3 調査結果の詳細 (7. 農林漁業体験への参加や環境への配慮)
(1)農林漁業体験への参加
家族の中で農林漁業体験に参加したことのある人はいるか聞いたところ,「いる」と答えた人が46.6%,「いない」と答えた人は52.8%となっている。(図7 - 1)
農林漁業体験への参加について,性別に見ると,大きな差異は見られない。
性・世代間別に見ると,『いない』と回答した人の割合は若い世代(20~39歳)の男性で高くなっている。(図7-1-1)
(2)食べ残しや食品の廃棄に対する意識
食べ残しや食品の廃棄が発生していることに関して,「もったいない」と感じることがあるか聞いたところ,『感じている』と回答した人の割合が95.5%(「いつも感じている」50.4%+「しばしば感じている」25.8%+「時々感じている」19.2%),『感じていない』と回答した人の割合が4.0%(「あまり感じていない」3.1%+「全く感じていない」1.0%)となっている。(図7 - 2)
食べ残しや食品の廃棄に対する意識について,性別に見ると,男女ともに『感じている』と回答した人の割合は9割を超えている。
性・年齢別に見ると,『感じている』と回答した人の割合はすべての年代で9割を超えている。(図7-2-1)
(3)食べ残しを減らす努力
食べ残しを減らす努力をしているか聞いたところ,『している』と回答した人の割合が93.9%(「必ずしている」50.5%+「しばしばしている」31.0%+「時々している」12.4%),『していない』と回答した人の割合が5.8%(「あまりしていない」4.6%+「全くしていない」1.2%)となっている。(図7 - 3)
食べ残しを減らす努力を『している』と回答した人の割合は,全ての世代において概ね9割を上回っている。(図7-3-1)
(4)食品ロスの実態
購入した食品を食べないまま,捨ててしまうことがあるか聞いたところ,『ある』と回答した人の割合が35.8%(「よくある」1.8%+「ときどきある」34.0%),『ない』と回答した人の割合が63.2%(「ほとんどない」43.6%+「まったくない」19.7%)となっている。(図7 - 4)
性別に見ると,購入した食品を食べないまま,捨ててしまうことが『ある』と回答した人の割合は女性で高く,『ない』と回答した人の割合は男性で高くなっている。
性・世代間別に見ると,『ある』と回答した人の割合は若い世代(20~39歳)の女性で高くなっている。(図7-4-1)
(5)食品ロスの原因
購入した食品を食べないまま,捨ててしまうことが『ある』と回答した人に,捨ててしまった原因を聞いたところ,「消費・賞味期限内に食べられなかった」を挙げた人の割合が69.1%と最も高く,以下,「購入後,冷蔵庫や保管場所に入れたまま存在を忘れてしまった」(62.0%)の順となっている。(複数回答,上位2項目)(図7 - 5)
食品ロスの原因について,世代間別に見ると,若い世代(20~39歳)では約8割が「消費・賞味期限内に食べられなかった」を挙げている。(表7 - 5)
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