サトイモの煮物を食べたらえぐ味を感じたが、どうしてですか。
回答
サトイモに含まれる針状結晶の「シュウ酸カルシウム」によって、食べたときに舌や
食道粘膜を刺激するとえぐ味を感じたり、皮膚に触れるとかゆみを感じたりします。
シュウ酸カルシウムは光合成の副産物なので、地上部が濃緑な品種ほど、また、強日射や
乾燥条件で栽培するほど含量が増加します。
サトイモを加熱することでシュウ酸カルシウムは減少するので、
皮をむいたサトイモに塩をふってもみ、茹でこぼす下処理をすると良いでしょう。
参考資料
「地域食材大百科第1巻」農文協
「野菜園芸大百科13」農文協
「新・野菜の便利帳おいしい編」高橋書店
令和5年更新
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