響は及ぼさないとしています。
一方、カフェイン摂取量が非常に多い(1日にコーヒー10杯以上)母親の乳児では、イライラや寝付きの悪さ、神経過敏等が報告されているとし、母親がカフェインを多量に摂取した後に乳児がより過敏になったりするようであれば、母親はカフェイン摂取量を減らすことを検討するよう注意喚起をしています。また、早産児や新生児はカフェインの分解が遅いため、母親はさらにカフェインの摂取量を減らすことを検討した方がよいとしています。
(参考)
Effects of Mixing Alcohol and Caffeine(外部リンク)
Fact Sheets-Alcohol and Caffeine(外部リンク)
Maternal Diet and Breastfeeding(外部リンク)
- 欧州食品安全機関(EFSA)は、2015年にカフェインについてリスク評価を行っています。
大人では、カフェイン摂取量が3 mg/kg 体重であれば急性毒性の懸念はないとし、1回当たり200 mgのカフェイン摂取(体重70 kgの大人で約3 mg/kg 体重)であれば健康リスクは増加しないとしています。また、習慣的なカフェイン摂取に関しては、妊婦を除く大人では1日当たり400 mgまでであれば健康リスクは増加しないとしています。
妊婦及び授乳婦については、習慣的なカフェイン摂取に関し、1日当たり200 mgまでであれば、胎児や乳児の健康リスクは増加しないと評価しています。
子供については、長期的・習慣的なカフェイン摂取に関する研究が少なく不確実性が残るものの、大人と同様、3 mg/kg 体重/日であれば悪影響が見られないと推測されるとしています。
(参考)
Scientific Opinion on the safety of caffeine(外部リンク)
- ドイツは、2013年にエナジードリンク中のカフェインの基準値を320 mg/Lに設定しました。
- ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、エナジードリンクの慢性的な過剰摂取の心臓への影響について、研究結果を報告しています。
具体的には、エナジードリンクを慢性的に多量摂取(週4日、1年以上、体重1kgあたり3 mg超のカフェインを摂取)する若者(15歳~18歳)は、そうでない人と比べて血圧や心拍数等の心臓病学的な検査結果に有意な差は認められませんでした。一方、慢性的に多量摂取する若者の約半数が摂取後に動悸、頻脈、不眠、頭痛、胸の圧迫感といった急性的な副作用を発症したこと、また、飲酒量が多い、喫煙率が高い、睡眠時間が短いなど長期的に心疾患リスクを高める可能性のある行動を伴う場合が多いことを報告しています。
(参考)
Coffee, energy drinks and caffeine powder: Energizers with health risks?(外部リンク)
Chronic high consumption of energy drinks is not initially associated with cardiological impairment in adolescents(外部リンク)
- BfRは、高純度・高濃度カフェイン粉末は少量の摂取でも重度の中毒を引き起こす可能性があるため、意図せぬ過剰摂取に注意を呼びかけています。特に高純度のカフェイン粉末はカフェインそのものであり、一つまみの量で一度に摂取しても健康影響の懸念がないと考えられているカフェイン摂取量(EFSAの推奨は健康な大人で200 mgまで)を超えるおそれがあります。ドイツでは、その危険性を知らず、若い女性がティースプーン2杯の高濃度カフェイン粉末(約9 g)を摂取し、急性中毒で死亡したとの報告があります。
(参考)
Even small amounts of highly concentrated caffeine powder can cause severe poisoning(外部リンク)
- 英国食品基準庁(FSA)は、2024年に食品サプリメント中のカフェインに関するガイダンスを公表し、カフェインを含むサプリメントは、その他のカフェイン源と合わせて計算することを推奨しています。1日当たりのカフェインの摂取量目安については、健康な大人では400 mgまでとするEFSAのリスク評価結果を、妊婦及び授乳婦では200 mgまでとする国民保健サービス(NHS)の推奨をそれぞれ引用しています。
また、製造・流通・販売をする事業者向けのガイダンスも公表し、警告文の表示や摂取量の明記等を助言しています。 - 英国保健省(DHSC)は、イングランドにおいて、2027年4月から、16歳未満の子供に対する150 mg/L超のカフェインを含む飲料(コーヒー、茶を除く)の販売を禁止することを発表しました。
(参考)
Food supplements containing caffeine(外部リンク)
Guidance for food business operators on food supplements containing caffeine(外部リンク))
Children’s health further protected with energy drinks ban(外部リンク)
- カナダ保健省(Health Canada)は、これまでに食品中のカフェインについてレビューした結果から、以下の推奨摂取量(上限)を定めています。また、カフェインに敏感な方はカフェインの摂取を避ける、又は摂取量を減らすことを検討するよう呼びかけています。
18歳以上:1日当たり400 mgまで
妊婦や授乳婦:1日当たり300 mgまで
18歳未満:1日当たり体重1 kg当たり2.5 mgまで
(参考)
Caffeine in Food(外部リンク)
- また、2015年にエナジードリンクについてリスク評価を行い、典型的なエナジードリンク(250 mL当たり、カフェイン80 mg、タウリン1,000 mg、グルクロノラクトン600 mg及び複数のビタミンB群を含む)について、大人では1日当たり2本までであれば、健康への悪影響の懸念はないとしつつも、子供はカフェイン摂取を抑制すべきとしています。
(参考)
Energy Drinks: An Assessment of the Potential Health Risks in the Canadian Context(外部リンク)
- さらに、飲料へのカフェインの添加量について、これまでコーラ系飲料では200 ppmまで、その他の香料・甘味料を含むノンアルコール炭酸飲料では150 ppmまでとしていましたが、2026年にコーラ系飲料への添加量の上限を150 ppmに引き下げました。
(参考)
8. List of Permitted Food Additives with Other Purposes of Use (Lists of Permitted Food Additives)(外部リンク)
- オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は、許容一日摂取量(ADI)などのガイダンス値は設定していませんが、子供では3 mg/kg 体重/日 のカフェイン摂取で、不安レベル(Anxiety level)が上昇する根拠があるとしています。(この量は9歳~13歳の子供では、1日当たり120 mg(コーラ約2缶)、大人では240 mg(インスタントコーヒー約3カップ)に相当)
その上で、以下の推奨摂取量(上限)を定めています。
18歳以上:1日当たり400 mgまで、1回当たり200 mgまで
妊婦や授乳婦:1日当たり200 mgまで
18歳未満:1回当たり体重1 kg 当たり3 mgまで(体重40 kgの子供では、120 mgまで)
(参考)
Caffeine(外部リンク) - FSANZは、これまで、食品基準法に基づき、エナジードリンクに含まれるカフェイン濃度は、145 mg/L以上320 mg/L以下とすること、コーラ飲料に含まれるカフェイン濃度は、145 mg/kg以下とすること等の規制を設けていました。
2026年に同法が見直され、新たに、カフェインの食品としての小売販売の禁止、小売用食品への高純度のカフェインやガラナを含む植物エキス等の添加の禁止(添加が認められている場合を除く。)、1製品当たり200 mg以上のカフェインを含むコーヒー飲料へのカフェイン含有量及び警告文の表示等を要求しています。食品事業者は官報掲載日から2年以内にこれらを遵守する必要があります。
(参考)
P1056 - Caffeine Review(外部リンク)
Food Standards Code legislation(外部リンク)
日本におけるカフェインに関する情報発信等
日本では、明確な基準や具体的な摂取量の目安は示していないものの、海外における情報に基づき、農林水産省のほか、以下の機関から情報発信をしています。
内閣府食品安全委員会
- 食品中のカフェインについてのファクトシートを公表し、カフェインを含む食品やカフェインのヒトに対する影響、海外・国内の状況等について発信しています。
(参考)
食品中のカフェイン(PDF:437KB)(外部リンク) - また、妊娠前~出産前後の食生活で特に気をつけたいことの中で、妊娠中にカフェインを摂り過ぎると、胎児の発育に影響が及ぶ可能性が指摘されているとして、カフェイン摂取量をゼロにする必要はないが妊娠中はいつも以上にカフェインの摂り過ぎに注意するように注意喚起をしています。
(参考)
お母さんになるあなたと周りの人たちへ -妊娠の前から気をつけたい食べ物のこと- カフェイン(外部リンク)
消費者庁
- 一般消費者向けに、カフェインを多く含む清涼飲料水の過剰摂取について、注意喚起しています。
(参考)
食品に含まれるカフェインの過剰摂取について(外部リンク)
厚生労働省
- 清涼飲料水など食品に含まれるカフェインを過剰摂取しないよう、以下の3つの内容について、Q&A形式で注意喚起しています。
Q1. 清涼飲料水など食品に含まれるカフェインを過剰に摂取することは健康に問題があるのでしょうか。
Q2. カフェインはどのような食品にどのくらい含まれているのでしょうか。また、健康被害を予防するために注意すべきことはありますか。
Q3. カフェインを多く含む食品に関する注意喚起表示はどのようになっていますか。
(参考)
食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~(外部リンク)
こども家庭庁
- 妊婦向けに、清涼飲料水など食品に含まれるカフェインを過剰摂取しないよう、注意喚起しています。
(参考)
妊娠・出産(外部リンク)
国民生活センター
- 飲料のカフェイン含有量を調査し、消費者へのアドバイスや業界事業者への要望を行っています。
(参考)
飲料のカフェイン含有量に関する調査-知らずに多く摂取していることも!?-(外部リンク)
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課
代表:03-3502-8111(内線4459)
ダイヤルイン:03-3502-7674






