無洗米とはどのようなものですか。
回答
精米した白米の表面には、通常の精米機では取りきれない肌ヌカ(粘着性の強いヌカ)が
残っています。
肌ヌカを取り除くために、精米した白米を炊く前にとぎ洗いが必要となります。
無洗米は、今までとぎ洗いしていた肌ヌカを取り除いたお米のことで、
1991年に誕生しました。
肌ヌカを取り除く方法として、
1.肌ヌカの粘着性を利用する方法(ヌカ式)
2.肌ヌカと水が混ざったとぎ汁をタピオカデンプンで吸着する方法(タピオカ式)
3.肌ヌカを水で洗い落として乾燥する方法(水洗い式)などがあります。
無洗米は炊く前にとぎ洗いをせずにすむため、
1.水の使用量を少なくできる
2.とぎ洗いによる栄養価(水溶性ビタミンやミネラルなど)の流失を少なくできる
3.調理時間が短縮できるといったメリットがあります。
また、無洗米の場合、水加減を少し多めにして炊くのが一般的です。
参考資料
全国無洗米協会ホームページ「無洗米とは」(外部リンク)
https://www.musenmai.com/about_musenmai.html
米穀安定供給確保支援機構ホームページ「お米Q&A」(外部リンク)
https://www.komenet.jp/faq/ip03_musen.html
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