MAFF TOPICS(2)NEWS 「農林水産業の輸出力強化戦略」を発表

民間の意欲的な取り組みを政府が全力で支援
平成27年の農林水産物・食品の輸出実績は、過去最高の7451億円を達成しました。高品質な日本産品の輸出をさらに発展させるため、政府は「農林水産業の輸出力強化戦略」をまとめました。

国内の食市場が縮小する中で、世界の食市場は拡大しています。輸出は農林水産物・食品の販路拡大につながる重要な手段。政府は輸出の主役である農林漁業者、食品事業者の方々を支援するとともに、民間では対応できない外国の規制などの対応に取り組みます。

この戦略を実行することで、輸出額を平成32年に1兆円にする目標の前倒しを目指します。また、所得の向上、新しい担い手の参入による創意工夫にあふれた経営の実践など、農林水産業の成長産業化を確かなものとしていきます。

■戦略の主な内容
意欲ある民間事業者をサポート
・市場を知る、市場を耕す。（ニーズの把握・需要の掘り起し）
・農林漁業者や食品事業者を、海外につなぐ。（販路開拓、供給面の対応）
・生産物を海外に運ぶ、海外で売る。（物流）
・輸出の手間を省く、障壁を下げる。（輸出環境の整備）
・戦略を確実に実行する。（推進体制）

輸出力の強化に向けて
・国・地域別の輸出拡大戦略（21の国・地域）
・品目別の対応方向（米、青果物、花（か）き、茶、畜産物、水産物、加工食品、アルコール飲料、林産物）

日本食・食文化の魅力を世界に発信し、質の高い日本の農林水産物・食品の輸出拡大を目指す。