普通のサトイモの葉柄を「ずいき」として食べることはできますか。
回答
サトイモの葉柄を利用する「ずいき」は、専用品種や葉柄が赤い品種に限られています。
ずいきとして食べられる品種以外のサトイモの葉柄には「シュウ酸カルシウム」が多く
含まれているので、食べないでください。
ずいき専用品種には、ハスイモが挙げられます。
葉柄は長くて大きく緑白色で、通気孔が太くレンコンに似ているので、
ハスイモと呼ばれます。
葉柄が赤い品種には、八つ頭が挙げられます。
葉柄は短くて小さく赤紫色です。
葉柄が赤い品種は、葉柄が青い品種と比べてシュウ酸カルシウムが少なく、
肉質がやわらかいのでずいきとして食べることができます。
生のずいきは皮をむいてから茹で、アク抜きをして酢の物や汁の具などに、
乾燥した干しずいきは「いもがら」とも呼ばれ、熱湯で戻したものを煮物や汁の具などに
使います。
参考資料
「食品図鑑」女子栄養大学出版部
「地域食材大百科第1巻」農文協
「新・野菜の便利帳おいしい編」高橋書店
令和5年更新
お問合せ先
消費・安全局消費者行政・食育課「消費者の部屋」
ダイヤルイン:03-3591-6529