鈴木農林水産大臣記者会見概要
| 日時 | 令和8年6月2日(火曜日)8時45分~8時52分 於:衆議院第17委員室前 |
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| 主な質疑事項 |
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冒頭発言
大臣
本日、私から1点、御報告がございます。
本日の閣議におきまして、「令和7年度森林・林業白書」が閣議決定をされました。
今年の白書では、特集として、森林資源の循環利用について取り上げ、建築物等における木材利用の拡大やその持続性確保に必要な再造林の推進、木材利用と再造林をつなぐ取引の適正化に向けた取組などについて記述をしております。また、トピックスでは、大阪・関西万博における、大屋根リングなど様々な建築物での木材利用、そして森林・林業をめぐる昭和100年の歴史の振り返り、林野火災への対応などを取り上げております。
この白書により、多くの国民の皆様が、森林・林業に関心と理解を深めていただけることを期待をしております。詳細は、この後、プレスリリースをいたします。以上です。
質疑応答
記者
中東情勢の影響に関して伺います。先週金曜日29日に、帝国データバンクが6月に値上げを予定している飲食料品が1,000品目を超えると調査結果を発表しました。値上げの要因として、食品容器包装であったり、ナフサ由来の資材高騰など、中東情勢の影響が挙がっています。先日の情報交換会でも同様に、価格高騰に関する意見がありましたが、こうした値上げの動きの受け止めと、今後の対応をお聞かせください。
大臣
帝国データバンクの価格改定動向調査によりますと、今回の値上げの要因については、品目数ベースでみると、原材料高、そして物流費、また包装・資材が、いずれも7割以上を占めております。また、先月27日に開催をした情報交換会でも、価格の高騰も含めて、食品容器包装に必要な資材の調達に対する不安の声があったと報告を受けております。改めて、食品容器包装の安定した確保は非常に重要であるというふうに受け止めているところです。
ナフサ由来の化学製品の供給については、中東以外からのナフサの輸入の増加などによりまして、国全体として、年を越えて供給継続が可能ではあるのですが、供給見通しの共有不足や、実績以上の発注などを原因として、目詰まりが生じ、現場の皆さんのお話を伺えば、今すぐに希望された量の調達ができないという方もいらっしゃると認識をしております。
農林水産省としては、食品容器包装に必要な資材の調達に関する不安を払拭するため、引き続き、飲食料品価格の動向を注視しつつ、経済産業省と連携をして、食品事業者の皆様が、より安心して企業活動を継続できるよう、情報交換会の場も活用しながら、食品容器包装に必要な資材の安定供給に向けて、全力で取り組んでまいります。また、今、おっしゃっていただいたように、この食品容器包装も含めた様々なものの値上げが、結果として食料品の値上げにつながるということだというふうに考えますので、その辺についても、よく分析をさせていただきたいと考えております。
記者
食品の価格に関連してお伺いします。5月の食品価格動向調査で、鶏肉の店頭平均価格が100グラム154円と過去最高となりました。こちらの背景をどう見ているのかと、受け止めや今後の価格の見通し等についても教えてください。
大臣
5月19日に公表いたしました食品価格動向調査、これは全国470店舗での定点調査で実施をしています。このうち、鶏肉の価格については、昨今の物価高を背景といたしまして、消費者の節約志向により、牛肉や豚肉から、需要が鶏肉にシフトしていることなどが影響しているというふうに考えております。また、鶏肉の業界の皆様からは、世界的な鶏肉の需要の高まりなどによりまして、輸入の鶏肉の価格が上昇しているため、一部の外食事業者などが、国産の鶏肉に振り替えていることも、相場を押し上げている要因の一つというふうに伺っております。
鶏肉は比較的安価な、お手頃な動物性たんぱく源として、国民生活に不可欠な食材であります。農林水産省としては、業界関係者と密に情報交換を行ってまいりますが、鶏肉の需給・価格動向などをよく確認をし、安定供給が図られるよう、状況を注視してまいります。
記者
食品であったり、外食産業でのテクノロジーの活用について伺えたらと思います。今日から、食品製造に関連する機械の展示会が開かれまして、農水省からは広瀬政務官も視察に行かれると認識しております。
特定技能の受入れが停止されたことなどを受けて、外食産業ですとか、それとはまた別ですけれども、食品産業についても、人手不足というのが恒常化して、加速をしていく中で、フードテックですとか、ロボット産業であったりとか、そういうところを導入する意義や、今後どういった形で進めていかれたいか、そのお考えを伺わせてください。
大臣
少子高齢化によりまして、様々な産業で人手不足が、大きな課題というふうになっています。そういう中で、食品産業、特に飲食業や食品製造業では、調理ロボットなどの食品機械の導入を通じて、労働生産性の向上を図る意義は大きいというふうに考えておりますし、また、その可能性は更に大きく広がっていくのだというふうに考えております。
また、我が国の食品機械ですけれども、高い性能に加えて、耐久性やアフターフォローなどにも強みがあるとの評価も得ているところであります。日本食品機械工業会が主催をします、今回の展示会FOOMA JAPAN(フーマジャパン)には、今年は、過去最多の1,025社が出展するというふうに伺っております。
現在、成長戦略17分野の一つとして、私が座長を務めますフードテックワーキンググループにおきましても、食品機械を検討領域の一つとしております。食品分野の稼ぎの柱となるよう施策の検討を進めていますが、FOOMA JAPANに出展される事業者の皆様の動向にもしっかりと注意を払い、また、事業者の皆様とも連携をさせていただいて、今後、食品機械の分野が世界で打って出られるように、また、世界中の皆様から日本の食品機械、大変魅力的で、安心感もあり、生産性も上がるというような方向で、需要が生じていくように、我々としても、検討を具体化させていただきます。できれば、FOOMA JAPAN、私も時間があればお邪魔したいなというふうに思います。
報道官
よろしいでしょうか。それでは大臣会見を終了いたします。
以上




