大山山麓の美しい開拓村「香取（かとり）」

地域の概要

香取村は鳥取県西部、中国地方の秀峰大山（1,729m）の北面中腹、標高350～1,000mに広がる開拓村です。面積は約1,150haです。昭和21年に香川県出身者を中心とする開拓団の入植で始まり（「香取」の名はこれに由来します）、現在は大型専業酪農家を中心とした戸数70戸余りの村です。当初は10年計画の予定でしたが、気候・土壌条件等が厳しく、村づくりは長期間（三代、100年）を要するとして"100年計画"とされました。開拓地の整備に当たっては、自然の地形や原生林を生かすよう配慮され、幹線道路両側の自然林は風致林として10m幅で残し、季節になると沿道が花で彩られるなど、国内では珍しい公園的な風景が展開する美しいむらといえます。

地域の保全のための取り組み

香取村では入植記念日（11月11日）を毎年祝うとともに、全員が勤労の日として共有林の手入れやむらの清掃を行っています。酪農が厳しい環境に置かれる中、農産加工やレクリエーション活動など多様な取組みを行いながら、美しい村づくりを目指して村民一丸となって前進しています。さらに、毎年農業青年の研修や子ども達の農業体験や自然とのふれあい体験教室を受入れなど、次代の環境づくりにも取組んでいます。

交通アクセス

（ア）JR山陰線・大山口駅からタクシーで15km(約30分)

（イ）米子自動車道・米子ICから県道24号線経由20km(約40分)

関連するホームページ

大山香取 香取開拓牧場（外部リンク）