プレスリリース
日越農業協力対話ハイレベル会合・官民フォーラムの結果概要について
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令和7年9月4日(木曜日)、第6回目となる日越農業協力対話のハイレベル会合が開催されました。我が国から小泉農林水産大臣、ベトナムからタン農業・環境大臣が出席し、両大臣により「日越農業協力中長期ビジョン(フェーズ3)」が承認されました。
また、同日開催された日越農業協力対話官民フォーラムでは、小泉大臣とタン大臣の立ち合いの下、日越民間企業等による覚書12件の発表が行われました。
1. 日越農業協力対話ハイレベル会合
日程:令和7年9月4日(木曜日)13時00分から13時45分まで
場所:農林水産省
出席者
日本側:農林水産省(小泉農林水産大臣、渡邉農林水産審議官、杉中輸出・国際局長他)
ベトナム側:農業環境省(タン農業・環境大臣、ヒエウ駐日ベトナム大使、トゥアン国際協力局長、ティン協同組合・農村開発局長、ルアン水産業・水産資源監視局長、ルアン災害・堤防管理庁長官他)
概要
我が国とベトナムは、農林水産分野での連携・協力の推進を目的とし、2014年3月、日越首脳会談において農業協力対話の開催に合意し、これまで本対話は5回開催されました。
この度、小泉農林水産大臣とタン農業・環境大臣が出席し第6回目となる「日越農業協力対話ハイレベル会合」が開催され、日越間の農林水産分野における協力の進展と今後の方向性などについて意見交換が行われるとともに、両大臣により「日越農業協力中長期ビジョン(フェーズ3)」が承認されました。
2025年からを始期とする日越農業協力中長期ビジョン(フェーズ3)ではフェーズ2までの取組の継続的な実施に加え、新たな取組として、日ASEANみどり協力プランに基づく取組、輸出支援プラットフォームの活動強化・充実を推進することとしています。
また、タン大臣から、GREEN×EXPO 2027への参加に向けて前向きな反応があったほか、ウナギ属のCITES附属書2(※正式にはローマ数字)への掲載は不要との我が国の立場を支持する旨を、加えて、日本産のフグの輸出解禁についても前向きな対応をするとの返答がありました。
2.日越農業協力対話官民フォーラム
日程:令和7年9月4日(木曜日)14時30分から18時00分まで
場所:東京プリンスホテル
出席者
日本側:農林水産省、民間企業・団体約70社
ベトナム側:農業環境省、民間企業・団体約12社
概要
この度、農林水産省主催により、「GHG排出削減、環境負荷低減及び生産性向上技術の促進」をテーマとし、日越の政府関係者、民間企業・団体が一同に会する日越農業協力対話官民フォーラムが開催されました。
フォーラムの冒頭に両国大臣よる挨拶が行われ、小泉農林水産大臣からは、同フォーラムに先立って行われた日越農業協力対話ハイレベル会合において日越農業協力中長期ビジョン(フェーズ 3)を承認した旨等を報告しました。
加えて、両国大臣の立ち合いの下、本フォーラムのテーマに資する日越民間企業等による覚書12件の発表が行われました。
その後、日越両国政府、民間企業による持続可能な農業・食料システムの構築に関する取組のプレゼン、意見交換等が行われました。
3.参考
- 日越中長期ビジョン(フェーズ3)の概要(PDF : 438KB)
- 日越農業協力中長期ビジョン(フェーズ3)(本文・別添)(PDF : 1,076KB)
- 日越民間企業によるMOU締結一覧(令和7年9月5日修正版)(PDF : 289KB)
お問合せ先
輸出・国際局国際地域課
担当者:稲田・小川・中野・松谷
代表:03-3502-8111(内線3470)
ダイヤルイン:03-3501-3731