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農林水産省

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鈴木農林水産大臣記者会見概要

日時 令和8年2月27日(金曜日)8時35分~8時42分 於:参議院議員食堂
主な質疑事項
  • 秋田県へのコメの生産抑制要求をめぐる一部報道について
  • 米国通商代表部による不公平貿易の調査について
  • アルゼンチン産牛肉の輸入解禁について
  • 令和8年産政府備蓄米の買入れについて

質疑応答

記者

   令和5年産のコメの生産量の目安設定をめぐり、秋田県の鈴木知事が先日の県議会で、「農水省から意見交換などの場で目安の見直しを強く求められたことは事実」と答弁したとの一部報道がありました。大臣の受け止めと、同様の事例が起きていないかの全国調査を行うお考えについて、お考えをお聞かせください。

大臣

   ご指摘の報道については承知をしているところです。これは昨年の12月にも随分、記者会見でご質問いただいた案件と全く一緒であるというふうに認識をしておりますが、当時の担当者としては、秋田県に限らず、圧力をかけたという認識ではないということではありましたが、ただ一方で、仮にその中で先方が圧力と受け止められるようなやり取りがあったとすれば、それは私自身としても非常に不本意であり、あってはならないことであるというふうに考えております。このため、昨年の12月に、私自ら省内の幹部に対しまして、現場とのコミュニケーションは積極的に行ってもらいたい一方で、国からの圧力と受け止められるようでは真に現場の意見を聞いたことにはなりませんので、しっかりと耳を傾け、真摯に対応するよう強く指示をさせていただいたところであります。全国調査については、秋田県に限らず、そういう認識はないということでありますので、特段行う考えはありません。


記者

   アメリカの通商代表部USTRのグリア代表が、テレビなどのインタビューで、近く開始する通商法301条に基づく不公正貿易の調査で、コメや水産物の補助金を対象に含める考えを示しました。これに対する大臣の受け止めと、政府としてどう呼びかけていくか、そのお考えについてお伺いします。

大臣

   米国時間の2月20日金曜日に米国通商代表部が、今後、通商法301条に基づく調査を行うと発表しました。調査の対象となり得る懸念事項の中にコメを含めて想定していること、また、25日の水曜日にグリア通商代表が関連の発言を行ったということについては承知をしております。現時点で、アメリカ側がどのような調査を行おうとしているのか、調査内容の詳細が不明でありますが、今後明らかになる具体的な内容を踏まえて、適切に対応させていただきたいと考えております。


記者

   牛肉についてお伺いします。昨日、家畜衛生部会が開かれまして、アルゼンチン全域からの牛肉の輸入が解禁される見通しとなりました。アルゼンチンは牛肉の生産量が世界第5位ということで、一部では買入れを検討したいという声も上がっています。解禁に対する大臣の受け止めと国内の牛肉産地への影響についてお聞かせください。

大臣

   アルゼンチン北部地域からの生鮮牛肉の輸入解禁についてでありますが、かねてから両国の担当部局間で協議を続けてきたところであります。令和6年9月26日に食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会に諮問をし、牛豚等疾病小委員会における2回の審議を経て、昨日に家畜衛生部会より答申を得ました。昨日いただいた答申では、本地域は口蹄疫ワクチン接種清浄地域と認められるものの、輸入による口蹄疫の侵入リスクを極めて低くするため、牛肉の製造プロセスにおいて、脱骨・熟成などの上乗せのリスク管理措置を課すべきとの内容であるため、今後、両国間で具体的な輸入条件の協議や施設の指定等について、協議・調整を進めていくことになっております。引き続き、科学的データに基づき、両国の専門家の間での技術的な協議を進めてまいりたいというふうに思います。
   また、国産牛肉への影響ということでありますが、アルゼンチン産の牛肉は赤身牛肉であります。肉質としては、既に輸入をされている米国産や豪州産と競合するほか、国産の乳用種と競合するものというふうに考えられます。ただ、輸入牛肉の価格自体は、今後、為替レートや輸送コスト等の影響を受けるため、国産牛肉への影響を一概に申し上げることは現時点ではできないというふうに考えております。


記者

   備蓄米についてお伺いします。まず令和8年産備蓄米の買入れ公告の実施見通しを伺いたいのと、それに加えて、改めてですけれども、去年、放出のオペレーションに課題が残ったところでありますが今後、民間備蓄含めて、どのようにスムーズな放出のため制度全体を見直していくのか、改めてお聞かせください。

大臣

   本年産の備蓄(米)の買入れについてでありますけれども、条件が整い次第、できる限り速やかに報告をさせていただきたいというふうに思っております。そしてもう一点は、今後の民間備蓄の話でありますけれども、今、中で様々詰めているところでありますが、まずは実際に実証事業をスタートさせて、民間備蓄、初めてこれは行うことでありますので、どのようなやり方がいいのか、そしてどういう費用負担の在り方が適正なのかということについて、実証事業を実際に始められるように準備をさせていただきたいというふうに思っております。


記者

   先ほど、備蓄米の買入れについて条件が整えばというお話でしたが、大臣はどういった条件を詳しく注視していかれていきたいと考えていらっしゃるか、また、どういった環境になれば条件が整ったと考えていらっしゃるのか、お聞かせいただければと思います。

大臣

   現状では、生産者の皆さんに今年の作付意向の調査も行っております。様々な調査を行った上でしっかり、備蓄はいざというときの大切な備蓄でありますから、しっかりと買入れに向けて準備を進めさせていただきたいと思います。


報道官

  よろしいでしょうか。それでは大臣会見を終了いたします。

以上