プレスリリース
令和6年産米の契約・販売状況、民間在庫の推移及び米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向について(令和7年6月末現在)
農林水産省は、「令和6年産米の産地別契約・販売状況(令和7年6月末)」、「民間在庫の推移(令和7年6月末)」及び「米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向(令和7年6月末)」について取りまとめました。
1.背景
平成30年産からの米政策の見直しにおいては、生産者や集荷業者・団体の主体的な経営判断や販売戦略に基づき、需要に応じた米生産ができるよう環境整備を進めることとしており、その一環として、平成26年3月から米の流通に係るよりきめ細かい需給・価格情報、販売進捗・在庫情報等の提供を行っています。
今回、令和7年6月末現在の契約・販売状況、民間在庫の推移及び米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向について、米の出荷・販売業者、団体等から報告のあった内容を、添付資料のとおり取りまとめましたので公表いたします(調査対象業者、取りまとめの区分等については、添付資料の脚注を御参照ください。)。
2.概要
1.契約・販売状況
令和7年6月末現在の出荷業者の全国の集荷数量は242.8万トン(対前年同月差▲13.8万トン)、契約数量は242.6万トン(対前年同月差▲6.2万トン)、販売数量は176.5万トン(対前年同月差▲10.5万トン)となっています。
なお、これらの数値は、いずれも売り渡した政府備蓄米の数量(販売数量報告(6月分確報)の令和6年産の集荷数量14.0万トン、販売数量12.4万トン)を含んでおり、これを除くと、集荷数量は228.8万トン(対前年同月差▲27.8万トン)、販売数量は164.1万トン(対前年同月差▲22.9万トン)となります。
2.民間在庫の推移
令和7年6月末現在の全国の民間在庫は、出荷・販売段階の計で121万トン(対前年同月差+6万トン)となっており、出荷段階は84万トン(対前年同月差±0万トン)、販売段階は37万トン(対前年同月差+6万トン)となっています。
なお、この数値は、売り渡した政府備蓄米の数量11.8万トンを含んでおり、これを除くと、出荷・販売段階の計で109万トン(対前年同月差▲6万トン)となります。
今回の6月末民間在庫量のポイントについては、別添参考資料をご参照ください。
3.米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向
令和7年6月末現在の米穀販売事業者が販売している精米の全体数量・価格(売り渡した政府備蓄米を含む)の動向を指数化したものです。
販売数量は前年同月比91.7%(うち小売事業者向けは前年同月比87.7%、中食・外食事業者等向けは前年同月比97.7%)。また、小売事業者向けの販売価格は前年同月比171.8%、中食・外食事業者等向けの販売価格は前年同月比176.1%となっています。
3.公表資料
本資料及び過去の調査結果は、当省ホームページから御覧になれます。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html
<添付資料>
- 令和6年産米の産地別契約・販売状況(累計、うるち米、令和7年6月末現在)(速報)(PDF : 151KB)
- 民間在庫の推移(速報)(PDF : 150KB)
- 米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向(速報)(PDF : 88KB)
<参考資料>
お問合せ先
農産局農産政策部企画課
担当者:石田、松田、塚原、吉田
代表:03-3502-8111(内線4975)
ダイヤルイン:03-6738-8973