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農林水産省

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病害虫や雑草から農作物を守るために、農薬が使用されていますが、農産物の安全性がどのように確保されているのか教えてください。

回答

戦後、科学技術の進歩により化学合成農薬が登場し、収穫量の増大や農作業の効率化に繋がりました。
例えば、農薬による病害虫防除等の慣行的な管理を行った場合と、防除を行わなかった場合の収量を比較調査したところ、防除を行わなかった場合には、多くの農作物で減収するといった結果が得られています。特に、果樹の場合は収量への影響が大きく、リンゴでは平均で 97% 減収することが確認されています。収量への影響が少ない場合であっても、農作物の品質に対して悪影響を及ぼすことがあります。
また、除草については、例えば、水稲における除草時間に要する労働時間は、昭和30年代には10アール当たり25時間以上でしたが、現在では1.5時間未満で作業ができるようになっています。

農作物を安定的に生産するためには、様々な防除手段の中から経済性 を考慮しながら利用可能な手段を講じていくことが重要です。農薬は その中でも、防除の効果が高く、また、農業就業者の減少や高齢化が進 む我が国においては、効率性の観点からも重要な防除手段の一つとなっています。

一方で、農作物に散布され、意図的に環境中に放出されるものであることから、人の健康や環境に対する安全を確保するための取組みを行っています。

このため、毒性、作物への残留、環境への影響等に関する様々な試験成績に基づき、安全性の評価を行い、問題がないと判断した農薬のみを、 農林水産省が登録しています。

また、農薬は登録されたものしか使ってはいけないことはもちろん、登録の際に、使用できる作物と使用方法(希釈倍数、使用量、使用時期、 回数など)も合わせて定めており、農薬を使用するときにこれらを遵守することで農薬の安全性が確保されています。

参考資料

農林水産省ホームページ「農薬コーナー」
https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/index.html


回答日

平成29年4月

お問合せ先

消費・安全局消費者行政・食育課「消費者の部屋」
ダイヤルイン:03-3591-6529