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更新日:平成28年7月6日

担当:消費・安全局畜水産安全管理課水産安全室

ヒラメを介したクドアの一種による食中毒Q&A

  1. クドアとは、何ですか?
  2. クドアが寄生したヒラメを食べるとどうなりますか?
  3. クドアの寄生を防止するためにどのような対策がとられているのでしょうか?

 

 1.クドアとは、何ですか?

クドアは、魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫(注)です。その生態は、よく判っていませんが、多毛類(ゴカイ)と魚類との間をいったりきたりして各々に寄生しているといわれています。しかし、ヒトなどのほ乳類には寄生しないということです。
クドアの一種Kudoa septempunctataは、ヒラメに寄生することが知られています。(以下「Kudoa septempunctata」を「クドア」と称します。)クドアが寄生したヒラメを食べて、クドアが寄生することはなかったものの、一過性の嘔吐や下痢が起きた事例が報告されています。

 

(注)粘液胞子虫

粘液胞子虫は、クラゲやサンゴが所属する刺胞動物に近い後生動物というグループに属しています。これらは、極囊とよばれる袋をもった胞子を多数作りますが、この胞子が粘液に覆われていることから粘液胞子虫と呼ばれています。ほとんどが魚の寄生虫で、ヒトなどのほ乳類には寄生しないということです。

 

クドア

独立行政法人水産総合研究センター提供

Kudoa Septempunctata

 

  2.クドアが寄生したヒラメを食べるとどうなりますか?

クドアが人の体内で成育することはありません。

クドアが寄生したヒラメを非加熱(刺身、マリネ等)又は加熱不十分の状態で食べると、数時間程度(約2時間~20時間)で一過性の下痢・嘔吐を引き起こしますが、症状は軽度であり、多くの場合、発症後24時間以内に回復し、後遺症もないとの事例が報告されています。

なお、ヒラメの筋肉1グラムあたりのクドアの胞子数を1.0×10の6乗個以下とすることが定められています。

 
 

 3.クドアの寄生を防止するためにどのような対策がとられているのでしょうか?

クドアがどのようにしてヒラメに寄生するのかは今のところ判っておらず、クドアによる食中毒の防止には、ヒラメ養殖場・種苗生産施設において、

(1)養殖段階においてのクドア保有稚魚の排除、

(2)飼育環境の清浄化及び防除、

(3)養殖施設における出荷前のモニタリング検査

等の対策を実施する必要があります。

 

そのため、農林水産省では、これまでに判明している知見を元に、ヒラメ養殖場・種苗生産施設において実施すべき対策を取りまとめ、都道府県及び関係団体宛に通知しています。

 

お問い合わせ先

消費・安全局畜水産安全管理課水産安全室
代表:03-3502-8111(内線4540)
ダイヤルイン:03-3502-8098
FAX:03-3502-8275

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