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農林水産省

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相模川左岸用水の祖  望月珪治

大動脈農業用水路の完成に尽力

神奈川県海老名市
1883年(明治16年)~1969年(昭和44年)

肖像
望月の肖像

相模川
相模川左岸頭首工

神奈川県の中央部を南北に流れる相模川。その左岸側、相模原市より茅ヶ崎市に至る南北21キロメートル、東西0.5~4.0キロメートルの地域に県下でも屈指の水田地帯が広がります。

上流部では、江戸時代後期に、磯部村、新戸村など五つの村の水田に用水を引くために五ヶ村用水が作られましたが、相模川の氾濫のたびに堰が壊されました。中・下流部は、排水設備の不良から水田がたびたび水に浸かり、その被害は甚大なものでした。

望月翁は、昭和5年近郷7か町村を結合して相模川左岸普通水利組合を設立、管理者となり、十数年にわたるかんがい用排水改良事業の完成に尽力しました。この事業により延長20キロメートル余りの水路、排水施設が完成し、2,200ヘクタールの耕地が水害と干ばつから救われました。

また、昭和16年には海老名耕地整理組合を結成、組合長となり、相模湖底に沈む勝瀬からの移住に努力しました。

望月翁は、明治16年5月海老名村に生まれ、29歳の時、同村助役となり、更に村長を歴任すること二十有余年におよび、その間、県町村会長、高座郡農会長等を兼ね声望ほかに比肩するものがありませんでした。

参考情報

  • 参考文献:郷土の資料(海老名町教育委員会)、
                        県営相模川左岸用水排水改良事業概要(神奈川県)
  • 偉人紹介:望月珪治[外部リンク]
  • 施設位置:相模川左岸頭首工(現磯部頭首工)[外部リンク、イメージ:99KB]、
                        望月珪治翁顕彰碑 [相模原市磯部地内]

担当

神奈川県 環境農政局 農政部 農地保全課 農地企画グループ
TEL:045-210-1111(内線:4467)
FAX:045-210-8852

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3559-6338
FAX:03-5511-8251