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農林水産省

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農業用ハウスの予防減災情報

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1.情報収集

2.暴風雪や大雪に備えるための予防減災情報

降雪前の準備・点検

  • ブレースや筋かいの留め金具に緩みがないか確認しましょう。
  • 被覆資材の破れや隙間の点検、補修を行い、保温性向上に努めましょう。
  • 基礎部が腐食している場合は、パイプの交換や補強資材により強化しましょう。
  • 谷樋や排水路、周辺の残雪やゴミは取り除きましょう。
  • 被覆資材の表面に雪の滑落を妨げるような突出物がないか確認しましょう。
  • 雪の滑落を妨げる防風ネットや遮光資材の展張がないか確認しましょう。
  • 作物を栽培していない場合は、被覆資材を外しましょう。

停電対策

  • タンクにかん水用水を貯水しましょう。
  • 非常用発電機を所有している場合は、事前に動作確認を行いましょう。

融雪対策

  • 暖房機の燃料を確保し、暖房機が正常に作動するか確認しましょう。
  • 加温設備のないハウスでは、内部を密閉して機密性を高め、屋根雪を滑落しやすくしましょう。

積雪対策

  • 停電が発生した際には、予備電源を作動し、暖房機の起動を行いましょう。
  • 作物の萎えが予測される場合、速やかに手動によるかん水を行いましょう。
  • 施設に被害が発生した際には、安全に十分配慮した上で点検を行い、修復が可能な場合は、早急な修復により室温の確保に努め、低温による被害を防止しましょう。
  • 屋根及び軒下ハウス間の積雪は、施設倒壊のおそれがないことを確認した上で、直ちに除雪しましょう。

※事前の気象情報でハウスの耐雪強度を大きく上回る場合は、あらかじめ被覆資材を切断除去して積雪を防ぎましょう。この場合、事前に農業共済組合等に連絡しておかないと園芸施設共済の支払いの対象とならない可能性があるため、予め手順を確認しましょう。

農業保険への加入

  • 想定外の雪害に備え、ハウス本体は園芸施設共済、ハウス内の農作物は収入保険に加入しましょう。
  • 園芸施設共済は、新築時の資産価値まで補償できる特約や1万円を超える損害から補償される特約が設けられているなど、補償が充実しています。
  • ハウス本体のほか、暖房器具などの附帯施設や損害を受けた施設の撤去費用も補償の対象に追加できます。
  • 詳しくはお近くの農業共済組合等にお問合せください。

関連情報(リンク)

3.豪雨や台風等の風水害に備えるための予防減災情報

ハウス周辺の整備

  • 周辺から飛来が予想されるものを片付けましょう。
  • 燃料タンク・ガスボンベ等をしっかりと固定しましょう。
  • 施設周辺の排水溝やハウスの谷樋、縦樋等のゴミを取り除きましょう。

停電対策

  • 破損・倒壊対策(次の点に留意しましょう)
  • 自動換気(天窓、側窓)・遮光カーテンの手動開閉の操作器具や足場を準備しましょう。
  • (発電機を持っている場合)非常用発電機を養液栽培装置、環境制御装置に接続しましょう。

破損・倒壊対策

  • 被覆材のたるみや破れはありませんか。
  • 換気部(サイド部、谷部)、被覆材の隙間等の風の吹き込み口となる箇所はありませんか。
  • ハウスバンド、被覆材の留め金具に緩みはありませんか。
  • 基礎部、接続部分、谷樋・柱に腐食・サビはありませんか。
  • 準備していた斜材を設置するなど応急的な補強はしましたか。
  • (換気扇のあるハウス)換気扇をまわして排気し、ハウス内を減圧していますか。

※ハウスの耐風速以上の強風が予想される場合は、あらかじめ被覆フィルムを除去しておく。
切断除去する場合は、事前に農業共済組合等に連絡しておかないと園芸施設共済の支払いの対象とならないため、予め相談する。

農業保険への加入

  • 想定外の雪害に備え、ハウス本体は園芸施設共済、ハウス内の農作物は収入保険に加入しましょう。
  • 園芸施設共済は、新築時の資産価値まで補償できる特約や1万円を超える損害から補償される特約が設けられているなど、補償が充実しています。
  • ハウス本体のほか、暖房器具などの附帯施設や損害を受けた施設の撤去費用も補償の対象に追加できます。
  • 詳しくはお近くの農業共済組合等にお問合せください。

4.融雪出水期に備えるための予防減災情報

降雪への注意

  • 大雪等が見込まれる場合には、ハウスの点検を行い、必要に応じて補強・破損箇所の補修による倒壊防止や被覆材の補修による保温性向上を図りましょう。

融雪期の対策

  • 融雪水のハウス内への侵入を阻止するため、ハウス周囲の額縁排水に努めましょう。
  • ハウスの軒高を越える積雪では、降雪前に被覆材を剥いでいたとしても、骨組みに大きな被害を受けるおそれがあるため、除雪しましょう。
  • 肩部や腰部のパイプを埋没したままにしておくと、変形・破損のおそれがあるため、パイプ部周辺を掘り出しましょう。
  • 積雪下の低日照条件では、温度が適切であっても軟弱な生育となるため、ハウス周辺の除雪や屋根雪の滑落を促進しましょう。
  • 軟弱な生育の場合、注意深く生育状況を観察し、低温障害に注意し、ハウス内の換気と薬剤の散布を実施しましょう。
  • 早期の摘果・せん定、支柱等による枝の補強、防風網や果樹棚、マルチ資材等の点検・補修・補強に努めましょう。

高温傾向に伴う栽培管理等対策

  • 融雪水のハウス内への侵入を阻止するため、ハウス周囲の額縁排水に努め、各部の損傷や被覆材の緩み等を点検し、保全・保守に努めましょう。
  • 軟弱徒長とならないよう、ハウス内の換気・温度管理を行い、窒素肥料・かん水を控え軟弱化を防ぐとともに、予防的に薬剤を散布しましょう。
  • 日中が晴天の場合、夜間は放射冷却により気温がかなり低下することがあるため、ハウス内の温度確保に努めましょう。
  • 病害虫(アブラムシ、ハダニ等)の早期発見、防除に務めましょう。

農業保険への加入

  • 想定外の雪害に備え、ハウス本体は園芸施設共済、ハウス内の農作物は収入保険に加入しましょう。
  • 園芸施設共済は、新築時の資産価値まで補償できる特約や1万円を超える損害から補償される特約が設けられているなど、補償が充実しています。
  • ハウス本体のほか、暖房器具などの附帯施設や損害を受けた施設の撤去費用も補償の対象に追加できます。
  • 詳しくはお近くの農業共済組合等にお問合せください。

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お問合せ先

(農業用ハウスに関すること)
農産局園芸作物課

担当者:施設園芸対策班
代表:03-3502-8111(内線4828)
ダイヤルイン:03-3593-6496

(農業保険に関すること)
経営局保険課

担当者:企画調査班
代表:03-3502-8111(内線5266)
ダイヤルイン:03-6744-2175