国産農林水産物・食品の競争力強化に! ~JASの制定・国際標準化に取り組むテーマを募集します~
1.概要
食品・農林水産品の規格・認証(JAS、国際標準等)は、産品や事業者の品質、技術及び取組の内容を「見える化」するものです。特に、食文化や商慣行が異なる海外市場において、その産品を知らない取引相手に品質や特色を訴求するには、戦略的な規格・認証の制定や活用が重要となります。
こうした中、食料・農業・農村基本計画(令和2年3月31日閣議決定)などにおいて、農林水産業・食品産業の競争力強化、農林水産物・食品の輸出拡大に向け、戦略的なJASの活用、国際標準化の推進が位置づけられたところです。また、日本の事業者にとって取り組みやすい規格を国際標準化することによって、日本の事業者が世界で活躍しやすい環境を作り、農林水産物・食品の輸出力強化につなげるため、令和4年10月に施行された改正JAS法(日本農林規格等に関する法律)においても、国はJASが国際標準となるよう努めなければならない旨規定されたところです。
農林水産省としては、事業者や産地の取組をアピールし、我が国農林水産業・食品産業の競争力強化を図るため、特に輸出拡大に資するJASの制定や国際標準化に向けた技術的なデータの収集、検討・調整及び規格素案の作成を行う事業を民間団体等に委託して実施することとしています。
今回のテーマ募集は、上記事業においてJAS化又は国際標準化に取り組むテーマの選定に向け、JASの制定や国際標準化のニーズを広く把握することを目的として、行うこととしているものです。
2.提案要件
ご提案いただくテーマは、国がJASの制定又は国際標準化を支援すべきものとして、以下のいずれかに該当するものです。
(1)食品流通や食品表示など、国内外の規制で引用され得る分野
(2)業全体の競争力強化に直結する分野又は、規格化に取り組まないことにより業全体の競争力低下に直結する分野
(3)新市場の創出や輸出実績の向上など、社会・経済への波及効果が期待される分野
3.募集期間
令和5年1月20日(金曜日)~2月28日(火曜日)
4.提案方法
(1)提出書類
調査票(添付資料)に必要事項をご記入のうえ、必要に応じて補足説明資料(様式自由。JASの制定・国際標準化のテーマに関する概要、JASの制定・国際標準化の実施体制等を分かりやすく説明したもの。)を添付して、以下の提出先にご提出ください。
(2)提出先
jas_kokusai@maff.go.jp(電子メールにて、ご提出ください。)
件名は、「JASの制定・国際標準化のテーマ募集」としてください。
5.その他
頂いたご提案は、上記2.提案要件に合致するとともに、提案内容の具体性や実現可能性などを勘案した上で、上記事業で取り組むべきテーマの選定に反映させていただきます。
添付資料
添付資料1:令和5年度JAS等の国際標準化による輸出環境整備委託事業(PDF : 830KB)
添付資料2:新たに制定されたJAS(PDF : 1,130KB)
添付資料3:調査票(WORD : 23KB)、調査票(記入例)(PDF : 147KB)
お問合せ先
新事業・食品産業部食品製造課基準認証室
担当者:新藤、横田
代表:03-3502-8111(内線4480)
ダイヤルイン:03-6744-2096