水稲の作柄に関する委員会(令和元年度第2回)議事概要
1 開催日時
令和元年9月5日(木曜日) 14時00分~15時45分
2 開催場所
農林水産省 大臣官房統計部第1会議室
3 出席者
【委員】
雨宮宏司座長、荒井裕見子委員、黒田栄喜委員、竹川元章委員、平澤正委員、山岸順子委員、吉永悟志委員
【事務局】
大臣官房統計部長 ほか
4 議事
令和元年産水稲の8月15日現在における作柄概況及び次回調査の実施に当たっての留意事項について
5 議事概要(
:委員からの発言)
事務局から令和元年産水稲の8月15日現在における作柄概況調査の結果、本年の気象の推移等について説明後、各委員から意見・提言を受けた。
- 気温・日照時間は、6月までは平年を上回って推移し、7月上中旬に低温・日照不足傾向となったものの、7月下旬以降は天候が回復し、気温・日照時間ともに平年を上回って推移した。
また、台風・前線の影響により大雨や日照不足となった地域がある一方で、台風に伴うフェーン現象により高温となった地域もあった。
今後1か月程度の天候の見通しでは、気温については、平年並みから高い、日照時間については、平年並みか少ないと予想されている。 - 早場地帯においては、7月上中旬の低温・日照不足によるもみ数への影響、7月下旬以降の高温のほか、8月中旬以降が日照不足となった地域では、登熟、品質等への影響が懸念される。
- 遅場地帯においては、7月上中旬の低温・日照不足による穂数・もみ数への影響、7月下旬以降の高温のほか、8月中旬以降が日照不足となった地域では、登熟等への影響が懸念される。
- 台風や集中豪雨による冠水や倒伏発生に伴う品質低下、また、台風によるフェーンに伴う白穂の発生と粒厚、外観品質への影響について留意する必要がある。また、今後の台風や集中豪雨等による作柄への影響にも留意する必要がある。
- 病虫害については、いもち病、トビイロウンカ、斑点米カメムシ類等の発生が多いと予想されている地域においては、その発生状況に留意する必要がある。
- 本年の水稲の出穂状況は、一部で遅い地域もあるが、全般的にはおおむね平年並みと見込まれることから、次回のもみ数確定期調査は、例年どおり9月15日現在とすることが適当である。
以上の意見を踏まえ、委員会としての意見をまとめ、その場で了承された。
(https://www.maff.go.jp/j/study/suito_sakugara/attach/pdf/index-10.pdf(PDF:111KB))