鈴木農林水産大臣記者会見概要
| 日時 | 令和8年4月17日(金曜日)8時42分~8時54分 於:本省会見室 |
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| 主な質疑事項 |
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冒頭発言
大臣
本日、私から1点、御報告があります。多様な米の「需要に応じた生産」についてであります。
昨年は、主食用米の価格高騰の影響を受けまして、加工用米などの供給減少が、大きな課題となったところであります。こちら(資料)を御覧いただければと思います。
先日来、加工用米、そして輸出、またあと米粉の皆さん、様々な多用途の米を使っていらっしゃる実需者の皆さんから御要望をいただきました。実際にこの需要が、例えばですけれども加工用米、27万トンぐらい需要があるにもかかわらず、今年1月末の作付けの見込みですと23万トンぐらいしか、今の段階では、この供給を満たすことができていないということで、残りあと4万トン、まだまだ加工用米については生産をしていただければありがたいといったような状況であります。それぞれ合わせますと、加工用米、新市場開拓用米、そして米粉用米などについて、需要見込みに対して、25万トン程度の増産が可能な状況となっております。
「需要に応じた生産」については、主食用、業務用、加工用、そして米粉用、輸出用など、多様な用途の米について、国内外の需要を創出した上で、その需要を満たしていくことを意味をしております。このため、農林水産省としては、実需者団体からの要請に引き続き、私自ら、加工用や米粉用などの需要に対して十分な供給がなされるよう、生産者団体や大規模生産者とも意見交換を行っていきたいというふうに考えております。
昨日の国会のやり取りの中でも、自民党の藤田委員から、加工用がやっぱり供給が足りないのではないかという御質問をいただき、わかりやすい情報発信をしっかりとすべきではないかというお話でしたので、今日このような形でわかりやすく示させていただきました。
ちなみに今、4万トン(加工用米、米粉用米)でいうと、面積ベースでいうと0.7万ヘクタール、こっち(新市場開拓用米)も0.4から0.7万ヘクタール、大体そんな感じです。最後に備蓄米、今、入札にかけておりますけれども、13万トンというと、2.4万ヘクタールということに面積ベースで言えばなります。私からは、冒頭以上です。
質疑応答
記者
今週火曜日、令和8年産備蓄米買入れの初回入札が行われました。初回の買入れは、予定数量20万7,000トン余りに対して、5.6%という結果となりましたが、1回目の落札数量に対しての受け止めと、また今年は米の騒動を受けて2年ぶりの買入れとなった上、直前で米のコスト指標も発表されるなど、例年とは状況が異なる中でのものとなりましたが、価格設定の考え方など教えてください。
大臣
令和8年産の政府備蓄米の買入入札につきましては、買入予定数量20万7,521トンに対しまして、まず応札数量が今回は10万9,584トン、そして落札数量が1万1,710トンとなったと報告を受けております。この結果につきましては、今回はまだ令和8年産備蓄米の1回目の入札であります。個々の入札参加者が、現下の需給動向等を踏まえまして、様子を見ながら応札が行われた結果ではないかというふうに受け止めております。第1回目の落札の残りの数量である19万5,811トンにつきましては、第2回目の入札を4月28日火曜日に行うこととしておりまして、今後の入札の状況をしっかり注視させていただきたいというふうに思います。
そして、予定価格の設定についての御質問ですけれども、予定価格は、予算決算及び会計令第80条第2項の、「取引の実例価格、需給の状況、履行の難易、そして数量の多寡、履行期間の長短などを考慮して適正に定めなければならない」との規定に基づきまして、適切に予定価格を決定をしているところであります。その考え方につきましては、同じ法律の中に、入札に際しては、「内容が認知できない」ようにして、公表はしないこととされていることから、考え方は先ほどの法令に基づいてやられているということで、御理解をいただければというふうに思います。
記者
中東情勢の関連で伺います。1週間前の会見で大臣は、資材の流通実態を把握するための対応チームを設置したということを表明されました。その際の会見で、農業用ビニールですとか、あと食品トレーなどの資材の在庫状況ですとか、あと生産の見通しを調べるというお考えも示されています。1週間が経って、在庫だとか、あと供給の面で不足している、懸念がある、そういった品目は出てきたでしょうか。
大臣
4月10日に、中東情勢に機動的、効率的に対処していくための、「中東情勢に伴う食料の安定供給・確保のための対応チーム」を設置をしたところであります。連日のように、そのチームからは、今の検討状況、こういうことも含めて報告を受けて、私自身もしっかりディスカッションをしているところであります。このチームを中心に、まずは、資材の目詰まりなどの解消に向けて、主要な農林水産業の資材や食品容器包装について、流通の各段階における在庫状況や、今後の生産の見通しなど、事業者の皆さんからヒアリングを行うことにより、実態の把握を進めているところであります。
これまでのヒアリングの状況では、資材と言っても、かなり多岐にわたりますので、できるものからということで進めておりますが、現状で調べた範囲で申し上げれば、様々な資材について、この足元の供給はまず確保はされておりますが、ただ長期的な確保には、もちろん不安があるといった声も、事業者の皆さんから伺っているところであります。今後、さらに様々な資材について、この調査を進めるとともに、肝心なことは、農業資材や食品容器包装などの供給確保、これが肝心でありますから、ここに向けて、省を挙げて取り組んでまいります。
記者
特定の品目を挙げて恐縮ですけれども、米袋の製造メーカーに取材をすると、6月以降の原料調達が、まだ見通しが立っていないような話を伺いまして、それで受注の制限をしたりですとか、そういった動きもあるんですけれども、やはりそれについてもまだ原料というのは、基本的にその原因と考えているのは目詰まりという認識なんでしょうか。
大臣
個々の事業者さんによって、状況が、当然、異なるんだというふうに思いますから、そこの供給が滞らないように、もし目詰まりがあれば、しっかりと我々政府として、一例一例、解消させていただくという方針でやらせていただきます。現状として、今は食品包装、米袋の話でしたけれども、それ以外のものについても、できている事例たくさんありますので、一つ一つ対応させていただきます。もし具体的に、ここの事業者さんというのがあれば、逆に農林水産省側に共有いただけると大変ありがたいです。
記者
水活の見直しについてお伺いいたします。2027年度からは水田か畑かを問わずに、10アール収量に応じて支援する形に見直されると思いますが、麦や大豆では田で作るか畑で作るかによって、収量に差が出る部分もあると思いますが、単収基準を設定する上で、そのあたりについてはどのように対応していかれたいか、お願いいたします。
大臣
御指摘の通り、一般的に水田と畑では、同じ作物を生産したとしても、収量に差があるわけであります。このような実態もよく踏まえまして、制度設計に当たっては、今後幅広い意見を聞きながら、検討させていただきます。
記者
区別して単収基準を設定するとか、そういったことも検討されるようなお考えでしょうか。
大臣
それぞれの単収の状況を申し上げると、例えば小麦だと、田んぼの平均が令和7年で1反あたり390キロに対して、畑は、1反あたり543キロということですから、当然、同じ単収ということにはならないだろうというふうに考えております。
記者
もう1点、冒頭ありました米の作付けについてだったんですけれども、主食用米の高騰の影響を受けるという点では、飼料用米も同じだったかと思うのですけれども、今日はそれは需要については示されてはいなくて、その辺りの理由といいますか、飼料用米では需要量を示されたりとかそういうお考えはありますでしょうか。
大臣
先日、(一般社団法人日本)養豚協会の皆さんからも、飼料用米、えさ米の話もいただいたところであります。今日は加工用米、輸出用、そして米粉、備蓄米というふうに書いてありますけれども、えさ米については、これまでMA米を出していたりとか、もしくは備蓄の最後の、要するに5年保管終わった後にえさとして売り渡していたというようなこともあるものですから、純粋に今年の作付けに向けた、国産米のえさ米の需要というのを精査する必要があろうかというふうに思いますので、今日の時点では、ここまでということで、またえさ米は、別途、こういう形(資料)で示させていただきます。
記者
21日から靖国神社の春季の例大祭が行われます。大臣の御参拝の御意向についてお聞かせください。
大臣
御指摘の件については、この場では閣僚としてのコメントは差し控えさせていただきます。
報道官
よろしいでしょうか。それでは大臣会見を終了いたします。
以上




