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農林水産省

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食料・農業・農村政策審議会 家畜衛生部会 第65回牛豚等疾病小委員会

日時及び場所

日時:令和2年11月13日(金曜日)13時30分~15時30分
オンライン会議

議事次第

  1. 開会
  2. 議事
    (1) 野生イノシシ豚熱の発生状況及び経口ワクチンの散布実績
    (2) 経口ワクチン散布効果の評価
    (3) 今後の野生イノシシにおける豚熱対策の対応方向及び経口ワクチンの冬期散布の考え方について
    (4) 豚熱経口ワクチンの野外散布実施に係る指針の改訂案
    (5) 農林水産省及び関係機関の取組
  3. その他(情報提供:農林水産省の取組)
  4. 閉会

概要

PDF版はこちらから(PDF : 131KB)

  • 野生イノシシにおける豚熱発生が継続しており、飼養豚への豚熱の感染リスクは引き続き存在しているため、今後とも野生イノシシの豚熱対策は重要。経口ワクチン散布については、引き続き、捕獲及びサーベイランスと組み合わせて総合的な対策を講じるべき。
  • 野生イノシシにおける豚熱発生地域は、9月に福島県、10月に奈良県、大阪府、和歌山県で確認されており、依然として感染地域は拡大している状況。今後のイノシシ対策を効果的かつ効率的に実施するとともに、飼養豚への感染防止対策を適切に実施するためには、サーベイランスの強化による野生イノシシにおける感染状況の早期の把握が重要。
  • 野生イノシシにおける豚熱の確認地点について、既存の確認地点から遠方に飛ぶケースが見られる。このようなケースについては、イノシシの移動だけではなく人の活動による機械的伝播の可能性も否定できないことから、不特定多数の者の可能性もあり、狩猟・捕獲者の交差汚染防止対策の徹底及び山菜採りなどの入山者への注意喚起、観光地やその付近においては観光客への食品投棄防止等の周知が必要ではないか。
  • 経口ワクチンの散布については早期から散布を開始している愛知県や岐阜県で免疫獲得個体の割合は増加しているが、2020年夏頃からは感受性個体の割合が増加し、免疫獲得個体の割合が減少していることから、野生イノシシの出産の影響によるものと推察できる。幼獣の移行抗体消失時期や5ヵ月齢程度までワクチンを摂食できないことを踏まえ、より適切に幼獣に抗体を付与できる散布時期の検討及び幼獣をターゲットにした捕獲強化を実施する等、効率的な感受性個体数削減を実施していくことが重要。
  • 野生イノシシの散布地点への誘因効果を上げるため、餌付け場所と期間を再検討しても良いのではないか。経口ワクチン散布の効率化を図るために、場所と時期によっては散布ワクチン回収の必要性についても再検討してもよいのではないか。
  • 経口ワクチンの散布は最大限の効果を上げるために適切な地域に面状に必要な個数を散布する必要があり、今後、散布に必要な経口ワクチンを確実に確保していくため、内製化を推進することが重要。

配布資料

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