もち麦にはどのような特徴がありますか。
回答
お米と同じように、大麦にも「もち性」と「うるち性」があります。
大麦は、野菜やお米、小麦に比べて食物繊維が豊富で、
もち麦(もち性大麦)はうるち性大麦よりも食物繊維量が多くなる傾向があります。
大麦の胚乳に含まれる水溶性食物繊維の「β-グルカン」の健康機能性が認められるように
なり、一般的にもち麦には、うるち性大麦の約1.5倍の「β-グルカン」が含まれます。
麦ご飯を摂取すると「β-グルカン」がデンプンを包み込み、デンプンの消化を抑え、
糖の吸収を穏やかにすることが知られています。
農研機構で育成したもち麦の品種の「キラリモチ」は
「β-グルカン」が従来品種の約1.5倍と豊富で、もちもちで粘りがあり、
炊飯後にも変色しにくいという特徴があります。
参考資料
農研機構ホームページ「もち性大麦品種「キラリモチ」の魅力!」(外部リンク)(3,204KB)
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/warc_man_kirarimochipanfu201808a1.pdf
農研機構ホームページ「キラリモチ」(外部リンク)
https://www.naro.go.jp/collab/breed/0100/0110/001509.html
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