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農林水産省

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国産米中のカドミウムの実態調査の結果(R4-6)

令和7年12月19日更新


農林水産省は、産地におけるコメに含まれるカドミウム及びヒ素の低減対策の有効性を確認するため、令和4年~令和6年産の国産玄米及びその玄米をとう精した精米を対象として、カドミウムの含有実態を調査しました。

今回の調査結果を、平成21年~平成22年に実施した調査の結果と比較したところ、カドミウムの濃度は全体として前回よりも低くなっていることが分かりました。

R4年~R6年に実施した実態調査の詳細については、以下のページをご覧ください。
「国産米中のカドミウム・無機ヒ素含有実態調査」の結果について(令和4年~令和6年産)(PDF : 1,413KB)(令和7年12月19日プレスリリース)

結果の概要

含有濃度

令和4年~令和6年産玄米のカドミウム濃度の調査結果
調査対象 調査点数 定量下限
(mg/kg)
定量下限
未満の点数
含有濃度 (mg/kg)
中央値 平均値 最大値
令和4年産 300 0.01 41 0.03 0.04 0.19
令和5年産 300 0.01 45 0.03 0.04 0.17
令和6年産 299 0.01 37 0.03 0.04 0.24
令和4年~6年産 899 0.01 123 0.03 0.04 0.24

令和4年~令和6年産精米のカドミウム濃度の調査結果
調査対象 調査点数 定量下限
(mg/kg)
定量下限
未満の点数
含有濃度 (mg/kg)
中央値 平均値 最大値
令和4年産 300 0.01 46 0.03 0.03 0.19
令和5年産 300 0.01 53 0.03 0.03 0.16
令和6年産 299 0.01 43 0.03 0.04 0.23
令和4年~6年産 899 0.01 142 0.03 0.03 0.23

※定量下限未満の試料中濃度は定量下限値の1/2として算術平均値を算出

前回調査との比較

今回の調査結果を前回の調査結果(平成21年~平成22年)と比較すると、今回の調査結果では前回と比べて低濃度側における頻度が高く、高濃度側における頻度が低くなっていました。また、今回及び前回の調査における各濃度区間の頻度の比率について、カイ二乗検定による同等性の検定を行った結果、有意な差(有意水準5%)が認められました。

今回調査と前回調査における玄米のカドミウム濃度の調査結果の比較
平成21年~平成22年産 令和4年~令和6年産
分析点数 2,000 899
定量下限 (mg/kg) 0.04 0.01
定量下限未満の点数 1149 (57.5 %) 123 (13.7 %)
0.1 mg/kg以下 1820 (91.0 %) 863 (96.0 %)
0.1 mg/kg を超え、0.2 mg/kg 以下 151 (7.6 %) 35 (3.9 %)
0.2 mg/kg を超え、0.3 mg/kg 以下 27 (1.4 %) 1 (0.1 %)
0.3 mg/kg を超える 2 (0.1 %) 0 (0.0 %)
平均値 (mg/kg) 0.05 0.04
25パーセンタイル (mg/kg) < 0.04 0.02
中央値 (mg/kg) < 0.04 0.03
75パーセンタイル (mg/kg) 0.06 0.05
90パーセンタイル (mg/kg) 0.10 0.08
95パーセンタイル (mg/kg) 0.14 0.10

令和4~6年調査と平成21~22年調査のカドミウム濃度の分布の比較
今回調査と前回調査の玄米のカドミウム濃度の分布の比較

お問合せ先

消費・安全局農産安全管理課

担当者:土壌汚染防止班
代表:03-3502-8111(内線4507)
ダイヤルイン:03-3592-0306

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