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特集1 砂糖(1)

身近な調味料でありながら、その歴史や製造過程があまり知られていない砂糖。今回は、そんな砂糖にスポットを当てました。

生産量と消費量で見る世界の砂糖事情





生産量と消費量で見る世界の砂糖事情
資料:米国農務省 Sugar : World Markets and Trade(2016/17)
 


生産量1位はブラジル 生産・消費とも多いインド
砂糖の語源は、「Sarkara=サルカラ」。古代インドのサンスクリット語で、さとうきびという意味です。この語源が示すように、砂糖は今から約2400年前の古代インドで誕生したと考えられています。

その後、インドから中国やエジプト、ヨーロッパへと広がっていきました。中国を経て日本に伝えられたのは8世紀、奈良時代であるといわれます。

15世紀に入ると、コロンブスがアメリカ大陸に砂糖を伝え、16世紀にはヨーロッパ諸国により南米やアフリカで大規模な砂糖プランテーションが展開されていきました。

現在、国・地域別の生産量ランキング1位はブラジル。過去のプランテーション開発を背景に、今も圧倒的な生産量を誇ります。生産量2位は、砂糖の生まれた国でもあるインドです。インドは世界で最も砂糖を消費している国でもあり、生産量と消費量がほぼ同じくらいです。

さらに、生産量3位・消費量2位にEU、生産量4位にタイ、生産量5位に中国と続きます。世界の砂糖事情を見てみると、生産量と消費量の上位国はほぼ同じであり、一部の国に集中していることが分かります。

北と南の地域を支える日本の砂糖生産
日本は、各国と比べると、生産量・消費量ともに非常に少ない国であることが分かります。南北に長い日本では、北海道ではてん菜(さい)、鹿児島や沖縄ではさとうきびと、2大原料作物の両方が栽培されていることが特徴的です。

北海道のてん菜は寒さに強い作物として、沖縄のさとうきびは台風にも干ばつにも耐えられる作物として、各地域の農業に欠かせない存在。製糖業とともに地域産業を支えています。


世界の砂糖生産量・消費量ランキング
世界の砂糖生産量・消費量ランキング
資料:米国農務省 Sugar : World Markets and Trade(2016/17)



取材・文/千葉貴子



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